スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」は16日、ツインリンクもてぎで9時より45分間のフリー走行を行い、GT500はDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300は初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がトップタイムを記録した。
ツインリクもてぎは朝から雨模様。路面はフルウエットだが気温は暖かめ。9時より赤旗中断もあったものの45分間のフリー走行が行われた。
降り始めは本格的な雨脚だったが、Rn-sports JIMGAINER F430がコースアウトした赤旗中断開けの残り10分あまり前から小雨へと変わり、多くのクルマは終了直前にベストタイムをマークすることとなった。
そんな中GT500クラスでトップに立ったのはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)で井口がドライブ。2位にはチェッカー後にタイムを出したEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)の中山がつけた。
3位にはポールシッターでチャンピオン争い最右翼のS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が、4位にはADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム組)が入り、なんと上位4台がミシュラン、ダンロップ、ミシュラン、ヨコハマと続き、ブリヂストン以外のをタイヤを履くクルマが上位を独占する結果となった。
MOLA GT-Rとチャンピオン争いをしているMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)は8位とやや出遅れてしまった。
GT300は昨日から絶好調の初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がここでもトップタイムを記録。これで公式練習、Q1~Q3そしてこのフリー走行とこれまで行われたすべてのセッションを制しチャンピオン争いに向け、死角はなさそうだ。
2位にはR&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)が終了直前に上がり、3位にはグッドスマイルBMWとチャンピオンを争うJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)が入った。
決勝は14時より53ラップ、250kmで争われる。天候は回復傾向だが、雨なら雨で、晴れなら晴れで各車ぶっつけ本番のドライタイヤを履くこととなり波乱含みの決勝レースとなりそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA