筑波サーキット・カーフェスティバル2024 -RIJ- (2024/05/05) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 3 筑波サーキット 2.045km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 73 | | | センドラ瀬戸 アレックス翔太 | TRS・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 58.384 | - | - | 126.096 |
| 2 | 91 | | | 角間 光起 | ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 58.429 | 0.045 | 0.045 | 125.999 |
| 3 | 14 | | | 伊藤 駿 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 58.454 | 0.070 | 0.025 | 125.945 |
| 4 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 58.572 | 0.188 | 0.118 | 125.691 |
| 5 | *52 | | | 津田 充輝 | ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 | 58.670 | 0.286 | 0.098 | 125.482 |
| 6 | 15 | | | 黒川 史哉 | ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | 58.739 | 0.355 | 0.069 | 125.334 |
| 7 | *22 | | | 内藤 大輝 | RaiseUP RCIT ED MYST KK-S2 | 58.754 | 0.370 | 0.015 | 125.302 |
| 8 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 | 58.808 | 0.424 | 0.054 | 125.187 |
| 9 | *39 | | | 塚本 凜世 | F-BrainウィンズS2 ED MYST KK-S2 | 58.810 | 0.426 | 0.002 | 125.183 |
| 10 | 72 | | | 木下 祐希 | ELEVレーシング制動屋S2 MYST KK-S2 | 58.901 | 0.517 | 0.091 | 124.989 |
| 11 | *55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 | 59.086 | 0.702 | 0.185 | 124.598 |
| 12 | *38 | M | 2 | 畠山 退三 | ZAP SPEED KK-S2 MYST KK-S2 | 59.139 | 0.755 | 0.053 | 124.486 |
| 13 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 59.432 | 1.048 | 0.293 | 123.873 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 1'15.949)予選通過 ---- |
- CarNo.52は、筑波サーキット一般競技規則第19条1.違反(走路外走行4回)により、4グリッド降格とする。
- CarNo. 22, 39, 55, 38は、筑波サーキット一般競技規則第19条1.違反(走路外走行2回)により、2グリッド降格とする。
GT500クラス 3号車Niterra MOTUL Z(NISMO NDDP)
- 高星明誠(NISMO NDDP)
-

「優勝できて嬉しいです。今年から僕たちはチームメイトとタイヤが変わったことで、パフォーマンスのいいところを見つけられずに苦戦していたんですけど、その中でも予選2位が取れて、ロングランのペースも比較的安定していました。次戦以降につなげられるいいデータも取れて、全てにおいて収穫のあったレースだったと思います」
「タイヤのマネジメントには苦戦しました。今年はテストで雨が多かったので、ブリヂストンタイヤになってからロングランをやれていませんでしたから。本格的なロングランをできたのは前回のレースという状況で、タイヤチョイスについて常にチームと話し合いながらやっていましたから」
- 三宅淳詞(NISMO NDDP)
-

「僕自身GT500クラスにステップアップできて2戦目に優勝できたということに本当にびっくりしていますし、とても嬉しいです」
「今週を振り返ると、予選でも思った以上のパフォーマンスを発揮できたと思いますし、フロントローに並ぶことができました。ファーストスティント、セカンドスティントで高星選手がスタートダッシュを決めてくれて、かなりマージンを作って僕にパスをしてくれたので、僕自身慌てることなく、接触とか凡ミスをしないように本当に落ち着いてレースすることができました」
「僕はかなりのマージンを作っていただいたので、特に苦戦はしませんでしたが、いきなりトップで出て行くので、そこでドキドキはしました」
GT300クラス 88号車JLOC Lamborghini GT3(JLOC)
- 元嶋佑弥(JLOC)
-

「本当に嬉しいです。自分のスティントは後ろを一度も見ることなく、自分のラップタイムだけを見て走るだけでした。プッシュしながらも、タイヤを壊さないように、他のクルマと当たらないようにと、すごく冷静に走ることができました。プッシュしていても、それに応えてくれるヨコハマタイヤさんのおかげで、2時間疲れたなあというよりも、最後の最後まで楽しく走ることができました」
「自分が乗り終わって、小暮さんが走っているのを見ているのが苦しかったです(笑) もう早く終わんないかな、何事も起きてほしくないなって。僕らはそもそも四輪交換する予定ではなかったですし、二輪交換で行ってタイムを稼いでいこうと思っていましたが、思った以上にクルマの調子が良くてギャップが作れたので」
「実は僕、宿題を出されていたんですよ。後続に20秒以上のマージンを作らないと四輪交換はさせないぞって。そんな宿題を出したのは小暮さんじゃないかなと思って、頑張ってプッシュしました」
- 小暮卓史(JLOC)
-

「昨年度の最終戦で優勝できまして、1レース挟んで第2戦でまた優勝できたことが本当に嬉しいですね。チームスタッフをはじめスポンサーさん、ヨコハマタイヤさんに感謝したいなと思ってます」
「レースは前半のスティントで元嶋選手にマージンを作って貰ったので、僕としてはすごく気が楽でした。それでも何かがあるかもしれないという危機感を持ちながら、タイヤを使いすぎず、状況を見ながら確実に走って、狙い通り優勝できたのでホッとしています」
※ なお、会見前に行った抽選により、第3戦の公式予選Q1ではGT300クラスはグループB(このレースの決勝順位偶数のチーム)が先に走行することが決まった。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

2024オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは予選2位からスタートした3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が今季初優勝を達成。今年GT500にステップアップしたばかりの三宅はデビューわずか2戦目で勝利を手にした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日34,500人/決勝日53,900人/大会総入場者数88,400人)
第2戦決勝は午後1時30分より、静岡県警の先導による1周のパレードラプに続いてフォーメーションラップを1周してスタートした。スタート時の気温は23℃、路面温度は41℃だ。
すると予選2位の高星明誠(Niterra MOTUL Z)が最初の1コーナーでいきなりポールシッターの塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)にアウトから並びかけてトップに躍り出ると、1周目だけで1秒494の差をつけてコントロールラインに戻ってきた。
17号車の塚越も離されまいと懸命に食い下がり、10周を終えてもその差は1秒189に留まるが、その後方からは予選3位の千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が追い上げてきてテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込む。
レースが16周目に入ったところで、後方を走っていたGT300クラスの11号車GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)がトラブルにより2コーナーの内側でストップしたため、競技団はフルコースイエローを宣言する。
レースは18周目にリスタート。すると予選11位から9位まで順位を上げていた坪井翔(au TOM'S GR Supra)がホームストレート上で関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)を捉えて8位に浮上する。
そして23周目。ついに23号車の千代が1コーナーで17号車の塚越に大外から並びかけ、コカコーラコーナーの手前で2位に浮上した。
その後方では、31周目に36号車の坪井が1コーナーで山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)に並びかけ、コカコーラコーナーで抜き去って7位に浮上している。
そしてこの辺りからGT500クラスは最初のピット作業を行うチームが相次ぐ。
まずは30周目に16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)がピットイン。佐藤から大津にした。続いて31周目に12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がピットイン。こちらはスタートドライバーのバゲットがそのまま第2スティントを走る。
33周目には4位を走行していた8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)がピットイン。松下から野尻へ交代した。
そして34周目に3位の17号車がピットイン。塚越がそのまま2スティント目を走る。
2位の23号車は38周目にピットインするが、彼らはここから2スティント目を長めに引っ張る作戦をとり、多めの給油とライフの長いタイヤを装着してクインタレッリを送り出した。
このため、最初のピット作業を終えた時点で17号車が再び23号車に先行する形となる。
39周目に38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)、36号車、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)、14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が相次いでピットイン。ここで36号車は38号社に先行することとなり、6位に浮上した。
トップの3号車は40周目にピットイン。こちらは高星がダブルスティントを担当、23号車とは作戦を変えてきた。
その後は3号車が着実に後続との差を広げて行く展開となり、55周目には15秒132、61周終わりでは20秒260の大量リードを築き上げる。
2位の17号車と23号車の差はこの時点で7秒704。23号車の背後には8号車の野尻が0秒398差に迫ってきた。
トップの3号車が70周目にリードを23秒453まで広げる一方で、71周目の1コーナーでは野尻がクインタレッリをアウトから抜き去り、3位に浮上する。そしてこの辺りから各チームは2回目のピット作業に取り掛かることとなる。
まずは72周目に19号車がピットイン。続いて73周目に12号車がピットイン。バゲットから平峰に交代する。64号車もこの周でピットインするが、大草はそのまま2スティント目を担当することに。
そして74周目に17号車がピットイン。塚越から太田に交代したが、ここでAstemo REAL RACINGは給油とタイヤ交換に手間取って10秒近いタイムロスをしてしまう。この結果、77周目に給油とタイヤ交換、ドライバー交代を迅速に行なった23号車、そして78周目にピット作業を行なった8号車の先行を許すこととなり、17号車は4位に後退してしまった。この時点での2位は23号車、3位は8号車だ。
しかし最終スティントを担当した太田はここから猛然と8号車を追い上げ、93周目の最終コーナーで8号車のインに飛び込む。これに対し8号車の松下も一歩も引かぬ構えで、2台は並走状態のまま1、2コーナーを駆け抜けるが、ここは松下が粘り勝ちでコカコーラコーナーで前に出た。
しかし太田は95周目のGRスープラコーナーで再び松下のインに飛び込む。すかさず最終コーナーで並び替えす松下。ここでも松下が太田をねじ伏せた。
こうしてコースの至る所で激しいバトルを繰り広げた2台だったが、残り時間が10分を切った110周目の最終コーナーを立ち上がったところで8号車はミッショントラブルに見舞われてスローダウン、そのままピットに戻って松下はクルマを降りた。
一方、トップの3号車は三宅が80周目までに36秒082の大量リードを築き上げると、その後は堅実な走りに切り替えて周回を重ねて3時間で117周を走り切り、3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が今季初勝利をものにした。高星とNISMO NDDPにとっては昨年8月の第4戦富士以来の勝利。今季からGT500クラスに抜擢された三宅にとってはわずか2レース目での優勝となった。
また23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)も最終スティントを担当した千代が3号車を上回るペースでじわじわとその差を詰めていき、最後は13秒738差でフィニッシュ。ニッサン勢が昨年4月の第1戦岡山以来の1-2フィニッシュを達成した。
ポールシッターの17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)は8号車のトラブルにも助けられて最後は3位でフィニッシュ。しかし後半を担当した太田は「8号車を捉えきれなかったのは悔しかった」とレースを振り返る。
そして前回岡山大会優勝の36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は予選11位と苦しい位置からのスタートとなったが、坪井と山下の積極果敢な走りで着実に順位を稼ぎ、最後はスープラ勢最上位の4位でフィニッシュ。8ポイントをもぎ取ってドライバーズランキングトップの座を守った。
次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。6月2日に今回同様の3時間レースを行う。




Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

2024オートバックススーパーGT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE」の決勝が、5月4日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、ポールスタートの88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が、独走で優勝を飾った。
好天に恵まれたゴールデンウィークの富士大会には、2日間延べ88,400人(予選日34,500人、決勝日53,900人)という多くの観客が訪れた。
スタンドに詰めかけたファンが見守るなか、午後1時30分にレースがスタート。上位陣に大きな順位変動はないまま、ポールスタートの88号車JLOC Lamborghini(元嶋)が、2位の4号車グッドスマイル 初音ミクAMG(片岡龍也)以下を引き離しにかかる。
3位は開幕戦優勝の2号車muta Racing GR86 GT(平良響)、以下、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹)、96号車K-tunes RC F GT3(高木真一)と続く。
ハイペースで周回する88号車は、2位の4号車に毎周1秒近いマージンを築きながら、徐々に独走態勢に持ち込んでいく。その差は18周経過時点で16秒まで広がる。
しかし、この頃から、好天のせいもあって多くの車両がタイヤのグリップ低下に苦しみ始める。トップを走る88号車も例外ではなく、何とか我慢の走行を続け、1時間が経過した34周目にピットに滑り込みタイヤ交換を敢行。ドライバーは元嶋のままだ。
その後も各チームが続々とタイヤ交換を行うなか、最後まで引っ張る作戦を取った2号車muta Racing GR86 GTが45周目にピットイン。
すべての車両が1回目のピットインを済ませた46周目の順位は、88号車JLOC Lamborghini、31号車apr LC500h GT、4号車初音ミクAMG、65号車LEON PYRAMID AMG、87号車METALIVE S Lamborghini GT3、52号車Green Brave GR Supra GT。
トップを独走する88号車が2回目のピットに滑り込んだのは69周目。規定ギリギリの1時間5分を残してドライバーを元嶋から小暮にチェンジ。すでに貯金は20秒と十分あるので、あとはペースを保ったままチェッカーまで走り切るだけだ。
そして、全車2回目のピットインを済ませた84周目、残り時間36分となった段階での順位は、88号車Lamborghini、52号車Supra、4号車AMG、56号車GT-R、31号車RC F、2号車GR86。
終盤、熾烈だったのは52号車(吉田)、4号車(谷口)、56号車(オリベイラ)の3台による2位争い。特にタイヤの状態が良い56号車のペースが良く、93周目に4号車を、97周目にはやや強引に52号車をパスして、2位に浮上。
最後はややペースを落としてチェッカーを受けた88号車は、昨年の最終戦に続く2勝目。ロングランをこなした元嶋は「楽しい2時間でした」と笑顔で、小暮は「チームに感謝したい」と喜びを噛みしめるように語った。
大きなアクシデントもなく盛況のうちに終了した富士大会。次戦の舞台は6月1〜2日の鈴鹿。今回と同じ3時間レースとして行われる。特性の違うコースで繰り広げられる戦いに注目だ。




Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorspots Forum
■GT500クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 3 | 高星 明誠 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NISMO NDDP | BS | 10 | 117 | 3:01'16.898 | - | - |
| 2 | 23 | 千代 勝正 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | BS | 12 | 117 | 3:01'30.636 | 13.738 | 13.738 |
| 3 | 17 | 塚越 広大 太田 格之進 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | | 117 | 3:01'53.252 | 36.354 | 22.616 |
| 4 | 36 | 坪井 翔 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 46 | 117 | 3:01'54.900 | 38.002 | 1.648 |
| 5 | 38 | 石浦 宏明 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 16 | 117 | 3:01'58.535 | 41.637 | 3.635 |
| 6 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | | 117 | 3:02'05.262 | 48.364 | 6.727 |
| 7 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 24 | 117 | 3:02'07.259 | 50.361 | 1.997 |
| 8 | 14 | 大嶋 和也 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | | 117 | 3:02'11.564 | 54.666 | 4.305 |
| 9 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 34 | 117 | 3:02'31.481 | 1'14.583 | 19.917 |
| 10 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 117 | 3:02'43.420 | 1'26.522 | 11.939 |
| 11 | *37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 8 | 116 | 3:02'08.099 | 1Lap | 1Lap |
| 12 | 64 | 伊沢 拓也 大草 りき | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 116 | 3:02'46.523 | 1Lap | 38.424 |
| 13 | 24 | 松田 次生 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 116 | 3:02'46.676 | 1Lap | 0.153 |
| 14 | 8 | 野尻 智紀 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 6 | 110 | 2:51'20.730 | 7Laps | 6Laps |
| 15 | 16 | 大津 弘樹 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-G ARTA | BS | 4 | 96 | 2:43'29.940 | 21Laps | 14Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 81 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 3 Niterra MOTUL Z(NISMO NDDP) 1'29.559 (44/117) 183.419 kmh
- CarNo. 37は、SpR.27-3(ジャッキアップ中のエンジン始動)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
■GT300クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOC Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 6 | 108 | 3:02'17.680 | - | - |
| 2 | 56 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | | 108 | 3:02'35.382 | 17.702 | 17.702 |
| 3 | 52 | 吉田 広樹 野中 誠太 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 16 | 108 | 3:02'37.410 | 19.730 | 2.028 |
| 4 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 4 | 108 | 3:02'43.631 | 25.951 | 6.221 |
| 5 | 31 | 小高 一斗 中村 仁 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 12 | 107 | 3:01'20.247 | 1Lap | 1Lap |
| 6 | 2 | 堤 優威 平良 響 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 44 | 107 | 3:01'20.885 | 1Lap | 0.638 |
| 7 | 18 | 小林 崇志 小出 峻 三井 優介 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | | 107 | 3:02'03.644 | 1Lap | 42.759 |
| 8 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 8 | 107 | 3:02'17.149 | 1Lap | 13.505 |
| 9 | 45 | ケイ・コッツォリーノ リル・ワドゥー | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | MI | | 107 | 3:02'39.854 | 1Lap | 22.705 |
| 10 | 62 | 平手 晃平 平木 湧也 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | | 107 | 3:02'57.082 | 1Lap | 17.228 |
| 11 | 7 | 荒 聖治 ニコラス・クルッテン ブルーノ・スペングラー | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW M Team Studie × CRS | MI | 22 | 107 | 3:03'00.868 | 1Lap | 3.786 |
| 12 | 9 | 阪口 良平 冨林 勇佑 藤原 優汰 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 106 | 3:01'42.608 | 2Laps | 1Lap |
| 13 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 Team LeMans | YH | 2 | 106 | 3:02'15.933 | 2Laps | 33.325 |
| 14 | *50 | イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 106 | 3:03'01.353 | 2Laps | 45.420 |
| 15 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | | 105 | 2:58'51.923 | 3Laps | 1Lap |
| 16 | 777 | 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | | 105 | 3:01'23.568 | 3Laps | 2'31.645 |
| 17 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 10 | 105 | 3:01'34.334 | 3Laps | 10.766 |
| 18 | 5 | 藤波 清斗 塩津 佑介 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 105 | 3:01'37.974 | 3Laps | 3.640 |
| 19 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | | 105 | 3:01'42.702 | 3Laps | 4.728 |
| 20 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 105 | 3:01'43.234 | 3Laps | 0.532 |
| 21 | 360 | 大滝 拓也 青木 孝行 荒川 麟 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 105 | 3:01'46.432 | 3Laps | 3.198 |
| 22 | 30 | 永井 宏明 小林 利徠斗 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | | 105 | 3:01'52.625 | 3Laps | 6.193 |
| 23 | 25 | 菅波 冬悟 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 105 | 3:02'08.675 | 3Laps | 16.050 |
| 24 | 48 | 井田 太陽 柴田 優作 眞田 拓海 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 104 | 3:02'01.035 | 4Laps | 1Lap |
| 25 | 22 | 和田 久 加納 政樹 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 104 | 3:02'22.079 | 4Laps | 21.044 |
| 26 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 36 | 102 | 3:01'18.815 | 6Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 75 Laps)完走 ---- |
| - | 11 | 富田 竜一郎 石川 京侍 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | | 32 | 2:26'31.110 | 76Laps | 70Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 777 D'station Vantage GT3(D'station Racing) 1'37.526 (101/105) 168.435 km/h
- CarNo. 50(イゴール・オオムラ・フラガ)は、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

5月4日朝に行われたFIA-F4選手権第2戦は、チャンピオンクラス8台、インディペンデントクラス1台からスタート前にリタイヤ届が提出されるという異例の事態が発生した。
この原因となったのが、今季から導入されたMCS4/24に搭載されるトムスTMA43エンジンのトラブルだ。
これについて、スーパーGTのレースディレクターであり、FIA-F4のドライビングスタンダードオブザーバーでもある服部尚貴氏が、これまでの経緯と今後の見通しについてメディアの質問に答えた。
問題が起きたのは今週に入ってから。公式予選日の前に行われた専有走行、そしてその前に行われたスポーツ走行において燃焼室内のピストンやスリーブにダメージが及ぶエンジントラブルが相次いでいる。公式予選や決勝においても同様のトラブルは発生しているとのことだが、同じ富士で3月に行われたスプリングトレーニングでは問題は発生していないという。
また、このトラブルはエンジンの走行距離に関係なく発生しており、エンジン本体というよりは電気系や制御系に起因するものではないかというのが服部氏の見解だ。
これを受けてGTAは第1戦の決勝終了後にエントラントを集めて緊急ミーティングを開催し、これまでの経緯を説明したという。
その結果、4日朝になってTGR-DC Racing SchoolとHFDP WITH B-max Racing Teamのメーカー系チームとPONOS RACINGから選手の安全を優先するという主旨でリタイヤ届が提出され、第2戦はチャンピオンクラス13台、インディペンデントクラス11台で戦われることになった。
配線の問題なのか、点火系のトラブルなのか、現時点で原因は特定できていないが、第2戦はECUの変更で混合比を5%リッチにし、回転数を300回転低くして燃焼室温度を下げる応急処置を行なって決勝レースを行った。
チーム側の要望として今大会を中止にする提案もあったというが、すでに第1戦決勝を実施していることもあり、ここで第2戦を行わないことは考えられなかったという。また、有効ポイント制にとの提案もあったが、JAFの地方選手権として行われているシリーズである以上、シーズン途中でのレギュレーション変更はGTA単独では行えないとの見解。
今後の行方については、原因の特定と対策が重要であり、それが判明しない時点で次大会の中止や延期を判断することは現時点ではできないが、FIAのスーパーライセンスポイントがかかるシリーズであることを考えると、中止ではなく延期の形で年間14レースという形は守りたいという。過去には熊本地震の影響でオートポリス大会が中止となった2016年や、コロナ禍で10月開幕となった2020年には1大会3レースというフォーマットを採用した前例もあることから、今回もそうした措置をとる可能性もありそうだ。
いずれにせよドライバーの安全にも関わる事案であり、早急な原因の究明と対策が待たれるところだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

5月4日、2024年FIA-F4選手権シリーズの第2戦が静岡県・富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)が清⽔啓伸(Drago CORSE MCS4-24)の追走をかわして初優勝を飾った。
インディペンデントクラスは、トップ2車が接触で後退するなか、クラス3位スタートのKENTARO(Baum Field F4)が、迫る齋藤真紀雄(CSマーケティングAKILAND)を抑えて初優勝を飾った。
なお、この第2戦に関しては「より確実な安全確保のため、自主的な判断でレース出場を見合わせる」として、トヨタ(TGR)、ホンダ(HRC)の育成ドライバーを走らせるチームなどは出走しなかった。エンジンが壊れる事例が複数の車両に出ていることが理由とのことだが、その原因は現時点では不明のようだ。
■チャンピオンクラス
奇しくも昨日の第1戦でトップを争いながら接触で優勝を逃した2人、森⼭と新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)がフロントローに並んだ。
好勝負が期待されたが、新原はスタートでエンジンストール。大きく出遅れてしまう。一方、森山は好スタートからトップを守って1周目を終え、逃げの態勢を築こうとする。
ところが、2周目にインディペンデントクラスの接触により、セーフティカーが導入されたことで、レースは仕切り直しに。
4周終了時にSCランが解除され、リスタート。トップ森山に、2位清⽔啓伸(Drago CORSE MCS4-24)、3位佐藤樹(Drago CORSE MCS4-24)が1秒間隔で続き、やや遅れて熊⾕憲太(OTG DL F4CHALLENGE)と⼩松響(Rn-sports MCS4)が4位を争うという展開が続いた。
10周目になると、熊谷、小松の4位争いに、スタートで遅れた新原が加わる。ハイペースで追い上げてきた新原は、勢いそのままに12周目には2人をかわして4位に浮上。
終盤、2位清水がファステストラップをマークしながら、トップ森山に迫る場面はあったものの、背後に迫るまでには至らず、森山が初優勝のチェッカーを受けた。
優勝した森山は昨年ホンダの育成ドライバーだったものの、今シーズンはその座を継続することができず、プライベートの雄、HELM MOTORSPORTSに移籍。それだけに今季に懸ける思いは強い。育成ドライバー不在のなかでの優勝ではあったが、タイトル争いにとって大きな1勝となった。
■インディペンデントクラス
2周目の1コーナーで、トップを争う仲尾恵史(TCS AKILAND)とIKARI(Bionic Jack Racing )が接触。仲尾はスピンを喫し2台は大きく遅れてしまう。
代わってトップに立ったKENTAROだったが、それを脅かす存在として6周目に2位に浮上してきたのが、予選はトラブルで満足に走れず最後尾スタートとなっていた実力者の齋藤。
齋藤は、逃げるKENTAROをジワジワと追い詰め、12周目には背後に迫るが、初優勝の懸かったKENTAROも必死に防戦。最後は0.3秒という際どい差だったが、逃げ切りに成功した。
3位には、僅差で争っていた3位⾚松昌⼀朗(SHOEI-GIGS Ride with ES)と4位KEN ALEX BUZZ RACING)が13周目のダンロップコーナーで接触。漁夫の利を得た⼩⾕素弘(TEAM 5ZIGEN F4)が入った。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
- 第2戦優勝 森山冬星(HELM MOTORSPORTS)
-

「メーカー系のチームが出ていないので、なんとも言えないですけど、嬉しいのは嬉しいです。勝ちは勝ちなんで。去年から苦しんだ分嬉しいですし、平木さんたちにも恩があります。とりあえず恩を返せたかなと思います」
「鈴鹿は本当に得意で、スクールでも主席でしたし、他のドライバーには負けない自信があります。去年は三井(優介)選手に取られて悔しい思いをしたので、勝ちたいという思いは強いです。鈴鹿には他とは違う気持ちを持っています」
- 第2戦決勝2位 清水啓伸(Drago CORSE)
-

「去年も参戦していましたが、ポイントすら取ることができませんでした。今年はシーズンに入る前から絶対優勝してチャンピオンを取る気持ちでいました。去年のことを考えれば表彰台は嬉しい結果ではありますが、目指しているのは優勝でした。チームも一番速いクルマを用意してくれたのに勝ちきれなかったのは悔しいなと思います」
「鈴鹿は自分が一番勝ちたいと思っているサーキットです。まだ優勝できていないので、優勝できるように。これから1ヶ月準備して頑張ります」
- 第2戦決勝3位 佐藤樹(Drago CORSE)
-

「レースウィークの流れ的にはあんまり良くなくて、予選の前日もトラブルが出ていました。予選もあまり良くなくて、レース1も飛んで終わっちゃって、流れは悪かったんですけど、最後に3位で終われたのは、今後のことを考えるとよかったなと思います。レースペースは良くなくて、苦しい展開でしたが」
「次の鈴鹿大会はしっかり準備して、今度は自力で表彰台に上がりたいです。逃げ切れるくらいのレースをして勝ちたいです。去年までHELMにいて、今日はHELMが勝ったので、それも悔しいです。まだ開幕戦が終わっただけですから、しっかり準備して、次も頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
■Championクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 62 | 森山 冬星 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'17.634 | - | - |
| 2 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 14 | 27'18.338 | 0.704 | 0.704 |
| 3 | 33 | 佐藤 樹 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 14 | 27'21.005 | 3.371 | 2.667 |
| 4 | 16 | 新原 光太郎 | YBS Verve 影⼭ MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 14 | 27'31.205 | 13.571 | 10.200 |
| 5 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 14 | 27'33.839 | 16.205 | 2.634 |
| 6 | 10 | 小松 響 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 14 | 27'33.876 | 16.242 | 0.037 |
| 7 | 26 | 三枝 拓己 | FALCON MOTORSPORT FALCON MOTORSPORT | 14 | 27'36.550 | 18.916 | 2.674 |
| 8 | 77 | 松田 大輝 | WARMTECH SKILLSPEED SKILL SPEED | 14 | 27'38.101 | 20.467 | 1.551 |
| 9 | 64 | HIROBON | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'41.280 | 23.646 | 3.179 |
| 10 | 90 | Lin Chenghua | ATEAM Buzz Racing AKIRAND RACING | 14 | 27'43.186 | 25.552 | 1.906 |
| 11 | 87 | 下野 璃央 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 14 | 27'49.854 | 32.220 | 6.668 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱 ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 11 | 22'51.945 | 3Laps | 3Laps |
| - | 97 | 白崎 稜 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 5 | 11'59.779 | 9Laps | 6Laps |
■Independentクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 55 | KENTARO | Baum Field F4 FIELD MOTORSPORTS | 14 | 27'44.784 | - | - |
| 2 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 14 | 27'45.153 | 0.369 | 0.369 |
| 3 | 5 | 小谷 泰弘 | TEAM 5ZIGEN F4 Team 5ZIGEN | 14 | 28'00.856 | 16.072 | 15.703 |
| 4 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 14 | 28'05.238 | 20.454 | 4.382 |
| 5 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 14 | 28'06.857 | 22.073 | 1.619 |
| 6 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 14 | 28'12.489 | 27.705 | 5.632 |
| 7 | *9 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 14 | 28'14.274 | 29.490 | 1.785 |
| 8 | *23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 28'57.581 | 1'12.797 | 43.307 |
| 9 | 61 | 坂井 フォックス・ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 13 | 28'15.603 | 1Lap | 1Lap |
| 10 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND AKILAND RACING | 13 | 28'18.577 | 1Lap | 2.974 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1 | 2'29.415 | 13Laps | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 34 清水啓伸(Drago CORSE MCS4-24) 1'45.439 (11/14) 155.794 km/h
- CarNo. 9は、シリーズ規則第15条1.1(衝突を起こしたもの)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 23は、H項違反(黄旗区間でのオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 71は、シリーズ規則第15条1.1(衝突を起こしたもの)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催された「2024年Formula Beat(F-Be)地方選手権第3戦」において、揃いのTシャツを着てクレデンシャルを首にかけた高校生たちの姿があった。彼らはF-Beを主催する「日本F4協会」の招待に応じて学校から授業の一環として派遣された県立宇都宮工業高校と県立青森工業高校の学生で、現場で作業の手伝いを経験している。F-Beではこうした公立高校の生徒に対するサーキットの現場での職場体験や学校を訪問しての出張講義などに2019年から取り組んできている。
F-Beを運営する株式会社日本フォーミュラー・フォー協会の福永亜希子会長に話をうかがった。
――取組について
「宇都宮工業高校さんとは2019年ごろから一緒にやらせて頂いていて、今回初めて2校いっしょに来ていただきました。うちとしてはお預かりした生徒さんに全チームとタイヤサービスさんの方に入って頂いてお手伝いをやってもらっています。特にハンマーレーシングさんのようなモノ作りに特化しているチームの方では生徒さんたちが一緒にパーツの制作もやっていて、そのパーツをハンマーレーシングさんが使ってそれをフィードバックし、それをうけて生徒さんが改良しながら授業とレースを連動させて参加してもらうことを行っています。F-Beがマルチメイクということとモノ作りができるカテゴリーとしては貴重だなと思っているので、そういうところでメカニックさんだとかエンジニアさんが育つ環境として活用できると私は思っていて、そういうところに生徒さんを招いて一緒に育って行けるカテゴリーとして「Formula Beatは人を育てるカテゴリーです」というのを全面に出して皆さんに知って頂く活動をしていきたいなと思っています」
――サーキットの近くの学校に声をかけている?
「私の方でサーキットの担当者や(サーキットの)地元の公立高校の高校生を対象に声をかけさせていただいていますが、効果的に学校に声掛けして、先生がそれに応じてくれるところというのがまだまだ少ないです。今は青森の青森工業高校と栃木の宇都宮工業高校ではこのもてぎとスポーツランドSUGO、あと岡山国際サーキットから地元の勝間田高校を紹介いただき、岡山国際を中心に、行けるのであれば鈴鹿サーキットでも活動して頂いています。あと前回とか次回の富士にも、宇都宮工業高校の生徒さんたちに継続して来ていただく調整をさせてもらっているところです。秋のSUGOでは再び両校での取り組みを調整しています。オートポリスと十勝の方はまだそういうことをやって頂ける学校さんが探し切れてなかったり、ちょっとご縁のない土地なので、私としてはこういう活動を知っていただくようには常に模索はしていて、賛同して頂ける学校があれば、こちらとしては絶賛大募集中です」

――事務局の体制は?
「今まで事務局って実質わたしひとりでやっているような感じでやらせてもらっていたのですけれど。アドバイザーで2、3年前から土屋武士さんがいろいろ来て下さり、谷川(達也)さんが武士さんの来られない大会ではサポートしてくださっていたのですけれど、武士さんがチームの方の運営が大変な状態なので、今年は谷川(達也)さんがメインとなり、アドバイサーで入っていただいています。あとはホンダ学園の学生さんもご縁があって、意気投合したので、テクニカルスタッフとして勉強してもらう形で来てもらっています。彼は4回生でこれから就職しても可能な限りテクニカルスタッフとして来てもらえないかと相談中です。あともうひとり女性がいて、彼女は去年宇都宮工業高校さんでこのインターンシップに参加した生徒さんなのですよ。それでいっしょにレースウィークを過ごすときに事務局をいっしょにやってみようか、ということで事務局のサポートで入ってもらったら、このF-Beの世界観とやっている仕事に彼女なりにやりがいを見つけてくれたみたいで。私もびっくりしたのですけれど(インターンシップ)終えて帰る時に「私F4協会に就職したいです!」と言って来て。その時が初めてサーキットに来た子なので、何も知らなかったけれどこういう仕事があるんだって知った時に、高校を卒業したらここで働いてみたいと興味をもってくれたので、今年の春からF-Beの事務局を手伝ってもらうために入ってもらいました。そういう形で若い子が育って行ってほしいなと思っていて、そうすることでJAF-F4の時代から30年を超えて継続しているカテゴリーの世界観を私といっしょに学んでもらって、この先すっとバトンを渡して続いていけるといいな、と思っています」
FIA-F4が始まったことで存在を問われた時期もあったJAF-F4だが、Formula Beatと名前を変えてステップアップを目指す若手からレースを楽しむジェントルマンまでが参加するカテゴリーとして続いている。マルチメイク、マルチエンジン、モデファイも可能という現代のフォーミュラカーレースでは貴重な「クルマ作りを見る視点からも楽しめる」ルールが評価されており、今後さらなる人材輩出も期待される。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA
- 優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)
-

「スタートはもうどうしようもないですね(苦笑)。(挽回は早かった?)何と言うか、なんですかね、よくわからないけれど。やっぱり暑くてみんなペース上がらなかったのですかね? そういう感じでした。今シーズン残りは全部出る予定ですのて、次も頑張ります」
- 2位 下村剛司(ファーストガレージRK01)
-

「スタートが自分もうまく行けなかったのですけれど、ハンマーさんもけっこう失速していて。それで何とか前に出たのですけれど、やっぱり向うがベテランというのもあって、タイヤの熱入れというか、オープニングラップの走りとかはまだまだ課題だなと思ったし。その後もついて行けたらよかったのですけれど、思った以上に気温が上がって、かなりコントロールが難しかったので、ぎりぎりだったのですけれど、なんとか(順位を)守れたのでよかったな、と」
- 3位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)
-

「公約通りの表彰台でよかったです。下村君からけっこう離されると思っていたのですけれど、ずっとバトルできたので。予選から決勝に向けて改善点があって、そこを直していったらついて行けたので、よかったです。まあ無理はせず、3位表彰台が欲しかったので(笑)」
- 4位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP) ジェントルマンクラス1位
-

「スタートはめっちゃ決まって、ジェントルマンのポールの人を抜かすことができたので。前の総合の人には離されちゃいましたけど、初めてのレースでめっちゃ楽しかったです。今後もこういう調子でやっていきたいと思います、次は富士に行きます」
- 5位 KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W) ジェントルマンクラス2位
-

「スタートがやっぱり、すごく難しくて。今回はエンストはしましたけれど、同一周回で戻れて、追い上げられてよかったです。ラップタイム的にもよかったと思います(2番手)。決勝はこの暑さでも走れることがわかったので、次回は頑張りたいと思います。やっぱりスタートですかね。スタートさえよければ、って感じです。(クルマの側の問題が大きい?)エンジンを一回戸田さんに送らないとダメなんですよね。4千回転以下(のトルク)が何もないのですよ、リミッター当たるまで踏み切っても止まってしまうので、そこが課題です。時間が無いので十勝はあのまま行かなくちゃいけないので、十勝が終わって次の富士まで一か月あるので、そこでエンジン送って調整して貰おうかな、と思っています。僕のクルマだけシングルスロットルの新製品で、他のK20Aのクルマは4連スロットルで、フォーミュラ・ルノーみたいに下から回るように、というのが、その下がないので(苦笑)。600キロ近いクルマですから、下からトルクが要ると思うので」
- 6位 みきてぃ(LP・Shop kts24)ジェントルマンクラス3位
-

「(終盤KAMIKAZEさんにやられたが?)すごい驚きました、怖かったです(笑)。調子はすごくいいです、ウイング作った甲斐がありました。この後は富士に出て、後はまだ考えていないのですが、毎年アップデートしてパーツ作って、このクラス改造できるので、なんかいろいろやりたいな、と思っています」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第3戦の決勝レースが4月28日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、ポールポジションからスタートのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)がスタートで出遅れ2位に落ちるもすぐにリカバリーしてトップを奪回。以降ラップ毎に後続を突き放す快走で12周を走り切り、13秒以上の大差で優勝した。
予報通りの晴天で気温がぐんぐん上昇したモビリティリゾートもてぎは午後2時5分のコースイン時点で気温28度、路面温度も50度以上というタイヤに厳しいコンディションだ。エントリーした13台のうち、予選で7番手、ジェントルマンクラス4位のタイムを出した昨年のチャンピオン河野靖喜(ファーストガレージFG108)は体調不良により出走を取り消し。12台によって決勝は戦われることになった。
午後2時15分フォーメーションラップ開始、各車グリッドに戻ってくるとレッドライトが消灯してレーススタート。

常日頃「スタートが課題だ」と話しているポールシッターのハンマー伊澤はやはりというべきかスタートで出遅れ、フロントロウから出た下村剛司(ファーストガレージRK01)の後塵を拝して第1コーナーへ進入。後方では予選4番手、セカンドロウから発進のKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)が予選後に危惧していた通りエンジンストールで動けず、後続車が右に左にと回避している。前戦富士でも同じようにグリッドに釘付けになったKAMIKAZEだが、幸いなことに今回はエンジンが再始動し後続車が接触することもなく、最後尾からスタートを切った。
出足がよかったのが下村と5番手スタートの長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)で、下村はトップ、長嶋は4番手スタートのISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)をストレートでかわすと第1コーナーでハンマー伊澤のアウトから被せるようにターンイン、ハンマー伊澤がインを抑え込んで第2コーナーを抜けると長嶋がやや引いたか加速が鈍り、ISHIKENが第3コーナーで長嶋のインを突いて3位のポジションを奪い返す。
トップをみすみす明け渡したハンマー伊澤だが、ただちに下村攻略を開始。第5コーナーでアウトから並びかけると、ファーストアンダーブリッジをサイド・バイ・サイドで通過、130Rのコーナリングで下村の前に出てトップの座を奪回す。そこからぐいぐいと下村を引き離し、1.413秒の差をつけてオープニングラップを終了。下村の0.448秒後方にはISHIKENが迫り、4位長嶋も0.585秒差で続き、5位三浦勝(NUTECルノー)、6位みきてぃ(LP・Shop kts24)がそれぞれ1.4秒、0.9秒の間合いでコントロールラインを通過した。
スタート失敗のKAMIKAZEはトップから21秒以上遅れた12位から挽回を開始する。前回の富士での談話でエンジンの低速トルクがまったくない状態で、ちょっとでもラフにクラッチをつなぐとエンストしてしまうそうで、今回も同じ状況のようだ。
2周目に入りトップ、ハンマー伊澤と2位下村の差は2.891秒、下村はトップを追うことよりも0.564秒後方につける3位ISHIKENからのプレッシャーにさらされている。3周目に入りハンマー伊澤のリードは4.205秒。下村より1.4秒速いラップタイムでギャップを拡大していく。
4周目、5周目とハンマー伊澤はただひとり1分55秒台のペースで走りリードは8秒以上、2位下村は依然としてISHIKENから0.38秒差とつけ狙われている状態で逃げられない。4位長嶋はそこから1.7秒の差でジェントルマンクラスのトップ、以下5位三浦、6位みきてぃとオーダーは変わらない。
折り返しの6周目、ハンマー伊澤のリードは9秒364。下村とISHIKENは0.573秒差、3位以下も膠着状態の中で順位を上げているのがKAMIKAZEで、2分前後のラップタイムの集団の中を1分57~8秒でかき分けつつ9位までポジションを戻し、0.213秒差で前を走るDクラスの鈴木雅人(ハンマーレーシング・ハッピー号)を仕留めようとしている。Dクラスのもう一台、旧FIA-F4マシンの杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)は12位を走っている。
7周目にハンマー伊澤のリードは10秒を超え完全な独走状態。ハンマー伊澤が90度コーナーへターンインする頃に2位の下村はヘアピンを立ち上がる。下村と3位ISHIKENは依然として0.317秒の差でつかず離れずだが、決定的な場面は訪れない。4位長嶋、5位三浦、6位みきてぃは3.3秒~6.6秒~2.8秒とそれぞれ単独走行になっている。
8周目、9周目、10周目もハンマー伊澤のペースに衰えは見えず、下村との差は13秒。KAMIKAZEはさらに順位を上げて7位、ジェントルマンクラスの表彰台が見えてくる。
11周目、5位を走っていた三浦がピットイン、トラブルの模様でピットロード入口でマシンを止めてしまう。これでKAMIKAZEが全体6位、クラス3位に上がると、さらにファイナルラップに前を走るみきてぃも攻略、総合5位クラス2位まで順位を押し上げた。
トップのハンマー伊澤は最後の2周ほど僅かにペースを緩めたが盤石の走りで2位下村に13秒以上の差をつけて優勝。下村はハンマー伊澤の影すら踏めなかったがISHIKENからのプレッシャーには屈せず0.3秒の差を守って2位。3位ISHIKEN。4位は長嶋で初のレースでジェントルマンクラス優勝。5位KAMIKAZEは全体2番手のベストラップを叩き出しており、返す返すもスタートの失敗が悔やまれるジェントルマンクラス2位。最後にKAMIKAZEに仕留めれれたものの、みきてぃは全体6位、クラス3位となった。
初開催のF-Be Dクラスのトップは全体9位の杉山、全体10位の鈴木がクラス2位となった。
F-Be第4戦、第5戦は舞台を北海道に移し、十勝スピードウェイで5月19日に行われる。









Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 19 | | | ハンマー 伊澤 | アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 | 12 | 23'26.066 | - | - |
| 2 | 92 | | | 下村 剛司 | ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 | 12 | 23'39.409 | 13.343 | 13.343 |
| 3 | 16 | | | ISHIKEN | HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 | 12 | 23'39.743 | 13.677 | 0.334 |
| 4 | 63 | G | 1 | 長嶋 重登 | ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 | 12 | 23'48.456 | 22.390 | 8.713 |
| 5 | 9 | G | 2 | KAMIKAZE | FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W | 12 | 24'01.477 | 35.411 | 13.021 |
| 6 | 22 | G | 3 | みきてぃ | LP・Shop kts24 kts24 | 12 | 24'02.153 | 36.087 | 0.676 |
| 7 | 35 | G | 4 | 髙橋 忠克 | 髙宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | 12 | 24'08.408 | 42.342 | 6.255 |
| 8 | 76 | G | 5 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 12 | 25'21.602 | 1'55.536 | 1'13.194 |
| 9 | 33 | D | 1 | 杉山 寛 | ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 | 12 | 25'25.797 | 1'59.731 | 4.195 |
| 10 | 24 | D | 2 | 鈴木 雅人 | ハンマーレーシング・ハッピー号 WEST 006 | 11 | 23'29.284 | 1Lap | 1Lap |
| 11 | 34 | G | 6 | 三浦 勝 | NUTECルノー Renault FC106 | 10 | 19'59.857 | 2Laps | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 0 | G | 7 | 渡辺 義人 | エクシズレーシングWXR-MkII WXR MK-II | 7 | 14'17.953 | 5Laps | 3Laps |
| - | 3 | G | 8 | 河野 靖喜 | ファーストガレージFG108 FG108 | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 19 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ) 1'55.810 (5/12) 149.241 km/h
- ポールポジション ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)1分54秒688
-

「(絶好調?)そういう訳じゃないですけれど、路面コンディションがレースウィーク入って急激に変わったので、それになかなか対応し切れなくて。自分的にはいまいちな感じなんですけれど、他の皆さんも苦労している、ってことだと思います。(まだベストコンディションではない?)そうですね、でもこれから気温上がっていく傾向なのでしょうから、そうも言っていられないと思います。(後はスタートが決まれば?)そうですね(苦笑)お決まりのスタートです」
- 2位 下村剛司(ファーストガレージRK01)1分55秒385 +0.697秒
-

「54秒台くらいには入れたかったですけれど、今年に入ってF-Be初めてがこのレースだったので、今初めて予選で新品タイヤ履いた感じで、昨日練習した時もバランスが(以前と)変わっていて、合わせ込めなかったというか。あと気温が上がり過ぎて後半タイヤがタレてきた中で、なんとか(タイムを)出したという感じなので、満足はしていないですけれど、とりあえず2番手は取れたので、決勝は頑張ります」
- 3位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)1分55秒832 +1.144秒
-

「とりあえずこの予選は3番手が最低でも、できたら下村君を越せたらいいなと思ったのですが。途中までは越していたのですけれど、後半で抜かれちゃって。でもこれまでで一番の予選3番手で、55秒8もベストで、練習走行から予選で55秒8を目標にやって来たので、とりあえず目標クリアできたので、よかったです。決勝は表彰台(争いが)初めてなので、そこをなんとか死守したいかなというところです」
- 4位 KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)1分55秒837 +1.149秒
-

「クルマはすごく足回り決まっていていいですね。決勝は普通にスタートできればいいですけれど、富士はスタートできなかったので。相変わらず富士と同じような現象が出ているので、いろいろ、クラッチとかクラッチカバーも変えて来たのですけれど、症状(エンジンストール)が変わらないので、決勝はスタートが心配ですね。そこさえ決まって、みんなと楽しく走れれば、と思っています」
- 5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)1分55秒971 +1.283秒
-

「最後に抜かされちゃったか。でも55秒台には入れたかったので、狙い通りです。このクルマに乗るのまだ4回目で、レース出るのは初めてなので、決勝はどうなるかわからないですけれど、安全に行きます」
- 6位 三浦勝(NUTECルノー)1分56秒617 +1.929秒
-

「ちょっと(前に)詰まっちゃったので、そこで何度か引いたりしているので、一番いいとこをそこで逃しているので、あまりよくはなかったですね。久しぶりに乗っているので、アジャストするのがなかなかアレ(大変)でしたけれど、昨日よりはだいぶ落ち着いてきたので、慣れてきた感じはあります。決勝はひとつでも上をめざして、頑張りたいと思います」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第3戦の公式予選が4月28日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が2番手に0.697秒の差をつけてポールポジションを獲得した。
ゴールデンウイークに入り、春というより初夏めいた気候のモビリティリゾートもてぎは朝から好天に恵まれ、F-Beの予選が始まる午前9時25分にはすでに気温22度。エントリーは13台で、うちオーバーオールを競う3台に加えてジェントルマンクラス8台と、今年から新設された「F-Be D(ダッシュ)クラス」に初めて2台のエントリーがあった。

「F-Be Dクラス」は昨年までFIA-F4に出ていたDOME F110をメインに、その他にもフォーミュラ・ビート選手権で承認された10種類以外のエンジンを搭載したマシンの参加を認めるもので、旧FIA-F4車両については、フラットボトム化や軽量化、エンジンのパワーアップ、LSDの装着などにより昨年末のもてぎで約3.5秒あったラップタイムの差を短縮して戦うことが可能になると目されている。
今回参加したF-Be Dクラスのマシンの1台はこの旧FIA-F4マシンで車体は童夢F110、エンジンはトムスのTZR42を搭載し、杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)がドライブ。一方のもう一台は車体は元々JAF-F4向けでアルミモノコックのWEST006に戸田レーシングのB18Cが搭載されていて、鈴木雅人(ハンマーレーシング・ハッピー号)が搭乗する。F110のコンバートについては「とりあえずフラットボトムにしただけ」という状態で、他の適合作業については今後の取り組みなので目算通りのポテンシャルが出るかはまだわからないとのことだ。
なお鈴木のWEST006は先日の練習走行で燃料系のトラブルでエンジンが始動せず、ハンマーレーシングでは急遽千葉県のファクトリーまでパーツを取りに行くことになったが、予選開始までに間に合った模様だ。
コースオープンが宣言されて、オレンジのメタリックカラーに快獣ブースカが目立つ長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)を先頭にコースイン、予選が開始される。
まずは残り15分、ハンマー伊澤が1分57秒672のトップタイム、2番手に本大会唯一の20代、下村剛司(ファーストガレージRK01)が58秒812で続く。ハンマー伊澤はここから56秒050、55秒841と順調にタイムを上げていく。2番手には「SYNARGY RD04W」をドライブするジェントルマンクラスのKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)が56秒716で上がってくる。3番手以下は周を追うごとに入れ替わり、ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)の57秒861に対して三浦勝(NUTECスノー)が57秒280で上回り、いったんは7番手まで落ちた下村が57秒380で5番手に上がる。
折り返しの残り10分を切り。ハンマー伊澤はベストタイムを1分55秒331まで上げる。2番手は下村が56秒488で浮上したが、すぐにISHIKENが56秒217とこれを上回る。ハンマー伊澤とは0.886秒の差がある。4番手KAMIKAZE 56秒716(G-1位)、5番手三浦57秒280(G-2位)、6番手長嶋57秒471(G-3位)と続くが直後にコントロールラインを通過した河野靖喜(ファーストガレージFG108)が57秒336で長嶋を上回る。河野は昨年のジェントルマンクラスのチャンピオンだ。
残り7分、トップ3台はそれぞれベストタイムを更新するが序列は変わらず、ハンマー伊澤1分55秒109、ISHIKEN 55秒913、下村56秒205の順。ジェントルマンクラストップの4番手KAMIKAZE 56秒382に続いて、長嶋56秒635で5番手に上がり三浦が6番手にドロップ。長嶋はさらにタイムを削り55秒971で下村を上回り3番手へ。しかし下村も残り4分を切って1分55秒台に入れて55秒768と2番手タイムを出す。
残り2分、トップのハンマー伊澤は55秒を切って1分54秒825をマーク。下村も55秒765から55秒385まで自己ベストを短縮するが0.560秒の差。さらにチェカードフラッグが振られる中でハンマー伊澤は駄目押しの1分54秒688を叩き出しポールポジションを確定させる。2位下村とは0.697秒の差をつけた。以下3番手にISHIKEN 55秒832、4番手ジェントルマンクラストップのKAMIKAZE 55秒837でセカンドロウを獲得、5番手長嶋55秒971、6番手三浦56秒617で3列目という結果になった。
Dクラスのトップは総合10番手の鈴木で2分0秒381、杉山は総合13位の2分5秒830というタイムだった。
F-e第3戦決勝は午後2時5分コースイン予定。終始トップを守りチェッカーまでベストタイムを更新し続けたハンマー伊澤に死角はあるのか? 本日の最高気温となるであろう時間帯で路面コンディションに合わせ込めるかがカギになりそうだ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

2024オートバックススーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)がポールポジションを獲得。塚越とREAL RACINGにとっては2019年9月の第7戦SUGO(当時はKEHIN NSX-GT)以来5年ぶりのポール獲得となった。
予選Q1 ホンダ勢が1-2-3を独占!
GT500クラスの予選Q1は午後2時58分より10分間で行われた。
コースオープンと同時に続々とコースに出ていく各車。やや遅れてコースインしたのが高星明誠(Niterra MOTUL Z)。残り6分30秒を切ったところで大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)がようやくピットを離れた。これで全車がコース上に。
するとその直後、名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が僅か3周でピットイン。3号車はそのまま走行を終えることに。
コース上では、ベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)が1分27秒243、高星明誠(Niterra MOTUL Z)が1分27秒134とまずはニッサン勢が好タイムを連発。
しかし公式練習トップの太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)がここでも1分26秒737とこの日最初の1分26秒台のタイムを叩き出すと、次の周では1分26秒709までタイムを縮めてきた。
続いて野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も1分26秒973、1分26秒825と17号車に迫るタイムを記録。大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)も1分26秒944を記録し、終わってみればQ1はホンダシビックがトップ3を独占する結果となった。
4番手には福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分27秒050がつけ、高星明誠(Niterra MOTUL Z)が5番手で続いた。
予選Q2 ニッサン勢が1-2となるも、タイム合算では17号車が上回る
GT500の予選Q2は午後3時54分から10分間の走行。ここで最初にアタックに入った佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が4周目の1コーナー手前で痛恨のスピンを喫する。すぐにコースに復帰して次の周で仕切り直しのアタックを行った佐藤は1分27秒366を記録したが、この時コース上では別のクルマがスピンアウトしていたために黄旗が提示されており、残念ながらここでのタイムは無効になってしまった。
続いてアタックに入ったのは8号車の松下で4周目に1分27秒969、5周目には1分27秒573と着実にタイムを縮めるが、三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が3周目にこれを上回る1分27秒205を記録してきた。
続いて17号車の塚越広大が1分27秒222を記録、その直後に千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が1分27秒077を叩き出してQ2のトップに立ったところでチェッカーフラッグが提示され、Q2は終了した。
Q2のタイムではトップが23号車、2位に3号車がつづき、17号車が3位だったが、Q1とのタイム合算では17号車が2分53秒931、3号車が2分54秒339、23号車が2分54秒359となり、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)が5年ぶりのポールポジションを獲得、3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が2位、23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)は3位という結果となった。
トヨタGRスープラ勢の最上位は14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)の7位、前戦岡山大会で優勝した36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は11位と後方からのスタートを強いられることとなっている。
1994年5月1日のJGTC第1戦から丁度30年目の節目のレースで勝利するのは果たしてどのチームか。第2戦決勝は4日の午後1時30分より3時間(約118周)で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo Motorsports Forum

2024オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE」の予選が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が、ポールポジションを獲得した。
今シーズンから、ドライバー2名のタイムを合算して予選順位を決める方式になった当シリーズ。特に台数の多いGT300クラスは、まずはA、B組に分けられたQ1で上位8台に入らないとQ2上位グループに進むことができない。
Q1に出走するドライバーは重責だが、それぞれの組でトップ3に入ったのは、(A組)4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)。(B組)88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)、96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)という顔ぶれ。
どのチームも実力の拮抗するドライバーが乗ることを考えると、Q1で生じたタイム差を逆転するのは容易ではなく、Q1上位6台のうちポールポジションの候補となる車両は、1分36秒台前半をマークした、4号車AMG(1分36秒156)、56号車GT-R(1分36秒254)、そして88号車Lamborghini(1分36秒084)の3台に絞られると思われた。
Q2では、88号車を駆る小暮が終了間際に見事なアタックを見せ、Q2でもトップタイムを叩き出し、文句なしのポールポジション。以下、65号車AMG(蒲生) 、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)、96号車RC F(高木)、4号車AMG(谷口)が続いた。
合算の結果、Q1の貯金が効いた形となり、Q2では5位だった4号車AMGが予選2位、同様に56号車GT-R(Q2:7位)が予選3位、65号車AMG(Q2:2位)が予選4位となった。
ただ、決勝は予選で使用したタイヤでスタートする規定も導入されたことで、予選上位陣が崩れる可能性も十分残している。
決勝は、明日5月4日の午後1時30分から3時間で争われる。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

5月3日、2024年FIA-F4選手権シリーズの第1戦が静岡県・富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは、トヨタ育成2年目の佐野雄城(TGR-DC RS F4)が初優勝を飾った。2、3位はホンダ育成の野村勇⽃(HFDP Racing Team)、洞地遼⼤(HFDP Racing Team)が入った。
インディペンデントクラスは、クラスポールスタートのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が危なげなく逃げ切って優勝を飾った。
■チャンピオンクラス
ポールポジション(PP)スタートの新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)が逃げ、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)が追う形で幕を開けた。
この2人に続いたのは、2周目の1コーナー手前でポジションを上げた予選4位の佐野雄城(TGR-DC RS F4)。かわされた野村も必死に食らいつき、その背後にはチームメイトの洞地が続く。

波乱が起きたのは5周目。トップ新原に接近していた森山が、コカ・コーラコーナー手前でリアに接触。新原は大きくバランスを崩してクラッシュ。その場でリタイアとなってしまった。
レースは、森山、佐野、野村、洞地、⽩崎稜(Bionic Jack Racing)、⼤宮賢⼈(PONOS RACING MCS4)の順で進むが、7周目のアドバン(ヘアピン)コーナーで2台が絡むような形でコース上にストップ。
このアクシデントでセーフティカー(SC)が導入され、11周終了までSCランが続いた。
この間に、トップ森山には5周目のアクシデントに対して、ドライブスルーペナルティが課され、これでトップの座は佐野が手にすることとなった。
リスタート後は、3周のスプリントとなったが順位変動はなく、佐野が初優勝のチェッカーを受けた。
■インディペンデントクラス
予選の三強による攻防が見られるのでは、と思われたが、予想に反して決勝はクラスPPスタートのDRAGONの横綱レースだった。
好スタートを決めたDRAGONは、3周目には早くも2位仲尾恵史(TCS AKILAND)との差を1秒に開くと、その後も0.5秒速いラップタイムを刻んでSCランの始まる前には3秒のマージンを築いて独走状態。
SCラン後のリスタートも決めたDRAGONは、13周目にミスからかややタイムを詰められる場面はあったものの、手を緩めることなく再度差を開いて逃げ切った。
2位は、最終ラップに3位IKARI(Bionic Jack Racing )に背後まで迫られたものの仲尾が入り、三強が表彰台を占めた。
第2戦の決勝は明日5月4日午前8時から、14周で行われる。






Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
- 第1戦優勝 佐野雄城(TGR-DC RS F4)
-

「まだ改善すべき点はありますが、レースペースは良かったです。早い段階で野村選手をオーバーテイクして、森山選手と新原選手を追っていました。接触があって2台ともいなくなったのは残念でしたが、勝てて良かったです」
「第2戦ももちろん優勝を目指して頑張ります。手応えはあります」
- 第1戦決勝2位 野村勇斗(HFDP Racing Team)
-

「自分が想定していたよりもペースが厳しかったので、そこが悔しいです。今週末はフィーリングが全然違っていて、そこにアジャストしきれていないので、もう一回セットアップを見直したいです」
「今は前のクルマについては行けても抜けない感じです。練習走行ではロングランのペースも悪くなかったんですが」
- 第1戦決勝3位 洞地 遼大
-

「今回はすごく悔しい表彰台です。勝てる感触のあったレースですので。予選ももっと走れていたらポールやセカンドポジションが狙える速さがありましたから、初表彰台が嬉しい気持ちもちょっとありますが、やはり悔しいです」
「クルマ自体は良かったんですが、最初の3周はシステム上のトラブルで燃圧が上がらくて、ガス欠みたいな症状が出ていて、前のクルマに追いつけませんでした。後半は直ったので追い上げたんですが、最後は1コーナーのイン側でロックアップさせてしまいました。悔しいですね。明日はもっと後ろからのスタートなので、厳しいですが、最後まで優勝目指して頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
■Championクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 35 | 佐野 雄城 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 14 | 29'07.564 | - | - |
| 2 | 50 | 野村 勇斗 | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 14 | 29'08.362 | 0.798 | 0.798 |
| 3 | 51 | 洞地 遼⼤ | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 14 | 29'08.790 | 1.226 | 0.428 |
| 4 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 14 | 29'10.691 | 3.127 | 1.901 |
| 5 | 36 | 卜部 和久 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 14 | 29'11.661 | 4.097 | 0.970 |
| 6 | 97 | 白崎 稜 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 14 | 29'12.255 | 4.691 | 0.594 |
| 7 | 37 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 14 | 29'14.069 | 6.505 | 1.814 |
| 8 | 26 | 三枝 拓己 | FALCON MOTORSPORT FALCON MOTORSPORT | 14 | 29'17.256 | 9.692 | 3.187 |
| 9 | 77 | 松田 大輝 | WARMTECH SKILLSPEED SKILL SPEED | 14 | 29'17.849 | 10.285 | 0.593 |
| 10 | *60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 14 | 29'19.445 | 11.881 | 1.596 |
| 11 | 46 | 有村 将真 | フジタ薬局アポロ電⼯ フジタ薬局レーシング | 14 | 29'24.982 | 17.418 | 5.537 |
| 12 | 45 | 大宮 賢人 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 14 | 29'28.205 | 20.641 | 3.223 |
| 13 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱 ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 14 | 29'38.655 | 31.091 | 10.450 |
| 14 | *54 | 佐藤 凛太郎 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 14 | 29'43.625 | 36.061 | 4.970 |
| 15 | *62 | 森山 冬星 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 14 | 29'43.852 | 36.288 | 0.227 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 64 | HIROBON | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 10 | 21'18.019 | 4Laps | 4Laps |
| - | 90 | Lin Chenghua | ATEAM Buzz Racing AKIRAND RACING | 6 | 11'16.876 | 8Laps | 4Laps |
| - | 33 | 佐藤 樹 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 6 | 11'53.847 | 8Laps | 36.971 |
| - | 16 | 新原 光太郎 | YBS Verve 影⼭ MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 4 | 7'06.638 | 10Laps | 2Laps |
| - | 10 | 小松 響 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 2 | 4'01.024 | 12Laps | 2Laps |
| 38 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 2 | 4'04.594 | 12Laps | 3.570 |
| - | 87 | 下野 璃央 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | - | d.n.s | 14Laps | 2Laps |
■Independentクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 14 | 29'22.193 | - | - |
| 2 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND AKILAND RACING | 14 | 29'24.060 | 1.867 | 1.867 |
| 3 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 14 | 29'25.454 | 3.261 | 1.394 |
| 4 | 55 | KENTARO | Baum Field F4 FIELD MOTORSPORTS | 14 | 29'26.645 | 4.452 | 1.191 |
| 5 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 14 | 29'26.663 | 4.470 | 0.018 |
| 6 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 14 | 29'27.823 | 5.630 | 1.160 |
| 7 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 14 | 29'29.512 | 7.319 | 1.689 |
| 8 | 5 | 小谷 泰弘 | TEAM 5ZIGEN F4 Team 5ZIGEN | 14 | 29'30.619 | 8.426 | 1.107 |
| 9 | 9 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 14 | 29'35.266 | 13.073 | 4.647 |
| 10 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 14 | 29'35.302 | 13.109 | 0.036 |
| 11 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 29'40.191 | 17.998 | 4.889 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 61 | 坂井 フォックス・ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 6 | 11'16.776 | 8Laps | 8Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 51 洞地遼⼤(HFDP Racing Team) 1'45.513 (7/14) 155.685 km/h
- CarNo. 60は、H項違反(黄旗中のコースアウト)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 54は、シリーズ規則第15条1.1)2)(コースアウトを強いるもの)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 62は、シリーズ規則第15条1.1)2)(コースアウトを強いるもの)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

2024オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)がトップタイムを記録した。
公式練習は午前9時よりに混走85分間、専有走行各10分間で行われた。天候は晴れ。気温は14℃とやや涼しい気候の中、GT500は15台、GT300は27台が走行を開始した。
まずは太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分28秒590を4周目に記録してトップに。続いて笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が開始8分で1分36秒506で2番手(2周目)。これ以外の13台はまだタイムを出しに来ていない。
開始から10分が経過すると、太田は5周目に1分28秒281を記録。2番手の笹原も1分32秒634を3周目に記録。佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が3周目に1分33秒385で3番手、4周目には1分31秒605までタイムを縮めて2番手に浮上してきた。
続いて伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分30秒786を4周目に記録して2番手に。山下健太(au TOM'S GR Supra)も1分31秒589を3周目に記録して3番手に浮上するが、佐藤は1分29秒517で再び2番手に。これを山下が4周目に1分29秒231で上回る。
そして開始から14分が経過したところで佐藤は1分27秒642を6周目に記録してトップに浮上。結局これが混走でのトップタイムとなった。
笹原も6周目に1分27秒976を記録して2番手、7周目には1分27秒920までタイムを縮める。大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が5周目に1分28秒028を記録して3番手に上がってきた。
そして開始から40分が経過したところで阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が15周目に1分27秒831を記録して2番手に上がってきた。
その後は大きな順位変動もなく混走は終了。この時点での順位は16号車がトップ、19号車が2番手、37号車が3番手で、以下14号車、38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)、36号車と続いて、23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)が日産勢トップの7番手だった。
しかし午前10時35分にGT500の専有走行が始まると、それまで鳴りを潜めていた日産勢が一斉に好タイムを連発する展開となる。
まずはベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)が1分27秒639でトップに浮上。すかさず太田が1分27秒564で上回るが、その直後に高星明誠(Niterra MOTUL Z)が1分27秒205で太田を上回る。
しかしチェッカーフラッグが提示された直後に太田は1分27秒126を叩き出してトップを奪い返す。野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も最後の最後に1分27秒298を叩き出した。
この結果、公式練習のトップは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)、3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が2番手につけ、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が3番手という結果となった。
また福住仁嶺が1分27秒568を記録した14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)がGRスープラ勢の最上位の5番手だった。
スーパーGT第2戦はこのあと午後2時25分より公式予選を行う。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

2024オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE」の公式練習が静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、序盤にマークした1分36秒242でトップとなった。
開幕戦の岡山では、性能調整のウェイトにも苦しめられ、思うような結果が残せなかった56号車だが、今大会は滑り出しから好調。開始早々の計測6周目にはベストタイムを叩き出し、以降は予選、決勝のために周回を重ねた。
2番手タイムは、88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)。開幕戦は予選10位から手堅く完走してポイントを稼いだものの、シリーズを考えるとサクセスウェイトの軽いうちに上位フィニッシュを果たしたいところだ。
3番手タイムは、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)。以下、52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)と続き、開幕戦で入賞を果たした車両が引き続き好調を維持しているようだ。
なお、開幕戦を制した2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)は9位、開幕戦2位の65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)も10位につけている。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
■GT500クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 17 | 塚越 広大 太田 格之進 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | | 1'27.126 | - | - | 188.541 |
| 2 | 3 | 高星 明誠 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NISMO NDDP | BS | 10 | 1'27.205 | 0.079 | 0.079 | 188.370 |
| 3 | 8 | 野尻 智紀 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 6 | 1'27.298 | 0.172 | 0.093 | 188.169 |
| 4 | 23 | 千代 勝正 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | BS | 12 | 1'27.345 | 0.219 | 0.047 | 188.068 |
| 5 | 14 | 大嶋 和也 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | | 1'27.568 | 0.442 | 0.223 | 187.589 |
| 6 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 1'27.600 | 0.474 | 0.032 | 187.521 |
| 7 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | | 1'27.639 | 0.513 | 0.039 | 187.437 |
| 8 | 16 | 大津 弘樹 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-G ARTA | BS | 4 | 1'27.642 | 0.516 | 0.003 | 187.431 |
| 9 | 38 | 石浦 宏明 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 16 | 1'27.823 | 0.697 | 0.181 | 187.044 |
| 10 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 8 | 1'27.920 | 0.794 | 0.097 | 186.838 |
| 11 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 34 | 1'27.987 | 0.861 | 0.067 | 186.696 |
| 12 | 36 | 坪井 翔 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 46 | 1'28.079 | 0.953 | 0.092 | 186.501 |
| 13 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 24 | 1'28.202 | 1.076 | 0.123 | 186.241 |
| 14 | 24 | 松田 次生 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 1'28.502 | 1.376 | 0.300 | 185.609 |
| 15 | 64 | 伊沢 拓也 大草 りき | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 1'28.510 | 1.384 | 0.008 | 185.593 |
■GT300クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 56 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | | 1'36.242 | - | - | 170.682 |
| 2 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOC Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 6 | 1'36.328 | 0.086 | 0.086 | 170.530 |
| 3 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 Team LeMans | YH | 2 | 1'36.539 | 0.297 | 0.211 | 170.157 |
| 4 | 52 | 吉田 広樹 野中 誠太 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 16 | 1'36.578 | 0.336 | 0.039 | 170.088 |
| 5 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | | 1'36.644 | 0.402 | 0.066 | 169.972 |
| 6 | 45 | ケイ・コッツォリーノ リル・ワドゥー | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | MI | | 1'36.703 | 0.461 | 0.059 | 169.869 |
| 7 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 8 | 1'36.778 | 0.536 | 0.075 | 169.737 |
| 8 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 4 | 1'36.853 | 0.611 | 0.075 | 169.605 |
| 9 | 2 | 堤 優威 平良 響 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 44 | 1'36.854 | 0.612 | 0.001 | 169.604 |
| 10 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 36 | 1'36.957 | 0.715 | 0.103 | 169.424 |
| 11 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 10 | 1'37.095 | 0.853 | 0.138 | 169.183 |
| 12 | 777 | 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | | 1'37.132 | 0.890 | 0.037 | 169.118 |
| 13 | 31 | 小高 一斗 中村 仁 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 12 | 1'37.156 | 0.914 | 0.024 | 169.077 |
| 14 | 7 | 荒 聖治 ニコラス・クルッテン ブルーノ・スペングラー | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW M Team Studie × CRS | MI | 22 | 1'37.182 | 0.940 | 0.026 | 169.031 |
| 15 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 1'37.428 | 1.186 | 0.246 | 168.605 |
| 16 | 50 | イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 1'37.621 | 1.379 | 0.193 | 168.271 |
| 17 | 5 | 藤波 清斗 塩津 佑介 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 1'37.708 | 1.466 | 0.087 | 168.121 |
| 18 | 9 | 阪口 良平 冨林 勇佑 藤原 優汰 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 1'37.720 | 1.478 | 0.012 | 168.101 |
| 19 | 18 | 小林 崇志 小出 峻 三井 優介 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | | 1'37.829 | 1.587 | 0.109 | 167.913 |
| 20 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | | 1'37.977 | 1.735 | 0.148 | 167.660 |
| 21 | 62 | 平手 晃平 平木 湧也 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | | 1'38.161 | 1.919 | 0.184 | 167.345 |
| 22 | 30 | 永井 宏明 小林 利徠斗 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | | 1'38.232 | 1.990 | 0.071 | 167.225 |
| 23 | 48 | 井田 太陽 柴田 優作 眞田 拓海 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'38.453 | 2.211 | 0.221 | 166.849 |
| 24 | 25 | 菅波 冬悟 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 1'38.463 | 2.221 | 0.010 | 166.832 |
| 25 | 360 | 大滝 拓也 青木 孝行 荒川 麟 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 1'38.532 | 2.290 | 0.069 | 166.715 |
| 26 | 22 | 和田 久 加納 政樹 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'38.959 | 2.717 | 0.427 | 165.996 |
| - | 11 | 富田 竜一郎 石川 京侍 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | | d.n.s | - | - | - |
- 第1戦ポールポジション、第2戦予選2位 新原 光太郎(YBS Verve 影山 MCS4)
-
「新型車両ということで、練習走行から悩む部分が多かったですが、エンジニアの方に色々教えていただき、走り方を見直したらだんだん調子が上がっていきました。それを結果に結びつけられてまずは一安心ですが、決勝で結果を残すことが大事なので、このまま頑張っていきたいです」
「前半の場所どりが良くなかったのですが、タイヤにしっかり熱が入った中盤にはいい場所で走れるようになりました。後半も場所取りは良かったんですが、タイヤがたれてきてしまって、セカンドベストを更新することができませんでした。今でも場所取りは課題ですね」
「去年までは表彰台には一度も上がったことがなく、入賞が精一杯でしたが、今年こそは結果を残せるよう頑張ります。第1戦の目標はポール・トゥ・ウィン。第2戦もスタートでトップに立って逃げ切りたいです」
- 第1予選2位、第2戦ポールポジション 森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4)
-
「マシンが決まっていました。昨日からペースが徐々に上がってきて、フィーリングも良くなってきました。エンジニアさんがうまくアジャストしてくれたので、予選も決まったという感じです」
「タイヤの特性なのか、後半に向けてタイムが出る印象でしたので、序盤からずっとフルプッシュという作戦で最後まで全然タイムが落ちずに走れました。だから決勝はチャンスがあると思います」
「HELMさんのおかげでここまでこれていますし、優勝して恩返ししたいです。チームとしてもまだ優勝したことないと思いますので、最初の勝利を捧げたいです」
- 第1戦予選3位 野村勇斗(HFDP Racing Team)
-
「練習では調子が良かったんですが、予選になって急にグリップ感がないというか。セットアップもベストの状態だったはずなのに、感覚が結構違っていました。もちろん路面コンディションは変わってると思いますが、それにしても感覚が違いすぎるので、データを見直して決勝に臨みます」
「ここは3番手からでも優勝が狙えるので、チームと話し合いながら詰めていきたいと思います」
- 第2戦予選3位 佐野雄城(TGR-DC RS F4)
-
「昨日の練習走行は全然良くなかったので、それを考えるとこの順位まで上げられたのはすごく良かったです。ですが、うまくまとめればもう一つくらい順位は上がられたはずなので、そこは反省点ですね」
「タイムは2周まとめることができたので、2レースとも優勝が狙えるポジションが取れました。クルマ自体のフィーリングは悪くないので、決勝頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
5月3日、2024年FIA-F4選手権シリーズが静岡県・富士スピードウェイで幕を開けた。
今シーズンから車両が東レカーボンマジック製のMCS4-24に、エンジンがTOM'Sが開発したTMA43に変わりハードウェアが一新。また、若手中心のチャンピオンクラスと、ジェントルマン対象のインディペンデントクラスの2クラスが設定されるなど、大きくリニューアルされたシーズンのスタートとなった。
その記念すべき第1戦のポールポジション(PP)は、チャンピオンクラスは新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)が、インディペンデントクラスはDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が獲得。
第2戦は、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)と仲尾恵史(TCS AKILAND)がポールの座を得て、両クラスともにWポールを得る者は現れず、混戦必至のシーズンの幕開けとなった。
■チャンピオンクラス
20分間の予選開始から、森⼭1分45秒625、野村勇⽃(HFDP Racing Team)1分45秒432、佐野雄城(TGR-DC RS F4)1分45秒319と、この3人が徐々にタイムアップしながら1分45秒台でトップタイムを更新していたが、13分経過時に新原が急浮上。
森山に次ぐ2位に上がった新原は、勢いそのままに次の周には唯一1分45秒の壁を破る1分44秒948をマークしてトップへ。
結局このタイムを上回る者は現れず、ダークホース的存在だった新原が、実績のある森山、野村、佐野を抑えて自身初となるPPを獲得した。
セカンドタイムで決まる第2戦は、森山がPP、以下、新原、佐野、野村の順で続いた。
■インディペンデントクラス
開始から三強ともいえる、仲尾、DRAGON、IKARI(Bionic Jack Racing )の激しいPP争奪戦が行われた。
予選前半は、仲尾1分48秒081、DRAGON1分47秒981、IKARI1分47秒974と僅差のPP争いが繰り広げられたが、後半になるとこの争いがさらに激化。
DRAGON がそれまでのトップタイムを大きく上回る1分47秒196を叩き出すと、IKARIが1分47秒164で上回り、それを仲尾が1分47秒041で逆転するという手に汗握る争いを見せた。
この争いにピリオドを打ったのはDRAGON。最終周のアタックで1分46秒963を叩き出して、三つ巴の戦いを制した。仲尾も最後に1分46秒978までタイムアップするも僅か1000分の15秒届かなかった。
第2戦は、仲尾がPP、DRAGON、IKARIの順となった。
第1戦の決勝は、本日午後12時15分から、第2戦は明日の午前8時から、それぞれ14周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
■Championクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 62 | 森山 冬星 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'45.221 | - | - | 156.117 |
| 2 | 16 | 新原 光太郎 | YBS Verve 影⼭ MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'45.254 | 0.033 | 0.033 | 156.068 |
| 3 | 35 | 佐野 雄城 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'45.319 | 0.098 | 0.065 | 155.972 |
| 4 | 50 | 野村 勇斗 | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 1'45.371 | 0.150 | 0.052 | 155.895 |
| 5 | 45 | 大宮 賢人 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 1'45.410 | 0.189 | 0.039 | 155.837 |
| 6 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 1'45.429 | 0.208 | 0.019 | 155.809 |
| 7 | 97 | 白崎 稜 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'45.450 | 0.229 | 0.021 | 155.778 |
| 8 | 51 | 洞地 遼⼤ | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 1'45.455 | 0.234 | 0.005 | 155.771 |
| 9 | 33 | 佐藤 樹 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 1'45.576 | 0.355 | 0.121 | 155.592 |
| 10 | 36 | 卜部 和久 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'45.613 | 0.392 | 0.037 | 155.538 |
| 11 | 54 | 佐藤 凛太郎 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 1'45.861 | 0.640 | 0.248 | 155.173 |
| 12 | 10 | 小松 響 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 1'45.953 | 0.732 | 0.092 | 155.039 |
| 13 | 87 | 下野 璃央 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'46.123 | 0.902 | 0.170 | 154.790 |
| 14 | 37 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'46.218 | 0.997 | 0.095 | 154.652 |
| 15 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'46.456 | 1.235 | 0.238 | 154.306 |
| 16 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱 ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 1'46.534 | 1.313 | 0.078 | 154.193 |
| 17 | 77 | 松田 大輝 | WARMTECH SKILLSPEED SKILL SPEED | 1'46.787 | 1.566 | 0.253 | 153.828 |
| 18 | 90 | Lin Chenghua | ATEAM Buzz Racing AKIRAND RACING | 1'46.904 | 1.683 | 0.117 | 153.659 |
| 19 | 26 | 三枝 拓己 | FALCON MOTORSPORT FALCON MOTORSPORT | 1'46.908 | 1.687 | 0.004 | 153.654 |
| 20 | 64 | HIROBON | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'47.057 | 1.836 | 0.149 | 153.440 |
| 21 | 38 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'47.336 | 2.115 | 0.279 | 153.041 |
| 22 | 46 | 有村 将真 | フジタ薬局アポロ電⼯ フジタ薬局レーシング | 1'47.451 | 2.230 | 0.115 | 152.877 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'50.527)予選通過 ---- |
■Independentクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND AKILAND RACING | 1'47.041 | - | - | 153.463 |
| 2 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'47.087 | 0.046 | 0.046 | 153.397 |
| 3 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'47.254 | 0.213 | 0.167 | 153.158 |
| 4 | 55 | KENTARO | Baum Field F4 FIELD MOTORSPORTS | 1'47.299 | 0.258 | 0.045 | 153.094 |
| 5 | 9 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'47.756 | 0.715 | 0.457 | 152.444 |
| 6 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 1'48.373 | 1.332 | 0.617 | 151.576 |
| 7 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1'48.386 | 1.345 | 0.013 | 151.558 |
| 8 | 5 | 小谷 泰弘 | TEAM 5ZIGEN F4 Team 5ZIGEN | 1'48.400 | 1.359 | 0.014 | 151.539 |
| 9 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'48.602 | 1.561 | 0.202 | 151.257 |
| 10 | 61 | 坂井 フォックス・ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'49.311 | 2.270 | 0.709 | 150.276 |
| 11 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'50.242 | 3.201 | 0.931 | 149.007 |
| 12 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 1'51.440 | 4.399 | 1.198 | 147.405 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'52.483)予選通過 ---- |
| - | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream with RICHO DAYDREAM RACING | d.n.s | - | - | - |
| - | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | d.n.s | - | - | - |
| - | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | d.n.s | - | - | - |
■Championクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 新原 光太郎 | YBS Verve 影⼭ MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'44.948 | - | - | 156.523 |
| 2 | 62 | 森山 冬星 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'45.123 | 0.175 | 0.175 | 156.263 |
| 3 | 50 | 野村 勇斗 | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 1'45.255 | 0.307 | 0.132 | 156.067 |
| 4 | 35 | 佐野 雄城 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'45.299 | 0.351 | 0.044 | 156.001 |
| 5 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 1'45.348 | 0.400 | 0.049 | 155.929 |
| 6 | 51 | 洞地 遼⼤ | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 1'45.365 | 0.417 | 0.017 | 155.904 |
| 7 | 45 | 大宮 賢人 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 1'45.408 | 0.460 | 0.043 | 155.840 |
| 8 | 97 | 白崎 稜 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'45.444 | 0.496 | 0.036 | 155.787 |
| 9 | 33 | 佐藤 樹 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 1'45.501 | 0.553 | 0.057 | 155.703 |
| 10 | 36 | 卜部 和久 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'45.531 | 0.583 | 0.030 | 155.659 |
| 11 | *87 | 下野 璃央 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'45.813 | 0.865 | 0.282 | 155.244 |
| 12 | 54 | 佐藤 凛太郎 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 1'45.845 | 0.897 | 0.032 | 155.197 |
| 13 | 10 | 小松 響 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 1'45.922 | 0.974 | 0.077 | 155.084 |
| 14 | 37 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'46.119 | 1.171 | 0.197 | 154.796 |
| 15 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'46.356 | 1.408 | 0.237 | 154.451 |
| 16 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱 ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 1'46.495 | 1.547 | 0.139 | 154.249 |
| 17 | 26 | 三枝 拓己 | FALCON MOTORSPORT FALCON MOTORSPORT | 1'46.628 | 1.680 | 0.133 | 154.057 |
| 18 | 77 | 松田 大輝 | WARMTECH SKILLSPEED SKILL SPEED | 1'46.677 | 1.729 | 0.049 | 153.986 |
| 19 | 90 | Lin Chenghua | ATEAM Buzz Racing AKIRAND RACING | 1'46.845 | 1.897 | 0.168 | 153.744 |
| 20 | 64 | HIROBON | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'46.998 | 2.050 | 0.153 | 153.524 |
| 21 | 38 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'47.265 | 2.317 | 0.267 | 153.142 |
| 22 | 46 | 有村 将真 | フジタ薬局アポロ電⼯ フジタ薬局レーシング | 1'47.432 | 2.484 | 0.167 | 152.904 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'50.527)予選通過 ---- |
■Independentクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 Independent Cup class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'46.963 | - | - | 153.575 |
| 2 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND AKILAND RACING | 1'46.978 | 0.015 | 0.015 | 153.553 |
| 3 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'47.164 | 0.201 | 0.186 | 153.287 |
| 4 | 55 | KENTARO | Baum Field F4 FIELD MOTORSPORTS | 1'47.289 | 0.326 | 0.125 | 153.108 |
| 5 | *9 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'47.545 | 0.582 | 0.256 | 152.744 |
| 6 | 5 | 小谷 泰弘 | TEAM 5ZIGEN F4 Team 5ZIGEN | 1'48.218 | 1.255 | 0.673 | 151.794 |
| 7 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1'48.219 | 1.256 | 0.001 | 151.792 |
| 8 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'48.284 | 1.321 | 0.065 | 151.701 |
| 9 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 1'48.369 | 1.406 | 0.085 | 151.582 |
| 10 | 61 | 坂井 フォックス・ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'48.931 | 1.968 | 0.562 | 150.800 |
| 11 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 1'49.730 | 2.767 | 0.799 | 149.702 |
| 12 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'50.192 | 3.229 | 0.462 | 149.074 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'52.483)予選通過 ---- |
| - | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream with RICHO DAYDREAM RACING | d.n.s | - | - | - |
| - | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | d.n.s | - | - | - |
| - | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | d.n.s | - | - | - |
- CarNo. 87は、L項第2条c) d)(走路外走行複数回)により、第1レース4グリッド降格のペナルティーを科す。
- CarNo. 9は、L項第2条c) d)(走路外走行複数回)により、第1レース3グリッド降格のペナルティーを科す。
もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | | | ハンマー 伊澤 | アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 | 1'54.688 | - | - | 150.701 |
| 2 | 92 | | | 下村 剛司 | ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 | 1'55.385 | 0.697 | 0.697 | 149.791 |
| 3 | 16 | | | ISHIKEN | HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 | 1'55.832 | 1.144 | 0.447 | 149.213 |
| 4 | 9 | G | 1 | KAMIKAZE | FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W | 1'55.837 | 1.149 | 0.005 | 149.206 |
| 5 | 63 | G | 2 | 長嶋 重登 | ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 | 1'55.971 | 1.283 | 0.134 | 149.034 |
| 6 | 34 | G | 3 | 三浦 勝 | NUTECルノー Renault FC106 | 1'56.617 | 1.929 | 0.646 | 148.208 |
| 7 | 3 | G | 4 | 河野 靖喜 | ファーストガレージFG108 FG108 | 1'56.639 | 1.951 | 0.022 | 148.180 |
| 8 | 22 | G | 5 | みきてぃ | LP・Shop kts24 kts24 | 1'57.393 | 2.705 | 0.754 | 147.229 |
| 9 | 35 | G | 6 | 髙橋 忠克 | 髙宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | 1'58.557 | 3.869 | 1.164 | 145.783 |
| 10 | 24 | D | 1 | 鈴木 雅人 | ハンマーレーシング・ハッピー号 WEST 006 | 2'00.381 | 5.693 | 1.824 | 143.574 |
| 11 | 0 | G | 7 | 渡辺 義人 | エクシズレーシングWXR-MkII WXR MK-II | 2'00.889 | 6.201 | 0.508 | 142.971 |
| 12 | 76 | G | 8 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 2'02.561 | 7.873 | 1.672 | 141.020 |
| 13 | 33 | D | 2 | 杉山 寛 | ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 | 2'05.830 | 11.142 | 3.269 | 137.357 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- 優勝 豊島里空斗(C.S.I.Racing)
-

「そんなに嬉しくない優勝なのですけれど(苦笑)。気温が下がってきて、決勝中に(濃くしてあった)燃料を薄くしたら調子よかったのですけれど。追いついたなって思ったら反応切り替わっちゃって。バトルは楽しいかったですけれど、自分にはちょっとラッキーだったかなって。でもレース中にあの2台を抜けたとは思えなかったので、次はぶっちぎって勝ちたいです」
- 2位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)
-

「スタートはまずまず決まったのですけれど、場所取りは慣れて無くて。自分の中で迷いがでてしまったです。オープニングラップがよくなくて、混戦の中で抜かれてしまったというのはこれからの課題でであり、レースで勝つには場所取りは大事だと思っているので、そこを次戦に向けて、練習したり考えていかないといけないなという部分があります。スピードについては1台抜かれてしまって、それを抜き返すのが、ブロックされて時間かかっちゃって、前から離されちゃったという感じで。でも後半のペースというか普通にひとりで走っているペースではトップと比べてもそんなに負けない。課題もけっこう、今の自分の中ではレースウィークを通して一番いい感触だったので、これを継続して、次に挑めば結果はよくなるかな、と思っているので、引き続き頑張っていきたいな、って思います」
- 3位 小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)
-

「(表彰台は)嬉しいですけれど、また棚ぼたで。ペースなくて内容では全然負けていたので、もっと実力で表彰台に行けるようにしないといけないですね。結果はよかったけどあまり満足感がないので。ちゃんと速く走って上の方に行って。棚ぼたと言ってもまだ前に二人いますからね。どうにか1位を取りたいと思います」
- 4位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)
-

「ペースはそこまで悪くなくて、1周目で5番手まで上げられたので。そこでRiNoAの82番よりはペースはよかったのですけれど、どうしても抜く抜かれるっていうところが経験不足な部分があって、抜いた後に引き離す方法が難しくて。そこを克服できれば、今よりもうちょっといい順位でフィニッシュできるかなと思います。次戦は普段の練習から抜く練習をたくさんして、磨いていきたいですね」
- 5位 柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)
-

「あまり(順位の)実感がないのですけれど、大変なレースでした(笑)。ダンゴ状態になっていたのですけれども、なんとかどこかで抜けそうな機会があったので、それを何回か伺いながら最後ちょっと頑張ったらストレート(エンド)で抜く事ができた。(狙った通り?)そうですね、最終コーナーで行けるかな、という所から仕掛けて、1コーナーで抜けたっていう感じでした。見に来て下さった人にはいいレースが出来たかなって。自分としてはまだまだ発展途上なので、もっとスキルを身につけてまた上位に行きたいと思っています」
- 6位 室龍太郎(HAMMER 10V)
-

「やっぱり皆さん速くて、でもバトルできてすごい良かったです。まだHパターン慣れていなくて、ブレーキングとか(コーナー)進入で後ろの人は嫌だなって思ったかもしれないですけれど(笑)。みんなクリーンにバトルしてくれて、よかったです、楽しかったです」
- 9位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)※トップフィニッシュ直後の談話
-
「速さがあったのは間違いないので、そこは誇りたいところです。完全に僕のミスで、チームメイトを突いてしまったので申し訳ない。ここに関しては反省しかない、経験値不足です。いい走りができていたけれど、マージン持てなかった。どんな(裁定)になるかわからないですけれど、結果は結果で受け止めます。そこ以外はよかったですけれど」
- R 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)
-
「チームメイトに小突かれてそこで回っちゃったので。そこに大川君が避けきれないで僕のリヤに当ってきました。今までで一番大きなマシンダメージで、基本クラッシュしないので、ちょっとびっくりしちゃいました。絶対勝てると思っていたので、もったいなかったです。やっぱり夕方の方がペースがよくて感触はすごいよかったですけれど。次の機会があれば、頑張りたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝は4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、トップチェッカーを受けた樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が8周目の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)との接触でフィニッシュタイム10秒追加のペナルティを受けて降着。2位でフィニッシュした豊島里空斗(C.S.I.Racing)が繰り上がりで優勝となった。
第2戦決勝は本日最終レースとして午後4時45分にフォーメーションラップ開始。日が長くなったとはいえこの時間に太陽はかなり西に傾き、リーダータワーの影が伸びている。28度まで上がった気温も24度まで下がり、風も吹きだして路面温度はかなり下がっている。僅か10周のスプリントレースとはいえ、スタートからフィニシュまでの間に温度はさらに下がると予想され、チームはタイヤの内圧の合わせ込みに悩む。

