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SGT:第6戦富士フリー走行 ウェット路面が勢力図を一変、トップタイムはEPSON HSV-010

 SUPRT GT第6戦FUJI GT 250kmレースは11日、富士スピードウェイでフリー走行を行い、GT500クラスはEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が、GT300クラスはHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がトップタイムを記録した。

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 決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から曇り。昨日と打って変わって肌寒い1日の始まりとなった。決勝をにらんだフリー走行は8時20分から30分間。しかし、セッション直前にコースに雨が落ち始め、雨脚は徐々に強まっていく。

 ウェット宣言が出される中、ドライタイヤ、インターミディエイトタイヤを履いたマシンが混在する中でフリー走行が始まったが、セッション進行とともに全車ウエットタイヤでの走行となる。

 GT500クラスはダンロップタイヤを履くEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が好調。1分44秒652を出し、このセッションをトップで締めくくった。2位にはミシュランタイヤを履くポールシッターのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が入り、3位には同じミシュランユーザーでウェイトハンディ100kgを課されたポイントリーダーのS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が続く。

 GT300クラスはハンコックタイヤを履くHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がトップタイム。2位には昨日の予選で不振だったダンロップユーザーで100kgのウェイトを搭載するJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)が入り、3位には参戦2戦目のART TASTE GT3R(清水隆広/ティム・ベルクマイスター組)が続いた。

 降り出した雨が、使用タイヤメーカーによって明暗を分けたフリー走行となったが、しかし、サーキットサファリが始まる頃には雨も止み、富士スピードウェイ上空には太陽が顔を出して来た。果たして決勝はドライになるか、ウェットになるのか。天候に左右される戦いになりそうだ。

 決勝レースは14時より55周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA


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