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SGT:第2戦岡山公式予選2回目 数々の難題を乗り越え、ウイダーHSVが2連続ポールを獲得!! GT300はNo.86ガイヤルドが今季初ポール

AUTOBACS SUPER GT第2戦「岡山GT300km」の公式予選2回目は4月3日、岡山国際サーキットでノックダウン方式で行われ、GT500クラスは#18ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が開幕戦鈴鹿に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#86JLOCランボルギーニRG-3(山西康司/関口雄飛組)が今季初ポール。タイムは1分31秒341だった。(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:9,000人)

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セッション1
開幕戦鈴鹿に続いてのノックダウン方式の予選は午後3時10分、GT300クラスの走行から開始された。ここではGT500上位10台、GT300上位16台が次のセッション2に進出する。
GT300で最初にトップに立ったのは#19ウェッズスポーツIS350。ドライバーは織戸学が担当したが、終盤#3ハセミトミカZの柳田真孝が逆転し、1分32秒034でここをトップで終えた。
一方S2進出をかけた16位争いは#9初音ミクポルシェ、#33ハンコックポルシェ、#62R&Dレガシィ#66triple aアストンマーチンの間で展開され、最後の最後に#66ヴァンテッジを駆る松田秀士が16位に飛び込んでS2進出を果たした。
GT500クラスは走行開始早々に#23モチュールGT-Rのブノワ・トレルイエがパイパーコーナーでコースアウトと波乱の幕開け。その後も#100レイブリックHSVの伊沢拓也、#24HIS GT-Rの安田裕信らが相次いでコースを飛び出し、遂に赤旗中断となってしまう。
セッションは10分後に再開されたが、残り時間3分では1アタックするのが精一杯。この状況でトップタイムを叩きだしたのは、エンジントラブルで公式練習2回目をふいにした#18ウイダーHSVの小暮卓史だった。
なおここで予選を終えたのは#8ARTA HSVと赤旗の原因となった#24HIS GT-Rだった。8号車は2戦連続でS1敗退となった。

セッション2
GT300クラスは最初に#3ハセミZの星野一樹がトップに立つが、すぐに#2紫電の加藤寛規が上回る。星野はその後タイムを上げられず、終わってみれば12位で予選を終えることとなった。
加藤はそのままトップでこの7分間を走り終え、2位には#86ガイヤルドの関口雄飛がつけた。
なおこのセッション2では#3ハセミZのほか、#11ジムゲイナーF430、#26タイサンポルシェ、#27NACフェラーリ、#88ガイヤルドと、なんと前回優勝の#7雨宮RX-7までがここで走行を終えた。
GT500クラスは序盤から#12カルソニックGT-Rの松田次生が快走。このセッション唯一の23秒台となる1分23秒941でトップとなった。2位には#35MJ KRAFT SCの大嶋和也がつけ、#1ペトロナスSC、#39デンソーSCと、ルーキー山本尚貴の駆る#100レイブリックHSVが脱落した。

セッション3
ポールポジションをかけた最後のセッションは、GT300が10台、GT500は7台の戦いだ。
GT300クラスはまず#19ウェッズスポーツISの織戸がトップに立つが、すぐに#43ARTAガライヤの高木真一がそれを上回る。更には#86ガイヤルドの山西が終了1分前に1分31秒341でトップに躍り出て、結局これがポールタイムとなった。2番手には#46モーラZの横溝直輝がつけた。 GT500クラスは開始直後にまたしても#23トレルイエがコースオフ。トレルイエはそれでも最初のアタックで一時トップに立つが、すぐに#18小暮が1分23秒台を立て続けに記録、最後は23秒815まで縮めてみせ、終わってみれば#18ウイダーHSV-010が開幕戦での大クラッシュ、公式練習でのエンジントラブルなどをものともせず、2連続ポールをもぎ取る結果となった。
2位には#38ZENTセルモSC、3位には#12カルソニックGT-Rと3メーカーが上位3位までを仲良く分け合って明日の決勝に臨むこととなった。

第2戦決勝は明日午後2時より82周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA


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