全日本フォーミュラ3選手権第15戦公式予選はCクラスが国本雄資(トムス)、Nクラスは佐藤公哉(ノバ)がポールポジションを獲得した。
フォーミュラ・ニッポンのフリー走行が終わり晴れ間が広がりつつあるなか、全日本F3第15戦の公式予選が11時20分より始まった。この大会から関口雄飛に代って山本龍司がAIMの18号車からF3デビューを果たしている。
予選序盤、岩崎祐貴(イワサキ)や嵯峨宏紀(ルボーセ)がタイミングモニターのトップに顔を出したが、中盤に井口卓人(トムス)が1分14秒972でトップに立つと、いつものようにマーカス・エリクソン(同)、国本雄資(同)のトムス勢によるポールポジション争いが始まった。
その後エリクソンが1分14秒571でトップに立つと、2位には国本が1分14秒580で上がってきた。さらに井口が1分14秒498でトップを奪い返すと、国本が1分14秒157のコースレコードを更新するタイムでで初めてトップに立つ。エリクソンもコースレコードを更新する1分14秒243で2位に着つけ、井口を3位に追いやった。
さらにトムス勢によるポール争いが白熱するかと思われた終了5分前、ケイ・コッツォリーノ(戸田)が最終コーナー入口でコースアウトしてタイヤバリアーにクラッシュ。赤旗が提示され、この時点で残り時間が少ないため予選が終了。国本のポールポジションが確定した。
Nクラスは佐藤公哉(ノバ)が1分16秒282で今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。
第15戦の決勝レースは、本日16時15分より18周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum