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2025年11月

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦富士決勝ドライバーコメント 2位・濵邊誠己「あと一つというところを必ず取り切れるように」

※レース直後の談話

優勝 吉田馨(TAKE FAST KKS-2)

優勝した吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 「いい感じでした。うまく後ろがやりあってくれていたので、楽なレースができました。日本一決定戦に向けていい滑り出しだと思うので、このまま日本一も取れるように、頑張ります」

2位 濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)

決勝2位の渡辺誠己(ELEVレーシングS2制動屋)

 「(最後のオーバーテイクは?)数周前からこの流れで2位に上がれるかどうかというのを試していて、行けるのがわかっていたので、それをちゃんと最終ラップに決めるために計算してやれたのはよかったと思います、狙い通りですね。ただ前が逃げちゃったのが悔しいところで残ったので、次の日本一決定戦では、この、あと一つというところを必ず取り切れるように頑張ります」

3位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

決勝3位の切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

 「最後にやられてしまって、でもあれはしょうがないと思うので。できることはやったのかなと思うので。日本一決定戦にむけては優勝できるように頑張ります」

6位→4位 YOSHIDA KODAI(T's TECHNO)

決勝4位のKODAI YOSHIDA(T's TECHNO )

 「最終戦ということもあってすごい熱いレースで楽しかったのですが、ペースが追いつかなくて、だんだん落ちて6番手になったというのはすごく残念です。でも入賞できたというのはいいことだと思います。先週新しいことをいろいろ試したので(調子が)ぜんぜんダメだったのですが、今週になって合わせられるようになって、それでペースを上げて、予選が8番という事で微妙なところだったのですが、今回はちゃんとスタート決められたので、バトルもいろいろあったけれど6番だった、という感じです。日本一決定戦で表彰台狙うという気持ちでやろうと思います」

4位→5位 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

決勝5位の箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

 「バトルがだいぶ激しくて、自分は序盤クルマが決まっていなかったので、けっこう苦戦しました。トップが序盤からすごく速かったので(頑張って)アタックしたのですが、その分ミスもあって、それで後ろに追いつかれてしまう展開で接触もあったので、それで一度(前と)離れてしまったのですが、1台絡んでいる選手がいる間に後ろの選手も来てしまって、富士はホームストレートが長くて、バトルで前に出ても抜き返されてしまって難しかったので、勉強にはなりました。来月(日本一決定戦)はセッティングとか決めてコンディションがいい状態で優勝したいと思います」

4位→18位 武者利仁(KF MOTORSPORT KK-S2)

決勝18位の武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)

 「バトルの強さは前回と比べて出せなかったな、と。まだまだツメが甘いところがありますね。オンボードとか見て、反省したいなと思います。スタートは鈴鹿の反省を踏まえて、すごい練習したので、うまくいったかなと思います。次鈴鹿の最終戦があって、それを挟んで日本一決定戦です。今日は悪くない感触でしたが、大きい問題点が、ドライバーもですしセットもまだ。時間があるので、詰めていきたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Junichi SEKINE

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦富士決勝 吉田馨が独走でポール・ツー・ウイン 日本一決定戦に向けて手ごたえ

優勝した吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 2025年JAF筑波・富士スーパーFJ選手権シリーズ地方権第8戦決勝が11月8日(土)に富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートの吉田馨(TAKE FAST KKS-2)がホールショットを奪うと12周のレースを制して優勝を飾った。

 決勝のスタートは定刻の午前10時40分。予選終了からわずか2時間のインターバルでコースインが始まった。予選開始早々にストップしてしまった津田充輝(ファーストガレージKK-SII)はデフのトラブルが修復できずリタイヤとなり、29台がスリックタイヤで決勝にのぞんだ。時折陽がさすもののほぼ曇天のコースは気温12度、ドライコンディションの路面温度も低いままのようだだ。

 フォーメーションラップを終えて全車スタートを切ると、フロントロウの吉田、箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)は好発進、一方3番手スタートの濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)の蹴り出しがやや悪く4番グリッドの切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)が先行して加速する。

決勝がスタートした

 ポールポジションの吉田がホールショットを奪ってTGRコーナーへ飛び込む。箕浦に続いて切替が並びかけてターンインするが、インを押さえた箕浦が前。4位に落ちた濵邊の後方で7番グリッドからダッシュを決めた武者利仁(KF MOTORSPORT KK-S2)がストレートエンドまでに6番手杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)を仕留めて、さらに5番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)のインからTGRコーナーへ。石井は粘って武者と並んでターンするが、出口では武者が5位に浮上する。

 箕浦と切替は勢い余ってコカ・コーラコーナーでアウトに飛び出すがそのままコースに復帰。後方でも武者と濱邊のラインがワイドになりコース外へ。これで石井が武者を逆転、濱邊のアウト側に並んで100Rを通過、アドバンコーナーでは濱邊のインから4位を狙うが立ち上がりで加速のよかった濱邊が順位を守る。ラインがタイトになった石井に対して武者が迫るとダンロップコーナー入り口でインを突いてオーバーテイク、5位を奪い返す。

 2位以下のバトルをよそにトップ吉田はどんどんギャップを築いて1.820秒差でオープニングラップを終了、2位箕浦と3位切替は0.365秒差と接近戦。4位濱邊と5位武者はそれぞれ0.6秒の間合いで続く。6位に落ちた石井に今度はYOSHIDA KODAI(T's TECHNO)が襲い掛かり、GR GTコーナーでオーバーテイク。これで6位YOSHIDA、7位石井の順に。今回6台が出場のジェントルマンクラスでは畠山退三(Hobby Base& zap-ED)が15番グリッドから14位にひとつ順位を上げてクラストップ。

 2周目、吉田は早くもラップタイムを1分51秒台に入れて2位箕浦と2.709秒の差。切替が第3セクターで箕浦に接近するとストレートではテール・ツー・ノーズ状態の0.126秒差。4位濱邊~5位武者~6位YOSHIDA~7位石井までが0.3~0.6秒程度の差で続いている。3周目に入ったストレートエンドでは箕浦のスリップストリームから抜け出た切替が右サイドから並びかけると、サイド・バイ・サイドでTGRコーナーへ。インを押さえた切替が箕浦の前に出る。YOSHIDAに6位を奪われた石井もストレートエンドで逆転、6位を奪い返す。

 さらに後方では松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)~板倉慎哉(AMORE with Racing F)~杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)の8位グループと林零仁(KSJC KK-SII)~畠山~藤井翔大(Drago CORSE)の11位グループがそれぞれコンマ数秒のワンパックになってTGRコーナーに殺到する。8位グループのバトルは3ワイドでコカ・コーラコーナーへ飛び込むと立ち上がりで真ん中から先行した杉田がスピン、松原と板倉はそれぞれに回避する。オープニングラップに6番グリッドから8位まで順位を落としていた杉田は再スタートするも28位まで順位を落としてしまう。さらに後続の11位グループでも畠山がスピン。こちらも19位まで落ちるが、ジェントルマンクラストップはかろうじて死守、しかし1.2秒後方にクラス2位の秋山健也(スーパーウィンズKKS2)が迫る。

 2位に上がった切替だが箕浦の攻めが厳しく防戦一方。ここに濱邊と武者も追いつき4台がトレイン状態で3周目のダンロップコーナーを通過。ストレートに戻ってくると4台が0.8秒以内に連なって4周目へ。ストレートエンドでは切替~箕浦~濱邊が3ワイドになってTGRコーナーへ。ブレーキングでイン側切替、アウトに箕浦がつけてターンイン。濱邊はいったん引いて2台のバトルを見守るが、コーナリングで前2台がややワイドなラインでやりあうスキに仕掛けて箕浦を仕留めて切替に並ぶ。さらに武者も箕浦に先行。一瞬の攻防で箕浦は5位にドロップ。コカ・コーラコーナーでは切替が前で進入するがアウト側のラインでスピードを乗せた濱邊がサイド・バイ・サイドから前に出て100Rへ。しかしアドバンコーナーでは切替がインから差し返して2位を奪い返す。箕浦も武者のインから仕掛けるが、武者が粘って4位を守る。3位に落ちた濱邊だがダンロップコーナーに向けてアウトからブレーキング勝負を挑むとここに武者が割り込んでいく。これで濱邊はディフェンスラインを取らざるを得ず切替を逃がしてしまう。濱邊~武者~箕浦、さらに石井とYOSHIDAまで5台がワンパックになって13コーナーへ飛び込む。パナソニックオートモーティブコーナーではYOSHIDAが石井のインから並んで出口からの加速勝負へ。わずかに石井が前に出てコントロールライン上では0.096秒の差。

 2位グループが激しくやりあう間にトップ吉田は4.972秒の大差をつけて4周目を終了。切替~濱邊~武者~箕浦~石井~YOSHIDAの2位グループは約2秒の中に6台が連なって5周目に入ってもバトルを継続。まずTGRコーナーで濱邊がアウトから切替に仕掛けるがここは切替が守る。アドバンコーナーでは箕浦が武者のサイドに並びかけるとダンロップコーナー出口からのシケインでサイド・バイ・サイドになりGR GTコーナーでインからノーズを前に出す。2台はそのままコーナーを抜けようとするがここで箕浦が武者を押し出すような恰好になり武者コース外へ。すぐにコースに戻った武者が箕浦を抑えるが、パナソニックオートモーティブコーナーで箕浦がクロスラインを取る取って差すとで出口では再び武者を牽制。この動きの間に石井とYOSHIDAも2台にくらいつき4ワイドでストレートを加速。ピットウォール側からYOSHIDA~箕浦~武者~石井が並走するとコントロールライン上ではYOSHIDA~(0.012秒)石井~(0.016秒)武者~(0.008秒)箕浦という順になって6周目へ。TGRコーナー進入では武者が先行、他の3台は3ワイドのままでターンするも真ん中の箕浦とアウト側石井が接触。石井はハーフスピンで大きくポジションを落としてしまう。これで4位武者、5位YOSHIDA、6位箕浦の順に。

 トップ吉田は6周目6.303秒差と独走状態でレースは後半戦へ。いつの間にか2位切替に3位濱邊が0.230秒とテール・ツー・ノーズに接近。7周目なると4位武者を挟んで5位YOSHIDA0.391秒、6位箕浦0.053秒と再び緊張が増してくる。箕浦は7周目に1分51秒000という本日のファステストラップを出して、続く8周目に入るとストレートでYOSHIDAの右サイドに出てTGRコーナー進入でインからサイド・バイ・サイドでコーナーを抜けてオーバーテイク、5位に上がる。10周目に入ると切替と濱邊の2位争いが0.268秒差と白熱。TGRコーナーで濱邊がインから切替をオーバーテイク、2位を奪い取る。切替はダンロップコーナーへのブレーキングでインから差し返して2位を奪回するが、ストレートに戻って濱邊が再び前に出て0.071秒差でコントロールラインを通過して11周目へ。しかし濱邊のスリップストリームを使った切替がTGRコーナー入り口で再逆転。これで切替2位、濱邊3位。4位武者と5位箕浦も背後につけている。一触即発のまま第2セクターを通過。ダンロップコーナーへ向かう300Rで箕浦が武者のアウトから大外刈りでオーバーテイクして4位。2位切替と3位濱邊が0.005秒差、4位箕浦と5位武者が0.118秒差でファイナルラップへ突入する。

 まず濱邊が切替の左サイドに出て横並びに。そして武者は箕浦の右サイド、ピットウォールぎりぎりから前を狙っていく。濱邊はストレートエンドまでにいったん2位に上がるが仕掛けが早すぎたかTGRコーナーへのブレーキングで切替にインから差されてしまう。武者はコーナーへのエントリーで箕浦を仕留めて4位を奪い返すと、さらに表彰台を目指して切替とバトルを続ける濱邊にコカ・コーラコーナーでインを差しに行く。ここに箕浦も参戦、出口でアウト側にコースアウトしながら武者の前に出る。テール・ツー・ノーズでシケインを抜けた切替と濱邊はそのままパナソニックオートモーティブコーナーを出てチェカードフラッグが待つフィニッシュラインへと加速。ぎりぎりまで切替のスリップストリームを使った濱邊が直前で抜け出し左サイドに並びかけると僅かに鼻先を前に出して2位に先着。切替は0.060秒の差で3位となった。優勝の吉田はこの2台のはるか前方、8.960秒の差で優勝した。

 以下箕浦、武者、YOSHIDAというトップ6でレースはフィニッシュしたが、箕浦はファイナルラップのオーバーテイクがランオフエリアからだったということでゴールタイムに5秒加算のペナルティが課せられ5位に降着、これでYOSHIDAが4位、さらに武者についても危険な追い越しがあったとのことで30秒が加算されてリザルト上は18位ということになり、替わって酒井翔太(ファーストガレージkks2)が6位ということになった。

 ジェントルマンクラスは総合16位の畠山がクラス優勝、総合20位の秋山がクラス2位、総合22位の野村大樹(WRS NOMURA KKS-2)がクラス3位となった。

 2025年S-FJ筑波・富士シリーズはこれにて終了。シリーズタイトルは 津田充輝がチャンピオンを獲得した。富士スピードウェイでは12月20-21日にスーパーFJ日本一決定戦が行われる、熱いシーズンはまだ終わらない。

スピンする石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

4位争い

中段の争い

優勝は吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

決勝2位は渡辺誠己(ELEVレーシングS2制動屋)

決勝3位は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

決勝4位はKODAI YOSHIDA(T's TECHNO )

決勝5位は箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

決勝6位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

ジェントルマンクラス優勝は畠山泰三(Hobbybase & ZAP-ED)

ジェントルマンクラス決勝2位は秋山健也(スーパーウインズKKS2)

ジェントルマンクラス決勝3位は野村大樹(WRS NOMURA KK-SII)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦冨士決勝結果

富士チャンピオンレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2025/11/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 8 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE FIRST KKS-2
MYST KK-S2
1222'21.218--
272渡辺 誠己ELEVレーシングS2制動屋
MYST KK-S2
1222'30.178 8.960 8.960
351切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋
MYST KK-S2
1222'30.238 9.020 0.060
42KODAI YOSHIDAT's TECHNO
MYST KK-S2
1222'33.18211.964 2.944
5*56箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SII
MYST KK-S2
1222'35.62414.406 2.442
655酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1222'39.56718.349 3.943
714松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1222'39.98018.762 0.413
884林 零仁KSJC KK-SII
MYST KK-S2
1222'43.22422.006 3.244
95板倉 慎哉AMORE with Racing F
MYST KK-S2
1222'43.87922.661 0.655
1034藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
1222'43.89022.672 0.011
1133磐上 隼斗アルビレックス富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
1222'43.91922.701 0.029
1223宇高 希テイクエヌエーティー
TOKYO R&D RD10V
1222'48.81027.592 4.891
1336小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1222'49.13427.916 0.324
1422内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1222'50.77829.560 1.644
1561一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
1222'50.86929.651 0.091
1638G1畠山 泰三Hobbybase & ZAP-ED
MYST KK-S2
1222'55.27234.054 4.403
1753石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1222'55.48334.265 0.211
18*13武者 利仁KF MOTORSPORT KKS-2
MYST KK-S2
1223'01.07539.857 5.592
1910杉田 悠真LAPS with REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
1223'04.35743.139 3.282
203G2秋山 健也スーパーウインズKKS2
MYST KK-S2
1223'06.39545.177 2.038
2115相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'06.39945.181 0.004
228G3野村 大樹WRS NOMURA KK-SII
MYST KK-S2
1223'06.40245.184 0.003
2331木曽川 一輝新潟国際自動車ワコーズED RD
TOKYO R&D RD10V
1223'08.61547.397 2.213
2459村上 太晟ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1223'16.94055.722 8.325
25*12宮本 颯斗自動車工房ミスト
MYST KK-S2
1223'18.33257.114 1.392
264G4古里 拓Fleetレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1223'20.55659.338 2.224
2716G5大貫 直実Grade1・AutoLet・KKS
MYST KK-S2
1223'39.4091'18.19118.853
2825G6フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
1223'39.6281'18.410 0.219
2930菅原 遙希新潟国際自動車大学校ワコーズED KKS
MYST KK-S2
1122'25.9951Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 56 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII) 1'51.000 (7/12) 147.989 km/h
  • CarNo. 56は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.3(ランオフエリア走行後追い越し)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 13, 12は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1(危険な追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦富士ドライバーコメント ポールポジション・吉田馨「難しいレースになると思う」

ポールポジション 吉田馨(TAKE FAST KKS-2)1分51秒115

ポールポジションを獲得した吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 「赤旗が出ましたが、タイヤはまだ暖まっていなかったので、そこまで影響はなかったです。それでうまく熱入れして、最後にタイムが出せたという感じです。調子はたぶんいいのかな、と思います。レースになるとスリップストリーム(の影響)とかあるので、難しいレースにはなると思うのですが、何事もないように、しっかりトップでチェッカーを受けることができたらなと思います」

2位 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)1分51秒268(+0.153秒)

予選2位の箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

 「昨日からクルマが全然決まっていなくて、曲がらないのです。今日も朝序盤はしんどかったのですが、後半スリップストリームを使ってできるだけのことをしてタイムが出せたので、よかったですね。セッティングが、オーバー(ステア)に持っていってもアンダー(ステア)に持っていってもクルマが曲がっていなくて、そこが悩んでいるところなのです。それでも2番手ならまぁいいかなと思いました。決勝に向けてはセッティング変えていこうと思います」

3位 濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)1分51秒900(+0.632秒)

予選3位の渡辺誠己(ELEVレーシングS2制動屋)

