全日本GT選手権

GTC_Rd.5:もてぎ 決勝レポート

        '98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 5
                     MOTEGI GT CHAMPION RACE

     ポールスタートのカストロール無限NSX、紆余曲折の末優勝!
        GT300クラスはインプレッサが初優勝!

 決勝日、ツインリンクもてぎは快晴。暦の上ではもう秋だが、夏のような日差
しが照りつけ、気温は30度を越えている。

 朝のフリー走行でも好調を維持する2台のNSXの速さは変わらなかったが、
その背後にはシリーズをリードする#23スカイラインがつけ、決勝セッティング
が順調であることを窺わせた。

 午後1時30分、予定どおり1周のローリングの後スタート。全車クリーンなス
タートを決めた。

1周目 #5スープラがダートに飛び出すが、グラベルを横切って無事コースに
    復帰。
    #38スープラが#100NSXを抜き2位に浮上。
2周目 #2スカイライン、コースアウト。グラベルに捕まる。オフィシャルに
    救い出されるが、左フロントタイヤがバーストしておりヨロヨロとピッ
    トに戻る。
8周目 トップ#16NSXは他を2秒ほど上回るハイペースで2位以下を大きく
    引き離し、その差11秒。
    スターティングドライバーを国光とした#100NSXは、一旦4位まで
    順位を下げたが、この周、一気に2台のスープラをかわして2位に順位
    回復。
    #5スープラ、ピットイン。ガレージへ。
10周目 8位走行の#37スープラ、コースアウト。コース復帰。
    トップ10 #16-100-38-39-6-64-50-23-18-3
    GT300クラスは、#44MR2がトップに立っている。シリーズリーダー#
    25MR2は大きく遅れた。
14周目 5位#6スープラに黒旗提示。10秒ストップのペナルティ。
15周目 トップ10 #16-100-39-38-6-50-64-23-3-36
17周目 15位#37スープラにも黒旗。

20周目順位(Top10+Top6)
 P--No.Cls----Car-----------------------Drivers-----------Behind
 1  16 500    Castrol無限NSX            中子/道上               
 2 100 500    RAYBRIG NSX               国光/飯田       -   24.7
 3  39 500    デンソーサードスープラGT  土屋圭市/谷川   -   36.4
 4  38 500    FK/マッシモセルモスープラ 竹内/野田       -   37.9
 5  50 500    ARTAスカイライン          本山/土屋武士   -   38.4
 6   3 500    ユニシアJECSスカイライン  長谷見/田中     -   38.8
 7  23 500    ペンズオイル・ニスモGT-R  コマス/影山正美 -   39.3
 8  36 500    カストロールTOM'Sスープラ 関谷/フォンタナ -   41.3
 9  12 500    カルソニックスカイライン  星野一義/黒澤   -   42.0
10  18 500    TAKATA童夢無限NSX         金石/山本       -   42.7
---------------------
17  44 300  1 アペックスDLモモコルセMR2 新田/ダンブレック 
18  77 300  2 クスコスバルインプレッサ  小林/玉本         
19  25 300  4 つちやMR2                 鈴木恵一/舘       
20   7 300  3 RE雨宮マツモトキヨシRX7   山路/松本         
21  19 300  5 ウェッズスポーツセリカ    織戸/アンジェレリ 
22  15 300  6 ザナヴィシルビア          近藤/青木         

24周目 #3スカイライン、ペース落ちて立て続けに抜かれる。トラブル?
25周目 トップ10 #16-100-39-50-38-12-23-36-18-64
27周目 GT300のトップ#44MR2がルーティンのピットイン。
    折り返しが近づき、各車続々とピットに滑り込む。
28周目 #18と#64NSX同士が絡んでグラベルストップ。
30周目 トップ10 #16-50-23-38-6-100-13-12-39-36
32周目 #39スープラが4コーナー立ち上がり(?)で激しくクラッシュ、フロ
    ント部を大破。ドライバー谷川は自力で脱出するが、ややダメージある
    模様で担架で運ばれる。
    このアクシデント処理のためセーフィティカーが導入される。
35周目 トップ#16NSXピットイン。セーフティカーランをする列の最後尾に
    戻るが、このピットインのタイミングで#16NSXは築いてきたマージ
    ンを失うことになり、#100がトップに立った。
    トップ10 #100-16-12-23-50-36-38-6-3-13
38周目 セーフティカーがピットに入りレース再開。
    #100と#16NSX、両者の間には

40周目順位(Top10+Top6)
 P--No.Cls----Car-----------------------Drivers-----------Behind
 1 100 500    RAYBRIG NSX               国光/飯田               
 2  16 500    Castrol無限NSX            中子/道上       -   11.1
 3  12 500    カルソニックスカイライン  星野一義/黒澤   -   13.5
 4  50 500    ARTAスカイライン          本山/土屋武士   -   15.0
 5  23 500    ペンズオイル・ニスモGT-R  コマス/影山正美 -   16.4
 6  36 500    カストロールTOM'Sスープラ 関谷/フォンタナ -   17.7
 7  38 500    FK/マッシモセルモスープラ 竹内/野田       -   18.8
 8   6 500    ESSO Tiger Supra          ラファネル/高木 -   25.4
 9   3 500    ユニシアJECSスカイライン  長谷見/田中     -   29.0
10  13 500    エンドレスアドバンGTR     木下/藤村       -   1 Lap
---------------------
12  44 300  1 アペックスDLモモコルセMR2 新田/ダンブレック 
14  77 300  2 クスコスバルインプレッサ  小林/玉本         
15  19 300  3 ウェッズスポーツセリカ    織戸/アンジェレリ 
16  15 300  4 ザナヴィシルビア          近藤/青木         
17 910 300  5 ナインテンポルシェ        余郷/木下         
18  25 300  6 つちやMR2                 鈴木恵一/舘       

44周目 GT300クラスのトップを走っていた#44MR2がスピン。コース復帰に
    手間取りクラス4位に転落。
45周目 トップ10 #100-16-50-12-23-36-38-3-13-30
46周目 トップ#100NSXがスローダウン。左リアタイヤがパンクしている。
    ピットに戻りレース復帰するが大きく順位落とす。
    #7RX7に黒旗(レース除外)。#88ディアブロにオレンジボール旗。
50周目 トップを追っていた2位#50スカイラインに黒旗(10秒ストップ)。
    トップ15 16-50-12-23-36-38-3-100-30-77-19-910-15-44-13
51周目 クラス4位で健闘していた#15シルビア、コース上ストップ。ピットへ。
    #16NSXを#12スカイラインが追い上げている。
53周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、3.5秒。
54周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、4.1秒。
54周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、4.5秒。
55周目 トップ15 16-12-23-36-38-50-100-3-30-77-19-910-44-21-25
56周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、3.9秒。
57周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、3.5秒。
    #36スープラが#23スカイライン抜き3位へ。
58周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、3.0秒。
59周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、2.6秒。
60周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、3.2秒。
61周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、3.6秒。
62周目 トップ#16NSXと#12スカイラインの差、2.8秒。

 西日の差す中、チェッカーが振られた。
 もてぎロードコース初のGTレースは、結果として両クラスともポールスター
トのマシンが勝つことになったが、セーフティカーランによる逆転、ペナルティ
による順位変動、そしてトップの脱落による逆転と様々なドラマを生み出して終
わった。

レース結果(暫定)(Top15)
 P--No.Cls----Car-----------------------Drivers-----------Behind
 1  16 500  1 Castrol無限NSX            中子/道上               
 2  12 500  2 カルソニックスカイライン  星野一義/黒澤   -    1.3
 3  36 500  3 カストロールTOM'Sスープラ 関谷/フォンタナ -    9.1
 4  23 500  4 ペンズオイル・ニスモGT-R  コマス/影山正美 -   15.7
 5  38 500  5 FK/マッシモセルモスープラ 竹内/野田       -   21.0
 6  50 500  6 ARTAスカイライン          本山/土屋武士   -   31.5
 7 100 500  7 RAYBRIG NSX               国光/飯田       -   45.6
 8   3 500  8 ユニシアJECSスカイライン  長谷見/田中     - 1'30.8
 9  30 500  9 綜警 PORSCHE              山田/岡田            2 Laps
10  77 300  1 クスコスバルインプレッサ  小林/玉本            3 Laps
11  19 300  2 ウェッズスポーツセリカ    織戸/アンジェレリ    3 Laps
12 910 300  3 ナインテンポルシェ        余郷/木下            3 Laps
13  44 300  4 アペックスDLモモコルセMR2 新田/ダンブレック    4 Laps
14  21 300  5 ダンロップ-BP-BMW         一ッ山/加藤          4 Laps
15  25 300  6 つちやMR2                 鈴木恵一/舘          4 Laps


                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***



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