Formula Nippon

FN_Rd9:Mooncraft決勝リリース

          2000年 全日本フォーミュラ・ニッポン選手権 第9戦
                   セントラルパークMINEサーキット
                           9月17日(日曜日)

                               決   勝

台風一過、爽やかな秋晴れの中で朝のウォームアップが始まった。昨日と打っ
て変わって満タンセットは比較的好調。シゲカズはまだまだ不満のようだが、
トップ差1.183、17番手。ギリギリ17秒台に入った。

ドピーカンの中でスタート進行が始まるが、その矢先に山口県全域に強風注意
報発令とのアナウンス。波乱のレースを予測させる。ブレーキに違和感を訴え
るシゲカズは18番グリッドからどんなスタートを見せるか。
2:33きれいなスタートで始まった1周目シゲカズはポジション15で戻る。19秒
台で走り始めたシゲカズはトップ差こそ開いていくものの、9周目には18秒台
に入る快走ぶり。前走車と0.5秒~1.1秒の差で接近戦をくり広げる。予定通り
21周目タイヤ交換のためピットロードに入ると前走車も同時にピットイン。タ
イヤ交換ではピットクルーが素晴らしい仕事振りを発揮。後から入ったにも関
わらず順位を入れ替えて11位でトラックに復帰した。

23周目からは17秒台で走り、そのラップタイムはトップ6とほとんど変わらない。
トップ差1周ごとに減っていき、ピットは大きく盛り上がる。順位も26周目10位、
27周目は9位でトップ差も35秒6と10秒以上縮まった。
しかし、28周目に前につまるとペースが乱れ始め、ラップも19秒台に落ち込む。
その後、18秒台までは戻すがトップ差は拡くばかり。そして35周目の第2ヘア
ピンで後走車に追突されてスピン。コース上にストップしたシゲカズはなんと
か再走するがピットに戻ったところで息絶えた。原因はリア右のトーロッドが
曲がってしまったため。

前日の予選のことを思えば素晴らしい走りを見せてくれたシゲカズだったが、
残念な結果となった。
次回は最終戦。次こそは結果を出すぞ。


由良監督:予選が上手くいかなかった上に、新しいブレーキをスタート直前の
ウォームアップを利用して投入など不安を残して臨んだレースでした。しかし、
レースが始まると素晴らしい走りを見せ、特に2セット目のタイヤではトップ
と遜色のない走りを披露してくれ、タイヤ交換のピットワークも今年一番の状
況でした。これは上位進出か、と期待した矢先に無謀なドライビングの後続に
追突される無意味なアクシデントに遭ってしまいました。鬼門のMINEなのです
が、素晴らしい走りが出来ることがわかり、得るものが多いレースでした。い
つも言うようですが、レースのラップは上位人と同程度までいけるので、予選
でベスト10からスタートできればポイント充分狙えるでしょう。ドライバー
共々頑張って行きたいと思います。

シゲカズ選手:スタートは完走狙いで走り始め、新しいブレーキでバランスが
悪かったこともあって1セット目は速く走ることが出来ませんでした。タイヤ
交換はチームの頑張りで快心の仕事で送り出してくれて、感謝してます。2セッ
ト目になって若干アンダー気味だったものの速くなりましたが、服部選手がピッ
トアウトしてきてからは、さすがベテランらしく、非常に上手くしめられてな
かなか抜くことが出来ませんでした。その間にフラットスポットを作ってしま
い、これからレースを立て直そうと思った矢先に追突されてしまいました。予
選位置の悪さからこの様なアクシデントに巻き込まれたと思うので、最終戦で
は予選をまず頑張ることを目標とします。


情報提供:Mooncraft

        *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***



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