連勝を飾った小暮(Photo:K.Takeshita)
小暮、筑波の借りを返し鈴鹿は完勝! 3月24日、三重県鈴鹿サーキットで全日本F3選手権の第4戦が開催された。23日 午前中に行われた予選では、昨日の第3戦のウイナーとなった#1小暮卓史がポール ポジション。2番手は開幕筑波ラウンドでのウイナー#7パオロ・モンティン、3番 手には#64佐藤晋也、4番手は#36片岡龍也、5番手には#8横溝直輝というオーダー となっていた。 決勝レースのスタートは、3番手#64佐藤と、7番手の#3マチュー・サンガレリが相 次いでストール。スタート直後の展開は#1小暮、#36片岡、#7モンティンの順となっ た。オープニングラップは、トップ小暮に続いて戻ってきたのは、シケインで#36 片岡をパスしたモンティンで、2台の差は1.9秒となっていた。17周のレースの前 半、その差は2秒前後で推移した。#36片岡、#12富澤勝、#37平中克幸らの3位争 いは、4周目の130Rで#12富澤をかわして4位になった#37平中の2戦連続表彰台 に期待がかかったが、8周目でその#37平中は3位に浮上。 9周目の1コーナーでは6位争いの#12富澤と、#11星野一樹が接触し、#11星野は コースアウトからリタイヤ。いったんはコースに戻った#12富澤も間もなくレース を終える。終盤の12周目では#1小暮と2位の#7モンティンの差は5秒。3位には #37平中で、4位争いには#36片岡と、後方から懸命に追い上げてきていた#64佐藤 とのバトルになっていた。#64佐藤は間もなく#36片岡をとらえるが、残り2周の 16周目なんと#37平中と#64佐藤が接触し2台は大きく遅れてしまう。このため、 2台の後方に居た #36片岡が「2台にコースをふさがれてグリーンをカットしました」とレース後に 語った様な展開となり、結果は#1小暮の鈴鹿2連勝、2位には#7モンティン、3位 には#36片岡が表彰台を手にした。 ウイナー、小暮選手のコメント 「序盤はモンティンがついてきたんですが、自分のペースでレースができて、今 日の方が楽に勝てました。路面状況は昨日とはあまり変わらなかったんですが、 今日は風がないぶん安定して走れました。富士でもここと同様に2連勝できれば と思っています」 Report:K.Takeshita
2002年3月24日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car-----------------Lap--GoalTime- 1 1 小暮卓史 ダラーラF302/MF204B 17 34'18.384 2 7 P.モンティン ダラーラF302/3S-GE 17 - 7.792 3 36 片岡龍也 ダラーラF302/3S-GE 17 - 22.066 4 8 横溝直輝 ダラーラF302/3S-GE 17 - 27.540 5 33 吉本大樹 ダラーラF302/3S-GE 17 - 29.404 6 3 M.ザンガレリ ダラーラF302/3S-GE 17 - 43.175 7 5 西村秀樹 ダラーラF302/3S-GE 17 - 45.053 8 18 中村裕史 ダラーラF302/3S-GE 17 - 52.920 9*64 佐藤晋也 ダラーラF302/MF204B 16 - 1 Lap 10*37 平中克幸 ダラーラF302/3S-GE 15 - 2 Laps -----------------------以上完走-------------------------- *12 富澤 勝 ダラーラF302/SR20 8 - 9 Laps 11 星野一樹 ダラーラF302/MF204B 8 - 9 Laps 2 長屋宏和 ダラーラF302/MF204B 1 - 16 Laps --------------------------------------------------------- Fastest Lap #64 佐藤晋也 2'00.053 15/17 174.55km/h * #64は、危険なドライブ行為により1周減算およびペナルティポイント1点。 * #37は、2002年全日本F3選手権統一規則違反違反により罰金3万円。 * #12は、危険なドライブ行為により訓戒およびペナルティポイント1点。