レースがスタートすると、ポールポジションの豊島、フロントロウに並んだ大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)の2台は共に好スタートで第1コーナーへ飛び込む。セカンドロウの中澤凌(ZAP NAKs 10VED)、丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)、5番手スタートの樺木まではグリッド通りの順で続いたが、6番手スタートの小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)は加速がにぶく、7番手スタートの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)にポジションを奪われる。この中で勢いがいいのが樺木で、第3コーナーに向けた加速で丸山に並びかけるとアウト側から被せるようにターン、第4コーナー手前で丸山を仕留めて4位にポジションを上げ、さらに前を行く中澤に迫る。追われる中澤も2位大川に狙いをつけて第5コーナーアウト側から仕掛けると2台はサイド・バイ・サイドでファーストアンダーブリッジを通過。そこに樺木選手も参戦。3台がワンパックになってトンネルを抜け出すと中澤が2位にポジションアップ、さらにS字の進入で樺木が大川選手に仕掛けるが、ここは大川も抵抗を見せ並んでS字を通過、そのままV字コーナーまで粘るがここで樺木がインから前に出て3位へ。

激しい2位争いの後方でも5位の座を競って丸山と松原が並んでダウンヒルストレートを下り90度コーナーへのブレーキングで松山がイン側から丸山を攻略。ビクトリーコーナーで前に出る。
2位以下の攻防をよそにトップ豊島は0.782秒までリードを築いてオープニングラップを終了。2位中澤から0.474秒差で3位樺木、0.664秒差で4位大川と続き、バトルでややタイムをロスした松原が1.1秒差の5位。その背後には丸山が0.147秒差とテール・ツー・ノーズ状態で2周目に入るとポジションを奪い返す機会をうかがう。そのチャンスが来たのがV字への進入で、丸山は松原のインを突いて並びかけるとそのまま立ち上がりヘアピンでも並走。ダウンヒルストレートから90度コーナーへ、今度はアウト側の丸山が松原を仕留めて5位を奪い返す。
2周目を終えてトップ豊島と2位中澤の差は0.4秒まで縮まり、さらに大川を振り切った樺木も0.166秒差で背後につけている。この2台の勢いは豊島選手を上回っており、続く3周目、3台が連なってファーストアンダーブリッジを通過。この3台が牽制し合う間に4位大川も追いつき、ヘアピンでは4台がトレイン状態でターン。ダウンヒルストレートを駆け降りると、中澤が仕掛けて豊島のアウト側から90度コーナーへ。2台は並走でセカンドアンダーブリッジを通過、ビクトリーコーナー進入でイン側になる中澤が前に出てトップに立つ。3周目を終えてトップ中澤選手と4位大川選手までが0.63秒以内という接戦だ。
4周目の第1コーナーで豊島がインから中澤に仕掛けて再びトップ。しかしほぼ横並びで第4コーナーから130Rまで走った中澤はS字へのアプローチで再逆転。さらに樺木も豊島に迫るが、V字コーナーへのブレーキングでタイヤをロックアップさせてここは攻略ならず。4周目を終えて中澤~豊島~樺木~大川のトップ4台は依然として0.9秒の中で連なっていて、誰かが仕掛ければ別の誰かがそのスキを狙うという互いにチャンスをにらんだ状態で5周目を終えてレースは後半戦へ。
この膠着状態を打破したのはレース4戦目の樺木で、6周目の第5コーナーアウト側からブレーキングで豊島に並びかけるとファーストアンダーブリッジの中で前に出て2位を奪い取る。樺木はこの周2分4秒510とファステストラップも更新してトップ中澤とのギャップを0.5秒削り取り、0.134秒差で7周目に入る。勢いに乗る樺木は第3コーナーでインから中澤をオーバーテイク、トップに出る。しかし中澤も負けじと第5コーナーでアウト側から樺木に被せると再逆転、トップを奪回する。ZAP SPEED同士のトップ争いだ。
8周目も4台は密集して走行。次なるチャンスを狙ったにらみ合いは縦一列でダウンヒルストレートを下ると90度コーナーへ。樺木は中澤のリヤに張り付くように旋回を始めるが、ここで両車は接触、樺木が中澤のリヤを突くような形になり、中澤はたまらずスピン、樺木と豊島はこれをかわしたが、アウト側に回避しようとした大川は僅かに中澤に接触、こちらもスピンしてしまう。2台はダメージがあるようで、再スタートが切れない。その間にトップ樺木、2位豊島は8周目を終了。3位丸山、4位小田部とそれぞれ順位を上げる。
ここでセーフティカー(SC)投入が宣言され各車スローダウン。止まったマシンの排除を行いつつ隊列を整えることになるが、残り2周では時間切れ、レースが再開されることはなく、そのままSCランで10周目まで走行し、樺木~豊島~丸山~小田部~松原~柴田泰知(ZAP SPEED RD1V ED)という順でフィニッシュした。
暫定表彰式が始まる前に樺木と中澤の接触についての審判が行われ、樺木にフィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが課せられることになり9位まで降格。優勝は豊島選手、2位丸山選手、3位小田部選手という順位になった。
樺木は自分のミスであることを認めて、ペナルティも受け入れる覚悟で暫定表彰式を待ち、優勝した豊島、デビュー戦2位の丸山、久々の表彰台の小田部といずれも残念な結末に複雑な表情で壇上に上がったが、それでも最後は勢いよくスパークリングウォーターをかけあった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦は、しばしインターバルをおいて8月11日にモビリティリゾートもてぎで開催予定。開幕2連戦を満足いく結果で終わった者もそうでない者も、それぞれの課題をガレージに持ち帰って、その答えを手に暑いもてぎに戻って来ることになる。







Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 10 | 23'23.874 | - | - |
| 2 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 10 | 23'24.058 | 0.184 | 0.184 |
| 3 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 10 | 23'25.419 | 1.545 | 1.361 |
| 4 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'25.850 | 1.976 | 0.431 |
| 5 | 18 | G | 1 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'27.916 | 4.042 | 2.066 |
| 6 | 2 | | | 室 龍太郎 | HAMMR 10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'28.820 | 4.946 | 0.904 |
| 7 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'29.495 | 5.621 | 0.675 |
| 8 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 10 | 23'30.415 | 6.541 | 0.920 |
| 9 | *15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'32.907 | 9.033 | 2.492 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 7 | 14'42.743 | 3Laps | 3Laps |
| - | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 7 | 14'43.750 | 3Laps | 1.007 |
- Fastest Lap: CarNo. 15 樺木大河(ZAP SPEED 10V ED) 2'04.510 (6/10)
- CarNo. 15は、2024もてぎチャンピオンカップレースSpR.27.4.1(#79への衝突)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- ポールポジション 豊島里空斗(C.S.I.Racing)2分3秒926
-

「練習走行みたいな感覚で、緊張せず普通に走ってタイム出たので、よかったです。決勝と同じように走ったら大丈夫だったので、それがよかったかな。決勝はスタートがばっちり決まれば、組み立て通りになると思うのですけでど、スタートでどれだけ行けるのかで決まると思います。あまり争っちゃうと後ろの人が来ちゃうと思うので、とりあえずスタート1番で、そこから逃げる態勢に入れればいいと思います」
- 2位 大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)2分4秒052 +0.128秒
-

「ちょっと悔しいですね、もうちょっとだっただけに。正直小さいミスはしているので、それを改修すればコンマ1秒くらいは縮められていたかな、というぐらいの感じだっただけに、ちょっと悔しいです。(感触はいい?)トップとは争えると思います。もうちょっと、トップとは(戦って)いけると思います。決勝は夕方なので、(コンデションが)がらっと変わると思いますし、そこの対応ができるかどうか。さっきできなかったところなので、どこまでできるかですね」
- 3位 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)2分4秒346 +0.420秒
-

「第1戦の時よりはそんなに調子よくなかったのですけれど、3番手なら決勝は前を狙える位置にいるので、そんなに心配はしていないです。コンデション的には昼間(第1戦)よりこれくらいの方が合っているかもしれないです、この後はちょっと分からないですけれど。昼間よりはそんなにつらくないかな、と思っています」
- 4位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)2分4秒369 +0.443秒
-

「課題をけっこう修正できて、手応え的にも1回目の予選よりも全然よくなったので、そこは自分にとってはプラスかなって思ったので。でもまだ完全には直り切っていないのがあるので。(カートの癖とか?)そういうとこもあったり、あと突っ込み過ぎだったり、そういうところが課題で、そこを直せばかなりいい方向には向かっていると思うので、それを信じて頑張れば。決勝はスタートミスらないことが第一ですけれど、そこをまずはうまく決めて、その後は自分は展開に合わせるのは得意だと思っているので、そこは自信持って走ろうかなって思っています」
- 5位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)2分4秒638 +0.712秒
-

「路面温度めっちゃ上がっていて、その状態でニュータイヤ入れたことがなかったので、それもあって全然このコンディションに合わせられなかったかな、という感じです。それと第1戦の予選は一番前に出てぐるぐるずっと走って、でも後ろにクルマがいる状態のプレッシャーが嫌だったので、今回は後ろに下がってクールダウンとか入れながら走ったのですけれど。リズム作るうえでは僕はクールダウン入れるよりずっと走っていた方がよかったんだな、と後悔しました(笑)。そのへんは次戦以降の予選の組み立て方考えたいな、っていうのと。でもそこはいったん切り替えて、レースペース的には路面温度下がってきたら僕と中澤君、うちらが一番(ペースが)あるかなって思っているので、チャンスうかがって、まずは表彰台。あわよくばもっと先狙いたいなと思っています」
- 6位 小田部憲幸選手(フォースリンク こたべZAP ED)2分4秒945 +1.019秒
-

「第1戦より1コあがりました、やったぜ(笑)。(6番手で安定していた?)あまりよくないですね、もっと上に行きたいです。あまり調子いいって感覚はなくて、練習不足なので、乗った分だけいろいろ分かってくるかな。たまたまっていうところです。決勝はまたひとつでも上を目指します。でも無理せず、いろいろ発見したいことの方が多いので、自分の走りに集中して、露骨なブロックせず、クリーンにバトルしたいと思います。またインタビュー受けられるように(笑)頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦公式予選が4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、昨年同シリーズ5位の豊島里空斗(C.S.I.Racing)が2分3秒926でポールポジションを獲得した。
午前の第1戦に続いてタブルヘッダーで行われる第2戦の予選は午後1時30分から20分間で行われる。初夏の日差しがふりそそぐサーキットは気温28度まで上昇。路面温度は50度を超えている。1日2レースが行われる今回、各車は第2戦にニュータイヤの投入が許されているが、午前に行われた第1戦に比べた温度の変化への対応がチーム、ドライバー共に求められる。
11台のエントリー数は第1戦と変わらないが、第1戦でジェントルマンクラス優勝の本間隆史(MATレーシングPJ10V)は第2戦を欠場。替わって第1戦には出場しなかった室龍太郎(HAMMER 10V)が出場する。室選手は昨年スーパーカートに出場、今回が初のスーパーFJ参戦となる。
各車ウォームアップを終えて今回も5分が経過したあたりからタイムアタックが始まる。まずは第1戦3位の豊島が2分5秒158でトップ。2番手は第1戦優勝の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)の5秒801。3番手に第1戦で豊島とバトルを演じて4位の大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)、4番手丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)とチームメイトが並ぶが2分6秒台ということでまだタイヤの発動を待っている状況か。
残り13分、その大川が2分4秒859と最初に2分4秒台に入れてトップに立つ。2番手は5秒012で中澤、3番手5秒088の丸山。豊島は4番手にダウンするが、残り11分で4秒390をマークして再びトップへ。大川2番手、丸山は5秒002で3番手、中澤5秒012で4番手と続き、さらに松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)、小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)と続いたが、ここに第1戦2位の樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が5秒453を出して割り込み5番手へ。松原6番手、小田部7番手へドロップ。
折り返しを過ぎて残り9分、中澤が2分4秒744で3番手へ上がるが直後にコントロールラインを通過した樺木が4秒700で中澤を上回る。その間にトップの豊島はベストタイムを4秒222から4秒081まで縮めて、2番手大川に0.61秒差と大きく引き離している。
残り5分、トップ豊島は変わらず、2番手に丸山が2分4秒437で浮上、大川3番手、樺木4番手、中澤5番手で、6番手に小田部が上がってくる。さらに樺木が4秒638で大川をかわして3番手へ。
残り3分、豊島はただ一人2分3秒台に入れて3秒926をマーク。午前中より路面コンデションが悪化したか、その後2分3秒台をマークする選手は現れず、豊島選手のポールポジションが確定した。しかし残り1分を切ってからから2番手以下は目まぐるしく入れ替わり、大川4秒052で2番手、中澤4秒500で3番手へとそれぞれポジションを上げ、丸山は4番手、樺木5番手とそれぞれドロップした。6番手は小田部が終盤に松原を上回り、松原は0.005秒及ばず7番手となった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝は本日の最終レースとして、午後4時45分フォーメーションラップ開始予定。第1戦でドッグファイトを展開した豊島と大川がフロントロウから再び相まみえるか、3番手スタートの中澤が第1戦優勝の勢いを見せて巻き返すか、注目だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 2'03.926 | - | - | 139.467 |
| 2 | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 2'04.052 | 0.126 | 0.126 | 139.325 |
| 3 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.346 | 0.420 | 0.294 | 138.996 |
| 4 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 2'04.369 | 0.443 | 0.023 | 138.970 |
| 5 | 15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.638 | 0.712 | 0.269 | 138.670 |
| 6 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 2'04.945 | 1.019 | 0.307 | 138.330 |
| 7 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.950 | 1.024 | 0.005 | 138.324 |
| 8 | 18 | G | 1 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.363 | 3.437 | 2.413 | 135.703 |
| 9 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 2'07.476 | 3.550 | 0.113 | 135.583 |
| 10 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.562 | 3.636 | 0.086 | 135.492 |
| 11 | 2 | | | 室 龍太郎 | HAMMR 10V TOKYO R&D RD10V | 2'07.779 | 3.853 | 0.217 | 135.262 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'41.340)予選通過 ---- |
- 優勝 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)
-

「最後にちょっと迫られましたが、もしものドッグファイトの為にタイヤはセーブしていたので、それが最後使えてよかったです、危なかったですけれど楽しかったです」
- 2位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)
-

「ペース的には(中澤選手に対して)どっこいかちょっとこっちの方があるかな、みたいな感じで。でも後ろがそこそこの距離にいたので、とりあえず離すまではと思って。で、最後2、3周で詰められたなら、と思っていて。最後第3コーナーで並んで入って、鼻先だったので行けるかなと思ったのですけれど、ちょっとシフトミスしちゃって2速に入らなくて、それで外に出ちゃったので、勝負ありかな、という感じで。(中澤選手と)走り方がけっこう違うところがあって、後ろについていて、学ぶところも多かったので、次、活かせればと思います。次はポールから優勝します!」
- 3位 豊島里空斗(C.S.I.Racing)
-

「(スタートの失敗は)クルマが進まなかったです。クラッチが、最初練習で回転全然上げないでスタートしたのですけれど全然ダメで、4500(回転)ぐらいまで上げたのですけれど、それでもダメで。走りながら何だろう?って思っていたのですけれど、クラッチがたぶんゆっくり離しすぎているのだろうな、とわかりました。次はもうちょっと素早く離して行きたいと思います。大川選手とのバトルは何回か仕掛けるとこがあっって、そこで行けたらもっと上に行けたと思うのですけれど、思ったより全然自分が行けてなかったのかうまく走れなくて手こずっちゃって。途中ガソリンの(調整を)濃くして、そしたらタイムもよくなったので、(次の)決勝はそれで行って、スタートを決めれば3位キープでスタートできるので、後はレース中に2台抜ければ、次1位目指して頑張ります」
- 4位 大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)
-

「やられましたね。プレッシャーに負けちゃいました。後半(走りが)うまく決まらない部分があって、そこをうまいとこ突かれたという感じで最後90度(コーナー)でやられちゃいました。(何度かは抑え込んでいた)バトルという意味ではポジティブにとらえるところで、今後に向けてというところはある。バトルしていてもそんなにタイムが落とし過ぎず、みたいな感じで走れたので、そこはポジティブかなって思いますね。スタートはばっちり決まりました。あれがかなり大きかったですね。昔からスタートは得意な方なんですよ、だからそれがばっちり決まってひと安心みたいな感じでしたね」
- 5位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)
-

「スタートはちょっとクラッチ離すのが早すぎて、少し失速気味になっちゃったので。もうちょっと次はクラッチ繋ぐのを遅くして、うまくスタート決められたらと。反応はよかったので、そこだけ変えれば、普通にいい感じで(スタート)切れるかな、と思います。その後は自分の走りがあまりよくなくて、ペースなかったので、ついて行けなかったです。改善点とかもだんだん見つかってきたので、予選とかで少しずつ直して行って、次の決勝につなげられたらいいかな、と思います。今回は2レースあるので、悪いところをトライする回数もあるってことなので、そこはいいですね」
- 6位 小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)
-

「棚ぼたですからね、喜んじゃいけないですね。意外と前と(差が)縮まらなかったですね。もう実力不足です。あんまりおもしろくないレースでしたね。後ろが跳ねるのは何となくわかっていたので、残念でした。(前に)近づいた時もありましたよね? でも離されて、まだつかみ切れていないですね。でもマシンではなくて自分が悪いです。午後の第2戦に向けてはひとつでも上の順位ねらいたいですね、そんないきなり劇的にタイム上がることもないので、淡々とできることをやって。ベストタイムと、グリッドもちょっとでも上がればいいなという感じです、良いところをみせたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ開幕戦決勝は4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、ポールポジションからスタートの中澤凌(ZAP NAKs 10VED)が樺木大河(ZAP SPEED 10VED)との同門対決を制して優勝した。
10周で行われる決勝は定刻の11時30分にフォーメーションラップ開始。気温26度でコースはドライコンディションだが路面温度はすでに45度を超えてタイヤに厳しい環境になりつつある。

