JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP富士GT300第2レース決勝 予選6位から吉本大樹が有終の美

 富士スプリントカップGT300クラス第2レースは18日、富士スピードウェイで22周の決勝レースを行い、予選6位からスタートした吉本大樹(triple a Vantage GT3)が優勝した。

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 決勝レースは14時15分から。天候は晴れだが肌寒い中でフォーメーションラップが始まり、全車グリッドオンでスタートが切られた。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールポジションの影山正美(HANKOOK PORSCHE)。その後方では予選2位の織戸学(マネパランボルギーニGT3)と、予選3位の武藤英紀(MUGEN CR-Z GT)が競うが、さらにその織戸のインからスタートを決めた予選5位の関口雄飛(S Road NDDP GT-R)が猛然と並び欠ける。しかし、関口は織戸と接触し両車スピン、その余波で武藤も当てられコースアウトという波乱のオープニングとなった。

 この混乱で2位に上がってきたのが予選6位の吉本大樹(triple a Vantage GT3)。一方、トップに立った影山はペースが上がらない。吉本に徐々に詰められ、ついに8周目のヘアピンでインから吉本が影山をパス、トップに立った。

 2位に落ちた影山はその後もペースが上がらず、13周を終わりにピットインしてタイヤを交換するが結局14位でレースを終えた。

 トップに立った吉本に迫ってきたのは、4位でレースをスタートし9周目の100Rでアウトから影山をパスしてきた加藤寛規(エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電)だ。加藤は徐々に吉本を追い詰め12周目にはその差は1秒を切った。

 しかし加藤の追撃も実らず、吉本が22周を走ってトップでゴールし、優勝をものにした。2位には加藤が入った。

 また、序盤の接触で一時は12位まで落ちた織戸は猛然と追い上げを始める。3周目には9位、レース中盤には5位まで上がると、さらに15周目のダンロップコーナーで前を走る竹内浩典(GREEN TEC & LEON SLS)をパスし4位。3位を走っていた谷口信輝(GSR初音ミクBMW)がトラブルでピットインしたため、3位でゴールすることになった。

 4位には竹内が入り、5位には新田守男(apr HASEPRO PRIUS GT)、6位には田中哲也(GAINER DIXCEL R8 LMS)が続いた。

 来シーズンは規定が変わり、紫電、Garaiyaなどが参加不能となる。今シーズン限りで撤退を表明したチームもあり、GT3勢の増加も予想されている。スーパーGT第1戦は来2013年、岡山国際サーキットで4月7日に決勝が行われる予定だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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