2000年3月14日
本田技研工業株式会社
広 報 部
モータースポーツ部
HONDA NSX-GT
2000年全日本GT選手権参戦体制について
ホンダは、'97年より、㈱無限と国内レーシングカー・コンストラクター㈱童夢の共
同事業「無限×童夢プロジェクト」を支援。N-GT仕様NSXを開発し、全日本G
T選手権へ参戦してきた。本年は、さらに開発・熟成を進めたHONDA NSX-GT '00ス
ペックを「無限×童夢プロジェクト」より、全日本GT選手権参戦チームへ供給すると
同時に、「無限×童夢プロジェクト」もレーシングチームとして参戦する。チーム体
制は新たなチームを加えた新体制となり、4チーム/5台が参戦する。
「無限×童夢プロジェクト」は、エンジン・サプライヤーの㈱無限とレーシングカー
・コンストラクターの㈱童夢とのジョイントプログラムとして、N-GT仕様ホンダ
NSXの開発から活動を開始した。このプロジェクトにより開発されたN-GT仕様
NSXは、1997年全日本GT選手権シリーズ第2戦より参戦を開始。後半戦には
2戦連続して予選ポールポジションを獲得するなど活躍をしめした。
本年は、2000年全日本GT選手権のレギュレーションに対応しながらも、よりいっ
そうのスピードと信頼性の向上を図り、さらなる空力性能の追求や低重心化を進める
など、レーシングカーとして総合性能の向上を追求。多くのNSX-GTファンの期
待に応えるべく、以下の4チーム5台の体制で2000年全日本GT選手権全戦に参戦す
る。
HONDA NSX-GT 2000年全日本GT選手権シリーズ出場車
□2000参戦チーム体制
┌──┬─────────┬──────────┬──────┬──────┐
│No. │マシン名 │エントラント名 │監 督 │ドライバー |
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │AUTOBACS RACING │ │鈴木 亜久里 │
│ 8│ARTA NSX │ │鈴木 亜久里 │ │
│ │ │TEAM AGURI │ │土屋 圭市 │
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │ │ │中子 修 │
│ 16│Castrol 無限 NSX │ │ │ │
│ │ │ │ │道上 龍 │
├──┼─────────┤無限×童夢 │熊倉 淳一 ├──────┤
│ │ │ プロジェクト │ │脇阪 寿一 │
│ 18│TAKATA 童夢 NSX │ │ │ │
│ │ │ │ │金石 勝智 │
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │ │ │伊藤 大輔 │
│ 64│Mobil 1 NSX │Mobil1 Nakajima Racing│中嶋 悟 │ │
│ │ │ │ │D.シュワガー│
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │チーム国光 │ │飯田 章 │
│ 100│RAYBRIG NSX │ │高橋 国光 │ │
│ │ │with MOONCRAFT │ │服部 尚貴 │
└──┴─────────┴──────────┴──────┴──────┘
※タイヤ=全車ブリヂストン
□車両概要(HONDA NSX-GT '00 Spec)
┌─┬─────────┬─────────────────────────┐
│ │型 式 │NA2 │
│車│全長×全幅 │4,430×1,910(㎜) │
│ │ホイールベース │2,530(㎜) │
│体│トレッド(フロント×リア)│1,600×1,585(㎜) │
│ │重 量 │1,100㎏以上 │
│ │フレーム │アルミモノコック構造+鋼管ロールゲージ │
│ │ │+CFRP補強 │
│エ│型 式 │C32B(DOHC VTEC)ベース │
│ │形 式 │水冷V型6気筒横置 │
│ン│総排気量 │3.5? │
│ │燃料供給形式 │PGM・FI │
│ジ│点火形式 │PGM・IG │
│ │バルブ形式 │DOHC 4バルブ │
│ン│最高出力 │480PS以上 │
│ │最大トルク │40kg-m以上 │
│ミッション │ヒューランド製 6速シーケンシャル │
│サスペンション │ダブルウィッシュボーン+ │
│ │ ショーワ製 インボードダンパーユニット │
│ブレーキ │ALCON製 フロント6ポット&リア4ポット |
| | 水冷キャリパー │
│タ イ ヤ │フロント 310/30R18 : |
| |リア 330/40R18 │
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提供:本田技研工業株式会社 広報部