(Photo:K.Takeshita)
2004スーパー耐久最終戦のスターティンググリッドを決めるグリッド予選が11月13日 爽やかな秋晴れのツインリンクもてぎで行われた。 ポールポジションは#1Mkアドバンエンドレスポルシェの木下みつひろ。1分58秒279と、 自身のコースレコードを塗り替える驚異的なタイムを、たった1回のアタックで狙い すましたかのように叩き出して見せた。 総合2位には#25ADVAN DgゼナドリンGT3の谷口信輝が入り、ポイントリーダーの#33 ファルケンポルシェは3位に終わった。 クラス2では#11アドバンテージFromA MRが、木下隆之のドライブでトップにたち、 以下、クラス3は#27FINA ADVAN M3、クラス4は#10ADVANベルノ東海インテグラ、グル ープNプラスは#55ARTA FOS アルテッツァがそれぞれトップだった。 グリッド予選は午後2時より、クラス1、2、Nプラスの専有から開始されたが、#45グー スネック以外のポルシェ勢はこのセッションを見送り、最後の混走に勝負をかける作戦 に出た。 クラス2では#2FUJITUBOインプレッサと、#11ランサーによる熾烈なタイムアタック合戦 が繰り広げられ、それに#86hpi・racingとIMPREZZA #56ラリーアートピット京都ランサー らが続く展開となった。 Nプラスでは#55、#37、#36のアルテッツァ勢が好調。そこに#55ZIGENアコードの光貞が 食い下がっていく。 予選開始から20分経過してクラス3、4の専有に。 クラス3では、既にチャンピオンを決めた#245モバイルキャストZと#23C-WEST Zのトップ 争いが繰り広げられたが、混走セッション開始直後に#27のM3を駆る古谷がいきなり トップタイムを記録し、クラストップを奪い取った。 クラス4は#10ADVANベルノ東海インテグラがトップタイム。逆転タイトルの可能性は かなり低いが、ランクトップの#96FORWARDスプーンEDが3位に終わったことで、僅かな 望みが出てきたかもしれない。 予選残り20分から、いよいよ注目の混走セッションが始まった。 最初に動いたのは#33ファルケンポルシェ。ドライバーは田中哲也だ。 田中は念入りにタイヤに熱を入れていき、4周目からタイムアタックを開始、5周目に 1'58.729を出してトップに立った。 続いて#24、#25のアドバン勢もアタックを開始するが、ファルケンのタイムには一歩 及ばない。 最後に動いたのは#1Mkエンドレス。木下みつひろがたった1周のアタックで、1'58.279 という驚異的なタイムをマーク。これは自身が持つコースレコードをも凌駕するタイム だった。この時点で既に残り時間は1分を切っていた。 #25谷口も最後の最後まで諦めずにアタックを続行するが、2番手タイムを記録して ファルケンを3位スタートに退けるのが精一杯だった。 ポールポジションを獲得した木下みつひろのコメント 「昨日は雨で、朝のフリー走行ではオーバーステアがひどくてとても9秒台は出ない だろうと言うほど厳しい状態でした。マジで悩んでいて誰とも口をききたくなかった くらいでしたよ・・・。なんとかフリー走行後に悩んでセットを変更したのが良かった。 (予選のアタックも)タイヤの暖まりも良くなかったですが、左右前後とバランス良 く暖められたのが良かった」