SUPER GT

SGT:第9戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

gt_r09_r_winner

GT500クラス #12カルソニックIMPUL GT-R
松田 次生

今回のレースは2度目の優勝が狙えるウェイトでしたから、チームとも優勝を狙っていこう、と話し合ってここにきました。 フリー走行でも勝てるだけの感触がありましたが、予選で外してしまい、スーパーラップに残れませんでした。 チームには悪いことをしたと思います。
決勝では、12位スタートからトップを狙えるようにとスリックでいくことにしました。 ウォームアップランでは3速4速でもホイールスピンするような状況で不安はありましたが、空は明るかったし、 経験豊富な星野さんのアドバイスなどもあり、チームみんなでスリックでいこうと決めました。
最初の4周はコースに留まるだけでも大変でしたが、4周を過ぎると他のクルマのペースがガクっと落ちてきたので、 タイヤ選択が間違ってなかったと実感しました。同じスリックでスタートした39号車のペースが良かったのでついていこうと思いましたが、 こっちはハード目のタイヤでスタートしたために発熱に時間がかかり、おいていかれました。 それでも39号車のタイヤがたれてきてトップに立つことができ、その後は雨が強くなってきて迷いましたが、 チームと相談してできるだけコースに留まることにして、もう駄目だとなってからピットに入りました。 その後はフィリップが最後まで素晴らしい走りをしてくれました。
ホンダ時代に3勝したことはありますが、今回それに次ぐシーズン2勝を挙げられて、23号車もチャンピオンを獲得し、 今日は全てがうまくいったかなという感じですね。

セバスチャン・フィリップ
難しいレースでしたね。
気温が低かったせいでピットアウトしてからはタイヤのウォームアップに時間がかかってしまいましたが、 後続との差が大きかったので落ち着いて熱が入るのを待ちました。
今年はレースによってアップダウンが激しかったですが、ランキング4位になれたし、鈴鹿や岡山の結果も良かったので、 悪くないシーズンだったと思います。来年はきっともっといいシーズンになるでしょう。

GT300クラス #26ユンケルパワータイサンポルシェ
谷口 信輝

最初はスリックでスタートなんて無理だと思いましたが、今年は1勝もしていないし、チャンピオンの権利もないので、 ここで守りのレースをしてもしょうがないので、ドライタイヤを履いて博打のレースをしてみました。
走り出してみるとセクター1、セクター2は乾いていて、スリックで正解だと思いました。前の2台がインターミディエイトだと判っていたので、 待ってれば勝手に落ちてくるだろうと思っていました。あとは19号車とスリック同士の戦いになる。 ちょい濡れでスリックだったらドリフト出身として負けるわけにいかないですし(笑)、19はソフトを選んでいたので、 こっちのタイヤに熱が入るまでとにかくついてったら予想通りの展開になりました。
途中で雨が強くなってきたときは、手遅れにならないうちに指示をするようにチームに頼んで、もう無理だってタイミングでピットに入ったら、 他も一斉に入ってきました。
ドミニクに交代してからは祈るような気持ちで走りを見ていましたが、無事に戻ってきてくれました。
ればたらをいってもしょうがないですが、前回のオートポリスで4位以内に入っていて今日の成績だったら、チャンピオンもあり得たので、 そこが悔やまれます。
でもユンケルポルシェとしてはこれが最後のレースになるので、最後に千葉さんに優勝をプレゼントできて最高です。

ドミニク・ファーンバッハー
1年ぶりにこのチームに戻ってこれて光栄です。チームタイサンには感謝していますし、またこの最高のパートナーと組むことができて、 『戻ってきた』と実感しました。今日はクルマも完璧だったし、ヨコハマタイヤもすごくよかったので、レース自体はイージーでした。 優勝できてすごく嬉しいです。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース