Japanese F3

JF3:第12戦岡山決勝 ラファエル・スズキがポールトゥウインで2連勝を飾る

 全日本F3選手権第12戦は5日、岡山サーキットで決勝を行い、ラファエル・スズキ(トムス)が25周を走って昨日に続き2連勝を飾った。Nクラスは蒲生尚弥(トムス)が5連勝。

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 第12戦は10時40分フォーメーションラップがスタートした。ホールショットを奪ったのはポールシッターのラファエル・スズキ(トムス)。2位には山内英輝(ハナシマ)、3位には関口雄飛(スリーボンド)、4位には昨日シリーズチャンピオンを決めた国本雄資(トムス)が着け、予選順位のままでレースが始まった。

 オープニングラップの1コーナーから2コーナーにかけ3位の関口が2位の山内にしかけるがコースを飛び出してパスするには至らず。しかし、3位のポジションは守った。

 トップに立ったスズキは、ファステストラップを更新しつつ2位以下を引き離しにかかる。2周目で1秒、4周目で1秒7、7周目で2秒5。15周を終わった時点で2位以下を4秒離し独走状態に入った。

 一方、2位山内と3位関口はレース序盤から接近戦。一時、関口は山内に1秒以上離されたが10周を過ぎた当たりから再び迫り始める。そして17周目のアットウッド立ち上がりで背後についた関口はスリップストリームを利用し、ヘアピンでイン側に飛び込み、ついに山内をかわして2位に上がった。

 山内をかわした関口は、みるみる山内との差を広げ、トップスズキと4秒以上あった差を詰め始める。19周目にトップとの差は3秒7、20周目で3秒3、21周目で2秒8とスズキよりラップタイムは0.5秒速い。しかし追撃もここまで。22周目には差は3秒9と広がり、スズキは25周を走りきってポールトゥウインで昨日に続き2連勝を飾った。

 3位には山内が入り、4位に国本。国本は今シーズン初めて表彰台を逃す屈辱のレースとなってしまった。

 Nクラスはポールの蒲生尚弥(トムス)がトップで1コーナーに飛びこみ、予選2位の小林崇志(HFDP)がこれに続く。予選6位からスタートした千代勝正(ルボーセ)は、スタートでギャリー・トンプソン(アチーブメント)をかわし5位に上がると、1コーナーで佐藤公哉(ノバ)のインに飛び込み4位。さらにアウトウッドのアウトから3位の三浦和樹(HDFP)に並びかけヘアピンまでに3位に上がった。三浦は4位、佐藤は5位でオープニングラップを戻ってきた。

 2位の小林はトップの蒲生を1秒差前後で追うも決め手がなくこのままレースは終了。蒲生がNクラス5連勝を飾った。千代は上位2台に大きく離されたものの4位の三浦を押さえきり3位でレースを終えた。

 F3第13,14戦はこの後、舞台をみちのくに移しSUGOで9月25、26日に開催される。Cクラスのチャンピオンは決まってしまったが、Nクラスの小林と蒲生のチャンピオンをかけた争いはますます白熱しそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum


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