 「1周に賭けて。予選が荒れたので、イエローや赤旗でアタックできない周や ほぼ全周でトラフィックもあったので、自分の中で間隔をつくって、この周で行こうというところでちゃんと3番手タイムが出せたのはすごくポジティブだったと思います。調子はそれほど良くないのですが、この週末テストを重ねてきて、たぶん他のチームよりもずっと迷いながら試していた週だったと思うので、なんとかまとまってきてはいるな、とは思いつつも、まだやらなきゃいけないことがたくさんあるのという印象です。(スリップが効く)富士で3番手は自分の中ではいいポジションだと思っています」

4位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)1分51秒954(+0.839秒)

予選4位の切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

 「隊列の中に入って詰まってしまったのもありますが。それを考えてもトップの子は速いので、そこにどれだけドライビングとクルマで詰められるか、暖まりきる前に予選が終わってしまった感じだったので、そのあたり、これからやれることをやってみるという感じすね。でも富士なので、離されなければなんとかなるというところで、そこはいろいろ考えてやって行きたいと思います。(前回の初優勝で気持ちは変わった?)余裕というか、元々緊張しやすいタイプだったのが多少は、いい意味で余裕ができたと思います」

5位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)1分52秒151(+1.036秒)

予選5位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「最初Bコーナーで振り返そうとして回ってしまいました。そこは失敗だったです。SUGOでもそうでしたが、回って(スピン)から順位を上げることがあって、そこはちょっとなんとかしないといけないと思うのですが(苦笑)。そこからは気持ちも落ち着いて走れるようになりました。決勝はトップ2台が速いので、そこを注視しつつ、でも優勝も狙える位置なので、頑張ります」

6位 杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)1分52秒209(+1.094秒)

予選6位の杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)

 「昨日の練習走行でクラッシュしてしまって、一時はどうなることかと思ったのですが。メカニックさんのおかげで修復することができて、幸いセットもよくて、今の予選では前に詰まってしまったり、あと0.3秒はいけるかなと思ったのですが、イエローがあったりちょっと不運なところもありました。決勝では優勝目指して、なるべくクリーンな走りを目指していきたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Junichi SEKINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦富士公式予選 吉田馨がポールポジションを獲得 箕浦稜己が2番手で鈴鹿勢がフロントロウを独占

ポールポジションは吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 2025年JAF筑波・富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第8戦公式予選が11月8日(土)に富士スピードウェイ行われ、吉田馨(TAKE FAST KKS-2)が2位の箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)に0.154秒の差でポールポジションを獲得した。

 筑波での第7戦から僅か2週間のインターバルで行われるシリーズ最終第8戦。今年は12月20-21日に開催される「S-FJ日本一決定戦」がここ富士スピードウェイで行われるため、本大会がその前哨戦ともいえる位置づけで他シリーズを戦っていた選手も大挙出場、30台が出場した。

 20分間の予選は定刻の午前8時コースオープン。富士山も隠れる曇り空で気温8.4度とやや寒いドライコンディション。路面温度も低くタイヤの発動に時間がかかりそうとの声もあったなか、コースイン直後に石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)がダンロップコーナー直後のシケインでスピンするがすぐにコースに復帰。

 各車計測ラップに入るが、直後にTGRコーナー出口で津田充輝(ファーストガレージKK-SII)が駆動力を失ってグリーンにストップしてしまう。第7戦で筑波・富士シリーズのチャンピオンを獲得し、本大会に向けた練習走行でも調子が良かったという津田だったがマシントラブルに見舞われた。ただちに赤旗が提示されてセッションは中断。この時点でラップタイムを記録していたのは濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)~切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)~箕浦~一宮總太朗(MYST KK-SII)~宮本颯斗(自動車工房ミスト)~松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)の6台のみだ。

 津田のマシンが移動されて、残り時間11分から予選再開。各車再度ウオームアップから仕切り直して残り時間7分、吉田が1分53秒730のトップタイム。2番手に酒井翔太(ファーストガレージkks2)が53秒883。酒井は本日午前に行われる決勝の後ただちに移動し、明日大分県のオートポリスで行われるゴールドカップレースのS-FJにも出場するという強行スケジュールを予定している。以下3番手武者利仁(KF MOTORSPORT KK-S2)、4番手石井~5番手宮本~6番手相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)までは1分54秒台だ。今回7台が出場のジェントルマンクラスのトップは総合16番手の野村大樹(WRS NOMURA KKS-2)。

 残り5分10秒、吉田はトップタイムを1分52秒997まで短縮。2番手には53秒291で石井が進出。コースイン直後のスピンは影響ないようだ。さらにその直後に武者が52秒917でトップに浮上。今年は鈴鹿のS-FJにスポット参戦している武者だが2年前には富士で優勝経験がある。吉田2番手に続いて宮本53秒027で3番手、石井53秒291で4番手に続いて第7戦で初優勝を飾った切替が53秒300で5番手へ、6番手は53秒532で 林零仁(KSJC KK-SII)。ジェントルマンクラスの争いは総合17番手の畠山退三(Hobby Base& zap-ED)が野村を上回りクラストップ。

 残り3分、吉田が1分51秒999を出して再びトップに立つも直後に切替が51秒954と刻んで逆転。3番手に杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)が52秒209で順位を上げて武者は52秒274まで自己ベストを更新するも4番手までドロップ。5番手に YOSHIDA KODAI(T's TECHNO)の52秒586、石井も52秒771までタイムを詰めたが6番手。ジェントルマンクラス首位の畠山は53秒429で総合9番手までアップ。

 残り30秒、18番手に沈んでいた箕浦が51秒768のトップタイム、同じく13番手だった濵邊が51秒900で2番手とトップ2台が一気に塗り替わると20分が経過しチェカードフラッグ。各車が最後のタイムアタックに打って出ると、まず吉田が51秒115を叩き出してトップに返り咲き。続いて石井が52秒151の5番手タイム。武者52秒274も7番手変わらず、箕浦が51秒268と吉田に0.153秒まで迫るも2番手変わらずで、吉田のポールポジションが確定した。箕浦がフロントロウに並び濱邊と切替が2列目、石井と杉田が3列目に並ぶトップ6となった。ジェントルマンクラスは総合16番手の畠山がクラストップ、野村、秋山健也(スーパーウィンズKKS2)という顔ぶれとなった。

 第8戦決勝は午前10時40分スタート予定。いよいよシリーズ最終戦。フロントロウの鈴鹿勢にセカンドロウに並んだレギュラー陣がどう挑むか注目だ。

予選2位は箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

予選3位は渡辺誠己(ELEVレーシングS2制動屋)

予選4位は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

予選5位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

予選6位は杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)

ジェントルマンクラスポールポジションは畠山泰三(Hobbybase & ZAP-ED)

ジェントルマンクラス予選2位は野村大樹(WRS NOMURA KK-SII)

ジェントルマンクラス予選3位は秋山健也(スーパーウインズKKS2)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2025/11/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 8 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16吉田 馨TAKE FIRST KKS-2
MYST KK-S2
1'51.115--147.836
256箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SII
MYST KK-S2
1'51.268 0.153 0.153147.633
372渡辺 誠己ELEVレーシングS2制動屋
MYST KK-S2
1'51.900 0.785 0.632146.799
451切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋
MYST KK-S2
1'51.954 0.839 0.054146.728
553石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1'52.151 1.036 0.197146.470
610杉田 悠真LAPS with REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
1'52.209 1.094 0.058146.395
713武者 利仁KF MOTORSPORT KKS-2
MYST KK-S2
1'52.274 1.159 0.065146.310
82KODAI YOSHIDAT's TECHNO
MYST KK-S2
1'52.586 1.471 0.312145.904
914松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'52.739 1.624 0.153145.706
1012宮本 颯斗自動車工房ミスト
MYST KK-S2
1'52.821 1.706 0.082145.601
1134藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
1'52.915 1.800 0.094145.479
1233磐上 隼斗アルビレックス富士吟景GIA・KKS2
MYST KK-S2
1'52.991 1.876 0.076145.381
135板倉 慎哉AMORE with Racing F
MYST KK-S2
1'53.022 1.907 0.031145.342
14*55酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1'53.027 1.912 0.005145.335
1584林 零仁KSJC KK-SII
MYST KK-S2
1'53.128 2.013 0.101145.205
1638G1畠山 泰三Hobbybase & ZAP-ED
MYST KK-S2
1'53.153 2.038 0.025145.173
1722内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1'53.280 2.165 0.127145.011
1823宇高 希テイクエヌエーティー
TOKYO R&D RD10V
1'53.387 2.272 0.107144.874
1961一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
1'53.463 2.348 0.076144.777
20*36小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1'53.617 2.502 0.154144.580
2115相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'54.567 3.452 0.950143.382
2231木曽川 一輝新潟国際自動車ワコーズED RD
TOKYO R&D RD10V
1'54.679 3.564 0.112143.242
23*8G2野村 大樹WRS NOMURA KK-SII
MYST KK-S2
1'55.342 4.227 0.663142.418
24*3G3秋山 健也スーパーウインズKKS2
MYST KK-S2
1'55.890 4.775 0.548141.745
254G4古里 拓Fleetレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'56.577 5.462 0.687140.909
2659村上 太晟ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1'58.070 6.955 1.493139.128
2716G5大貫 直実Grade1・AutoLet・KKS
MYST KK-S2
1'59.465 8.350 1.395137.503
2825G6フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
2'02.58811.473 3.123134.000
2930菅原 遙希新潟国際自動車大学校ワコーズED KKS
MYST KK-S2
2'03.82412.709 1.236132.662
---- 以上基準タイム(130% - 2'24.855)予選通過 ----
-52津田 充輝ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
no time---
-1G7三浦 和寿RacngF
MYST KK-S2
d.n.s---
  • CarNo. 55, 36は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定、走路外走行複数回)により、3グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 8は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a(他車への衝突行為)により、4グリッド降格のペナルティーを科す。

SUPER GT

第8戦もてぎGTA定例会見 金曜走行の可能性やE10燃料の導入、XT-1の採用可能性 来季以降の展望を坂東代表が明らかに

GTA定例記者会見: 坂東正明GTA代表取締役

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは11月2日、シリーズ最終戦の行われているモビリティリゾートもてぎで定例会見を行った。

 会見の冒頭ではシリーズパートナーである霞ヶ関キャピタルよりGT500、GT300各クラスのシリーズチャンピオンに副賞が贈られることを前回のオートポリス大会に続いて発表した。

 これは石垣島にある同社運営のホテル「SEVEN by SEVEN」での3泊4日の宿泊券が贈られるもので、提供される部屋は最大で400平米あり、一泊あたり50万から100万円相当の価値があるとのこと。併せて8人乗りのプライベートジェットで石垣島へ移動する権利も含まれる。

GTA定例記者会見: 霞ヶ関キャピタル、樋口達夫執行役員

 会見に出席した霞ヶ関キャピタル執行役員樋口達夫氏によると、今回の副賞は日本一のドライバーやチームに、F1チャンピオンのようなステータスや環境を提供することで、スーパーGTチャンピオンの価値を高めることを目的としており、これが子供たちやファンにとっての強い憧れを生み、シリーズ全体の盛り上がりにつながることを期待しているという。

 各チームへは12月5日に開催される年間表彰式「GTA Heroes」にて正式に贈呈される予定だ。

 続いてGTAの坂東正明代表より、今大会の動員状況と今シーズンの振り返り、来季のFIA-F4選手権の開催フォーマット、国産燃料の導入進捗と、ドイツのADACが発表した次世代車両コンセプト「XT-1」についてのGTA側の検討状況などが語られた。

 まず最終戦もてぎ大会の動員数は公式予選日の時点で前年を上回っており、コロナ禍以前の2019年の水準に近づいているとのこと。運営については、日没の早さに伴う帰りの渋滞や寒さといった点が今後の課題として挙げられた。

 続いてマレーシア大会の復活やスプリント制の導入など、新しい試みに取り組んだ2025シーズンを振り返って、来季に向けて明確な方向性を作り出せた年であったと評価し、2027年以降を見据え、タイヤのワンメイク化や環境対応、コスト削減といった持続可能なシリーズ運営のための重要な一年であったと総括した。

 その上でより多くのファンに来場してもらうため、サーキットと連携して受け入れ態勢やプロモーション活動を強化すること、そのための付加価値向上に取り組んでいくことなどが示された。

 FIA-F4については、オートポリス大会で試験的に実施された、チャンピオンクラスとインディペンデントクラスを予選から決勝まで完全に分離する開催方式について、今月開催されるオーガナイザー会議で来季への導入を正式に決定する予定であり、併せてFIAが定める「6大会以上14戦」の規定を満たすため、6月に岡山国際サーキットで予定されているスーパーフォーミュラ・ライツとF4を併催とする方向でオーガナイザーと調整を進めていることなどが明らかとなった。

 これを実現するため、F4の公式予選を金曜日に実施すること、それを前提にスーパーGTも金曜日に練習走行を行なうことも検討しているという。水曜に搬入を行い、木曜に設営して、金曜練習走行、ということになれば、サーキットでの1日の滞在時間を短縮できれば、チームスタッフやメカニックの負担軽減にもつながり、スタンド裏での新たなプロモーション活動が可能となることも期待できる。

 ただしこれには一部のチームからは、金曜日走行に反対する意見が出ており、特に他カテゴリーに参戦するチームにとっては、水曜日搬入となると、前の週のレースからの準備期間が非常に短くなり、かえって過酷になるとの懸念が示されているという。

 このためもう少し情報収集と議論を進めていくとのことだ。

 またスーパーフォーミュラが導入を決めた国産のエタノール混合燃料について、現在エネオスのE10燃料をマニファクチャラーがベンチテストを実施しており、オクタン価などの材料データも入手しているとのこと。今後はベンチテストの結果を詳細に調査した上で、どのように進めていくかを幅広く検討する方針だという。

 先月DTMのホッケンハイム大会でADACが公表した次世代車両コンセプト「XT-1」についての見解と、スーパーGTでの採用可能性について問われた坂東代表は、今後のGT500クラスの方向性を考える上での一つの選択肢として捉えられており、具体的にこの方向性で進めるという決定には至っていないものの、マニファクチャラーが賛同すれば、別クラスでこの車両を走らせる可能性も考えられると回答した。

 XT-1は4輪または2輪にモーターを搭載し、水素バッテリーや既存のエンジン(4気筒や8気筒)からのエネルギーで駆動させるもの。

 2030年頃の実用化を目指しており、コンセプト発表会にはポルシェを含む各マニファクチャラーが参加していた。坂東代表もこれに出席しており、発表会の資料は日本のトヨタ、日産、ホンダの関係者にも共有済みだという。

GTA定例記者会見: 坂東正明GTA代表取締役と樋口達夫霞ヶ関キャピタル執行役員

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

2025シリーズチャンピオン会見 坪井翔「快挙の中の一員でいられてよかった」

GT500クラス 1号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

伊藤大輔(TGR TEAM au TOM'S)

GT500クラスチャンピオン記者会見: 伊藤大輔監督(TGR TEAM au TOM\'S)

 「この体制だったら取れるだろうとかっていうような、言葉をシーズン前からいただいてたりとかもしたんですけども、その分、プレッシャーもある中で、きちんと3連覇取れたということに、正直ホッとしております。今年からエンジニアが変わったというところもあって、毎戦毎戦、もちろん優勝もしてきましたし、コツコツポイントも取りながら来たわけですけども、すべてのレースで完璧というふうにはいかない部分がありました。常に反省点がありながら次のレースに挑むというような形で今シーズン毎戦毎戦やってきましたけども、結果として最後こういう形で終われて本当に良かったなと思ってますし、このドライバー2人が最後まで素晴らしい走りをしてくれて、タイトルに導いてくれた部分で本当に感謝してます。」

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

GT500クラスチャンピオン記者会見: 坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

 「嬉しいです。今の1号車は、誰もが多分空いたら乗りたいって思うシートの一つなのかなと思うので、そこに乗れているのはありがたいですし、その中でしっかりプレッシャーはありますけど、山下選手と共に結果を出し続けられているっていうのはすごくいい環境かなと思いますし、今年監督も言ってましたけど、エンジニアが変わって、エンジニアが変わるとガラッと変わるんで、いろいろ試行錯誤しながら、完璧なシーズンではなかったとはいえ、しっかりチャンピオンという結果を出しました。エンジニアにとっても初めてのGTトラックで、今までチャンピオンを取ってきて、それが当たり前になってきた1号車をいきなり背負うっていうことの重大さというか重さっていうのは分かってるつもりでいるので、エンジニアにとってすごく大変な年だったと思うんですけど、しっかり仕事をやってのけてくれたので、チームのみんなに感謝ですし、史上初の3連覇はすごい快挙だったと思うので、その中の一員として居られてよかったなと思います」

山下健太(TGR TEAM au TOM'S)

GT500クラスチャンピオン記者会見: 山下健太(TGR TEAM au TOM\'S)

 「坪井選手は今回で4回目で、自分が3回目のチャンピオンです。これだけ接戦の今のGT500の中で、ちょっと抜けたような、結果を出し続けている1号車チームに、自分が居させてもらっていることにまず感謝したいなというのと、今年も完璧なシーズンではなかったんですけど、もう本当に全員が常に100パーセント以上のパフォーマンスを出しているなっていう印象がやっぱりありました。苦しい時もミスも最小限にしてきたと思うし、できる限りのことしてきたと思っています。本当に全員の力で取ったチャンピオンだなっていうのを改めて思いました」

GT300クラス 65号車LEON PYRAMID AMG(K2 R&D LEON RACING)

黒澤治樹(K2 R&D LEON RACING)

GT300クラスチャンピオン記者会見: 黒沢治樹監督(K2 R&D LEON RACING)

 「本当にうれしいという,単純な言葉で片付けていいのかっていうくらい嬉しいですし、チャンピオン、自分でファクトリーを構えて、チームオーナーと一緒に組織を作り、そして自分のスタッフとともにドライバーでチャンピオンを取って、今度は監督としてチャンピオンを取らせていただいて、 まあもう本当にこれ以上何があるんだっていうぐらいの、本当に何て言うかな。まあ目標達成できてるし、またブリヂストンさんにね、素晴らしいタイヤ、いつも用意していただいて。ええ、もうそこの組織というか、チームを持たせていただいてて、こんな結果を与えてくださったんで、もうこれ以上のことはないかなって思いますね。嬉しいです。」

 「2018年にチャンピオンを取った時は、蒲生が誕生日当日だったんですよ。で、今日僕誕生日なんですよって言った菅波っていうのがいて、そうなのって言って。で、まあ取れるか取れないかは、持ってるか持ってないかにかかってんじゃないのって言って取ったんで。まあ2人とも持ってるドライバーなんで、いいドライバーが2人とも頑張ってくれたなっていう」

蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

GT300クラスチャンピオン記者会見: 蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

 「気持ちとしてはもうホッとしているのが大きいですかね。今日のレース展開的には結構ペースが厳しくて、まあ自力でなんとかなるような展開ではなかったのですけど、まあその中でもちゃんともう持てる全てを使って、予選順位からまあ決勝順位を上げることもできましたし、もうあの、もうこれ以上ない展開のレースだったかなと思います。嬉しいです」

菅波冬悟(K2 R&D LEON RACING)

GT300クラスチャンピオン記者会見: 菅波冬悟(K2 R&D LEON RACING)

 「本当に嬉しいです。僕、スーパーGTでチャンピオン取るの初めてなので、そこがまず嬉しいのと、もちろん今年、開幕戦優勝させていただいて、シリーズランキングを常にリードした状態できましたけれども、やっぱり前回のオートポリスラウンドぐらいから、チャンピオン取れるかどうかっていうところを意識したくなくてもしてしまうようなポイント差であったり、そういうところで意識して過ごしてきて、このもてぎ、LEONレーシングとしては結構得意にしている部類だと思うんですけれども、そのイメージで入ってきた中で、昨日走り出しとか予選であんまり順位が良くなかったので、どうなるんだろうなっていう不安の方が大きかったです。今日決勝を終えてみて、チャンピオンを獲得できたということで、なんか嬉しさも倍増したなという感じがありますし、僕は前半スイントを担当させていただいて、後半ずっと蒲生選手の走りをモニターでずっとタイムチェックしたりしながら見てたんですけど、自分たちでどうしようもない展開で、周りの結果次第っていうところでしたし、そこがもうかなりの混戦だったので、本当に残り20周ぐらいはなんか見るのもしんどくて、疲れました」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ優勝記者会見 山下健太「抜かれて終わってもモヤッとするんで」

GT500クラス 1号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見: GT500クラスで優勝した坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

 「実際2位以上でチャンピオン確定の条件での2位スタートだったので、無理して抜かなくてもチャンピオン取れる状況でしたけども、やっぱり勝って終わりたいというところがありましたし、予選はちょっと悔しい結果になってしまったので、なんとか抜きたいなと思ってました。朝のウォームアップの段階で、路面温度が想定したより低かったかなっていう感じで。タイヤのウォームアップは結構大変な状況だったので、逆に言うともう1周目しかないなと。チャンスめちゃくちゃあるなと思ってたので、そこに全集中していき、1周目で抜くことができたので、計算通りなレース展開で、その後も5秒、6秒ぐらいギャップを開いて山下選手に渡すことができました。もしかしたらどこかのクルマが無交換で来るかもしれないっていうのはなんとなく想像してたので、なるべく僕らとしてはギャップを開いておきたいっていうところはあったので、僕の役目としてはちゃんとしっかりトップでギャップを作って渡すっていうところの任務はしっかり果たせたので、すごくいいスティントだったかなと思います。」

 「今年の流れとしては、間にスプリントレースがあったっていう、ノーウェイトレースができたっていうのは一つ大きかったかなと思います。なので、開幕と最終戦と富士スプリントと、そこで大量得点を取ることができたので、チャンピオンにつながったかなと思うので、そういったシーズンだったかなと思います。印象に残ったレースとしては、ノーウェイトのレースの開幕戦、最終戦で勝つってことは、同条件でレースをして勝つことになりますので、それをしっかり2つとも今年も取れたっていうのは、すごく印象としては大きいかなと思います」

山下健太(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見: GT500クラスで優勝した山下健太(TGR TEAM au TOM\'S)

 「坪井選手がトップで渡してくれたので、トップ守らなきゃいけないなとは思っていたんですけど、ちょっと選んでるタイヤの種類的にも、ピックアップとかいろんな問題があって、ぺース的に厳しくなるかもしれないなっていうのはちょっと思ってました。そうなりたくないなと思ってたんですけど、実際かなりそういう状態になってしまって。その状態でもまあみんな選んでるタイヤ似てるしと思ってたんですけど、ちょっと日産勢が思ったよりもすごい速くて、2台に30周近くずっと真後ろ走れる展開になりました。まあ状況的には別に後ろ2台いかしても、チャンピオンになれるっていうのは、分かってはいたんですけど、最後だしと思って、抜かれて終わってもちょっともやっとするんで、ブロックしようかなと思って結構頑張って走ってたんですけど、ちょっと疲れました。でも勝てて良かったです」

 「今日のもてぎが思い出に残るレースだなと思ってて。自分たちの要因っていう感じではないんですけど、オートポリスとSUGOで結構ポイントを落とすええ形で、なんかすごい悪い流れになりそうだったところを、しっかりこのもてぎで予選も決勝もいつも通りの形に戻すことができたので、そこは良かったかなと思います」

GT300クラス 5号車マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(TEAM MACH)

塩津佑介(TEAM MACH)

決勝記者会見: GT300クラスで優勝した塩津佑介(TEAM MACH)

 「素直にもうあの嬉しいが勝って、何をしゃべっていいのかちょっとわかんないぐらいなんですけど。去年からチームマッハに加入させてもらって、玉中オーナーの下で、2年間出させてもらいました。昨年はなかなか結果を残すことができなかったんですけど、積み上げてきたものが徐々に形になって、今年はシーズン序盤から上位で争えるレースができるようになりました。鈴鹿で3位は3位だったんですけど、2人で表彰台に立てなくて、すごい悔しい思いをしたので、どうにか勝ちたいっていうのをずっとやってきました。このもてぎですごく流れがよく、チームも、木村選手もすごい速くて。木村選手のおかげでここに立つことができたのがすごく嬉しいです。」

 「レースに関しては、まず僕がスタートで、もう最初から無交換で行くからっていうので、タイヤ使うなよって玉中さんには言われてました。なおかつ後ろにも抜かれるなって言うので、ペースも頑張って守りながら、タイムも守りながらでやってたんですが、途中で500に抜かれるタイミングで後続に抜かれちゃったのは、僕としてはちょっと悔しい部分はあったんですけど、まあそれでも木村選手になんとか、いい位置でバトンを渡せることができたのは、良かったかなと思ってますはい」

 「今年の最初に木村選手と組むってなって、もともとの出会いは今回Xでちょっと判明したんですけど、12年前のカート時代の写真が出てきて、そこでたまたま一緒にレースに出ていたことがわかって、すごい懐かしいねみたいな話をしてたんです。全然その時は全く知らなかったっていうのが後で写真で発覚したっていう。 その後は鈴鹿サーキットレーシングスクールで一緒になって、そういう流れがあって、年齢も近いですし、体格もほぼ一緒でシートもぴったりで、コンビとしても本当に一年、木村選手と組めて、すごい経験も多い中で、いろいろ僕も勉強になりましたし、本当に良かった一年だったなって思います。思い出に残るのは本当に今日かなと思うんですけど、鈴鹿が一番悔しい思いが一番残ってます。木村選手がメディカルに行ったために一緒に表彰台に立てなかったのが本当に悔しくて一緒に泣いたんです。今日は嬉し泣きで一緒に泣けたかな。本当にすごい幸せだなと思います。チームも、応援してくれている人も、本当ここまで関わってくださった皆さんに本当に感謝しています」

木村偉織(TEAM MACH)

決勝記者会見: GT300クラスで優勝した木村偉織(TEAM MACH)

 「まずはこのチャンスをくれたチームに感謝したいなと思ってますし、支えてくれるスポンサーさんだったり、本当に日頃サポートしてくださる皆様に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。自分のスティントを振り返ると、後半を担当させてもらって、タイヤ無交換だったんで、どこまで行けるのかっていうところを常にタイヤと会話しながら、GT500やスーパーフォーミュラで生かしきてたタイヤマネジメントの経験を活かしました。本当に自分の経験をフルに活用して、勝てて良かったですし、MC86って1台しかいないクルマですけど、ヨコハマタイヤさんが一生懸命開発してくれて、本当に最後までペースが良い、本当にいいタイヤ作ってくれたんで感謝したいですし、本当みんなに感謝だなって思いながら、最後のラップまでアクセル踏んでましたね」

 「思い出っていっぱいありますけどね。塩津選手と体格も似てるし、性格も優しくて面白くてっていうところも似てるっていうところで。移動の車内でいつもなんか面白い話してたなっていうのが僕の中では思い出としては大きいんですけど、レースだとやっぱり鈴鹿で表彰台乗れなかったのが、悔しかったっていうところで。何よりも、ずっと玉中さんが勝ちたい、勝ちたいって言い続けてたんで、僕たちドライバーとしては、オーナーの期待に応えるためにここにいるので、今日22年越しの優勝ができたっていうところと、玉中オーナーって割とこう、サバサバしてるんですよ、九州男児って感じで。その玉中さんが、なんかちょっと目から汗が出てるっていう話を、塩津選手から聞いて、玉中さんを泣かせちゃったことが本当に嬉しいです。玉中さんの涙が出たっていうところが僕の思い出です」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ 決勝前に新型プレリュードのGT500仕様車のデモランが実施される

来シーズンからホンダがスーパーGTに投入するホンダ・HRC・プレリュードGTのデモランが行われた

 ホンダレーシング(HRC)は11月2日、スーパーGT最終戦が行われている栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎにおいて、ホンダプレリュードGT500クラスプロトタイプ車両のデモンストレーションランを行った。

 これは2026シーズンからの実戦参加を目的に開発が進められているもので、今年9月より販売が開始された6AA-BF1型がペースとなる。すでにスポーツランドSUGOで牧野任祐(STANLEY TEAM KUNIMITSU)のドライブによりシェイクダウンを済ませており、今回も牧野がステアリングを握ってコースを2周して観客へのお披露目を行った。

来シーズンからホンダがスーパーGTに投入するホンダ・HRC・プレリュードGTのデモランが行われた

来シーズンからホンダがスーパーGTに投入するホンダ・HRC・プレリュードGTのデモランが行われた

来シーズンからホンダがスーパーGTに投入するホンダ・HRC・プレリュードGTのデモランが行われた

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ決勝GT500クラス 1号車au TOM'S GR Supraが今季3勝目を挙げ、史上初の3連覇を達成!!

GT500クラス優勝はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/山下健太)

 2025オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmグランドファイナル」の決勝レースが11月2日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスは予選2位からスタートした1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が今季3勝目を挙げ、チームと坪井翔は見事3連覇、山下健太は2連覇を達成した。

(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:予選日18,000人/決勝日32,000人/大会総入場者数50,000人)

決勝に先立ち栃木県警によるパレードラップが行われた

 第8戦決勝は午後1時に栃木県警の白バイ5台、パトカー5台の先導でパレードラン開始。スタート時の気温は20℃、路面温度は22℃だ。

GT500クラスのスタートシーン

 ホールショットを奪ったのは石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)。坪井翔(au TOM'S GR Supra)がアウトから隙を窺うが、石浦はこれを押さえて2コーナーを立ち上がる。しかし坪井はすかさず3-4コーナーで38号車を捉えてトップに立った。

 後方では予選7位の山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1周目に順位を2つ上げて5番手に浮上。2周目には福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)を捉えて10番手と、チャンピオンの権利を残すチームが順位を上げてきている。

 トップの坪井は序盤なかなかリードを広げられず、6周目でようやく1秒343差を2番手につけられたが、7周目の90度コーナーでチャーリー・ファグ(D'station Vantage GT3)と片山義章(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)が絡むアクシデントが発生。両者グラベルに飛び出し、777号車はコースに復帰したが、6号車がグラベルに捕まったため8周目からフルコースイエロー(FCY)が宣言されたことで、1号車のリードが4.591秒に広がった。

 8周終わりでFCYは解除。9周目から追い越しが可能となると、1号車のリードは一旦2秒232まで縮まるが、坪井はそこから徐々にリードを広げ、15周目にはその差を5秒047とする。

 後方では14号車が14周目に大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)を捉えて8番手に浮上してきた。

 レースは規定周回の3分の1となる21周を終えたところから俄に慌ただしくなった。

 まずは22周目に12号車、38号車、3号車Niterra MOTUL Z、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8そして19号車WedsSport ADVAN GR Supraがピットイン。ここで38号車が12号車の前でピットアウトすることに成功するが、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)と平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)は揃って最初の1コーナーを飛び出してしまう。

 なんとか順位をキープしてコースに復帰した2台であったが、大湯はその周の90度コーナーでも飛び出してしまい、大きくタイムロスをしてしまった。

 続いて23周目に1号車、23号車MOTUL AUTECH Z、14号車、16号車がピットイン。1号車は右フロントの交換に少し手間取った様子だったが、大きなタイムロスはなく山下健太がコースへ。

 続いて24周目に100号車、64号車がピットイン。ここで100号車はタイヤ無交換作戦を敢行、見事1号車に先行してコースに復帰してみせた。

 しかし山下はすぐに牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)に追いつき、29周目の3コーナー進入で大外からこれを抜き去って実質トップを奪い返す。続いて平峰も同じ周のヘアピンでアウトから100号車を抜いて実質2番手に浮上した。

 100号車はその後も33周目に千代勝正(MOTUL AUTECH Z)にも抜かれて4番手に後退する。

 GT500クラスは最後までコースに留まっていた笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が37周目にピットインしたことで全車がドライバー交代を完了。この時点で1号車が再びトップへ返り咲いた。

 しかしそこからの道のりも非常に険しいものとなる。

 山下は平峰と千代の猛追を受け、彼らを押さえこみながらの走行をしいられたのだ。

 44周目の90度コーナーで1号車のインをつく平峰。しかしすかさず山下は立ち上がりで抜き返してトップを奪い返す。平峰は49周目に今度はアウトから1号車を抜きにかかるが、山下はこれも退けた。

 すると今度は千代がホームストレートで12号車に並びかける。懸命に押さえ込む平峰。

 その後も3台はテール・トゥ・ノーズの状態で周回を重ねながら互いにオーバーテイクのチャンスを窺っていたが、56周目の3コーナーで大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)に追突するアクシデントが発生。この影響でコース上にパーツが散乱したためこの日2回目のFCYが宣言される。

 FCYはすぐに解除になったが、この影響は1号車は2秒333のリードを得ることとなり、同時に12号車と23号車の間隔も1秒157まで広がってしまった。

 平峰はその後も1号車との間隔を詰めてきたが、山下は最後までリードを譲らず、最後は0秒254の僅差でチェッカーを受け、第4戦富士大会のレース1に続いて1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が今季3勝目を挙げた。

 そして2番手でチェッカーを受けた12号車はレース後の車検でスキッドブロックの厚みが不足しているとのことで失格の裁定が下されることに。

GT500クラス決勝2位はMOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)

GT500クラス決勝3位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 この結果、2位は23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)のものとなり、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が3位でCIVIC TYPE R-GT最後のレースを締め括った。

 これにより2025シーズンのドライバーズタイトルはトータル80.5ポイントを獲得した坪井翔/山下健太組のものとなった。坪井とTGR TEAM au TOM'Sはこれで史上初の3連覇を達成。坪井にとっては通算4回目のチャンピオンで、これはロニー・クインタレッリに並ぶ最多記録だ。山下も今回で2連覇。通算では3回目のタイトルとなった。

 スーパーGTの2025シーズンは今大会をもって全日程が終了。2026シーズンの開幕戦は4月10~12日に岡山国際サーキットで開催される予定だ。

GT500クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ決勝GT300クラス マッハ車検MC86が初優勝、ドライバーズタイトルはLEON AMGの蒲生尚弥・菅波冬悟が獲得

GT300クラス優勝はマッハ車検エアバスターMC86マッハ号(塩津佑介/木村偉織)

 2025オートバックスSUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE」の決勝が、11月2日、栃木県・モビリティリゾートもてぎで行われ、マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(塩津佑介/木村偉織)が初優勝を飾った。

 最終戦までもつれ込んだドライバーズタイトルは、6位でフィニッシュしたLEON PYRAMID AMGを駆る蒲生尚弥と菅波冬悟が獲得した。

GT300クラスのスタートシーン

 秋のモビリティリゾートもてぎは、やや肌寒いものの、過ごしやすい天候となった。午後1時、チャンピオンの決まる最終戦のスタートが切れらた。

 序盤は、予選から抜き出た速さを見せていた61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が逃げ、5号車マッハ車検 MC86(塩津)、52号車Green Brave GR Supra GT(野中誠太)、56号車リアライズGT-R(平手晃平)、4号車グッドスマイル初音ミクAMG(片岡龍也)、666号車seven×seven PORSCHE GT3R(藤波清斗)が追うという展開が続いた。

 15周目、快調に飛ばす61号車SUBARU BRZが、2位の52号車に対し7秒という大量リードを築き、56号車、5号車、4号車が2〜3秒間隔で続いた。ここまでは完全にSUBARUがレースの主導権を握っていた。

 この状況に変化が生じたのは、19周目から始まったピットイン。いの一番にピットに飛び込んだ5号車マッハ車検は、タイヤ無交換作戦を敢行。ステアリングは木村に託され、残る約40周を走り切る作戦だ。

 これを皮切りに、20周目に11位を走行していたポイントリーダーの65号車LEON AMG(菅波→蒲生)、21周目に6位の666号車seven×sevenポルシェ(藤波→キング)、23周目に3位の56号車リアライズGT-R(平手→JPオリベイラ)と5位の4号車グッドスマイルAMG(片岡→谷口)、26周目にトップの61号車SUBARU(井口→山内)、27周目に2位の52号車Green Brave(野中→吉田)と、次々にピットイン。

 レース後半にピットインをする作戦をとったチームもあったが、上位グループは前半でピットインを済ませた。

 レース折り返しとなる30周目。ピットインしていない車両はあったものの、実質のトップは5号車マッハ車検(木村)、3秒遅れて61号車SUBARU(山内)、さらに3秒遅れて52号車Green Brave(吉田)という順となった。

 ここから5号車の快走が始まる。マザーシャーシを使用する旧型とも言えるマシン、さらにタイヤ無交換という状況で、木村は、GT500にかわされながらも安定して1分50秒台のタイムを刻み、61号車SUBARU(山内)との差を、40周目4秒、45周目6秒、50周目には8秒と、確実に開いていった。

 終盤には、61号車SUBARU(山内)に追いついた52号車Green Brave(吉田)、666号車seven×sevenポルシェ(キング)、56号車リアライズGT-R(JPオリベイラ)が、4台による2位争いを繰り広げ、これもトップの5号車マッハ車検(木村)にとっては有利に働いた。

 最後までペースの落ちなかった5号車(木村)は、独走で59周を走りきって初優勝。チーム発足から22年、マザーシャーシを使い始めてから11年の悲願の勝利だった。

GT300クラス決勝2位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

GT300クラス決勝3位はseven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング/藤波清斗)

 2位には61号車SUBARU、3位には、58周目に52号車を抜いた666号車seven×sevenポルシェが入った。

 最後まで攻め続けたリアライズGT-R(JPオリベイラ)は、3位と0.3秒差の4位。もし、3位に入っていれば、チームメイトの平手晃平がドライバーズチャンピオンになる計算だったが、僅かに届かなかった。

 今季チーム・マッハに加入した木村は、昨年末にスーパーフォーミュラのシートを失い、一時は、今シーズンのレース参戦が危ぶまれた。しかし、PCCJ(ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン)でチャンピオンを獲得、スーパーGTでも優勝するなど、与えられたチャンスを確実にものにし、ドライバーとしてのポテンシャルを証明してみせた。

GT300クラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ決勝結果

GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
11坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS631:51'05.545--
223千代 勝正
高星 明誠
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS631:51'06.814 1.269 1.269
3100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS631:51'32.49026.94525.676
439関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS631:51'32.91227.367 0.422
537笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS631:51'44.66139.11611.749
68野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS631:51'55.68350.13811.022
738石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS631:52'07.0661'01.52111.383
816大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS631:52'07.2791'01.734 0.213
93佐々木 大樹
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS631:52'11.5131'05.968 4.234
10*24松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH631:52'16.7651'11.220 5.252
1119国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH631:52'21.1531'15.608 4.388
1264伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL631:52'25.1101'19.565 3.957
13*17塚越 広大
小出 峻
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS631:52'32.8841'27.339 7.774
14*14大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS631:53'04.0821'58.53731.198
---- 以上規定周回数(70% - 44 Laps)完走 ----
-*12平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 23 高星明誠(MOTUL AUTECH Z) 1'38.884 (3/63) 174.787 km/h
  • CarNo. 24(名取鉄平)は、SpR13.1.a(CarNo. 37への接触)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 14(大嶋和也)は、SpR13.1.a(CarNo. 16への接触)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 17は、SpR28.13(チェッカー後のコース上停止)により、罰金10万円を科す。
  • CarNo. 12は、技術規則3.22.4A(スキッドブロック5mm以上)違反により、失格とした。

GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
15塩津 佑介
木村 偉織
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH591:52'23.835--
261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL591:52'33.052 9.217 9.217
3666ハリー・キング
藤波 清斗
seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH591:52'33.545 9.710 0.493
456ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
平手 晃平
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH591:52'33.813 9.978 0.268
552吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS591:52'35.91012.075 2.097
665蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS591:52'49.90126.06613.991
77ザック・オサリバン
小林 利徠斗
CARGUY FERRARI 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH591:52'57.13833.303 7.237
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH581:51'05.8081Lap 1Lap
92堤 優威
平良 響
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS581:51'17.6501Lap 11.842
10*18小林 崇志
野村 勇斗
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH581:51'23.3951Lap 5.745
1187松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH581:51'23.4861Lap 0.091
12777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL581:51'32.2521Lap 8.766
1396新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL581:51'38.5051Lap 6.253
140小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH581:52'06.7481Lap 28.243
15*62平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH581:52'12.1581Lap 5.410
1660吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL581:52'17.2611Lap 5.103
179冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH581:52'21.0881Lap 3.827
1831オリバー・ラスムッセン
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS581:52'30.7881Lap 9.700
19360荒川 麟
清水 啓伸
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH581:52'30.8701Lap 0.082
2026イゴール・オオムラ・フラガ
安田 裕信
ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH581:52'42.4751Lap 11.605
2145ケイ・コッツォリーノ
篠原 拓朗
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL581:52'45.3141Lap 2.839
2248井田 太陽
柴田 優作
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH571:51'21.5392Laps1Lap
2330永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI571:51'52.5462Laps31.007
2411富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL571:52'30.5202Laps37.974
2520平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI571:52'47.8122Laps17.292
---- 以上規定周回数(70% - 41 Laps)完走 ----
-22和田 久
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH2755'12.01832Laps30Laps
-*6片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH59'43.88554Laps22Laps
-25松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 61 井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT) 1'48.018 (4/59) 160.007 km/h
  • CarNo. 6(片山義章)は、SpR13.1.a(CarNo. 777への接触)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため未消化。
  • CarNo. 6(片山義章)は、SpR付則4.4(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科したが、リタイアのため未消化。
  • CarNo. 18(野村勇斗)はSpR13.1.a(CarNo.11への接触)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 62(平木玲次)は、SpR13.1.a(CarNo. 31への接触)により、タイムペナルティー5秒を科した。

SUPER GT

第8戦もてぎポールポジション記者会見 石浦宏明「大湯の力に本当に助けられた」

GT500クラス 38号車KeePer CERUMO GR Supra(TGR TEAM KeePer CERUMO)

石浦宏明(TGR TEAM KeePer CERUMO)

予選記者会見: GT500クラスでポールポジションを獲得した石浦宏明(TGR TEAM KeePer CERUMO)

 「今回はチャンピオンシップも争っているので、ポール・トゥ・ウィンをもちろん目標にしてここまで来たんですけど、本当にこんなことがあるんだなっていうぐらい、ここにいることが不思議で。大湯の力に本当に助けられて、すごいミラクルが起きている気がするので、すごい嬉しいなというふうに思っています。来る前からですね、僕のラストレースのために、みんなで頑張ろうって、チーム内でも声かけて、みんなを引っ張ってやってきてくれて、今日も走り出しからクルマをすごい仕上げてくれて。自分が乗ってる時からそんなに触ってないんですけど、本当に予選でも気持ちよく走れたし、自分が予選走ってる時のフィーリングからしても、大湯ならこのままのセットで触らずにいけるなっていう感覚がありました。そういうクルマを大湯だけじゃなく、チームみんなが用意してくれたので、本当にありがたいお膳立てをしていただいて、明日、緊張感がめっちゃ高まったなっていう。最後までなんか追い込まれ感を感じながら走りましたね。この記者会見に、あの昔からの仲良しのメンバーがみんないてくれて、あの楽しくこの場に来れたのもすごい嬉しいです。応援に本当に感謝しています」

 「このもてぎで先頭からスタートできるっていうのは本当に価値あることです。ここまで順調に来たんで、もちろんそれを結果に繋げられるのが一番いいなと思ってます。チャンピオンシップに関しては、まあ、敵がいることなんで。終わってみないとわかんないですけど、僕にとってはラストイヤーで2勝できたら、本当にそんな最高なことはないなと思うので、それを目指したいと思います」

 「個人的には今回最後ということで家族が来てくれてて。子供たちも見て覚えててくれる年にもうなっているので、そういう子供たちの前で、かっこいい姿を最後見せて終わりたいなと。500降りるって言ったら、子供たちの中で泣いちゃった子もいて、僕ももうちょっといいところを見せてあげたかったなって思ってたのが正直なところでした。まずは今日こうして活躍しているところを見てもらえたし、この先ずっと記憶に残るようなレースになれば一番いいなと思ってますし、最後終わった時にファンの方も本当にいいレースだったなって思ってもらえるような、そういう走りを明日もしたいなと思います。」

大湯都史樹(TGR TEAM KeePer CERUMO)

予選記者会見: GT500クラスでポールポジションを獲得した大湯都史樹(TGR TEAM KeePer CERUMO)

 「石浦さんのラストレースっていうこともありますし、なおかつチームとしてもチャンピオン争いに絡めるところまで、成長してきているので、なんとしてでも最後の最後まで望みをつなげた状態で、石浦選手にバトンを渡して走ってもらいたいっていう気持ちもありました。だから何が何でもまずポールっていうところを、すごい意識して、このレースウィークに臨んでました。チームとしても、すごく士気が高まっている中で、集中力切らさず、クルマを走らせています。トラブルとかも、なかったわけじゃないんですけど、それも柔軟にね、あの、対応してくれてるんで。それがあってこそのポールだなと噛み締めています」

 「最終戦のもてぎのレースはポールポジションからのスタートの価値がかなり高いので、だからこそ取りたかったボールを取れた以上、僕らとしてはそれを活かして今シーズン2勝目っていうところを狙いたいです。チャンピオン取れるかどうかっていうのは、もちろんレースの流れもありますので、(石浦選手に)ラストランとして本当にいいレースを飾って終わってもらえたらいいかなというふうに思ってます。はい、頑張ります。」

GT300クラス 61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(R&D SPORT)

井口卓人(R&D SPORT)

予選記者会見: GT300クラスでポールポジションを獲得した井口卓人(R&D SPORT)

 「すごく練習走行から調子よかったですし、その流れが予選でも続いてくれて本当に良かったです。ドライバー2人とも、今すごくセンサーが研ぎ澄まされてます。音だったり、耳もすごく良くなってて、エンジンが壊れないかずっとドキドキしながら走ってるんですけど、今日はなんとか予選中持ってくれました。本当オートポリスから気持ちの浮き沈みが大きいですけど、今回こういう形で山内選手は記録も更新できましたし、EJ20(エンジン)ラストランでポールポジションということで華を添えられてよかったなと思います。明日もこの流れでいきたいですし、石浦さんもラストランということで、EJ20もラストランということで、ラストランチームがここに集結して、明日は面白いレースできれば嬉しいです。(ラストランの方、まだいらっしゃいますけど)一番仲いいんで(笑)」

 「チーム自身もこのEJ20を十数年使ってきている中で、本当にすごい頑張ってくれたと思っていますし、最後まで僕たちドライバーはアクセルを踏み抜きたいと思っています。ファンの皆さんにEJ20のこのエンジンサウンドを堪能していただけるように精一杯頑張りたいと思います」

山内英輝(R&D SPORT)

予選記者会見: GT300クラスでポールポジションを獲得した山内英輝(R&D SPORT)

 「いま井口選手が言われた通り、本当、EJが最後の予選でこうやってポールポーション取れたのはすごく嬉しく思います。あと個人的に、多分1週間以内に妻が出産になるので、そのタイミングでこうやって取れたこともすごく僕にとっては嬉しいなと思います。また明日、どういうレースになるかわかんないんですけど、EJのエンジンいーじぇーって言えるように頑張りたいなと思います」

 「今日は練習から本当にクルマもダンロップタイヤもすごくいいパフォーマンスで走れてますので、この流れでEJのラストランを素晴らしい結果で終われるように頑張りたいなと思います」

予選フォトセッション: 両クラスのポールシッター

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ公式予選GT500クラス 38号車KeePer CERUMO GR SupraがPP獲得で逆転王座に一歩前進 

GT500クラスポールポジションはKeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)

 2025オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmレースグランドファイナル」の公式予選が11月1日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスは今大会をもってGT500クラスから退くことを表明している石浦浩明の乗る38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)が見事ポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

予選Q1 ポイントリーダーの山下健太がトップタイム!

 GT500クラスのQ1は午後2時33分にコースオープン。いつもなら路面コンディションの向上を待ってほとんどのチームがガレージに留まるところだが、今回は低い路面温度への対応か、序盤からコースに出てスローペースのウォームアップ走行を2周から3周行って、残り2分あたりからアタックが始まるという展開に。

 まずは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が1分36秒517でトップ。大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分36秒546、ベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z)が1分36秒655でこれに続く。

 これを高星明誠(MOTUL AUTECH Z)が1分36秒507で上回ると、名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)も1分36秒487、山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)は1分36秒377と次々にトップが入れ替わる。

 この時点でチェッカーが提示され、各車最後のアタックに。

 ここで2周連続でアタックを行っていた高星が1分36秒210までタイムを縮めるが、山下健太(au TOM'S GR Supra)はウォームアップ3周から一発アタックで1分35秒675を叩き出してトップでQ1突破を果たす。

 さらに38号車の石浦も1分36秒022でこれに続くが、最後の最後に名取が2本目のアタックで1分35秒895までタイムを縮めて2番手に割って入った。

 この結果トップは1号車、2位は24号車、3位は38号車となり、石浦は最後の予選で見事Q2進出を果たす。

 また石浦と同様に今大会がラストレースとなる松田次生もQ2アタックのチャンスを得ることとなった。

予選Q2 大湯都史樹圧巻のアタックでPP獲得!!

 Q2も当初の予定通り午後3時11分にコースオープン。ここでも各車揃って最初から次々にコースに飛び出していき、残り3分を切ったあたりで本格的なアタック合戦が始まった。

 まずは千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が1分37秒303。続いてこれがラストアタックとなる伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分37秒252。松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)は1分36秒796で、このセッションで最初の1分36秒台を記録。

 その直後、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)がウォームアップ2周から1分35秒796といきなりの1分35秒台のタイムを叩き出すと、次の周には1分35秒768までタイムを縮めてみせた。

 千代も2周目に1分36秒069までタイムを削ってきたが、最後の最後に坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分35秒943と大湯に次ぐタイムを叩き出した。

 この結果、38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)がポールポジションを獲得。1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が予選2位となり、スープラ勢がフロントローを独占。

 3位には23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)が入った。

 この結果、石浦/大湯組はドライバーズポイント1を追加してトータル52とし、前回優勝の山本/牧野組に並ぶランキング3位に浮上した。リーダーの坪井/山下組(60.5ポイント)とは8.5ポイント差となった。

 一方、ランキング2位の大嶋/福住組(54.5ポイント)はQ1落ちを喫して13番手と苦しい位置からのスタートを余儀なくされることに。

 このほか関口/フェネストラズ組(44ポイント)、笹原/アレジ組(43.5ポイント)までの6台にチャンピオン獲得の可能性が残っている。

 果たして栄冠を手にするのはどのチームか。第8戦決勝は2日の午後1時より63周で行われる。

GT500クラス予選2位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/山下健太)

GT500クラス予選3位はMOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ公式予選GT300クラス 驚速SUBARU BRZが今季2度目のポールポジションを獲得

GT300クラスポールポジションはSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 2025オートバックスSUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE」の公式予選が、栃木県・モビリティリゾートもてぎで行われ、GT300クラスは、SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が、第5戦鈴鹿大会に続いてポールポジションを獲得。CARGUYフェラーリの連続ポールを阻止した。

 予選で、SUBARU BRZが躍動した。今シーズン、予選では上位につけながらも、なかなか結果が残らないレースが続いていたが、その鬱憤を晴らすチャンスがノーウェイトとなった最終大会で巡ってきた。公開練習、予選Q1でもトップタイムを奪い、予選までは順調に進んでいる。あとは決勝で結果を残すだけだ。

 2位は、マザーシャーシを使用し、今や旧型とも言えるマッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(塩津佑介/木村偉織)。Q2の木村のアタックでフロントローを得た。

 なお、前回、前々回と予選で速さを示し、連続ポールを獲得してきたCARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)は、10位に沈んだ。

■予選Q1

 A、Bグループに分けられたGT300クラスの予選は、各グループ上位9台までがQ2に進出。

 Aグループでは61号車SUBARU BRZ(井口卓人)が2位を0.8秒近く引き離す1分46秒048でトップ。前大会で優勝を飾った666号車seven × seven PORSCHE GT3R(藤波清斗)、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)が続いた。

 ランキング2位の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手晃平)は9位でQ1を通過した。

 Bグループでは、前回の大クラッシュから復活を遂げた11号車GAINER TANAX Z(富田竜一郎)が1分46秒417のトップタイムをマーク。2位、0号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史)、3位、96号車K-tunes RC F GT3(高木真一)と続き、7位にポイントリーダーの65号車LEON PYRAMID AMG(菅波冬悟)がつけ、ランキング上位陣は順当にQ2に駒を進めた。

 5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(塩津佑介)は、最後に9位に滑り込み、ギリギリでQ1を突破した。

■予選Q2

 Q2では、最初に1分46秒台に入れた18号車UPGARAGE AMG GT3(野村勇斗)がマークした1分46秒411をターゲットに、各車が次々にアタック。

 4号車グッドスマイルAMG(片岡龍也)1分46秒466、0号車VENTENYランボルギーニ (元嶋佑弥)1分46秒600と、46秒台半ばのタイムが続くなか、61号車SUBARU BRZ(山内英輝)が他を圧倒する1分45秒192と驚速タイムを叩き出す。

 さすがに、このタイムに迫る者は出なかったが、最後に僅差の2位争いに終止符を打ったのは、5号車マッハ車検 MC86 (木村偉織)。渾身のアタックで、1分46秒341、1分46秒263と、削り取るようにタイムを短縮し、表彰台に上った第5戦鈴鹿大会の予選順位3位を上回った。

 決勝は、明日2日の午後1時から63周(300km)で行われる。

GT300クラス予選2位はマッハ車検エアバスターMC86マッハ号(塩津佑介/木村偉織)

GT300クラス予選3位はGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎノックアウトQ2結果

GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/01) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
138大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'35.768--180.474
21坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'35.943 0.175 0.175180.144
323千代 勝正MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'36.069 0.301 0.126179.908
412平峰 一貴TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'36.188 0.420 0.119179.686
53佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'36.212 0.444 0.024179.641
624松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'36.284 0.516 0.072179.506
7100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'36.377 0.609 0.093179.333
88松下 信治ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'36.570 0.802 0.193178.975
916佐藤 蓮ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'36.767 0.999 0.197178.610
1064伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'37.115 1.347 0.348177.970

GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/01) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
161山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'45.192--164.305
25木村 偉織マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'46.263 1.071 1.071162.649
352野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'46.379 1.187 0.116162.472
456ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'46.384 1.192 0.005162.464
518野村 勇斗UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'46.411 1.219 0.027162.423
64片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'46.466 1.274 0.055162.339
7666ハリー・キングseven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'46.515 1.323 0.049162.264
80元嶋 佑弥VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'46.600 1.408 0.085162.135
911大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'46.611 1.419 0.011162.118
107小林 利徠斗CARGUY FERRARI 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'46.714 1.522 0.103161.962
1160吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'46.762 1.570 0.048161.889
1287松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'46.798 1.606 0.036161.834
132堤 優威HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'46.800 1.608 0.002161.831
1465蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'46.862 1.670 0.062161.738
1531小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'46.866 1.674 0.004161.732
169藤原 優汰PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'47.192 2.000 0.326161.240
17777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'47.441 2.249 0.249160.866
1896新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'47.711 2.519 0.270160.463

SUPER GT

第8戦もてぎノックアウトQ1結果

GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/01) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
11山下 健太au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'35.675--180.649
224名取 鉄平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'35.895 0.220 0.220180.235
338石浦 宏明KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'36.022 0.347 0.127179.996
423高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'36.103 0.428 0.081179.845
53三宅 淳詞Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'36.210 0.535 0.107179.645
664大草 りきModulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'36.340 0.665 0.130179.402
7100山本 尚貴STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'36.377 0.702 0.037179.333
88野尻 智紀ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'36.491 0.816 0.114179.121
916大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'36.517 0.842 0.026179.073
1012ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'36.655 0.980 0.138178.817
---- 以上Q2進出 ----
1119国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'36.681 1.006 0.026178.769
1239サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'36.706 1.031 0.025178.723
1314大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'36.707 1.032 0.001178.721
1437笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'36.710 1.035 0.003178.716
1517塚越 広大Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'36.963 1.288 0.253178.249

GT300クラス(Aグループ)

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/01) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'46.048--162.979
2666藤波 清斗seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'46.845 0.797 0.797161.763
34谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'46.885 0.837 0.040161.703
487坂口 夏月METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'47.019 0.971 0.134161.500
59冨林 勇佑PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'47.157 1.109 0.138161.292
62平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'47.182 1.134 0.025161.255
7777藤井 誠暢D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'47.227 1.179 0.045161.187
860河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'47.415 1.367 0.188160.905
956平手 晃平リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'47.522 1.474 0.107160.745
---- 以上Q2進出 ----
106片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'48.002 1.954 0.480160.030
1125松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'48.015 1.967 0.013160.011
1262平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'48.091 2.043 0.076159.899
1348柴田 優作脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'48.427 2.379 0.336159.403
1430織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'49.892 3.844 1.465157.278

GT300クラス(Bグループ)

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/01) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
111富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'46.417--162.414
20小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'46.852 0.435 0.435161.753
396高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'46.955 0.538 0.103161.597
47ザック・オサリバンCARGUY FERRARI 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'47.003 0.586 0.048161.524
552吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'47.029 0.612 0.026161.485
618小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'47.031 0.614 0.002161.482
765菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'47.228 0.811 0.197161.186
831オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'47.339 0.922 0.111161.019
95塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'47.342 0.925 0.003161.014
---- 以上Q2進出 ----
1026イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'47.556 1.139 0.214160.694
1120清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'48.274 1.857 0.718159.628
1245篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'48.326 1.909 0.052159.552
13360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'48.785 2.368 0.459158.879
1422加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'49.197 2.780 0.412158.279

SUPER GT

第8戦もてぎ公式練習GT500クラス 3メーカーがトップ3を分け合い、14号車ENEOS X PRIME GR Supraがトップタイム!

公式練習: GT500クラストップタイムはENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)

 2025オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmグランドファイナル」の公式練習が11月1日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスは14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)がトップタイムを記録した。

 公式予選日のもてぎは晴れ。しかし昨夜の雨で路面には90度コーナーをはじめ、まだ濡れた箇所が残っているなか、公式練習は午前9時10分より混走85分、フルコースイエローテスト15分に続いて各クラスの専有走行10分ずつで行われた。開始時の気温は17℃、路面温度は21℃だ。

 コースオープンと同時に続々とコースに出ていったGT500クラスの各車だったが、この路面コンディションを嫌って続々とピットイン、ガレージでコンディション回復を待つ作戦に出た。

 千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が唯一コースに留まっていたものの、こちらも4周を走ってピットへ。代わって伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)がコースイン。伊沢が6周目に1分39秒687を記録し、その時点でのトップに立つ。大湯のタウイムは1分41秒681だ。

 続いて佐々木大樹(Niterra MOTUL Z)がコースイン1分42秒071で3番手につける。

 その後は続々と走行を開始するチームが相次ぎ、開始から間も無く30分が経過しようというところで松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)が1分37秒366を7周目に記録してトップに。大湯も6周目に1分37秒381を記録してきた。

 続いてサッシャ・フェネストラズ(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分37秒283を7周目に叩き出してトップに浮上。

 この頃にはもう全てのチームがコースに出ており、各々ピットイン、ピットアウトを繰り返しながら粛々と周回を重ねていく。

 開始から1時間が経過したところで37号車Deloitte TOM'S GR Supraはジュリアーノ・アレジから笹原右京に交代。笹原はモラルハザードポイントが累積4に達したことで、公式練習の最初の1時間で走行することを禁じられていたのだった。

 結局、混走は39号車がトップ、24号車が2番手、38号車が3番手のままで終了。フルコースイエローテストを経て、GT500クラスは午前11時より専有走行を行った。

 GT500ボードが提示されるや否や一斉にピットを離れる各車。低い気温と路面温度を考慮して、各車与えられた時間をフルに使ってウォームアップ走行を行い、残り2分となったあたりでタイムアタックを開始した。

 まずは山下健太(au TOM'S GR Supra)がウォームアップ3周から1分37秒236といきなり公式練習のトップタイムを更新するが、すぐに大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分37秒131でこれを上回る。福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)は1分37秒235。しかし福住はそのままアタックを続行し、次の周で1分37.007を叩き出し、トップに躍り出た。

 ここでチェッカー。この結果GT500クラスは14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)がトップタイム。64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が2番手。3番手には専有走行を担当したベルトラン・バゲットが1分37秒188を記録した12号車TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が続いた。

公式練習: GT500クラス2位はModulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)

公式練習: GT500クラス3位はTRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第8戦もてぎ公式練習結果

GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/01) Official Practice Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
114大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'37.007--178.169
264伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'37.131 0.124 0.124177.941
312平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'37.188 0.181 0.057177.837
41坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'37.236 0.229 0.048177.749
5100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'37.256 0.249 0.020177.712
639関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'37.283 0.276 0.027177.663
724松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'37.366 0.359 0.083177.512
816大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'37.370 0.363 0.004177.504
938石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'37.381 0.374 0.011177.484
1023千代 勝正
高星 明誠
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'37.464 0.457 0.083177.333
113佐々木 大樹
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'37.472 0.465 0.008177.319
1237笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'37.610 0.603 0.138177.068
1317塚越 広大
小出 峻
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'37.706 0.699 0.096176.894
1419国本 雄資
阪口 晴南
小高 一斗
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'37.774 0.767 0.068176.771
158野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'38.438 1.431 0.664175.579

GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2025/11/01) Official Practice Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'46.404--162.434
20小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'47.323 0.919 0.919161.043
34谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'47.331 0.927 0.008161.031
456ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
平手 晃平
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'47.379 0.975 0.048160.959
5666ハリー・キング
藤波 清斗
seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'47.390 0.986 0.011160.942
652吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'47.462 1.058 0.072160.835
79冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'47.651 1.247 0.189160.552
818小林 崇志
野村 勇斗
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'47.676 1.272 0.025160.515
97ザック・オサリバン
小林 利徠斗
CARGUY FERRARI 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'47.680 1.276 0.004160.509
105塩津 佑介
木村 偉織
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'47.715 1.311 0.035160.457
112堤 優威
平良 響
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'47.729 1.325 0.014160.436
1265蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'47.758 1.354 0.029160.393
1345ケイ・コッツォリーノ
篠原 拓朗
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'47.769 1.365 0.011160.376
1411富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'47.823 1.419 0.054160.296
1587松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'48.020 1.616 0.197160.004
1626イゴール・オオムラ・フラガ
安田 裕信
ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'48.027 1.623 0.007159.993
1760吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'48.210 1.806 0.183159.723
1848井田 太陽
柴田 優作
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'48.210 1.806 0.000159.723
196片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'48.278 1.874 0.068159.622
2031オリバー・ラスムッセン
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'48.487 2.083 0.209159.315
2196新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'48.566 2.162 0.079159.199
2225松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'48.776 2.372 0.210158.892
23360荒川 麟
清水 啓伸
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'48.833 2.429 0.057158.808
2462平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'48.970 2.566 0.137158.609
2522和田 久
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'49.186 2.782 0.216158.295
26777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'49.267 2.863 0.081158.178
2720平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'49.416 3.012 0.149157.962
2830永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'49.828 3.424 0.412157.370

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGOベストラップ順(第10戦スターティンググリッド)

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Best Lap Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'23.894--153.901
229鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'23.931 0.037 0.037153.834
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'24.239 0.345 0.308153.271
428梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.348 0.454 0.109153.073
560熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'24.371 0.477 0.023153.031
651百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'24.386 0.492 0.015153.004
78落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'24.469 0.575 0.083152.854
835鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.524 0.630 0.055152.754
980翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'24.576 0.682 0.052152.660
1053酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'24.584 0.690 0.008152.646
1137武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.595 0.701 0.011152.626
1245洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'24.650 0.756 0.055152.527
1319松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'24.657 0.763 0.007152.514
1487豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'24.659 0.765 0.002152.511
1533鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'24.682 0.788 0.023152.469
1650新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'24.705 0.811 0.023152.428
1734田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'24.769 0.875 0.064152.313
1838三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.800 0.906 0.031152.257
1943森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'24.816 0.922 0.016152.228
2014村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'24.832 0.938 0.016152.200
2154迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'24.871 0.977 0.039152.130
2252岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'24.885 0.991 0.014152.105
2348吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'24.910 1.016 0.025152.060
2436菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.932 1.038 0.022152.020
2563岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'25.049 1.155 0.117151.811
2646有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'25.058 1.164 0.009151.795
2715中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'25.136 1.242 0.078151.656
2862中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'25.439 1.545 0.303151.118
2997三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'25.492 1.598 0.053151.025

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Best Lap Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
144今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'25.366--151.248
26ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'25.435 0.069 0.069151.125
355KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'25.687 0.321 0.252150.681
440⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'25.758 0.392 0.071150.556
530DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'25.960 0.594 0.202150.202
696齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'26.380 1.014 0.420149.472
711植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'26.452 1.086 0.072149.348
84佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'26.517 1.151 0.065149.235
961坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'26.578 1.212 0.061149.130
1010中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'26.582 1.216 0.004149.123
1171大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1'26.688 1.322 0.106148.941
1298IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'26.751 1.385 0.063148.833
1386大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'26.874 1.508 0.123148.622
1474小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'26.901 1.535 0.027148.576
1588三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'27.253 1.887 0.352147.977
1623YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'30.182 4.816 2.929143.170

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO決勝上位3人のコメント 鈴木斗輝哉「残り2つ確実に連勝したい」

第8戦優勝 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

優勝した鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

 「2大会目の富士も、鈴鹿もかなりトヨタ勢は苦戦していて、その中でも一応トヨタの中ではかなりトップの方で戦えていたんですけど、やっぱり周りとちょっと差があると思いました。SUGOではシーズン始まったぐらいからテストしていたんですけど。かなり良い感触を持って臨めていたんで、それが実際にFPと予選とうまくいって、決勝でも優勝できたっていうのはかなり大きいです。まだまだトップのチームとは差があるので、そこは今後埋めていけるようにしたいと思うし、今回SUGOは3レースあって、一応,1個は優勝できたんで、残り2つ確実に連勝したい。ポイントランキングも2番手なんで、トップと差を縮められるように頑張りたいなと思います」

 「(佐藤選手のプレッシャーはきつかったか)そうですね。まあでも後半は多分彼はダウンフォース抜けでかなり苦しむかなっていう。やっぱり真後ろにいたら追いつけられないとは思うんで、別にそこら辺は気にしませんでした。ただ今回のレースのベストラップが第3レースのスターティンググリッドになるんで、後ろからどんどん来られるとね、自分の方がタイム遅いのかなというふうに気にしてはいましたが、プレッシャーはそんなに感じませんでした」

 「SUGOは本当にスタートでほぼ決まってしまうようなもんなんで、第3レースが2番手っていうのは正直悔しいところですけど、まあでも本当にベストも僅差ですので、3レース目はきっちりスタート決めて、いいレースで終われたらいいな,っていう風に思ってます」

第8戦決勝2位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

決勝2位の佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「1周目の1コーナーでまず1台抜いて、その後ペース良くって、真後ろまでは来れたんですけど、やっぱりあの距離感になると、どうしてもダウンフォースも抜けますし、なかなか仕掛けられずに終わってしまいました」

 「(レース後半は)ダウンフォース抜けでアンダーが強く出てしまっていて、フロントタイヤも後半キツくなってる感じがありました。後ろを走り続けてしまうとちょっと厳しいかなって。最後、SC明けでワンチャンスあるかなと思ったんですけど、向こうもローリング上手かったですね」

 「2レース目も頑張ります。勝ちたいんで」

第8戦決勝3位 熊谷憲太(OTG MOTORSPORTS)

決勝3位の熊谷憲太(OTG MOTORSPORTS)

 「とりあえず表彰台に上がれたことで今はホッとしてます。白崎選手のプレッシャーは感じていたんですけど、鈴鹿で吉本(大樹)選手にご指導いただきまして。結構後ろを意識して走っちゃうんで、吉本さんに『とにかく前だけ見ろ』って言われました。それで意識はずっと前を向いて、とにかくミスらないで、しっかりポジションをキープできるような走りをしました。後ろをあんまり気にしすぎると、自分のペースも乱れるし、ミスったりも多くなるし、いろいろちょっとマイナスな部分もあるんで、そこをしっかり意識しながら、自分のペースで走ってますね」

 「次のレースはなんかちょっと雨っぽいんですかね? でも雨だったら雨でしっかりと。改善点が見つかってるんで、そこをしっかりと改善して、タイムアップできるように頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO決勝 鈴木斗輝哉が今季2勝目、INDPクラスはKENTAROが3勝目を飾る

優勝は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

インディペンデントクラス優勝はKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 9月20日、2025FIA-F4選手権シリーズの第8戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、ランキング2位の鈴木斗輝哉が今季2勝目。インディペンデントクラスも、ランキング2位のKENTARO(Baum Beauty Clinic)が今季3勝目を飾った。

 残り3大会となって、ここからタイトル争いを意識した戦いが繰り広げられていくが、チャンピオンクラスは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)が、39.5ポイント差と大きくリードしており、ランキング2位の鈴木にとってはすでに背水の陣といえる状況になっている。

 インディペンデントクラスは、KENTARO、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)による三つ巴の様相を見せており、ここから取りこぼしなく、上位フィニッシュすることが求められるという状況だ。

 また、このレースのベストラップが、明日の第10戦のグリッドを決めるとあって、タイトルの行方を左右する非常に重要な1戦となった。

■チャンピオンクラス

レースはセーフティーカースタートとなった

 路面にまだ濡れた部分があり、スターティググリッドのイン側とアウト側で不公平が生じるとの理由で、レースはセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。

決勝がスタートした

 鈴木を先頭に、ほぼグリッド順でレースは進むが、初めて2番グリッドからスタートした菊池貴博(TGR-DC RS F4)は、2周目、4周目に立て続けにミスを犯して、自ら順位を下げてしまった。

 鈴木と佐藤のトップ2台は、スタート後こそ、鈴木が1秒以上の差をつけていたが、周回を重ねるたびに佐藤が少しずつ迫り、10周目には0.4秒差にまで詰め寄った。しかし、ここから鈴木が巧みに抑え込み、それ以上、二人の差が詰まることはなかった。

