全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.5/2

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 5 MOTEGI GT CHAMPION RACE                             12 Sep. '98
    Qualify Report                予選日レポート                FMOTOR4版
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'98AUTOBACS CUP GTC第5戦もてぎ MOTEGI GT CHAMPION RACE(9/12,13)

もてぎ初代ポールシッターはNo.16Castrol無限NSX道上龍が獲得!
GT300はNo.77クスコスバルインプレッサがGTC初ポールに!!

好天に恵まれた9月12日、ツインリンクもてぎではAUTOBACS全日本GT選手権第5
戦「もてぎGTチャンピオンレース」の予選が開催された。GTC初開催となるロード
コースでは、初代ポールシッターとなるための激しい争いが展開。午後の予選で
No.16 Castrol無限NSXの道上龍が1分49秒800を記録し、その栄冠を手にした。


◆荒れた路面に悩まされる予選1回目
 青空の見える好天に恵まれ気温も午前中で25度近くまで上がる上々のコンディ
ションとなった。午前11時15分から1時間の予定で始まった予選1回目でまずトッ
プタイムを出したのは、このところ好調のNo.16 Castrol無限NSXの道上龍。テス
トでも記録している1分50秒台に乗せ50秒313を記録。続いて、NSX勢に一矢を報
いようとするNo.38 FK/マッシモセルモスープラの竹内浩典が51秒161で2番手と
なる。だが、これから各車タイムアップというその時にコース上にオイルを撒い
てしまったマシンが出て、その処理のために20分近い中断となってしまった。再
開後も滑りやすい路面にコースアウトするマシンが多く、このためコース上に砂
も出てしまい、さらにコンディションが悪くなりタイムが伸び悩む。その中、
No.50 ARTAスカイライン、土屋武士が51秒901で3番手に。そして、ここまで静観
していたNo.100 RAYBRIG NSXが50秒712で2番手に割り込む。その直後、No.16
Castorl無限NSXの道上は50秒274,次のラップに50秒042までタイムアップし、トッ
プをキープ。暫定ポールを得た。

◆スープラ健闘もNSXに届かず
 午後になると気温は更に上がり27度近くとなる。予選2回目は15時30分から1
時間の予定で行われた。開始7分過ぎにN.38 FK/マッシモセルモスープラ、竹内
が1分50秒939でまずトップに立つ。だが、午前の暫定ポールのNo.16 Castorl無限
NSXの道上もすぐに50秒016とタイムを更新してトップを奪い返す。そして、次の
ラップには目標としていた49秒台の1分49秒800をたたき出した。このタイムを破
るべく各車アタックに入る。まずは、No.39デンソーサードスープラの土屋圭市が
51秒057で3番手に食い込む。そして、No.100 RAYBRIG NSXの飯田が49秒877のNo.16
 Castrol無限に肉薄するがわずかに届かない。この後はコース上が混雑してきたた
め、上位陣ではタイムアップするマシンは現れず、No.16 Castrol無限NSXが第3戦
仙台に続き今季2度目の、ここもてぎではGTC最初のポールポジションを獲得した。

◆ハンディを克服したつちやMR2が予選2位
 GT300クラスの上位想定タイムは2分を切ること。午前の予選でまず飛び出たのは
No.77クスコスバルインプレッサ、小林且雄だった。1分59秒328でクラスのトップ
に立つ。それに追いすがったのは80kgのウエイトハンディを搭載するNo.25つちやMR2
の舘信吾で、1分59秒625で2番手に。しかし、No.44アペックスDLモモコルセMR2の
P.ダンブレックも1分59秒762で3番手となった。午後の予選でもNo.77クスコスバ
ルインプレッサ、小林はさらにタイムを縮めて1分58秒905を記録しトップを固め
る。ハンデをもともせずポールを狙ったNo.25つちやMR2の舘も58秒958まで詰める
が、わずかに届かず。練習走行では58秒台を出しているNo.44アペックスDLモモコル
セMR2、ダンブレックだったが59秒168止まり。この結果、昨年の最終戦からGTCに挑
戦を始めたNo.77クスコスバルインプレッサがGTC初のポールポジションを獲得した。


GT500 POLE POSITION
No.16 Castrol無限NSX  1'49.800
道上 龍「大変うれしいです。タイムを出したときは、ちょっと頑張りすぎて最終
コーナーでダートにちょっと出てしまったんですが、なんとかなりました。予選で
はクルマには全く問題ありませんでした。トップから逃げると言うより、ここは周
回遅れを抜くの時にペースを乱して、タイムを落としがちなのでそこを気を付けて、
安定したペースで行きたいです。でも、ここはホンダの地元ですから…。うん、勝
ちますよ」


GT300 POLE POSITION
No.77 クスコスバルインプレッサ  1'58.905
小林且雄「とてもうれしいですね。チーム自体も去年の最終戦からレース参戦を始
めた初心者チームですからね。以前からコーナーの多いコースでは良かったんです
が、58秒台まで出るとは思ってもいませんでした。今回は特にタイヤがマッチして
いました。これまでも決勝では小さなトラブルが出て結果が残せなかったので、欲
を出さずにとにかくお立ち台に立てるよう頑張ります」


以上
                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =


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