再スタートはバッチリ決まったライアン。昨年の鈴鹿に続いて2勝目もやはり2ヒート制?!(Photo:K.Takeshita)
全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦スポーツランドSUGOのファイナルスプリントは スタートで上位3台が絡むアクシデントによって赤旗再スタートとなり、最初のスタート でアクシデントに見舞われた#40リチャード・ライアンが再スタートをきちんと決め、 #20井出有治の追撃を振り切って通算2勝目を上げた。 午後3時5分から始まったファイナルスプリントは、抜群のスタートでフロントロウ2台 の間をすり抜けようとした#11松田次生と上位2台の3車が絡むアクシデントのため赤旗 中断となった。 この接触で#4立川の右フロントサスが激しく破損。松田も左フロントとリヤの足回りを 傷めてしまい、2台ともガレージへ。 #40ライアンはグリッド上で左フロントホイールを交換して再スタートに臨む。 レースは3時25分にフォーメーションスタートとなった。 ライアンがトップで1コーナーを制すると、その後方では#20井出有治がタイミングよく 飛び出してロッテラーを抜き去って2位に。立川と松田がグリッドに並べなかったために 前ががら空きになった#7脇阪寿一がそれに続く。 井出は1秒以下の差を保って執拗にライアンにプレッシャーをかけ続けるが、レース 後半シフトアップ時にギヤの入りが悪くなる症状に悩まされ始める。なんとかコーナー の飛び込みでタイムを詰める走りに切り替えてペースを取り戻すが、この状態では ライアンを攻略するところまで持っていくことは出来なかった。 リチャードライアンは昨年の第5戦鈴鹿以来の通算2勝目。 前回も2ヒート制のレースだったのは単なる偶然だろうか。 なお、最初のアクシデントでガレージにクルマを入れていた立川と松田は、7周目に 松田が、35周目に立川がコースに復帰し、二人とも完走扱いとはならなかったものの 無事チェッカーを受けた。
2004年5月2日 スポーツランドSUGO(宮城県) ファイナルスプリント 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver---------------Team-------------------------Time(Delay)-Gap--- 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 44'36.401 2 20 井出 有治 mobilecast IMPUL 2.113 2.113 3 7 脇阪 寿一 LeMans 3.796 1.683 4 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 5.272 1.476 5 3 道上 龍 Yellow Hat KONDO 11.606 6.334 6 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL 12.727 1.121 7 41 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 23.349 10.622 8 28 野田 英樹 CARROZZERIA MOHN 23.562 0.213 9 32 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 23.868 0.306 10 8 土屋 武士 LeMans 27.226 3.358 11 25 片岡 龍也 LeMans Spirit 38.482 11.256 12 1 本山 哲 ADiRECT 5ZIGEN 1Lap 1Lap 13 2 金石 年弘 ADiRECT 5ZIGEN 4Laps 3Laps ------------------以上完走------------------------------------------------ 14 11 松田 次生 COSMO OIL CERUMO 11Laps 7Laps 15 4 立川 祐路 Yellow Hat KONDO 34Laps 23Laps --------------------------------------------------------------------------- 規定周回数36周 参加台数:15台 出走台数:15台 完走台数:13台 シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。 ファステストラップ:#32小暮卓史 1'13.263(7/36Lap)