SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿公式予選 山本尚貴が第1,2レースともポールポジション!

 2013全日本選手権スーパーフォーミュラ第7戦は9日、鈴鹿サーキットでノックアウト方式の公式予選を行い、第1レース(Q1の結果による)、第2レース(Q1~Q3のノックアウトの結果による)とも山本尚貴(無限)がポールポジションを獲得した。

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■Q1

 午後2時、曇り空のもと20分間のノックアウト予選Q1が始まった。Q1の結果で第1レースの予選順が、Q1~Q3の結果で第2レースのポジションが決定する。

 ユーズドタイヤで走り始めた各車だが、まずは山本尚貴(無限)が1分38秒940とただ一人39秒を切るタイムで好スタートを切る。

 7分を切ったところで多くのドライバーがピットアウト。ウォームアップに2周を費やしてアタックに入る。そんな中、山本は5分半を切ったあたりでピットアウト、しんがりでのアタックに賭ける。

 まずは、先頭グループでアタックラップに入った松田次生が1分38秒446でトップに、これを小暮卓史(ナカジマ)が1分38秒331で逆転すると、さらに同僚の中嶋大祐(ナカジマ)が1分38秒320で上回った。

 そして、それを上回る1分38秒055のコースレコードでトップに立ったのが山本。これで第1レースのポールポジションを決めることとなった。

 自身最高位の予選結果となる2位に入ったのが中嶋大祐。3位に小暮とホンダエンジン勢が1-3で上位を独占する結果となった。

■Q2

 Q2は7分間。上位8名がQ3に進出する。ここでは上位3名が、Q1で出した山本のコースレコードを上回る。トップで通過したのは1分37秒907で小暮、2位に山本、3位には国本雄資(セルモ・インギング)が食い込んできた。

■Q3

 第2レースの上位8台のグリッドが決定するQ3も7分間。はやり2周をウォームアップに費やしアタックに入るが、残り1分を切ったあたりで国本がデグナー出口でコースアウト。赤旗が提示されることとなった。

 この時点で最後にアタックを予定していた山本は6位。赤旗終了になれば第2レースで後方からのスタートを余儀なくされることとなるが、幸いにもセッションは残り3分で再開。

 その残り3分で山本は渾身のアタック。1分37秒774とコースレコードをさらに更新し、第2レースのポールポジションをも手中にすることとなった。2位には、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が、3位には小暮が入った。

 これで山本には2レース分のポールポジションポイント2点が加算されることとなり、明日のレース、どちらかで優勝、どちらかで3位以上に入れば逆転チャンピオンの座に着くことになる。2レースとも上位にはホンダ勢が占めるため、がぜん山本のチャンピオンの可能性が高くなった。

 決勝第1レースは明日、午前10時20分から20周で、第2レースは午後2時30分から28周で争われる。雨の予想もあり、ポールスタートの山本には恵みの雨になるかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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