PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

Porsch Cup:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第11戦 (茂木) 決勝

MJ11_0262.jpg プレスインフォメーション 2011年10月23日

茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第11戦 (最終戦) 決勝レースを、2011年10月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:24℃ 路面温度:26℃(スタート時)

10月23日、Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)最終戦の地となったのは、短い直線とタイトなコーナーで構成されたツインリンクもてぎ。マシンもタイヤもワンメイク、イコールコンディションで戦うPCCJではドライバーの技量が勝負の決め手となるが、それが顕著に現れるサーキットのひとつだ。各コーナーで熾烈なバトル、駆け引きが展開されるのは想像に難くない。

もてぎチャンピオンカップレースの1イベントとして組まれたPCCJ決勝レースの開始時間は14時35分。午前中の予選に引き続き天気は曇り空となったが、路面は完全ドライに。予選時のハーフウェットという状況のままではレコードライン上からのスタートとなるアウト側、奇数グリッドが有利になると思われたが、こちらにおいてもイコールコンディションでスタートできるようになった。

シリーズ2位をかけ、今大会の目玉対決となる♯47 藤田明(予選2番手)、♯5 高見澤一吉(予選3番手)の一騎打ちは、完全な技量勝負となったわけだ。 MJ11_0261.jpg シグナルがオールレッドからブラックアウトし、12周の決勝レースがスタート。抜群のスタートダッシュを見せたのは2番手グリッドの♯47 藤田と4番手グリッドの♯18 大久保仁というイン側スタートの2台。「スタートは良くなかった」というポールポジションの♯14 安岡秀徒。それでも、好スタートを切った♯47 藤田を抑え、1コーナーをトップのまま駆け抜ける。「さすが百戦錬磨の安岡選手。ちゃんとイン側に僕が入れるスペースを残しながら、しっかりとトラクションをかけていた」と♯47 藤田。 一方、その♯47 藤田とシリーズ2位を争う♯5 高見澤は、1コーナーの進入で♯18 大久保に先行を許してしまう。「悪くはないスタートだった。もう少し早くミラーを見て、大久保選手がインに入り込んでくるのを確認していれば...。内側にハナを入れられた時点で、もう無理はしなかった」そう語る♯5 高見澤は、90度コーナーで♯22 Michael Greenにもパスされ5番手に後退。オープニングラップでシリーズ2位争いは早くも決着してしまう。

先頭グループがクリーンなスタートでバトルを展開するなか、中段以降では波乱もあった。まず1コーナーでは9番手グリッドの♯16 横幕ゆぅがオフエリアに押し出されて最後尾になってしまう。そして、3コーナーでは10番手の♯6 ARTE ROSSIに11番手の♯44 Tokuichiが接触。コースオフした♯6 ARTE ROSSIはなんとかコースに復帰するも、ピットインを余儀なくされて後退。ジェントルマンクラスのシリーズ6位である♯17 飯田太陽との差はわずかに2ポイントであり、その♯17 飯田よりも前のグリッドからスタートしていただけに、悔しい結果となってしまった。

レースは1分58秒台を連発する♯14 安岡、2分00秒台でそれを追う♯47 藤田が単独走行となるなか、♯18 大久保を先頭に7台が数珠つなぎになり、3位争いが激化。この7台は2分01秒台でのバトルを繰り広げる。さらに、後方からは一度最後尾まで落ちた♯16 横幕が追い上げる展開に。その♯16 横幕は予選でQ2進出を逃してしまったが、それゆえに決勝ではフレッシュタイヤを投入できた。その利を活かして6周目に7位へ浮上すると、9周目には♯15 神取彦一郎を抜き去り総合6位、ジェントルマンクラスのトップに立つ。その勢いは衰えず3位争いに加わるが、「毎周、予選同様の全開アタックで猛プッシュしました。でも、神取選手とのバトルでタイヤを使い切ってしまい、それ以上は厳しかったですね」という♯16 横幕。この結果により♯16 横幕のディレクションレーシングはチームタイトルでトップのチームサムライに2ポイント差に迫るが、一歩及ばず。しかし、最終戦の殊勲賞は間違いなく♯16 横幕であったろう。

MJ11_0260.jpg 優勝は♯14 安岡、2位は♯47 藤田、3位は♯18 大久保。レース後、「最終戦でやっと今季初の表彰台に立てて嬉しい」と♯18 大久保。♯47 藤田は「今週末は計画した通りに事を運べた。だから、今シーズンで一番楽しかった。」と語る。全戦でポール・トゥ・ウインという快挙を果たした♯14 安岡は「全勝できてホッとしています。達成感というより、安堵感が強いですね」。傍から見れば圧勝だった。しかし、勝ち続けるがゆえに、重圧は大きかったのだろう。表彰式では参加ドライバーに向け、「みなさんのおかげで全戦優勝できました」というジョークも飛び出し、緊張から解放されたことが伺えた。その言葉に対し、エントラントから笑い声があがる。レースは真剣勝負。終われば皆が仲間。それを感じさせるシーンで、2011シーズンのPCCJは幕を閉じた。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース



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