ツインリンクもてぎで行われた2009全日本F3選手権第11戦の決勝は、ランキングトップの#1マーカス・
エリクソン(PETRONAS TEAM TOM'S)が危なげない走りでポール・トゥ・フィニッシュ。今季4勝目を挙げた。
Nクラスも#7山本尚貴(HFDP RACING)がスタートからクラストップを快走、
こちらも今季4勝目を挙げて2位佐藤公哉との差を更に広げてみせた。
決勝レースはフォーミュラニッポンの予選終了後、午後4時より14周で行われた。
ポールのエリクソンがホールショットを決め、序盤から2位のケイ・コッツォリーノとの差を徐々に広げにかかる。
3番手はエリクソンと同じトムスの#36井口卓人。予選3位の#12安田裕信はスタートで出遅れて4番手、
懸命に井口のテールに喰らい付くが、攻略の糸口が中々見つからず、逆にじりじり引き離されながら周回を重ねることになる。
シリーズポイント同点でエリクソンを追う#37国本雄資は5位。
Cクラスはこの順位のまま淡々と14周を消化していき、ポイントリーダーのエリクソンが今季4勝目を手にすることとなった。
Nクラスはトップの山本がCクラスの#33岩崎祐貴を抜いて7位浮上。
岩崎は序盤#20アレキサンドレ・インペラトーリ、#18関口雄飛、
#22千代勝正らのNクラス勢にも次々に抜かれて一時総合11位まで後退するが、徐々に順位を盛り返し、
最後は13周目の5コーナーで山本を抜いて総合7位でフィニッシュした。
一方、Nクラスの順位自体には変動はなく、山本が前戦鈴鹿に続いて2連勝、今季通算4勝を手にした。
2位はインペラトーリ、3位には関口が入り、第4戦岡山以来4ヶ月ぶりに表彰台に上がった。
次戦第12戦は明日午後0時45分より、20周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA