やはり強さは段違い!
スタートを制したマニング6連勝でチャンピオン決定!
トムスが全日本F3に招聘したマニングが、圧倒的な強さを見せて進んでき
た今季のシリーズ。だが、第2戦以降5連続のポールtoウィンを続けてきたマ
ニングの連続PP記録が、ここ菅生ラウンドで途切れた。
ここまで、マニングvs日本人ボーイズという構図に注目されてきたシリーズ
だが、もうひとつトヨタvs無限という戦いも繰り広げられてきており、ここま
でやられっぱなしだった無限が巻き返しを図った結果が今回のグリッドに表れ
たともいえるだろう。
スタートを制したのは、何と4番手スタートの#1マニング。大外刈りで2コ
ーナーまでにトップに立つと、いつもの逃げきりパターンに持ち込む。いつも
と違う展開を期待した外野からは大きな溜め息が漏れる。
1周目2.6秒、2周目3.6秒、3周目4.2秒……序盤に2位#77伊藤以下に大き
くマージンを開いていく#マニングは、早くも独走状態。予選のビハインドを
早々に埋め、格の違いを見せつける。
10周目1コーナー、3位争いを展開していた#9谷川と#17黒澤が接触。両者
グラベルストップ。これで#64松田が労せずして3位に浮上。スタートで出遅
れた#55金石がその後方に続く。
レース後半に入り、#77伊藤が#1マニングとの差を徐々に詰め出すが、これ
はいつものパターン。充分なマージンを築いた#1マニングがレースをコントロ
ールしはじめたからだ。
18周目、6位争いを展開していた#7荒がハイポイントコーナーでスピンし戦
線離脱。開幕戦の勝者もここ数戦は精彩を欠いている。
結局、4番手スタートの#1マニングが、序盤に築いた差を守りきり優勝。予
選の結果からは優勝は難しいと思わせたマニングだが、終わってみれば、いつ
もと違っていたのはスターティンググリッドだけだった。
これでマニングのチャンピオンが決定し、残るシリーズの焦点は、マニング
が連勝記録をどこまで伸ばすかになった。
■決勝結果(TOP6)
優勝 1 D.マニング (GBR) Dallara F399/Toyota
2位77 伊藤 大輔 (JPN) Dallara F399/Mugen
3位64 松田 次生 (JPN) Dallara F399/Mugen
4位55 金石 年弘 (JPN) Dallara F399/Mugen
5位 2 W.エプラヒム (BRA) Dallara F399/Honda
6位87 M.メディア-ニ(ITA) Dallara F399/HKS
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.ne.jp) ***
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