SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿フリー走行 #1ARTA NSXがトップタイム

スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmのフリー走行は当初予定より10分長い40分間で行われたが、 途中クラッシュによる赤旗などで進行がさらに遅れることとなった。
このセッションのトップタイムはGT500が#1ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)、 GT300は#19ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼/関口雄飛組)だった。

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昨日行われる予定だった予選2回目が雨のためキャンセルとなったことを受け、 当初午前8時30分から9時までの30分間で行われる予定だった決勝前フリー走行は10分延長され、9時10分終了の40分間となった。
昨日激しく降っていた雨は既に止んでいるが、開始時点の路面はハーフウェットの状態。しかしすぐ路面は乾いていき、 それにつれてタイムも徐々に上がっていった。

予選2回目がキャンセルとなったことで、このセッションで予選通過基準タイムをクリアしようと目論んでいたチーム、 ドライバーはこのフリー走行セッションでタイムを出さなければならなくなったが、その重要な時間は開始20分すぐに起きたクラッシュにより、 9分間の中断を余儀なくされることとなった。

クラッシュしたのは#17リアルNSX。ドライバーは第3ドライバーの塚越広大だった。
塚越は130Rでスピンし、そのまま後ろ向きにタイヤバリアに突っ込んだが、ドライバーに目立ったダメージはないように見受けられる。
塚越は昨日の予選1回目で既に基準タイムをクリアしており、このままクルマに大きなダメージがなければ決勝出走には問題はなさそうだ。

中断時点でのトップは#100レイブリックNSXで2分02秒828だ。
車両排除の後、フリー走行は午後9時丁度に再開された。残り時間は18分53秒だ。

中断の間にも路面はどんどん乾いていったため、再開してすぐに#38ZENTセルモSCのリチャード・ ライアンが2分00秒607でトップに躍り出ると、次の周では1分57秒796までタイムを縮め、最初に2分を切ってきた。
しかしすぐに#1ARTAのファーマンが57秒608、57秒575と立て続けにタイムを縮めてトップに。
2番手には#12カルソニックGT-Rが57秒777で上がってきた。ドライバーは松田次生だ。

この時点でGT500の通過基準タイムは2分5秒台となったが、#100の松浦、#23のカルボーン、 #22のシュワガーらは走り出してすぐにこれをクリア、決勝出走への権利を得た。

GT300は#19ウェッズスポーツIS350がトップタイムを記録。 ポールシッターの#77クスコDUNLOPスバルインプレッサは10番手につけた。
途中#26ユンケルパワータイサンポルシェと#87アクティオガイヤルドRG-3の接触などもあったが、26号車は11番手、 87号車は19番手でこのセッションを終えている。

注目の決勝スタートは午後1時丁度。173周の長丁場だ

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA



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