全日本GT選手権

GTC_Rd.7:SUGO GT予選レポート

        '98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
                     SUGO GT CHAMPION RACE

  秋のみちのく決戦、最終戦の予選はCastrol無限NSXが3度目のPP!
  シリーズリーダー、ペンズGTRは13位と苦しい位置からのスタート!

 全日本GTシリーズは、秋の気配を漂わせるSUGOで最終戦を迎えた。
前戦MINEでGT300クラスはチャンピオンが決定し、この最終戦の焦点は
GT500のチャンピオン争い。
 その候補は2台。シリーズ序盤で連勝を果たした#23ペンズオイル・ニスモGT
-Rに乗るコマス、影山正美のコンビ(61ポイント)が最右翼。#64Mobil1 NSXの
山西、コロネル(50ポイント)が最終戦での逆転に賭けている。

 午前中行われた予選1回目では、上位は軒並みコースレコードを更新。1年の
マシン熟成の進歩を感じさせたが、その筆頭はやはりNSX。スープラがこれに
食い込み、その後方にスカイラインが続いた。

 午後3時から始まった予選2回目はかなり涼しくなり、エンジンには好都合だ
がタイヤ温度は上がらないという微妙な状態でのアタックとなった。特に1回目
で不本意な位置となったスカイライン勢は、精力的に周回を続けたが、予選での
勢力分布を崩すまでには至らず、#16Castrol無限NSXが1回目のタイムでPPを
決め、その他上位陣も大きな順位変動はなかった。
 チャンプを争う#64NSXは5位。シリーズリーダーの#23GTRは13位とや
や厳しい位置からのスタートとなった。

 GT300クラスは、今季#25つちやMR2にやられっぱなしだったもう1台のMR2、
#44アペックスDLモモコルセMR2が1回目でトップに立ったが、セッティングを変
更して臨んだ#25が2回目に逆転。チャンピオンの貫祿を見せた。この後方には
シルビア、セリカ、RX7がつけ、決勝はGT300のウリである異車種の戦い
が見られそうだ。

 なお、#6ESSO Tiger Supraは、金曜日のフリー走行中、ラファネルのドライ
ブ時に最終コーナーでクラッシュ、横転のアクシデントに見舞われ出走を取り止
めている。ラファネルは打撲、ムチ打ち症状が出ているものの大事には至らず、
検査のため仙台市内の病院に2、3日の入院をするとのことである。

 決勝は、明日午後2時10分スタート、81周(300km)で争われる。チャンピオン
は#23GTR、#64NSXどちらが手にするのか。NSXで唯一勝利がなく前戦
から脇阪を迎えた#18TAKATA童夢無限NSX、そして今季未勝利のスープラ勢の戦い
ぶりにも注目したい。


                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***



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