全日本GT選手権

JGTC第2戦富士決勝/ホンダリリース

2002 AUTOBACS 全日本GT選手権シリーズ第2戦 "ALL JAPAN FUJI GT RACE"

<決勝>
        無限NSX(伊藤大輔/D.シュワガー 組)3位表彰台
              ARTA NSX(土屋圭市/金石勝智 組)4位
           RAYBRIG NSX(光貞秀俊/金石年弘 組)5位

■開催日	:2002年5月3日(金)~4日(土)
■開催地	:富士スピードウェイ(静岡県)<全長4,400m>
■決勝レース	:114周(約501.6km)
■天 候 	:曇り
■気 温/湿 度	:18.8℃/64%(12:00現在)
■コースコンディション	:ドライ
■観客数	:53,000人(主催者発表)

5月4日(土)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2002年全日本GT選
手権シリーズ(JGTC)第2戦「ALL JAPAN FUJI GT RACE」の決勝レースが行われ
た。
レースは、セーフティーカーが6回も入る波乱の展開となったが、Honda NSX勢は
何度もトップを快走する活躍を見せ、伊藤大輔/ドミニク・シュワガー 組(無限
 NSX)が3位表彰台。続く4位に土屋圭市/金石勝智 組(ARTA NSX)が入り、光
貞秀俊/金石年弘組(RAYBRIG NSX)が5位入賞を果たし、Honda NSX勢がトップ6
に3台が入った。開幕戦でポール・トゥ・ウィンを果たした松田次生/ラルフ・
ファーマン 組(Mobil 1 NSX)は、2回のコースアウトを喫しながらも11位完
走。セバスチャン・フィリップ/リチャード・ライアン 組(TAKATA 童夢 NSX)は
他車との接触によるラジエター破損で32位に終わった。

●Honda NSX出場チームと戦績
No. マシン名         エントラント名            監 督
    ドライバー              H・W      予選     決勝
16  無限 NSX         無限×童夢プロジェクト    熊倉 淳一
    伊藤 大輔/D.シュワガー  10        9位      3位
18  TAKATA 童夢 NSX
    S.フィリップ/R.ライアン 50	     12位     32位
 8  ARTA NSX         AUTOBACS RACINGTEAM AGURI 鈴木亜久里
    土屋 圭市/金石 勝智	     -        6位      4位
64   Mobil 1 NSX    Mobil 1 Nakajima Racing   中嶋 悟
    松田 次生/R.ファーマン  70        8位     11位
100  RAYBRIG NSX     チーム国光with MOONCRAFT  高橋 国光
    光貞 秀俊/金石 年弘	     -       11位      5位
※タイヤ=全車ブリヂストン H・W=ハンディウェイト(kg)


3位 #16 無限NSX
○熊倉 淳一(Jyunichi Kumakura)無限×童夢プロジェクト 監督
レース序盤のシュワガー選手とファーマン選手の接触コースアウトは、Honda NSX
勢にとって残念な結果となってしまいました。今回は、6回ものセーフティーカー
導入があり、それに助けられましたね。後半はトップを走ることができたのですが、
最後まで守りきることができず複雑な心境ですが、シーズン全体で見るといい結
果を得ることができたと思います。
次戦のSUGOはHonda NSXが得意とするサーキットですので優勝を目指したいですね。

○伊藤 大輔(Daisuke Ito)選手
レース序盤のアクシデントがあったので、追い上げの展開に気持ちを切り換える
必要がありました。セーフティーカーが何度も入ったので、あらかじめ用意してい
たピットインのタイミングや給油などの予定が狂ってしまいましたが、チームが
本当に良い判断をしてくれたと思います。
今回は優勝できず悔しいですがチャンピオンシップのことを考えると、順調にポイン
トを取ることができていると思います。次戦のSUGO、その次のセパンでもこの調子
で戦っていきたいと思います。

○ドミニク・シュワガー(Dominik Schwager)選手
アクシデントの起こった1コーナーは他車との接触もあってファーマン選手に突っ
込む形となってしまった。でも、その後のセーフティーカー導入でトップ争いに復
帰することができた。レース終盤はミッションの調子が悪くなって最後まで持つか
心配だったけど、無事に走りきることができました。

○永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー
3位から5位に3台揃って入賞したことは、今シーズンのチャンピオンシップを戦
う上で大きな意味を持つものと思います。開幕戦に続いての全車入賞を願っていた
のですが…。標高の高い富士のコース特性を考えると、今日の結果はとりあえず合
格点を頂けるのではないかと思います。
次戦はSUGOですが、先々週のテストでも好調だったので、是非良い結果を残したい
と思います。

(決勝結果は省略させていただきました)


■GT500クラス・ドライバーズランキング(Honda調べ)
順位	No.	ドライバー				  ポイント
 1	 1	竹内浩典/立川祐路                              32
 2	64	松田次生/ラルフ・ファーマン                    22
 3	16	伊藤大輔/ドミニク・シュワガー                  22
 4	18	セバスチャン・フィリップ/リチャード・ライアン  17
 4	 6	脇阪寿一/飯田 章                              17
 6	 8	土屋圭市/金石勝智                              14
 7	39	ジェレミー・デュフォア/織戸 学                13
 8	100	光貞秀俊                                       10
 9	25	山路慎一                                        6
10	23	影山正美/エリック・コマス                       6
11	76	服部尚貴/田嶋栄一                               5
12	22	本山 哲/ミハエル・クルム                       4
13	36	土屋武士/ワイン・ガードナー                     3
14	30	岡田秀樹/黒澤治樹                               2
15	35	影山正彦/脇阪薫一                               1


■GT500クラス チームランキング(Honda調べ)
順位	No.	チーム			           ポイント
1	1,33	TOYOTA TEAM CERUMO                             32
2	16,18	無限×童夢プロジェクト                         30
3	64	Mobil 1 NAKAJIMA RACING                        22
4	6	ESSO TOYOTA Team Le Mans	               17
5	8	AUTOBACS RACING TEAM AGURI	               14
6	39	TOYOTA TEAM SARD	13	               13
7	100	チーム国光 with MOON CRAFT	               10

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