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SF:第4戦もてぎ公式予選 1年9ヶ月ぶりのコースレコード更新で#1中嶋一貴がポール獲得!

全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦の公式予選が8月3日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ディフェンディングチャンピオンの#1中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が今季初のポールポジションを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)

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公式予選は午後1時5分より、今シーズン唯一のスペシャルステージ方式で行われた。
30分間の混走で予選Q1を走行し、上位8名が次のスペシャルステージに進んで1台ずつのタイムアタックを行う、というシステムだ。

予選Q1
昨年を上回るタイムが続々と記録されていた朝のフリー走行に続いて、Q1でも各ドライバーとも自身のベストタイムを更新する好走を見せる。
中でも圧巻だったのは#8ロイック・デュバル(チームルマン)だ。

デュバルはセッション前半と後半に各1回ずつのアタックを行い、チェッカー直前に1'32.700という驚異的なタイムを叩き出してトップに立った。これは2011年11月に#2アンドレ・ロッテラー(トムス)が記録した1'32.989のコースレコードを大きく上回るものだ。
2番手には#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)がつけたが、タイムは1'33.139とデュバルから0.439秒も差を付けられた。
以下、#1中嶋、#16山本尚貴(無限)、#2ロッテラー、#39国本雄資(セルモインギング)、#32小暮卓史(ナカジマレーシング)、#40伊沢拓也(ダンデライアン)がスペシャルステージ進出を決め、ルーキーの#7平川亮(ルマン)は13位に終わった。

スペシャルステージ
15分間のインターバルののち、上位8名によるスペシャルステージが開始された。最初に出走したのはQ1で8位の#40伊沢。最高時速274km/hとダウンフォースを削ってアタックに臨んだが、S字でのテールスライドなどもあってタイムは1'33.875、7位に終わった。
続いて出走の#32小暮は伊沢のタイムに届かず8位。
続く#39国本は1'33.194と、自身のQ1のタイムをも上回って4番手グリッドを得た。
ここまで2連勝と好調のロッテラーは1'33.276と揮わず、#16山本も1'33.393と国本、ロッテラーの後塵を拝する結果に。
残る3名はタイヤチョイスが明暗を分ける結果となった。

6番目に出走した#1中嶋は前後ニュータイヤを投入。これが功を奏して1'32.839と、これもレコードを更新するタイムを叩き出した。
続いて出走した#19オリベイラはスクラブタイヤを選択。1'33.038は中々のタイムだが、中嶋には及ばない結果に。
最後に出走した#8デュバルは、当初スクラブを予定していたが、コースイン直前にニュータイヤへの交換を決断。しかしチーム内の意思疎通に齟齬があって交換をしないままコースに送り出すことになってしまう。
それでもデュバルは1'32.983とQ1には及ばないまでもレコードタイムは更新してみせた。

#1中嶋一貴のポールポジションは今季初。昨年7月の第4戦富士以来だ。

第4戦決勝は明日午後3時15分より52周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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