レースがスタートすると、フロントロウの中澤、樺木はスムーズに発進したが、セカンドロウの豊島里空斗(C.S.I.Racing)、丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)は揃って反応がにぶく後続集団にのみ込まれる。一方スタートがよかったのが6位スタートの大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)で、前からスタートの2台を一気にかわして3位にジャンプアップして第1コーナーに進入、5位スタートの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)もそれに続き、豊島5位、丸山6位へとドロップ。
ポジションを落とした豊島だがただちに反撃を開始、S字コーナーの入り口でインを差すなど松原にプレッシャーをかける。これで松原は防戦一方となりトップ3台との間合いが拡がる。トップを逃がしたくない豊島はV字コーナー進入でズバッと松原のインからオーバーテイク。そこにに丸山も加わり、立ち上がりで松原をかわしてそれぞれ4位、5位へ進出。
オープニングラップを終えてトップ中澤、2位樺木は0.358秒の差。3位大川はそこから1秒近く離れていて、4位豊島はさらに1.3秒後方で丸山を0.45秒差に従えている。
2周目もトップ中澤と2位樺木の間合いは0.3秒とつかず離れず。しかし3周目に入ると樺木がペースを上げて0.196秒差と中澤に迫る。樺木はコーナー出口からの加速がよく、第2コーナーから第3コーナーまでの短いストレートで一気に中澤のテールを捕らえた。さらに豊島も2分4秒835とファステストラップを刻んで大川の1秒差に詰める。5位丸山はこのペースについて行けないのか1.6秒差に遅れ、0.4秒後方に松原がつけて機会をうかがっている。
テール・ツー・ノーズ状態のトップ中澤と2位樺木は4周目も0.185秒の差、しかし樺木にチャンスは訪れず、逆に5周目には0.24秒とギャップをひろげられてしまう。3位争いは大川に豊島がファステストラップを更新して0.374秒まで接近、ヘアピンでは豊島がインから差しに行くそぶりを見せてプレッシャーをかける。6周目、中澤は樺木に対し0.384秒とさらに差をひろげる一方で、大川と豊島は随所で3位争いを行いながら樺木に0.796秒まで接近してレースは7周目へはいる。1位~2位と3位~4位がそれぞれ0.3秒差で接近戦をくり広げ、5位丸山はそこから置いて行かれて3秒以上離されている。
7周目も中澤は樺木と0.441秒の差、僅かずつだか確実に差をひろげて行く。3位争いはさらにヒートアップし、第5コーナーで豊島がアウトから仕掛けて大川と並んでファーストアンダーブリッジを通過。そのまま130RからS字にかけてゆさぶりをかけ続けるが、ここは大川が守り切る。8周目もこの2台のドッグファイトが続き、コントロールライン上では0.123秒差とテール・ツー・ノーズ状態で9周目に入り、第3コーナーで豊島がアウトから大外刈りを狙うがここも大川がポジションキープ。勢いは豊島にあるが大川もスキを見せず、豊島は終盤に向けてどこで大川を仕留められるか様子を見ているようだ。さらに豊島は90度コーナーでもイン側から仕掛けるがここも大川が守る。
そして一時0.5秒近く離れたトップ中澤との差を樺木が盛り返してダウンヒルストレートから90度コーナーへのブレーキングで勝負を挑むも前には出られず、コントロールライン通過時で0.201秒差。豊島~大川は0.085秒差。そこから3秒差の5位丸山に対しては松原が0.135秒差と、随所で順位争いが展開したままでファイナルラップに突入する。
まず動いたのが6位の松原、第1コーナーでアウト側から丸山を仕留めにかかるが、勢いが余ったかスピン、すぐにレースに復帰したものの小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)にかわされて7位にポジションダウン。
続いて第3コーナーで樺木が中澤のアウトからオーバーテイクを試みるも中澤はしっかりインを守り、樺木はグラベルぎりぎりまでアウトにはらんで踏みとどまる。これでギャップが広がりトップ争いは決着。第3コーナーでは豊島も大川のアウトから仕掛けるが、こちらも大川が3位の座を守りきる。しかし豊島はあきらめず第5コーナーでもアウトから並びかける。2台はサイド・バイ・サイドで130Rへ飛び込み、ここでも大川が前に出るが、テール・ツー・ノーズ状態でヘアピンを立ち上がるとダウンヒルストレートを駆け降りる。今度は豊島がアウト側に位置取りして90度コーナーにターンイン、アウト側の縁石ぎりぎりで踏みとどまり大川の前に出てついに3位のポジションを奪い取る。
中澤はスタートから一度もトップを譲ることなくポール・ツー・ウイン。最後までトップを追い続けた樺木だったが届かず0.777秒差で2位、それでもスーパーFJでは初の表彰台だ。ファイナルラップのバトルを制した豊島が3位、2年ぶり参戦の大川は惜しくも表彰台を逃したが、ブランクを感じさせない戦いでチームの期待に応えた。大川のチームメイトの丸山が5位。6位には小田部が入賞した。
2台が出場のジェントルマンクラスは総合8位の本間隆史(MATレーシングPJ10V)が優勝を飾った。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦は本日午後に予選/決勝が行われる。初夏のような陽気のもてぎは午後1時30分からの予選あたりが温度のピークで、そこから午後4時35分の決勝までの間に急激に下がる難しいコンデションが予想される。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 1 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 20'57.235 | - | - |
| 2 | 15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 20'58.012 | 0.777 | 0.777 |
| 3 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 10 | 21'00.372 | 3.137 | 2.360 |
| 4 | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 10 | 21'00.802 | 3.567 | 0.430 |
| 5 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 10 | 21'02.382 | 5.147 | 1.580 |
| 6 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 10 | 21'05.588 | 8.353 | 3.206 |
| 7 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'16.396 | 19.161 | 10.808 |
| 8 | 46 | G | 1 | 本間 隆史 | MATレーシングPJ 10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'27.480 | 30.245 | 11.084 |
| 9 | 18 | G | 2 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'37.800 | 40.565 | 10.320 |
| 10 | *37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'38.698 | 41.463 | 0.898 |
| 11 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 10 | 22'04.466 | 1'07.231 | 25.768 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 27 豊島里空斗(C.S.I Racing) 2'04.493 (8/10) 138.832 km/h
- CarNo. 37は、2,024もてぎチャンピオンカップレースSpR.35.1(反則スタート)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- ポールポジション 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)2分3秒299
-

「練習もできていなくて、今年レースウィーク以外は1日しか走っていなかったので、どうなるかな、と思ってはいたのですけれど、大丈夫そうでした。去年のパッケージのままで走っていているので特に(変更は)何もないです。決勝は、ポールポジションからスタートってあまり経験ないので、気負いせず、気分よく走って来ます」
- 2位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)2分3秒593 +0.294秒
-

「ポールポジションねらっていたので、もうちょっと行けるかな、というのはあったのですけれど。いろいろアクシデントがあったり、まだレース3戦目で位置取りだったりで課題があって、一番タイム出したい時に出せなかったので、なんとか最低限まとめてタイム出したって感じなので、個人的に不完全燃焼ですけれど。決勝をどうにか、チームメイトといっしょに逃げて、最後できれは前を取りたいなという感じです。昨日の練習の方がよくて、今日はタイム出ていないのですよ。レース経験が少ないので、実戦の気持ちの合わせ方を、代表にもいろいろ言われていて、テンパっちゃうところもあるので(苦笑)平常心で。幸い今回は予選も決勝も2回ずつあるので、そこで経験を積みつつ、ちゃん結果も残したいと思います」
- 3位 豊島里空斗(C.S.I.Racing)2分3秒666 +0.367秒
-

「後半タイヤがタレちゃって、1、2番手の選手が後半タイム出していたので、もうちょっとエア(空気圧)下げて行った方がよかったかな、と思います。タイムはもっと出るはずで、最後、前の選手と離れ過ぎちゃって、スリップがつかえなかったかな、と思います。決勝は早めに前に出て、引き離していけたらいいなと思っています。最初の方は前のZAPの人はたぶんエアが低くて、最初は全然来ないと思うので、自分は最初に(前に)出て、ちょっとでも引き離せればと思っています」
- 4位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)2分4秒029
-

「昨日の練習走行で課題だったところが、多少は修正して手応え的にも良くはなったのですけれど。まだちょっと完全ないい形にはなっていないので、そこらへん直せば自分の中でも今日朝いちは感触悪くないです。もうちょっと行けるかな、というふうには思ったので、伸びしろはあるので。レースはそこを直せば速さが出て来るかなと思うので、あまり心配はしていないです」
- 5位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)2分4秒170 +0.871秒
-

「今シーズンはこちらのシリーズに出ます、こちらの方がいろいろ自分の技術向上になるかなと思って。昨日までは正直トップから1.5秒くらい離れていて、昨日の夜にいろいろ見返したり監督にアドバイスもらって、今自分の中で一番だめだなってところが見つかったので、そこを改善したら昨日からコンマ8秒上がりました。ただまだ先頭集団とは差があるので、今後レース含めてもっと詰めていけたらなと思います。決勝に向けては自分の1こ前と後ろが近い間隔なので、とりあえず後ろには抜かれないようにしつつ、自分の1こ前を狙って、もう1こ上も狙ってZAPで表彰台独占できるように頑張ります」
- 6位 大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)2分4秒226 +0.927秒
-

「やっちまいましたね。自分のミスです。クルマのポテンシャル的にはポールポジション狙えるぐらいだったのですけれど、コンディションに対応できるできない、というところで自分の運転のミスです。思ったより気温が高くて、グリップ感がなくて、フロントが入っていく感じがしなくて、そこで運転で対応できなかったです。原因はわかったので、それさえ対処できればトップは争えると思います。そこの自信はあります。クルマはまったく問題ないです。決勝は優勝しか考えていません、そこまで追いつく気でいます」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ開幕戦公式予選が4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、昨年同シリーズ4位の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)が2位に0.294秒の差でポールポジションを獲得した。
ゴールデンウイークのもてぎは好天に恵まれ、8時50分の予選開始時点で気温20度と絶好のドライコンディションの中、11台のマシンが20分間の予選に挑んだ。
残り15分あたりからペースが上がり始め、まず昨年ランキング5位の豊島里空斗(C.S.I.Racing)が2分5秒951でトップに立つ。豊島は昨年5月のSUGO大会2連戦において、当時15歳でいきなり連続ポール・ツー・ウインという華々しいデビューを飾っている。2番手には今回がS-FJ初レースの丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)が6秒342でつける。
続く周回では今回もてぎ初参戦となった樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が4秒407でトップに出る。樺木は昨年10月の富士でS-FJにデビューし今回が3戦目だ。続く2番手にはこちらも3戦目の松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)が4秒680で2番手にあがり、上位はめまぐるしく入れ替わる。
残り11分、中澤が2分4秒279でトップに浮上すると、続いて3秒847までタイムを短縮。豊島も3秒925とトップ争いは2分3秒台に突入。3番手樺木は4秒407とトップ2台に0.5秒以上の差をつけられている。松原を挟んで5番手は、2シーズンぶりに参戦の大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)が4秒521で上がってきて、ブランクを感じさせない走りを見せている。
残り7分。豊島が2分3秒883と中澤に0.046秒差まで迫ると続く周回で3秒740をマークしてトップに立つ。中澤も3秒748と自己ベストを短縮するが0.008秒及ばず2番手。そして初レースながら非凡な速さを見せる丸山が4秒029で3番手へと上がる。
残り1分、樺木が2分3秒593を出して4番手からトップへポジションアップ。中澤が3秒658で豊島を追い落とし2番手、これで予選順位は確定かと思われたが、チェッカードフラッグ後の周回で中澤が3秒299を叩き出し再逆転、ポールポジションを獲得した。樺木は0.294秒差で2番手、3番手豊島、4番手丸山がセカンドロウに並び、以下松原、大川が第3列ということになった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第1戦決勝は午前11時30分コースイン予定。今回スポット参戦ながら速さを見せた中澤が昨年7月以来の優勝を飾るか、樺木以下の若手が巻き返すか、注目はスタートだ。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 1 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'03.299 | - | - | 140.176 |
| 2 | 15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'03.593 | 0.294 | 0.294 | 139.843 |
| 3 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 2'03.666 | 0.367 | 0.073 | 139.760 |
| 4 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 2'04.029 | 0.730 | 0.363 | 139.351 |
| 5 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.170 | 0.871 | 0.141 | 139.193 |
| 6 | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 2'04.226 | 0.927 | 0.056 | 139.130 |
| 7 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 2'05.101 | 1.802 | 0.875 | 138.157 |
| 8 | 46 | G | 1 | 本間 隆史 | MATレーシングPJ 10V TOKYO R&D RD10V | 2'06.504 | 3.205 | 1.403 | 136.625 |
| 9 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 2'06.883 | 3.584 | 0.379 | 136.217 |
| 10 | 18 | G | 2 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.167 | 3.868 | 0.284 | 135.913 |
| 11 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 2'08.091 | 4.792 | 0.924 | 134.932 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'40.575)予選通過 ---- |
2024年JAF地方選手権、スーパーFJもてぎ・菅生シリーズが開幕し、今年も新たな顔ぶれや復活した選手を迎えた。今回は新人やカムバック組など3名についてインタビューを行った。

まずは今回スーパーFJのデビューレースを迎えた、2号車「HAMMER 10V」をドライブする室龍太郎。昨年は富士や筑波のスーパーカートに参戦していた。今回は2連戦のうち第2戦のみに出場する。
--これまでのモータースポーツの経歴は?
「去年スーパーカートをやっていて、クラス優勝させてもらって、今回フォーミュラにステップアップ、という感じです」
--練習はかなり積んだ?
「4~5時間ぐらい走らせてもらって、まだ全然足りないです。ミッションが苦手なもので」
--スーパーカートとはだいぶ違う?
「まずHパターンが苦手なんです(スーパーカートはシーケンシャル)。ブリッピングとかできないし、難しいです(苦笑)」
--今回の目標は?
「まずはまわりに迷惑かけないように、無事故で走ります」

もてぎ・菅生シリーズでは毎年チャンピオン争いを展開する「RiNoA Racing project」からデビューするのが、81号車「群馬トヨペット TEAM RiNoA」の丸山陽平。昨年まではカートレースに参戦していた。
--これまでのモータースポーツの経歴は?
「去年までカートをやっていて、昨年はGPRシリーズに出場して2勝してシリーズランキング2位でした。その前の年もROK SHIFTER鈴鹿シリーズに出て、2019年20年は全日本FS125に出ていました。カートは始めて10年くらいは経ちました」
--10年選手は今何歳?
「18歳です」
--レーシングカートとスーパーFJの違いは慣れた?
「まだちょっと乗り方的には混ざっちゃうことがあって、完璧には切り替えられていないので、そこが切り替えられれば、安定した速さが出てくかな、とは思っています。(違いは)まず曲げ方が違っていて、カートは突っ込んでいって曲げればいいのですけれど、S-FJは意外と頑張らないで、早めに向き変えて、立ち上がり重視みたいな感じの乗り方をするので、そこらへんがたまに気持ちが行っちゃって走ると、バランスが崩れてきて、リズム合わないのでタイムにつながらないっていうのがちょっと難しいです」
--今日の練習走行での調子は?
「自分でうまくまとめられなくて、ブレーキングとかそういう課題点があって、なかなか新品タイヤいれてもタイム出なかったので、2本目にそこを修正して明日の予選をいい調子で迎えられればと思っています。新品タイヤの使い方もそう(課題)なんですけれど、まず一番大事なブレーキングがよくなかったので、そこが一番大きいので、それだけ直すだけでもけっこうタイムアップする要素があるので、そこを重点的に(練習)して行こうかなと思っています」
--レースに向けて自信のほどは?
「課題を直せば結果は自然とついてくると思っているので、そこらへんはあまり気にせず、目の前の課題に対して取り組んでいって、修正していけば結果はついてくると自分は思っているので、頑張りたいと思います」
--チームの雰囲気は?
「すごい楽しくて、明るくて、居やすいですしやりやすいので、自分もけっこう自由にやらせて貰っていて、その分結果で応えないとなって思っています」
そして同じく「RiNoA Racing project」から2年ぶりにスーパーFJ出場を果たすのが82号車の大川烈弥。2021年にもてぎ・菅生シリーズに初参戦し入賞3回でシリーズ11位。2022年は第6戦菅生で3位のほか入賞3回でシリーズ8位となっている。
--2年ぶりの参戦になるが?
「去年はFormula-Beatとか、ハコ車でテストとか練習とかやっていた感じです。レースには出ていなかったです」
--今回「RiNoA」から参戦のきっかけは?
「今年またスーパーFJやりたい、って思った時にサーキットへ行って、そこにたまたま里見代表が別件でいらっしゃっていて、そこで『レースやりたいの?』という話からこうやって声かけていただいて、という感じです。運がよかったところがあります」
--新しいチームの環境には慣れた?
「もう慣れました。そもそも環境が整っていますし、チームの雰囲気もいい感じなので、最初から迎えてくれましたし。トップチームなのでクルマも速いですし、乗りやすいです。環境はずごくいいですね」
--チャンピオンチームのチャンピオンマシン、プレッシャーは感じる?
「もちろんあります。ありますけれど、それより今は自分のことに集中して、やるべきことが分かっているので、それに集中している、って感じです」
--ずばり今年の目標は?
「もうチャンピオン獲得です、それだけです。開幕戦から速さを見せつけて、優勝してそのままチャンピオン、というのが目標です」

シリーズ連覇を目指す「RiNoA Racing project」を率いる里見乃亜代表にも意気込みを聞いた。
「今年はカート出身の子(丸山)がひとり上がってきて、もう一人は(S-FJに)乗っていた子(大川)が移籍と言うか、チャンピオン取るためにウチに来てくれたので、その二人で戦います。現時点では大川の方が速いですけど、丸山も慣れてくればタイムは上がると思うので、今日の最後のセッションで合わせ込めれば、二人とも戦闘力あるので、あまり不安要素はないですね。去年みたいな同士討ちがないように(笑)。4年やって2回チャンピオン取っているので、トップチームになってきたと自分では思っているので、ありがたいことに2台体制で、今年こそワン・ツー・フィニッシュを目標にして、後はシリーズチャンピオンをどちらかで取るようなイメージで頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- レース2優勝 藤原優汰(AKIRAND RACING)
-

「今回はスタートも決まってパーフェクトだったなと思います。レース1よりも余裕を持ってマージンを開けられたかなと思います。タイヤ的には8周目がピークで、そこからはオーバーヒートしてきました」
「次回のもてぎはスーパーGTのオートポリスとバッティングしているので、参加するかどうかはわかりません。アキランドさんもFIA-F4に出ているので、その日程は動けないと聞いていますし。僕自身は今年はスーパーGTとVITAの耐久などに出ていこうと考えています」
- レース2決勝2位 三浦愛(Team M)
-

「ニュータイヤでスタートしたので、1レース目よりもトラクションの係が悪い状態でした。それをフォーメーションラップの時点で把握していたので、うまく回転数を合わせることができました。クルマのセットはまだ詰めきれていないんですが、ニュータイヤのグリップに助けられました。後ろが迫ってきていたので、ミラーを見ながらミスしてるところを見せないように、コンスタントに気をつけて走りました。まだまだですが、今回できることは全てやり切りました」
「トップは少しタイム差があったので、最低限の結果は残せたと思います。次回のもてぎも参戦します。目標は『東日本王者』です(笑)」
- レース2決勝3位 松本拓海(AKIRAND RACING)
-

「(S-FJとのダブルエントリーは)結構きつかったですね。2レース目は疲れてるなあと実感しながら走っていました。6周目あたりから2コーナーの走り方を変えたらいっぺんにペースが上がりました。前のクルマに追いつけるかなと思ったんですが、届きませんでした」
「次のもてぎは全く予定していません。今後は鈴鹿のS-FJをメインに据えて活動していく予定です」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

4月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われたF110Cup OKAYAMA Round 西日本王者決定戦のレース2決勝は、ポールポジションからスタートした藤原優汰(AKILAND F110)がレース1に続いて独走でポール・トゥ・フィニッシュを達成した。
レース2決勝は当初予定より10分遅れの午後4時30分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。スタート時の気温は25℃、路面温度はコントロールライン上で38.6℃だ。

スタートではポールの藤原がホールショット。予選3番手の三浦愛(Team M with ULS)が2位で続き、4番手スタートの松本拓海(AKILAND ERS F110)が3位に浮上した。松本は1コーナーでアウトから三浦の攻略を試みたが、ここは三浦が押さえきって2コーナーを他立ち上がっている。この結果、予選2番手の酒井翔太(ファーストガレージF110)は4位に後退してコントロールラインに戻ってきた。1周を終えた時点の藤原のリードは1秒420だ。
その後も藤原はレース1同様に周回を重ねるごとにベストラップを更新し、1周あたり1秒ずつリードを広げていく。2位の三浦を追う3位の松本、4位の酒井も序盤は三浦に接近することができないでいた。
それでも6周目に入ると、松本はラップタイムで三浦を上回るようになり、一時は1秒2あった差も0秒8〜9とやや近づいてきた。
トップの藤原も9周目以降はややペースが鈍ったが、それでも2位以下に9秒890の大差をつけて12周を走り切り、レース1に続いて2連勝を達成して岡山大会を締めくくった。
2位は三浦愛。3位には松本拓海が入った。
F110Cupはこのあと10月19-20日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで東日本王者決定戦を行う。






Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
- 優勝 迫隆眞(制動屋)
-

「6番スタートでしたが、ペースがよかったので淡々と抜いていけました。途中までファステストだったのですが、最後に抜かれたので、そこが残念でした」
- 2位 小田優(Drago CORSE TAKE)
-

「調子が悪いレースウイークだったので、1レース目に比べたら及第点だと思います。迫選手にはもうちょっと早いタイミングで追いつかれると思っていました。抜かれましたが、抜き返せるなら返そうと思ったんですが、無理なら2位を狙いでした」
- 3位 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
-

「ポールからのスタートでしたが、6番手スタートの人に負けたのは悔しいですね。課題はスタートです。1レース目を反省して、スタートもうまくなりましたが、ユーズドタイヤで厳しかったです。それでも最後にファステストを取れたのはうれしいですが、最初から全力を出せれば、結果は変わってたのかと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP Race 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 71 | 藤原 優汰 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'07.809 | - | - |
| 2 | 17 | 三浦 愛 | Team M with ULS Team M | 12 | 19'17.699 | 9.890 | 9.890 |
| 3 | 29 | 松本 拓海 | AKILAND ERS F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'19.029 | 11.220 | 1.330 |
| 4 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 12 | 19'19.308 | 11.499 | 0.279 |
| 5 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT 小野 陽平/Yohei Ono | 12 | 19'30.558 | 22.749 | 11.250 |
| 6 | 72 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツMTNF110 イーグルスポーツ | 12 | 19'53.151 | 45.342 | 22.593 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 71 藤原優汰(AKILAND F110) 1'34.878 (7/12) 140.505 km/h

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第3戦は28日、岡山国際サーキットで決勝を行い、予選6位からスタートした迫隆眞(制動屋)が追い上げ、開幕から無傷の3連勝を飾った。
決勝は午後2時35分にフォーメーションラップが始まった。サーキット上空には薄雲が広がり、幾分過ごしやすくなってきた。16台がグリッドに着きスタートが切られた。

ポールポジション(PP)の杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)は動き出しが鈍く、その横を2番グリッドの小田優(Drago CORSE TAKE)がすり抜け、トップに立つ。杉田は2位で小田に続き、3位は3番グリッドの元山泰成(ECOTEH WORKS)をかわした加納康雅(イーグルスポーツ)が上がる。4位にも6番グリッドから迫隆眞(制動屋)が上がり、5位に元山が、6位に松本拓海(EAGLE ERS)が続く。
2周目にはヘアピンで4位の迫が加納を、7位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が松本をかわし、それぞれ3位、6位にポジションをアップした。
第2戦PPでファステストラップも獲得した2位の杉田が、トップ小田に接近すると思われたが、ユーズドタイヤの杉田はペースが上がらず、トップ小田との1秒差を詰め切れない。その間、3位の迫が徐々に杉田に接近する。
4周目にはバックストレッチからヘアピンで3位の迫が2位の杉田に並びかけ、リボルバーで2位に浮上。1秒1先を走るトップの小田を追う。
6周目にはトップ小田との差を0秒5とした迫は、8周目にはその差を0秒3とすると、9周目には一気に小田に接近。ヘアピンであっさりトップに躍り出た。
トップに立った迫は小田との差を広げ、12周を走って1秒3差でゴール。開幕戦から3連勝を飾った。
2位に落ちた小田はペースが上がらず、最終ラップにはファステストラップをたたき出した杉田に背後まで迫られるもこれを押さえ、ポジションを譲らす2位でゴールした。3位には杉田が入った。
序盤から4位を走ってた加納もペースが上がらず苦しい。4周目に5位まで順位を上げてきた松井にかわされ、5周目に5位に落ちると、4位松井、5位加納の順でゴールを迎えた。6位にはこちらも我慢のレースとなった元山が続いた。
第4戦、第5戦は5月11、12日に舞台を鈴鹿サーキットに移し2連戦が行われる。参加台数30台と、近年では最大の参加となるようだ。連勝街道ばく進中の迫を止めるドライバーが現れるかに注目だ。






Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 3 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 56 | 迫 隆眞 | 制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 20'00.794 | - | - |
| 2 | 43 | 小田 優 | Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 | 12 | 20'02.132 | 1.338 | 1.338 |
| 3 | 10 | 杉田 悠真 | レブレーシングガレージwith LAPS MYST KK-S2 | 12 | 20'02.281 | 1.487 | 0.149 |
| 4 | 7 | 松井 啓人 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 20'05.583 | 4.789 | 3.302 |
| 5 | 31 | 加納 康雅 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 12 | 20'08.944 | 8.150 | 3.361 |
| 6 | 1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 12 | 20'09.424 | 8.630 | 0.480 |
| 7 | 29 | 松本 拓海 | EAGLE ERS MYST KK-S2 | 12 | 20'12.482 | 11.688 | 3.058 |
| 8 | 99 | Aki Jitranuwath | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 12 | 20'17.952 | 17.158 | 5.470 |
| 9 | 11 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 20'22.049 | 21.255 | 4.097 |
| 10 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 20'22.479 | 21.685 | 0.430 |
| 11 | 2 | 吉田 紘大 | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 12 | 20'22.961 | 22.167 | 0.482 |
| 12 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 20'24.068 | 23.274 | 1.107 |
| 13 | 33 | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 12 | 20'26.719 | 25.925 | 2.651 |
| 14 | 47 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 12 | 20'26.980 | 26.186 | 0.261 |
| 15 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Racing G MYST KK-S2 | 12 | 20'45.941 | 45.147 | 18.961 |
| 16 | 57 | 東 慎之介 | サンセルモORM/MYST MYST KK-S2 | 11 | 18'38.092 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 10 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS) 1'38.945 (12/12) 134.729 km/h

レーシングドライバーとして10年以上にわたり全日本F3選手権やフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップに参戦してきた三浦愛が自らのチーム「Team M」を立ち上げたのは昨年のこと。三浦はここからKYOJO CUPに参戦し、初年度で見事チャンピオンを獲得した。
そして今年の参戦カテゴリーとして三浦が選んだのが今年発足したばかりのF110Cupだ。昨年までFIA-F4で9シーズンにわたって使用されてきた童夢F110を用いたワンメイクレースに参戦する目的は何か。三浦とTeam Mは今後どこへ向かうのだろう。F110Cupの開催されている岡山国際サーキットで話を聞いた。まずはチーム立ち上げの経緯から。
「今まではフォーミュラしかやってきませんでしたが、いろんなカテゴリーを経験してきて、この先どうするんだというところに行き着きました。まだレースは続けたいけど、同時にトップを走りたい、最前線で居続けたい。そうでなければレースを楽しめないとも考えていて、自分が走る以外の方法で、このモータースポーツでトップでいるためにはどうするのか、というところで、チームを作るということが選択肢の一つに上がってきました」
「もちろん私一人ではできないので、一番信頼しているエンジニアに相談したところ、協力してくれるという話になり、彼となら一緒にやりたいと心から思いました」
「まずは一年目にインパクトが必要だし、女性という点もアピールしたいと考えました。またコストをあまりかけられない状況だったので、KYOJO CUP、VITAを選びました。エンジニア以外にメカニックたちやスポンサーの協力を得て、チャンピオン獲得を目標に掲げて一年を戦い、獲得することができました。チームスタッフはクルマを速くする能力が非常に高かったので、富士におけるVITAのコースレコードをKYOJO、FCRの両方で取ることができ、一年目は成功に終わったと思います」
ここまでは順風満帆に見えるTeam Mだが、三浦はまだまだ課題が多いと語る。
「まだまだ資金力は不足しているし、そもそも自分がレースをするためのチームではないので、他のドライバーからTeam Mで走りたいと思ってもらえる存在にならないといけない。そういう意味ではまだ課題があります」
「もちろんKYOJOは女性ドライバーにとって価値のあるカテゴリーですが、男女関係なくレースに向き合えるチームになっていきたい。レースが好きだという原点に戻れるような活動をしたい。自分は長くフォーミュラをやってきましたが、ドライビングを突き詰めること、クルマを速くしていくことに関して、フォーミュラはドライバーにとっても技術者にとっても非常に意味のある、価値のあるものだとの思いから、2年目はフォーミュラに取り組みたいと考えました。その第一ステップとしてF110カップに参戦することを決めたんです」
「このカテゴリーも一大会で200万くらいかかるが、いろんな方からの協力を得て、なんとかここに出ることができた。岡山ともてぎできちんと結果を出すことも大事だし、若いメカニックにもベテランのエンジニアからいろんなものを吸収してもらいたい。そういう場にしたいと思ってやっています」
そしてTeam Mは今年も引き続きKYOJO CUPにも参戦するという。ただしそちらは三浦ではなく斎藤愛未をドライバーに起用するという。
「KYOJOは別のドライバーでもチャンピオンが取れることを証明したいです。F110もいずれは他のドライバーに乗ってもらいたい。まずはそのための土台作りを私がやります。F110のカテゴリーで優勝した女性ドライバーはまだいないと思うんですが、まずは自分が優勝して、女性でも通用することを証明したい。そうすることで次は自分を超えてくれるドライバーが出てくることを期待しています。女性であることは不利なことだけではない。女性なりの闘い方があるということをVITAでは証明できたと思う。それをF110でも示したい。自分が20代でF3をやっていた時にできなかったことが、今は時間を経て経験を積むことによって、レベルが上がったと感じているので、改めて挑戦したいと考えました。それが自分のドライバーとして、チームとしての活動につながればいいと思います」
そして三浦はその先をも見据えている。
「F110に限らず、FIA-F4への参戦もしたいと考えてます。今年は新車を買うことができませんでしたが、来季以降の参戦に向けてその準備も進めています。そこからフォーミュラ・リージョナル、スーパーフォーミュラ・ライツとミドルフォーミュラで一歩一歩進んでいきたい。その先にはスーパーフォーミュラということもあるかもしれない。自分もドライバーとしてできるところまでやりたいんです」
「F110に乗ったのは2017年以来。あの時はオートポリスで30分間だけ走りましたが、今回はここにくる前に一度富士でテストをしてきた。F3に乗ってきた経験、体のセンサーがここでも生きている。あの経験があるからGT4でもなんでも乗る自信につながっています。いまJujuちゃんが出てきて、すごく恵まれた環境でレースをしているけど、そうでない選手が殆どなので、彼らが諦めることなく、希望を持って頑張れる場を作りたい。そのために自分が頑張ってる姿を見せたいんです」
三浦愛とTeam Mの挑戦は続く。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
- 優勝 迫隆眞(制動屋)
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「ペースが悪くなくていい感じでラップできました。最初はピタリとつかれていましたが、速い場所と遅い場所があるので、それぞれで離していけました。最期の方は、セッティングとドライビングでタイヤを持たせながら走れたのでよかったです。次は6番スタートなので追い上げられればと思います」
- 2位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)
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「スタートはよくて、前が止まったのでよけました。最初の数周は元気がよくて、グリップがあったのでばんばん行けました。3周目くらいからタイヤが落ち始めて、最期の方はタイヤをいたわりながらの走りでした。通算2レース目を2位で終われて、初めてのスタンディングスタートも成功したので、うれしいです」
- 3位 加納康雅(イーグルスポーツ)
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「グリッドスタートが初めてで、エンストしないかと思いましたが、それなりに決まりました。そこからタイヤもたれなくて走り切れました。鈴鹿も3位だったので、もう一つ二つ上の順位にいきたいですね」
- 4位 元山泰成(ECOTEH WORKS)
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「予選は8秒台まで出てよかったんですが、気温も上がってクルマの動きが変わりました。最後の周は、加納くんにヘアピンのブレーキで詰められて抜かれました。小田くんはぎりぎり抑えて、最後はペースが上がらなかったのでちょっと離してフィニッシュでした。セットはちょっとアンダーだったので、次はオーバーよりに振って、はまればいいかなと思います」
- 5位 小田優(Drago CORSE TAKE)
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「なかなかセットがうまく決まらないですね。ついていくのが精いっぱいでした。抜きかけましたが、持っている速さがなかったです。次は2番グリッドなので、できるだけ前で帰ってこれるようにがんばります」
- 6位 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
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「いつも緊張しないんですが、グリッドに着いたら緊張してしまいました。周りが見えて無くて出してもらっていたグリッドの数字も見えませんでした。スタートもテンパってしまいました。10位くらいまで落ちましたが4台くらい抜きました。6位に上がって前が空いたときにファステストを取りましたが、反省することが多いレースでした。次もリバースでポールなので、絶対同じミスはしなようにします」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第2戦は28日、岡山国際サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした迫隆眞(制動屋)がスタートでトップに立つと1度もトップを譲ることなく11周を走って優勝した。
決勝は午前10時35分にフォーメーションラップが始まった。場内には薄雲が広がってきたが、汗ばむ気候の中、16台がグリッドを離れた。
各車、グリッドに着こうとするが、ここでポールポジションの杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)が初めてのスタートで緊張したか、自身のグリッドを通り過ぎ、コントロールラインで停止した。直後のマシンもこれにつられ何台かが自身のグリッドに着けなかった。このため、スタートはディレイとなり1周減算の11周で行われることとなった。
2度目のフォーメーションラップが行われ、レースはスタート。ポールポジション(PP)の杉田は動揺したか、ストールし、再スタートを切ったものの大きく出遅れる。
これでトップに立ったのは予選2位の迫隆眞(制動屋)。2位に予選3位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)、3位に予選4位の元山泰成(ECOTEH WORKS)、4位に好スタートを切った予選6位の加納康雅(イーグルスポーツ)、5位に小田優(Drago CORSE TAKE)、6位にAki Jitranuwath(ATEAM Buzz Racing)が続く。
1周目、トップの迫に2位の松井が迫る。少し間を置いて、3位の元山と4位の加納も接近戦だ。スタートをミスしたPPの加納は10位で戻ってきた。
2位の松井は2周目まで迫の背後につけていたが、タイヤが厳しくなりこの後徐々に迫がリードを広げ始まる。杉田は前を走る東慎之介(サンセルモORM/MYST)をパスし9位に上がった。
5周目、トップ迫と2位松井の差は1秒と広がった。その後ろ3位元山とはさらに1秒差で、背後の4位加納、5位の小田に迫られている。杉田は7位まで浮上した。
9周目、ヘアピンで4位加納が3位元山に並びかけ立ち上がりで加納が前。リボルバーでは元山が加納を抜き返すも、クロスラインを取った加納がパイパーで元山をかわしついに3位浮上することに成功する。
10周目、4位に落ちた元山に5位の小田がヘアピンで並びかけるが、ここは元山が小田を抑えきり4位を死守した。
レースは11周で終了。迫は最終的に2位の松井を2秒2離して鈴鹿に続き開幕から2連勝。2位の松井は初表彰台となった。加納は鈴鹿に続き2連続3位の結果となった。4位には元山が、5位には小田が入った。杉田は6周目に6位に上がると、9周目にはこのレースのファステストラップをたたき出し、この順位をキープしてゴールした。
第3戦のグリッドはこのレースの結果順で決定するが、上位6台がリバールグリッドとなる。そのため、第3戦のポールポジションは杉田、2位小田、3位元山、4位加納、5位松井、6位迫の順でスタートすることなった。
第3戦は午後2時35分より12周で行われる。再びポールポジションからスタートすることとなった杉田が、今度はスタートを決め初優勝飾るのか、注目だ。






Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI