SUPER FORMULA

SF:Rd.0鈴鹿 多重クラッシュ発生でレースは大幅短縮に。勝ったのは#15佐藤琢磨

昨年までフォーミュラニッポンとして開催されてきた国内トップフォーミュラは、今年から名称を「スーパーフォーミュラ」に改め、韓国戦を含む全7戦で新たなスタートを切ることになった。
その前哨戦とも言うべきエキジビジョンレース「ラウンド0」が3月3日、「2013モータースポーツファン感謝デー」のアトラクションとして鈴鹿サーキットで開催された。
このレースを制したのは今シーズンもスポット参戦が決定しているインディカ-ドライバーの#15佐藤琢磨(TEAM無限)。
開始直後の多重クラッシュでレース距離が3周に短縮されたこともあり、ポールポジションから飛び出してそのままトップでチェッカーを受けた。

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今シーズンのスーパーフォーミュラにエントリーするのは19台。
その中には昨年の全日本F3チャンピオンの平川亮や同ランキング4位のリチャード・ブラッドレーの他、昨年スポット参戦をした中山友貴、前述の佐藤琢磨らが含まれる。
また、かつてフォーミュラニッポンでも活躍し、アメリカのインディカーシリーズでも表彰台を経験した武藤英紀が今シーズンからカムバックすることになっている他、WEC(世界耐久選手権)との掛け持ちとなるアンドレ・ロッテラーが出場できない大会では、F1でのテストドライバー等を経験してきたジェームズ・ロシターが参加することになっており、今回もトムスの2号車のステアリングを握った。
また、名称変更に伴い、車名もこれまでのFN09からSF13に改まったが、実質的には昨年と同スペックの車両が使用される。

ラウンド0決勝は午後1時よりフォーメーションラップを開始。今回は予選等は行わず、主催者判断で決められたグリッドからスタートすることになった。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの佐藤琢磨。4番手スタートの#2ロシターがそれに続き、2番グリッドの#7平川が3番手につける。
ところが1周めの130R立ち上がりで#18ブラッドレーがスピンを喫し、シケイン手前のコース上でストップ、これを回避しようとした#19J.P.オリベイラ、#20松田次生、#38平手晃平、#39国本雄資、#62嵯峨宏紀らが相次いでコースオフしたため、すぐに赤旗が提示されることになった。

これにより当初10周で予定されていたレースは3周に短縮され、車両回収の後1時52分に再開された。スタート順は1周めの通過順とされた。
ホールショットは今回も佐藤。そのまま後続を突き放しトップのままでフィニッシュしたが、その後方では#8ロイック・デュバルが見事なスタートダッシュで3位に浮上すると、3周めのシケインで#2ロシターのインに飛び込み、2位でフィニッシュした。3位はロシター、昨年王者の#1中嶋一貴は最後尾から追い上げて6位、F3王者の#7平川はじりじりと順位を落とし、結局7位でフィニッシュすることになった。

スーパーフォーミュラ開幕戦は来月14日、同じく鈴鹿サーキットで決勝を行う。
なお、このレースには佐藤琢磨の参戦が予定されている

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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