 残り4周となっところで、10位を走行していた吉田馨(BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4)が、SPコーナーで飛び出してしまい、コースサイドにストップ。これでSCが入ることになり、再開は微妙な状況になる。

 結局、車両回収が終わらずに、SC先導のままフィニッシュを迎え、鈴木がポール・トゥ・ウィン。2位佐藤とのポイント差を7ポイント詰めた。

 2人からは遅れたが、3位熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)は初の表彰台を射止めた。4位白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、5位落合蓮音(TGM Grand Prix F4)、梅垣清(TGR-DC RS F4)は、序盤から変わらず。

 なお、ファステストラップは佐藤が奪い、第10戦のポールポジションを手に入れた。

決勝2位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

表彰式

■インディペンデントクラス

 クラスポールスタートのKENTAROが逃げ、1周目に2位に上がったDRAGONが追うという展開が、スタートから続いた。

 二人の差が最も近くなったのが、8周目。ストレートでKENTAROの背後についたDRAGONは、1コーナーでアウトから並びかけるが、KENTAROも上手く抑えた。これ以降は、僅かずつKENTAROが差を開き、逆に3位の今田がハイペースでDRAGONに迫りつつあった。

 しかし、今田の追い上げもSCが入ったことで終了となり、KENTARO、DRAGON。今田の順でフィニッシュ。

 この結果、12ポイントあったDRAGONとKENTAROの差は、5ポイントまで縮まり、今大会で逆転の可能性も出てきた。

 なお、今田がファステストラップを記録し、第10戦のポールとなった。

 第9戦決勝は、本日午後4時から、第10戦決勝は明日の午前9時15分から、17周(または30分間)で行われる。

インディペンデントクラス決勝2位はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インディペンデントクラス決勝3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インディペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO決勝結果

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
129鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'51.273--
217佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1728'51.904 0.631 0.631
360熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1728'53.089 1.816 1.185
416白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1728'53.341 2.068 0.252
58落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1728'53.528 2.255 0.187
628梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'53.780 2.507 0.252
735鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'54.009 2.736 0.229
8*19松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1728'54.228 2.955 0.219
951百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1728'54.405 3.132 0.177
1036菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'54.836 3.563 0.431
1133鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1728'55.001 3.728 0.165
1254迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1728'55.780 4.507 0.779
1350新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1728'57.486 6.213 1.706
1445洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1728'58.987 7.714 1.501
1538三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1729'00.491 9.218 1.504
1643森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1729'00.804 9.531 0.313
1737武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1729'01.003 9.730 0.199
1834田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1729'03.89012.617 2.887
1987豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1729'04.82013.547 0.930
2080翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1729'05.71914.446 0.899
2114村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1729'06.73415.461 1.015
2253酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1729'08.36017.087 1.626
2352岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1729'08.68717.414 0.327
2415中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1729'08.94317.670 0.256
2546有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1729'10.33719.064 1.394
2697三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1729'10.58819.315 0.251
2763岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1729'10.95119.678 0.363
2862中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1729'12.45121.178 1.500
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
-48吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1219'13.6495Laps5Laps

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
155KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1729'13.238--
230DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1729'14.112 0.874 0.874
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1729'15.855 2.617 1.743
410中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1729'17.096 3.858 1.241
511植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1729'19.421 6.183 2.325
696齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1729'20.953 7.715 1.532
798IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1729'21.205 7.967 0.252
840⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1729'21.754 8.516 0.549
971大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1729'23.116 9.878 1.362
1061坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1729'23.94810.710 0.832
114佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1729'25.78112.543 1.833
1274小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1729'28.17414.936 2.393
1388三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1729'29.40616.168 1.232
1486大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1729'31.83318.595 2.427
156ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1729'33.98020.742 2.147
1623YUGOS2R Racing
N-SPEED
1629'16.3401Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 17 佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4) 1'23.894 (7/17) 153.901 km/h
  • CarNo. 19は、FIA-F4 SpR.15.1.2(危険なドライブ行為)により、訓戒とする。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦、第9戦SUGO公式予選上位3人のコメント 鈴木斗輝哉「ここまできたら三連勝を」

第8戦、第9戦ポールポジション 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

第8戦、第9戦ともポールポジションの鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

 「結構赤旗入るかなっていう、荒れた予選を予想をしてたんですけど、とりあえず赤旗1回で済みました。ウェットコンディションで位置取りがなかなか難しくて、視界も確保しづらいし、距離感とか感覚が掴みにくいし、台数も多く、本当にトリッキーなコンディションでしたが、その中でも最初から自分のクルマはセットアップが決まって、タイヤも内圧も良くて、最初からタイムを出していけたました。赤旗前にもベストラップが出ていたので、それも良かったんじゃないかと思います」

 「走り出しからは全然いけるなっていう感じがあって、周りよりも全然ペースが良かったですし、全くペースには困ってないかなって。ウェットは正直ドライバーの面が結構でかいのかなって思ってます。自分がうまいとかじゃないんですけど。ただ、その中でも本当にチームの方々がいろいろメンテナンスしてくれて、すごい準備してきてくださったので、それがこういった形でいい予選結果で終われたのは、とても良かったと思います」

 「第3レースが(第1レースの)ベストラップ順かなんかですよね。第1レースはウェットでもドライでもトップで走ればクリーンエアで走れますし、いいレースができるんじゃないかな。ここまで来たら3連勝を目指してミスがないようにしたいなと思います」

第8戦、第9戦予選2位 菊池貴博(TGR-DC Racing School)

第8戦、第9戦とも予選2位の菊池貴博(TGR-DC RS F4)

 「前日や一昨日のドライの状況でも5番手とか、割といい位置にはいたので、今季のベストリザルトは出せるかなという感じでした。逆に雨が降っちゃってあまり自信はなかったんですけど,いろいろトライしたことがうまくはまっていて、メカニックさんもすごい良いクルマを作ってくれて、自分のパフォーマンスもクルマのポテンシャルも引き出せたと思いますし、今年の中ではベストリザルトだったので、このまま表彰台優勝を目指して、決勝もスタート切っていきたいなというふうに思っています」

 「僕がちょうど最終コーナーを立ち上がった瞬間に赤旗が出て、前の人はスルーしたんですけど、僕はピットに入れたんで、それでクリアな状況が作れたので、コンディション的にもアタックする場所取りとしてもすごい運にも恵まれて、すごいいい結果を残すことができましたね。タイムアップはその要因じゃないかなという風に思います」

 「やっぱり36番っていうのは、10年前に坪井さんが走ってたり,トヨタの中でもエース的な番号だと思います。僕は今まで36にふさわしい走りは全然できてなかったんですけど、今回のSUGOラウンドは36にふさわしい、恥じない走りができているとは思っています」

第8戦、第9戦予選3位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

第8戦、第9戦とも予選3位の佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

 「序盤は悪くなかったんですけど、赤旗が入って以降は、もうちょっとタイムがあげれるかなと思ってたんですけど、思ったよりいけなくて。僕らとしても、あんまり原因は突き止められてなくて、内圧なのか、どのセットなのか、ちょっとわからないんです。レコードラインは結構乾き始めてるような感じでドライ調子良かっただけにちょっと悔しいんですけど」

 「決勝の天気はちょっとまだわかんないんですが、ドライは自信があります。ウェットでも原因を突き止めて、まだやれることはあると思います。3連勝で今大会を終えたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦、第9戦SUGO 公式予選 Cクラスは鈴木斗輝哉、IクラスはKENTAROがWポール獲得

第8戦、第9戦ともポールポジションは鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

インディペンデントカップ第8戦、第9戦ともポールポジションはKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 9月20日、FIA-F4選手権第8、9戦の予選が、スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が、インディペンデントクラスはKENTARO(Baum Beauty Clinic)が、ベスト、セカンドベストともにトップタイムをマークし、両レースともにポールポジションを獲得した。

 朝から、小雨模様の天候となり、コンディションはウェット。気温もぐっと下がるなか、午前8時からチャンピオンクラス、8時35分からインディペンデントクラスの予選が行われた。

■チャンピオンクラス

 開始から、好調にタイムを上げたのは、現在シリーズランキング2位の鈴木斗輝哉。20分の予選時間の前半を終えた時点で、唯一、1分32秒台に入れて、2番手のランキングトップ佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)以下を引き離していった。

 後半になって、路面状況が徐々に改善してくると、好調の鈴木は1分32秒355までタイムアップ。2番手には菊池貴博(TGR-DC RS F4)が1分32秒788で上がり、トヨタ育成ドライバーがワンツーとなった。

 一方、ホンダ育成ドライバーの2人はタイムが伸びず、前回の鈴鹿で優勝を飾った新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)、初表彰台を得た百瀬翔(HFDP with B-Max Racing)ともに、10位あたりで苦しみ続けた。

 結局、この勢力図は変わらないまま予選は終了。

 ベストタイムで決まる第8戦のトップ6は、鈴木、菊池、佐藤、熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)、鈴木恵武(TGR-DC RS F4)、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)。

 第9戦のグリッドを決めるセカンドベストは、トップ3は、鈴木、菊池、佐藤と変わらず。4位以下は、白崎、熊谷、迫隆眞(PONOS RACING MCS4-24)の順となった。

 ホンダ育成の新原は、12位と7位、百瀬はコースインの際にホワイトラインカットがあったとして、ベストタイム抹消となり、13位と14位と、抜きどころの少ないSUGOで厳しい位置からのスタートとなった。

■インディペンデントクラス

 予選序盤から、タイトルを争うDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)とKENTAROが、激しいポール争いを繰り広げ、これに中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)と植田正幸(Rn-sports MCS4)が絡むという展開で予選が進んだ。

 序盤から、優位に予選を進めたのはKENTARO。1分35秒417、1分35秒192とトップタイムを更新し続け、途中、DRAGONが1分34秒752でトップを奪うも、すぐに1分34秒425で逆転。常に予選をリードし続けた。

 路面が回復した終了直前、中島が1分34分676までタイムアップし2番手に。KENTAROは1分34秒325までタイムを縮め、トップを盤石なものとした。

 ベストタイムで決まる第8戦は、KENTARO、中島、DRAGON、植田、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)、IKARI(Bionic Jack Racing)がトップ6。

 セカンドタイムで決まる第9戦は、中島とDRAGONが順位を入れ替えたが、トップ6は同じ顔ぶれとなった。

 なお、今大会の3レース目、第10戦のグリッドは第8戦決勝中のベストタイムで決定する。

 第8戦の決勝は、本日午前11時50分から、第9戦決勝は午後4時から、第10戦決勝は明日の午前9時15分から、すべて17周(または30分間)で行われる。

第8戦、第9戦とも予選2位は菊池貴博(TGR-DC RS F4)

第8戦、第9戦とも予選3位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

インディペンデントカップ第8戦予選2位、第9戦予選3位は中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)

インディペンデントカップ第8戦予選3位、第9戦予選2位はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO公式予選結果

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
129鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.355--139.802
236菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.788 0.433 0.433139.149
317佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'32.871 0.516 0.083139.025
460熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'32.893 0.538 0.022138.992
535鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.913 0.558 0.020138.962
616白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'33.021 0.666 0.108138.801
728梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.026 0.671 0.005138.793
88落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'33.119 0.764 0.093138.655
954迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'33.149 0.794 0.030138.610
1048吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'33.153 0.798 0.004138.604
1119松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'33.157 0.802 0.004138.598
1250新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'33.260 0.905 0.103138.445
13*51百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'33.317 0.962 0.057138.361
1433鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'33.611 1.256 0.294137.926
1538三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.706 1.351 0.095137.786
1637武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.720 1.365 0.014137.766
1743森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'33.723 1.368 0.003137.761
1845洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'33.723 1.368 0.000137.761
1953酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'33.823 1.468 0.100137.614
2052岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'33.845 1.490 0.022137.582
2180翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'33.896 1.541 0.051137.507
2287豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'33.982 1.627 0.086137.382
2334田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'34.049 1.694 0.067137.284
2497三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'34.779 2.424 0.730136.226
2514村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'34.806 2.451 0.027136.188
2663岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'34.808 2.453 0.002136.185
2715中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'34.813 2.458 0.005136.178
2846有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'34.836 2.481 0.023136.145
2962中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'34.887 2.532 0.051136.071
---- 以上基準タイム(105% - 1'37.305)予選通過 ----
  • CarNo. 51は、FIA-F4 L項 4.6.c(出口のホワイトラインカット)により、ベストタイムを削除した。

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
155KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'34.325--136.882
210中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'34.676 0.351 0.351136.375
330DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'34.752 0.427 0.076136.265
411植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'35.039 0.714 0.287135.854
544今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'35.051 0.726 0.012135.837
698IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'35.296 0.971 0.245135.487
796齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'35.593 1.268 0.297135.066
871大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1'35.702 1.377 0.109134.913
940⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'35.747 1.422 0.045134.849
1061坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'36.052 1.727 0.305134.421
1188三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'37.300 2.975 1.248132.697
1274小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'37.382 3.057 0.082132.585
136ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'37.794 3.469 0.412132.027
---- 以上基準タイム(105% - 1'39.314)予選通過 ----
-86大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'40.962 6.637 3.168127.884
-4佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'41.466 7.141 0.504127.249
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'47.52113.196 6.055120.083

F110 CUP

第4戦岡山レース8決勝結果

GT World Challenge Asia Powered by AWS -RIJ- (2025/08/31) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
177酒井 涼KF MOTORSPORT F110
seven x seven Racing
1218'59.206--
212加納 康雅AKILAND F110
AKIRAND RACING
1219'01.310 2.104 2.104
321落合 蓮音HOJUST & EAGLE
イーグルスポーツ
1219'01.640 2.434 0.330
471杉田 悠真AKILAND F110
AKIRAND RACING
1219'04.614 5.408 2.974
527豊島 里空斗Dr. Dry Racing F110
KIKUCHIOYAKO
1219'07.468 8.262 2.854
645上野 晴紀TEJ-project
TRANSIT ENGINEERING JAPAN
1219'08.513 9.307 1.045
762中井 陽斗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
1219'09.37610.170 0.863
836菊池 貴博きくちおやこF110
KIKUCHIOYAKO
1219'11.48712.281 2.111
911斎藤 愛未Rn-sports F110
Rn-sports
1219'17.17117.965 5.684
1033サマンスキー 智子Bijoux / Hammer R F110
ハンマーレーシング
1120'33.3291Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-63一宮 總太朗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
23'25.39010Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 71 杉田悠真(AKILAND F110) 1'33.790 (11/12) 142.135 km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦レース8SUGO決勝 鈴木斗輝哉がポールから独走で4勝目

優勝した鈴木斗輝哉(TOM\'S FORMULA)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第4戦レース8の決勝が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、ポールスタートの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が、独走で優勝を飾った。

 マスタークラスは、ライバル不在の鳥羽豊 (AIWIN)がスピンを喫しながらもクラス優勝を飾った。

 午後になって、日差しが強くなるなか、スタートを迎えた。

 ポールシッターの鈴木、3番グリッドから好スタートの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、2番グリッドの梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)、ジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)、小田優(Rn-sports F111/3)、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)という順でオープニングラップを終えた。

 3周目に入るストレートで、猪爪が小田に仕掛けて前に出ると、小田はその後の馬の背コーナーでコースオフをしてグラベルにストップ。これでセーフティカーが導入された。

 6周目に入るところでリスタート。トップ鈴木はここでも好スタートを見せ、周回を重ねる度に2位大宮との差を開いていく。その差は、10周目には2秒以上となり、ここから鈴木は独走態勢を築いていく。

 レース後半の見どころは、大宮と梅垣の2位争いと、ジャンビンと猪爪の4位争い。

 特に2位争いは1秒以内の差で続いたが、大宮がミスなく安定した走りを見せたため、梅垣は仕掛けるチャンスを見いだせず、結局、順位は変わらずにフィニッシュとなった。

 ジャンビンと猪爪は、両者1分19秒前半のラップタイムで周回し、最後まで1.5秒の差は変わらずに、ジャンビンが自己最高位となる4位でチェッカーを受けた。

 マスタークラスは、鳥羽が途中スピンをしたり、SCからのリスタートで5秒加算のペナルティナルティを課せられたりしたものの、ユウゴウ(S2R Racing)に抜かれることはなく、クラスウィンを飾った。

 レース9、10は、明日日曜の午前10時、午後2時から、それぞれ22周で行われる。

レースがスタートした

優勝は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

決勝2位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝3位は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

マスタークラス優勝は鳥羽豊(AIWIN)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース8決勝結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2230'52.645--
245大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
2231'00.265 7.620 7.620
337梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2231'00.828 8.183 0.563
451ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
2231'19.10026.45518.272
521猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
2231'19.71027.065 0.610
646入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
2231'25.16132.516 5.451
7*13M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
2232'18.8191'26.17453.658
823M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
2131'33.4411Lap 1Lap
911小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
38'08.32919Laps18Laps
---- 以上規定周回数(75% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR) 1'17.693 (14/22) 166.185 km/h
  • CarNo. 13は、H項2.10.10(SCリスタート)違反により、決勝結果に5秒を加算した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース8/9/10公式予選 鈴木斗輝哉がトリプルポールを獲得

第4戦予選レース8,9,10すべてポールポジションの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第4戦レース8、9、10の公式予選が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が3レースすべてでポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、2台の出走で鳥羽豊 (AIWIN)が、こちらもトリプルポール。開幕戦から続く連続ポール記録を10に伸ばした。

 鈴鹿大会から1か月半のインターバルで、年一度のSUGOへと舞台は移された。今大会はSFライツとの併催で卜部和久が欠場するなど、出走は9台とやや寂しいものとなった。

 朝から好天に恵まれた予選日。午前9時からレース8、9の予選が15分ずつ行われた。なお、レース10のグリッドはレース8予選のセカンドタイムで決定する。

レース8/10予選

 鈴木が1分17秒439のトップタイムをマークして始まった。梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が僅差で続いて、このトップ3は不動。3人が少しずつタイムを縮めるが、鈴木のトップは変わらず、1分17秒231でポールを奪った。

 トップ3に続いたのは、ようやく調子の上がってきたジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)。タイムは1分18秒台と、トップ3からは遅れたが、小田優(Rn-sports F111/3)、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)を抑えて4番グリッドを獲得した。

 マスタークラスは、ライバル不在の鳥羽が、総合7位でクラスポールを獲得した。

 なお、セカンドタイムで決まるレース10のグリッドも、レース8と変わらず、鈴木がポールポジションとなった。

レース9予選

 15分のインターバルで始まったレース9予選も、開始まもなくは梅垣がリードしたが、すぐに鈴木がレース8の予選タイムを上回る1分16秒890をマークして逆転。

 鈴木は1周のクールダウンラップの後に再度アタックを行い、僅かではあるが1分16秒802までタイムを縮めて、食い下がる梅垣、大宮を突き放した。

 4位以下は混戦となったが、1分18秒149をマークしたジャンビンが、1分18秒214と、大きくタイムを上げて総合でも5位となったマスタークラスの鳥羽を抑えて4番グリッドを獲得した。以下、小田、猪爪と続いた。

 レース8の決勝は、本日午後1時10分から、レース9、10は、明日日曜の午前10時、午後2時から、それぞれ22周で行われる。

第4戦予選レース8,9,10すべて予選2位の梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

第4戦予選レース8,9,10すべて予選3位の大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

第4戦予選レース8,9,10すべてマスタークラスポールポジションの鳥羽豊(AIWIN)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F110 CUP

第4戦岡山公式予選 酒井涼がダブルポールを獲得

 「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」第4戦の公式予選が8月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ酒井涼(KF MOTORSPORT F110)がレース7、レース8共にポールポジションを獲得した。

 2年目を迎えたF110カップもいよいよ最終戦。初年度は西日本、東日本各1大会のみだったが、今年は全4戦の拡大。すでにシリーズチャンピオンは落合に決定している。

 公式予選は午前8時30分より15分間の走行。しかし開始早々に赤旗中断があり、8時37分に再開と走行時間が限られるなか、酒井が3周目に1分34秒531をマーク。5周目には1分33秒648、6周目には1分33秒552と順調にタイムを縮め、ベストタイム、セカンドタイムともにトップで終えた。

 これにより酒井はレース7、レース8いずれもポールポジションを獲得。

 レース7の予選2位はベストタイム1分33秒671の落合蓮音(HOJUST & EAGLE)で続き、3位は上野晴紀(TEJ―project)で1分33秒712だった。

 レース8の予選2位は1分34秒213の加納康雅(AKILAND F110)で1分34秒213、3位は豊島 里空斗(Dr. Dry Racing F110)で1分34秒295だった。

 レース7決勝はこのあと午前11時35分より、レース8は明日31日の朝8時45分より、いずれも12周で行われる。

Text&Photo: Kazuhisa SUEHIRO

F110 CUP

第4戦岡山レース8公式予選結果

GT World Challenge Asia Powered by AWS -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
177酒井 涼KF MOTORSPORT F110
seven x seven Racing
R1'33.648--142.350
212加納 康雅AKILAND F110
AKIRAND RACING
R1'34.213 0.565 0.565141.496
327豊島 里空斗Dr. Dry Racing F110
KIKUCHIOYAKO
R1'34.295 0.647 0.082141.373
445上野 晴紀TEJ-project
TRANSIT ENGINEERING JAPAN
R1'34.325 0.677 0.030141.328
562中井 陽斗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
R1'34.389 0.741 0.064141.233
671杉田 悠真AKILAND F110
AKIRAND RACING
1'34.722 1.074 0.333140.736
736菊池 貴博きくちおやこF110
KIKUCHIOYAKO
1'34.766 1.118 0.044140.671
863一宮 總太朗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
1'34.930 1.282 0.164140.428
921落合 蓮音HOJUST & EAGLE
イーグルスポーツ
1'34.939 1.291 0.009140.414
1011斎藤 愛未Rn-sports F110
Rn-sports
1'35.169 1.521 0.230140.075
---- 以上基準タイム(110% - 1'43.010)予選通過 ----
-33サマンスキー 智子Bijoux / Hammer R F110
ハンマーレーシング
no time---
  • 'R'マークは従来の従来のコースレコード(1'34.511)を更新した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース8公式予選結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'17.231--167.179
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'17.420 0.189 0.189166.771
345大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'17.637 0.406 0.217166.305
451ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'18.182 0.951 0.545165.145
511小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'18.410 1.179 0.228164.665
621猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'18.686 1.455 0.276164.088
713M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1'18.787 1.556 0.101163.877
846入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1'19.465 2.234 0.678162.479
---- 以上基準タイム(110% - 1'24.954)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'25.057 7.826 5.592151.797

SUPER FORMULA

第8戦SUGO決勝 岩佐歩夢が雨のレースを制し、悲願の初優勝を飾る

優勝した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の決勝が、8月10日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、雨中のレースを制して悲願の優勝を飾った。

2位は、終始岩佐を僅差で追い続けたサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、3位には終盤にポジションを上げた福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が入った。

 岩佐は、SFデビューとなった2024年は2位2回、2025年もここまで2位2回と、シルバーコレクターを返上できない状態が続いていた。しかし、ここSUGOでポールを奪い、しかも決勝はタイヤ交換義務のないウェットコンディションとなった。決勝日朝のフリー走行もトップタイムをマークするなど、誰の目にも初優勝の条件は揃ったことは間違いなかった。

 ウェット宣言が出され、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなったことも、ポールの岩佐に有利に働いた。

 6周のSCランの後、実質のスタートが切られた。SCラン中に若干路面のラインは乾きつつあり、このまま雨が降らなければ、ドライタイヤへの交換がポイントになりそうな気配だ。

 岩佐は、フェネストラズを従える形で周回を重ねるが、両者の差は1秒と離れることはなく、緊張したバトルが続いた。3位の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)も二人に続いた。

 10周目に佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が2コーナーでスピン。止まってしまいSCが導入された。20周目にも、13位争いを展開していた三宅淳詞(ThreeBond SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)が接触し、三宅がフロントウィングを巻き込んでクラッシュしたため、SCランとなり、その度に各車の間隔はリセットされた。

 この2回目のSCランで、後方を走っていた小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)らは、ピットインして、新しいレインタイヤに交換。終盤の追い上げに備える。

 奇策を敢行したのは、10位を走行していた小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)。1ポイントより優勝を目指すと、天候の回復に賭けてスリックタイヤに交換。結局この作戦は不発に終わったが、その勇気に観客は大いに沸いた。

 終盤に入っても、岩佐、フェネストラズ、坪井、福住、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)というトップ6は変わらず。

 悪天候とSCランのため、予定の周回数(51周)は難しくなり、上限時間の75分、48周でチェッカーとなることが確実になるなか、47周目の1コーナーで福住が坪井に仕掛け、ぎりぎりの攻防で表彰台を勝ち取った。

 スタートから一度も首位を譲ることなくチェッカーを受けた岩佐は、雄叫びを上げて、その喜びを表現した。勝てそうで勝てなかった岩佐にとっては、参戦から17戦目での待望の勝利だった。

 次の大会、第9、10戦は、11月10〜12日に富士スピードウェイで行われる。

コースアウトした佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

レースはセーフティーカー(SC)スタートで2度SCが導入された

優勝は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝2位はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝3位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

表彰式

決勝フォトセッション: トップ3のドライバーたち

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA

第8戦SUGO決勝結果

東北大会 -RIJ- (2025/08/10) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2025 SUPER FORMULA Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
481:15'40.082--
237サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
481:15'40.709 0.627 0.627
38福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
481:15'41.918 1.836 1.209
41坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
481:15'45.000 4.918 3.082
538阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
481:15'45.315 5.233 0.315
665イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
481:15'47.337 7.255 2.022
74ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
481:15'47.796 7.714 0.459
86太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
481:15'48.108 8.026 0.312
93山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
481:15'49.553 9.471 1.445
105牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
481:15'49.948 9.866 0.395
1120高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
481:15'50.031 9.949 0.083
1239大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
481:15'51.15211.070 1.121
1350小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
481:15'52.63712.555 1.485
1428小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
481:15'58.19618.114 5.559
1516野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
481:15'58.79518.713 0.599
1629野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
481:15'59.77819.696 0.983
1719オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
481:15'59.82019.738 0.042
1814大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
481:16'04.75224.670 4.932
197小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
481:16'44.5991'04.51739.847
2010ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
471:16'14.9741Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 43 Laps)完走 ----
-*12三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1931'26.90229Laps28Laps
-64佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1225'08.79436Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 15 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23) 1'15.503 (6/48) 171.005 km/h
  • CarNo. 12は、SF-SpR.15.1.1(危険なドライブ行為)により、訓戒およびペナルティーポイント1点を科す。

SUPER FORMULA

第8戦SUGOフリー走行2回目結果

東北大会 -RIJ- (2025/08/10) Free Practice 2 Weather:Rain Course:Wet
2025 SUPER FORMULA Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'13.792--174.970
237サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'13.944 0.152 0.152174.611
31坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'13.994 0.202 0.050174.493
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'14.017 0.225 0.023174.438
564佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'14.120 0.328 0.103174.196
638阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'14.186 0.394 0.066174.041
712三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'14.284 0.492 0.098173.811
816野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'14.318 0.526 0.034173.732
94ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'14.356 0.564 0.038173.643
1050小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'14.476 0.684 0.120173.363
115牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'14.661 0.869 0.185172.934
123山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'14.710 0.918 0.049172.820
1328小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'14.785 0.993 0.075172.647
147小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'14.866 1.074 0.081172.460
1519オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'14.956 1.164 0.090172.253
1620高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'14.976 1.184 0.020172.207
178福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'15.056 1.264 0.080172.024
1865イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'15.078 1.286 0.022171.973
1939大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'15.203 1.411 0.125171.687
2029野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'15.988 2.196 0.785169.914
2114大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'16.102 2.310 0.114169.659
2210ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'17.288 3.496 1.186167.056

SUPER FORMULA

第8戦SUGO公式予選 岩佐歩夢が今季初ポールポジション!

ポールポジションは岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の公式予選が、8月9日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、やや波乱となった予選を岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が制して、ポールポジションを獲得した。

■Q1グループA

 午後2時から始まったQ1グループAでは、フリー走行で好調だったサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)が、どこまで上がってくるかが注目された。

 そのフェネストラズは、期待に違わず、唯一1分06秒を切る1分05秒930をマークして、このグループのトップでQ1を通過。これに、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)と続いた。

 番狂わせとなったのは、今季3勝を飾っている太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がグループ8位でQ1敗退となったこと。盤石だったチームが今回に限っては精彩を欠いている。

 今季限りで引退を表明した大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)は、最後のアタックで姿勢を崩してコースオフを喫してしまった。

 順位:フェネストラズ-大湯-野尻-山下-佐藤-福住/三宅-太田-大嶋-高星-小高

■Q1 Bグループ

 グループBの注目は、フリー走行でトップとなった小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)と好調の岩佐だったが、二人は明暗を分けることになった。

 最初からニュータイヤを履いてアタックに入った小出だったが、足回りにトラブルが発生。曲がりきれずにヘアピンでコースオフしてしまい、コースサイドにクルマを停めた。

 これで、予選は中断し、車両回収後に再開。

 ここで速さを見せたのは、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。岩佐を0.09秒抑えてトップタイムをマークした。3位にはザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)が入り、チャンピオン坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)はぎりぎり6位でQ2進出を決めた。

 順位:フラガ-岩佐-オサリバン-阪口-牧野-坪井/小林-ラスムッセン-野中-Juju-小出

■Q2

 Q2も予想どおり僅差の戦いとなった。

 最後のアタックで、最初にトップタイムをマークしたのは、フェネストラズ(1分05秒766)だったが、すぐさま岩佐が逆転(1分05秒517)。このトップ2に割り込む者は最後まで現れなかった。

 最後にフェネストラズに1000分の9秒差まで迫った阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が3位。以下、坪井、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、フラガと続いた。

 最後に逆転を狙った大湯は、最終コーナーを全開で行くも姿勢を崩してアウト側のバリアにクラッシュしてしまい12位。ハイポイントでミスを犯した野尻も11位に沈んだ。

 順位:岩佐-フェネストラズ-阪口-坪井-福住-フラガ-牧野-オサリバン-佐藤-山下-野尻-坪井-大湯

 決勝は、明日10日、午後2時20分から51周で争われる。

予選2位はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM\'S SF23)

予選3位は阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA

第8戦SUGO公式予選結果

東北大会 -RIJ- (2025/08/09) Weather: Sunny Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
115B岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.7331'05.517
237Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.9301'05.766
338B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.1171'05.775
41B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'06.3181'05.806
58A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.3871'05.930
665Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.6411'05.965
75B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.1831'06.056
84Bザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.0731'06.134
964A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.3821'06.141
103A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.3241'06.179
1116A野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.2511'06.318
1239A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.0881'33.890
---- 以上Q2で決定 ----
137B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.395
1412A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'06.498
1519Bオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'06.573
166A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.571
1729B野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'06.635
1814A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.674
1910BジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'07.631
2020A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'07.028
2150B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'08.904
2228A小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'07.463

SUPER FORMULA

第8戦SUGOノックアウトQ2結果

東北大会 -RIJ- (2025/08/09) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115B岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.517--197.072
237Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.766 0.249 0.249196.323
338B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.775 0.258 0.009196.296
41B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'05.806 0.289 0.031196.204
58A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'05.930 0.413 0.124195.835
665Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.965 0.448 0.035195.731
75B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.056 0.539 0.091195.461
84Bザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.134 0.617 0.078195.231
964A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.141 0.624 0.007195.210
103A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.179 0.662 0.038195.098
1116A野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.318 0.801 0.139194.689
1239A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'33.89028.37327.572137.516

SUPER FORMULA

第8戦SUGOノックアウトQ1結果

Aグループ

東北大会 -RIJ- (2025/08/09) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 8 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
137サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.930--195.835
239大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.088 0.158 0.158195.367
316野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.251 0.321 0.163194.886
43山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.324 0.394 0.073194.672
564佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.382 0.452 0.058194.502
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.387 0.457 0.005194.487
---- 以上Q2進出 ----
712三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'06.498 0.568 0.111194.162
86太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.571 0.641 0.073193.949
914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.674 0.744 0.103193.650
1020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'07.028 1.098 0.354192.627
1128小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'07.463 1.533 0.435191.385
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

Bグループ

東北大会 -RIJ- (2025/08/09) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 8 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
165イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.641--196.697
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.733 0.092 0.092196.422
34ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.073 0.432 0.340195.411
438阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.117 0.476 0.044195.281
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.183 0.542 0.066195.086
61坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'06.318 0.677 0.135194.689
---- 以上Q2進出 ----
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.395 0.754 0.077194.463
819オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'06.573 0.932 0.178193.943
929野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'06.635 0.994 0.062193.763
1010ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'07.631 1.990 0.996190.909
1150小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'08.904 3.263 1.273187.382
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第8戦SUGOフリー走行 小出峻が初のセッショントップタイム!

フリー走行1回目: トップタイムは小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦のフリー走行が、8月9日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)がトップタイムをマークした。

 シーズンも残りところ3大会、残り5戦。ここまでドコモ・ダンディライアンの太田格之進3勝(84p)、牧野任祐2勝(73p)と、勝ち星としては圧倒しているが、ポイントでは、2勝ながらコンスタントに上位も入っているVANTELIN TOM'Sの坪井翔(87p)がリードしている。

 年一度の東北大会を制するのは、この三人のうちの誰かか、それとも4人目の新たな勝者が誕生するのか、注目される。

 また、コースの路面回収が行われたことが、タイムにどう影響するのかも気になるところだ。

 午前9時から1時間30分行われたフリー走行では、まずチーム無限が好調さを窺わせた。

 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、開始まもなく1分6秒台をマークすると、その後6秒524、6秒223、6秒064と、開始60分までトップタイムをマークし続けた。

 60分を過ぎて、トップタイムをマークしたのがチームメイトの野尻。1分6秒051でトップに躍り出ると、5秒542までタイムを詰めた。

 チーム無限の対抗と目されるのがトムスだ。特に、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)は、走行開始から上位につけ、終盤トップタイムを記録。最終的には、チームメイトの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)にも逆転され4位に甘んじたが、坪井とともに好調だ。

 一方、DOCOMOダンディライアンの牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)と太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)は、安定しないクルマに苦しんだ。最後に太田が6番手タイムをマークしたものの、苦しいスタートとなった。

 そして、最後のアタックで、大殊勲のトップタイム1分5秒501をマークしたのが今季デビューの小出。ここまでQ2進出のボーダーラインの常連だったが、今週は大化けしそうな可能性を感じさせた。

 担当の村井エンジニアも「これまでズレていたピースがはまった感じです」と、予選に向け気を引き締めてはいたものの、小出とともに笑顔がこぼれた。

 予選は、本日、午後2時からノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目: トップタイムは小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)

フリー走行1回目: 2位は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

フリー走行1回目: 3位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA

第8戦SUGOフリー走行1回目結果

東北大会 -RIJ- (2025/08/09) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
150B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'05.501--197.118
216A野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.542 0.041 0.041196.994
31B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'05.606 0.105 0.064196.802
437Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.695 0.194 0.089196.536
56A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.742 0.241 0.047196.395
615B岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.871 0.370 0.129196.010
738B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.874 0.373 0.003196.001
83A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.091 0.590 0.217195.358
98A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.130 0.629 0.039195.243
1028A小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'06.148 0.647 0.018195.190
1112A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'06.164 0.663 0.016195.142
1265Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.219 0.718 0.055194.980
1339A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.259 0.758 0.040194.863
1464A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.358 0.857 0.099194.572
1514A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.404 0.903 0.046194.437
164Bザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.447 0.946 0.043194.311
175B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.511 1.010 0.064194.124
1819Bオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'06.520 1.019 0.009194.098
197B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.563 1.062 0.043193.973
2020A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'06.951 1.450 0.388192.849
2129B野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'06.982 1.481 0.031192.759
2210BジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'08.925 3.424 1.943187.325

Forumula Beat

第8戦SUGO決勝ドライバーコメント 6位・長嶋重登「金井先生と植田さんのプレッシャーに負けた」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートの時にスーパーFJの感覚でシフトノブを探しにいってから『これパドルシフトだった』と初心者みたいなミスをしてしまいましたが、その後のペースは悪くなかったので、よかったっです。明日は新品タイヤが残っているので、それを考えたら期待できるのかな、というふうには思っています」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「スタートはいつもどおりうまく決まって。(序盤は)ごちゃごちゃしているので落ち着いて、少しずつ確実に抜いて行こう、ということで。まわりと接触したりとかそういう迷惑かけることをしないように、確実な走りで追い上げました。トラブルは完全に解消されていると思うので、明日は2番グリッドだと思うので、トップに仕掛けられるようにがんばります」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)ジェントルマンクラス1位

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「目標にしていたこと(クラス1位)が達成できたので、よかったです。コンディションはクルマにはいいですが、人間が暑くてタレちゃって(苦笑)。チェッカー目指して走っていましたが、クルマのポテンシャルはもっと高いと思います」

4位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)ジェントルマンクラス2位

決勝4位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「(スタートは?)僕は普通に出たと思うのですが、周りが、長嶋さんと舩井さんがうまくて。差されるとちょっと苦しかったです。それでもクラス2位で、よかったと思います。また明日(第9戦)あるので、がんばります」

5位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)ジェントルマンクラス3位

決勝5位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「植田さんまではちょっと無理でしたね。植田会長のプレッシャーでミスしてしまいました。残念です」

6位 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)ジェントルマンクラス4位

決勝6位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「4着ですか(苦笑)。スタートがよくて前を抜かしたのですけどね。ミスが多くてやられてしまいました。金井先生と植田さんのプレッシャーに負けて(ブレーキを)ロックしてしまいました」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第8戦SUGO決勝 酒井翔太がポール・ツー・ウイン、最後尾スタートの金井亮忠が序盤にオーバーテイクショーを演じるも届かず2位

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第8戦決勝は7月19日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がオープニングラップから後続をちぎって15周を走り切り優勝した。

 梅雨明け翌日のスポーツランドSUGOは朝から気温がどんどん上昇し、12時15分のフォーメーションラップ開始時点で気温31度、路面温度56.5度という厳しいコンディション。走る前からスリックタイヤが溶け出すのではないかというくらい熱いグリッド上では少しでもドライバーに涼をとらせようと小型扇風機やハンディファンが活躍している。決勝は15周もしくは30分で争われるが、朝の予選で赤旗の原因となり予選タイムが抹消された金井亮忠(チームNATS 正義 001)は最後尾から出走が認められ、10台(うちジェントルマンクラス8台)がレースをスタートした。

レースがスタートした

 スタートでジャンプアップしたのはその金井で、レッドライト消灯と同時に鋭い蹴り出しで前方のマシンに襲い掛かり、ピットウォールぎりぎりに寄せて加速。第1コーナーまでに3台を仕留めて7位に上がる。ポールシッターの酒井は無難なスタートでフロントロウに並んだKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)を抑えてホールショットを奪う。3番手スタートの植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)に対して4番グリッドの舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)と5番グリッドの長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)が並びかけてストレートを加速。3ワイドで第1コーナーに飛び込むとイン側の舩井が3位に浮上、真ん中の長嶋が4位を確保し、アウト側の植田は競り負ける格好で5位に後退する。

 金井の勢いはとどまることがなく、第2コーナーで渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)をオーバーテイクして6位。予選後のコメントで「後ろから金井先生が来るので少しでも絡みたい」と言っていた渡邊だったが邂逅は僅かな時間だった。さらに第3コーナー出口で植田のインを差して5位、上り勾配のS字で長嶋の背後につけるとハイポイントコーナー進入でインから仕留めて4位までポジションを上げる。

 トップ酒井はKAMIKAZEに対して早くも2.151秒のリードでオープニングラップを終了。KAMIKAZEと3位舩井は0.939秒の差。さらに金井が舩井に0.334秒差まで迫り2周目に入るとストレートエンドで舩井をロックオン。第2セクターで前に出て3位まで進出する。6位まで落ちた植田だが長嶋とは0.536秒差で追走しており挽回のチャンスを伺う。

 2周目の酒井は1分22秒654と早くも後続の予選タイムより速いペースでぐいぐいと引き離しにかかり、2位KAMIKAZEとは4.495秒の差。3位に上がった金井は0.426秒差とKAMIKAZEを射程に捕らえると、3周目のハイポイントコーナーでインから攻略。ついに2位まで順位を上げる。

 4周目、酒井はこの周1分21秒871まで最速ラップを更新。追う金井もセクター2、3と最速タイムを出し1分22秒103でこの周を終えるが、セクター4でも最速を出した酒井は21秒871とこれを上回り金井との差を6.222秒までひろげる。3位KAMIKAZEは2台のペースについて行けず酒井から10秒以上離される。5周目も酒井がセクター1で最速タイムを出すと金井がセクター2、3でタイムを出して応酬するが、コントロールラインに戻ってくると6.308秒差と僅かだがギャップが拡大する。この周のセクタータイムを比較すると、セクター1で酒井が0.233秒のゲイン。セクター2と3で金井が0.318秒、0.080秒を挽回しているが、最終コーナーからメインストレートにかけての10%の急こう配があるセクター4で酒井の方が0.426秒速く、金井はここで差をつけられている。

 酒井は6周目1分21秒768、さらに8周目21秒724とハイペースで金井との差を7.084秒まで拡大する。3位KAMIKAZEは19秒以上の差があるがジェントルマンクラスのトップ。以下4位舩井と5位植田の0.672秒差、6位長嶋と7位渡邊0.768秒差とジェントルマンクラスの戦いが厳しい。9周目に植田がセクター3で舩井を攻略、総合4位、ジェントルマンクラスの2位に上がる。

 トップを走る酒井は手綱を緩めることなく9周目1分21秒500、10周目には21秒322とこの日のファステストラップをマークするとようやく僅かにペースダウン。金井は7秒以上に開いた差を12周目6.562秒、14周目6.141秒と削り取るがすでに勝負あったという状態で、酒井は一度もその座を脅かされることなく15周を走り切ってフィニッシュ。優勝を飾った。2位金井は酒井にこそ手が届かなかったが最後尾スタートからここまで挽回して、予選後の短いインターバルでマシンを修復した生徒たちに報いた。3位KAMIKAZEは酒井からは37秒差と大差をつけられたがジェントルマンクラス優勝、以下4位植田がクラス2位、5位舩井がクラス3位、6位長嶋がクラス4位という結果になった。

 なお第8戦決勝の各選手のベストタイムが明日第9戦のスターティンググリッドを決めることとなっており、ポールポジションが酒井、2番手金井、以下KAMIKAZE~植田~舩井~長嶋~渡辺~杉山~みきてぃ~松本隆行(SHOUEI☆ミスト)という順になった。

 F-Be第9戦は明日7月20日(日)にスポーツランドSUGOで開催。第8戦をぶっちぎった酒井に死角はあるのか。今度はフロントロウからスタートする金井がどう挑むか注目だ。

金井亮忠とKAMIKAZEの争い

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

決勝4位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝5位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

決勝6位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro SEKINE

Forumula Beat

第8戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1520'37.423--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1520'43.673 6.250 6.250
39G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1521'14.75837.33531.085
411G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1521'18.29940.876 3.541
53G3舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1521'23.15745.734 4.858
663G4長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1521'33.59356.17010.436
70G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1521'35.92458.501 2.331
822G6みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1521'41.4241'04.001 5.500
9*33G7杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1521'43.8221'06.399 2.398
1076G8松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1421'08.1921Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'21.322 (10/15) 158.769 km/h
  • CarNo. 33は、SUGO SpR 33.1(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

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第8戦SUGO公式予選ドライバーコメント 2位・KAMIKAZE「この暑さに負けないように走るのが大事」

ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージFG108)1分20秒729(コースレコード)

ポールポジションを獲得した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「それなりな感じで走っていたので、最後、ちょっとずつベストな部分が出た(結果のレコードタイム)かな、という感じです。『ミスしたな』という部分もなかったのでよかったのかなと思います」

2位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)1分22秒968(+2.239秒)ジェントルマンクラス1位

予選2位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「繰り上がりで2番手、ジェントルマンではトップになれました。クルマもだいぶよくなってきて、後はこの暑さに負けないように走るのが大事ですかね、それに尽きると思います」

3位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)1分23秒209(+2.480秒)ジェントルマンクラス2位

予選3位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「(コースインが遅かったが?)。前(のセッション)にラジアルタイヤのクルマが走っていたので、皆さんにコースを奇麗にしてもらってから出ようかと思って(笑)。調子は悪くないですね。最後一番いいタイムアタックの時に前に詰まってしまって、そこでもやめましたが。あれがなければ、トップはちょっと無理かもしれないですが、ジェントルマンクラスのトップとはいい戦いになったかな、と思いながら走っていました。決勝は明日の第9戦のグリッドも決まるので、タイヤを何でいくかをちょっと悩んでいます(笑)」

4位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)1分23秒564(+2.835秒)ジェントルマンクラス3位

予選4位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「ちょっとペースが掴めなかったですね。昨日の占有走行ではちょっとクルマが故障して走れなかったので、その分慣れるのに時間がかかって、いまいちなタイムでした。決勝は植田選手に負けないように(笑)がんばります」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)1分23秒926(+3.197秒)ジェントルマンクラス4位

予選5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「途中赤旗が出たので、ちょっとリズムが狂っちゃいました。でも1分23秒台に入って自己ベストなので、決勝は頑張りますよ。スタートで頑張ります。(上位も近い?)植田さん23秒2で0.7秒の差は大きいので、とりあえず舩井さんです。クラスで表彰台に上がるには1台抜かないといけないので」

6位 渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)1分25秒070(+4.341秒)ジェントルマンクラス5位

予選6位の渡辺義人(チームNATSエクシズWXR)

 「クルマがどんどんよくなっていますね。今年パドルシフトにしたのですが、前戦までシフトがうまく入らなくて、まともに走れなかったのですが、今週になってパドルも改良されてきました。あとフロントウイングを新たに3枚ウイングにして、それですごくバランスがよくなった。SUGOにマッチしている感じで、どんどん速くなっているので、決勝に向けて楽しみです。(後ろから金井先生が来るが?)そこは少し遊んでいってもらおうかなと思っています(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

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第8戦SUGO公式予選、酒井翔太がコースレコードでポールポジション

ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第8戦公式予選は7月19日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、酒井翔太(ファーストガレージFG108)がただ一人1分20秒台にタイムを入れてポールポジション獲得した。

 前日に梅雨明けが宣言された東北南部にあるスポーツランドSUGO。朝からすっきりと晴れ渡り、F-Be第8戦の予選開始時刻の午前9時時点で気温24度。路面温度34.8度と絶好のドライコンディション。今回のSUGOラウンドでは第8戦、第9戦の2レースが行われるが、まずは予選で第8戦のスターティンググリッドを確定。第9戦のグリッドは第8戦決勝の各車のベストラップによって決定される。メタリックオレンジの長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)を先頭にコースイン開始。25分間の予選がスタートした。

 各車ウオームアップを終えて残り時間20分を切ったあたりからタイムアタックを開始。まずは残り19分に酒井が1分23秒716のタイムでトップに出る。2番手は金井亮忠(チームNATS 正義 001)の23秒826。金井のチームは日本自動車大学校(NATS)の生徒が授業の一環としてメカニックやエンジニアを務めており、今年度の生徒にとってはもてぎでの第5戦以来の2レース目となり、動きにも落ち着きが出てきた感がある。この2台の他は全員ジェントルマンクラスでの参戦で、クラストップの総合3番手にKAMIIAZE(ファーストガレージ&Rd04W)の25秒146。さらに4番手みきてぃ(LP・Shop kts24)、5番手舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)、6番手長嶋と続く。

 酒井はトップタイムを1分21秒571、21秒422と更新し続け、2番手金井とは0.273秒の差。3番手KAMIKAZEはこの二人から大きく水をあけられて24秒598。このタイミングでピットに待機していた植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)がコースイン。10台すべてがコース上で走行する。

 残り14分を切って酒井はセクター1、セクター3、4と最速タイムを刻んでコントロールラインを通過すると1分20秒908のコースレコードを叩き出す。金井も21秒361まで自己ベストを短縮するが酒井とは0.453秒の差がある。3番手KAMIKAZEはこの二人から2秒以上離され23秒417。残り12分30秒、一人遅れてコースインした植田が24秒196で4番手へ浮上。そして第2セクターで最速タイムを出していた金井がピットインする。金井によるとトラブルではなく微調整だったとのこと。

 残り時間10分を切って予選は後半戦。酒井はベストタイムを更新して1分20秒849、さらに残り時間5分に20秒729までレコードタイムを削り取る。ここで金井が最終コーナー出口でストップ。コースのイン側にマシンを停めてしまう。これによってコースは赤旗が提示。予選は中断となる。金井によると電気系統のトラブルでシステムがシャットダウンしてしまい、再始動できなかったとのことだ。

 金井の車両はすみやかに移動されて午前9時27分から残り時間3分58秒で予選が再開。長嶋とみきてぃの2台のみがコースイン。その他の選手はタイムアップが無理とみたかピットにとどまり予選はそのまま25分が経過して終了となった。

 ポールポジションはレコードタイムを0.543秒も削り取った酒井。赤旗の原因となった金井はそれまでのタイムが抹消されたためタイムなし。2番手にはKAMIKAZEがつくことになり酒井とフロントロウに並びジェントルマンクラスのトップ。3番手植田、4番手舩井がセカンドロウ。3列目は5番手長嶋、6番手渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)と、それぞれジェントルマンクラスの2位~5位に該当、というトップ6となった。

 F-Be第8戦決勝は本日12時15分スタート予定。ライバル不在となってしまった酒井が今回も無双状態になるのか。それとも夏のSUGOの魔物に足元をすくわれるような事態があるのか。カギを握るのは最後尾スタートの金井かもしれない。

予選2位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

予選3位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

予選4位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

予選5位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

予選6位は渡辺義人(チームNATSエクシズWXR)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

Forumula Beat

第8戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
R1'20.729--159.935
29G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1'22.968 2.239 2.239155.619
311G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1'23.209 2.480 0.241155.168
43G3舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1'23.564 2.835 0.355154.509
563G4長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1'23.926 3.197 0.362153.843
60G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1'25.070 4.341 1.144151.774
733G6杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1'25.394 4.665 0.324151.198
8*22G7みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1'25.469 4.740 0.075151.065
976G8松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'27.324 6.595 1.855147.856
---- 以上基準タイム(130% - 1'46.993)予選通過 ----
-*72金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
deleted---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.272)を更新した。
  • CarNo. 72は、SUGO-SpR 28.4(赤旗原因車両)により、タイムを無効とした。
  • CarNo. 22は、ブリーフィング指示違反(赤旗再開後青旗提示前のファストレーン進入)により、訓戒とした。

SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦岡山決勝記者会見 優勝・野村勇斗「最後は余力を残していた」

優勝 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見: 優勝した野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 「昨日の優勝で自信を持ってスタートし、うまく決めることができました。その後は、マッソン選手の方がペースがよく、厳しい展開でしたが、なんとかこらえました。序盤、後ろを離せるかと思いましたが、予想以上に厳しくて、膠着状態になりました。最後は余力を残していたので、迫られましたが、マージンを築くことができました。次のレースもしっかりスタートを決め、3連勝したいと思います」

2位 エステバン・マッソン(TOM'S)

決勝記者会見: 2位のエステバン・マッソン(TOM\'S)

 「昨日はユーズドタイヤで、このレースにニュータイヤを投入しました。それが決まっていいスタートが切れました。野村選手にプレッシャーをかけようと思いましたが、彼が速くてそこまでいけませんでした。終盤、追い詰めましたがペースが足りなかったです。日本のレースで2位を取れたのは満足で、チームにも感謝しています。午後のレースは予選順は下ですが、クルマもいいし、速いドライバーがたくさんいますが、何が起こるかわからないので、いいレースがしたいと思います」

3位 小林利徠斗(TOM'S)

決勝記者会見: 3位の小林利徠斗(TOM\'S)

 「昨日と同じ4位スタートで、スタートで順位を上げることができず、今日は上げたかったんですが、いいスタートが切れたものの行き場がなく順位を上げることができませんでした。その後、混戦のなか落ち着いて居場所を考え、3位に上がりました。ペースは足りなかったですが、3位をキープして帰ってこられてのはよかったです。次は2位なので、セットを見直し、スタートを決めていいレースができればと思います」

決勝フォトセッション: トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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