Formula Nippon

FN:A.ユーン鈴鹿走行会リリース(3/7)

>>>アレックス、チーム・マレーシアとして鈴鹿テスト行う

開幕に向けての公式テストが、2000年3月2~3日に鈴鹿サーキットで行われ
た。暖かい春の陽射しの下、1日2セッション2日間のテストに、13チーム、
20台が集まった。

マレーシア人のアレックス・ユーンとチーム・ルマンで運営される新しいチー
ム「チーム・マレーシア」は、F1経験者高木やチャンプカー経験者服部、そ
して日本やヨーロッパのF3000レーサーなどに臆することはなかった。
アレックスは、タイムを気にすることなく、チームの本間監督の厳しい指摘を
受けたり、どのようにエンジニアの竹本やメカニックとうまくやるか、またレ
イナードの乗りこなし方を学んだりすることに取り組んだ。

2日間、4回のセッションにおいて、アレックスは1分49秒884から1分48秒
308へと次第にタイムを短縮していった。彼は99年型のマシンで5.864kmのグラ
ンプリサーキットを69周走りきり、最速だった新型レイナード2KLに乗るドコ
モ・ダンディライアンの道上から2.6秒遅れだった。

アレックスは4回のセッションを20台中16位で終えた。5月21日に行われる第
3戦MINEサーキットに装着されるレイナード99Lの2000年キットに期待がかかる。
3月26日鈴鹿で行われる開幕戦と4月16日にツインリンクもてぎで行われる第
2戦には99年型マシンで臨むことになる。

2日間を通じての2番手は、1分45秒787でチーム・コスモオイルセルモの立
川、F1帰りのPIAAナカジマの高木は1分45秒895で3番手だった。

本間チーム監督は、アレックスの仕事について「充実した2日間だった。距離
をかせげたことで、彼の身体的な適正に後で良い結果となるだろう」とコメン
トした。

「彼はタイムを気にせず、3月25日に行われる第1戦鈴鹿の予選で速く走るこ
とに照準を合わせろという、私の指示に従った。3月18~19日にもてぎで行わ
れる次のテストでも、アレックスは速いタイムを出すことにとらわれてクラッ
シュすることなく、貴重な練習走行を無駄なくこなさなければならない」とつ
け加えた。

アレックスは、2日間の終わりには少し筋肉痛になったが、まだ体力的には余
裕を感じている。「フォーミュラ・ニッポンのドライビングは非常にきついも
のだ。もし、万全でなかったり、コンセントレーションを失ったりすれば、簡
単に大きなタイムロスをすることになる。僕は245kmの130Rを経験したが、チー
ムルマンの野田英樹に比べてまだ充分な速さとはいえない。

僕はS字と130Rで遅いことがわかっているが、今すぐにタイムを短縮すること
は無理だ。必要なのはできる限り距離を走ることだし、この2日間の私とチー
ムの結果には満足している。我々はまだやらなければならないことがある。し
かし、レースでトップ10フィニッシュをなし遂げることは可能なはずだ」

アレックスはスポンサーである日本レーシングプロモーションとともに、3月
8日にマレーシア大使の主催でマレーシア大使館において予定されている記者
発表会の準備をしている。発表会には約100人の日本人記者などが出席を予定
している。


情報提供:Alex Yoong Racing for Malaysia

          ** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **



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