Formula Nippon

FN_Rd7:MINE決勝レポート&コメント

          ’97プレイステーション  フォーミュラ・ニッポン
                    第7戦MINEサーキット

              N.フォンタナ(LeMans)が今季初優勝
               P.デ・ラ・ロサ(SHl0N0Gl N0VA)
                      2位でシリーズチャンピオン決定

  9月14日(日)、セントラルパークMINEサーキットにおいて、プレイステ
ーションフォーミュラ・二ッポン第7戦の決勝が行われ、16チーム計25台が出
走、17台が完走した。

  台風19号の接近に伴い、予定より20分繰り上げられて午後1時40分決勝の
フォーメーションラップがスタートしたが、各車グリッドに着いたところで雨が降
りだし赤旗中断。午後1時55分にセーフティカーの先導による再スタートとなっ
た。
  ここでの各チームのタイヤ選択が決勝レースの明暗を分ける。スリック(ドライ
用)、ウェツト(浅溝)、ウェット(深溝)の3種類のタイヤを装者したマシンが
混在する中で、最初の5周までは、セミウェットが有利だったが、徐々に路面が乾
き、スリックタイヤ着用のマシンが圧倒的なアドバンテージを得るようになり、他
のマシンは次々とピットインしてタイヤ交換を行った。

  こうした目まぐるしい展開のレースを制したのは、初めからスリック着用のN.
フォンタナ。9周目で首位に立ち、38周目に2位走行中のR.ファーマンがマシ
ントラプルでリタイアしてからは、後続に50秒以上の差を維持した一人旅で、今
季初優勝、通算2勝目を挙げた。P.デ・ラ・ロサは、セミウェットからタイヤ交
換した後に追い上げを開始。57周目に最終コーナーで2位走行中の光貞秀俊(C
ERUM0)のミスを見逃さずにインから抜き去り、2位表彰台を獲得。シリーズ
ポイント2位黒澤琢弥(IMPUL)は34周目にスロー走行、マシントラプルで
ピットリタイアとなった。

  これでデ・ラ・ロサ56点、黒澤22点となり、3戦を残してチャンピオンが決
定した。3位の光貞はスリックタイヤでスタート。第6戦に統き、今季3度目の3
位表彰台で、ランキング3位に浮上した。
  同じくスリックタイヤでスタートしたM.アビチェラ(オートテックSTELL
AR)は、4位で今季2度目のポイント獲得。ポールスタートの高木虎之介(Pl
AA  NAKAJlMA)は、ウェット・深溝でのスタートだったため大きく順位
を落としたが最終的に5位でフィニッシュした。本山哲(FUNAl SUPER
AGURl)が6位で、開幕戦以来の今季2度目のポイントを得た。

優勝記者会見コメント

N.フォンタナ「スタート直後は、1コーナーでスピンしそうになる程でしたが、
タイヤ選択の判断のおかげで勝てました。15周目ぐらいてドライになったので、
ラッキーでしたが最後まで、ちよっと雨が落ちていたのて心配で、速くレースを終
わらせようと思っていました」

P.デ・ラ・ロサ「天候の変化でタイヤ選択には迷いましたが、こうした選択はコ
インを投げるようなもので、どちらが正しく、どちらが間違っていたというもので
はないと思う。レース中は、チャンピオンシップのことは全く考えずに、勝つため
に走っていました。今日は、ボクのレース歴の中で、最も重要な日のひとつとなり
ました。チームをはじめ、皆さんに心からお礼を申し上げます。シリーズの後3戦
も勝つことを目標に戦います」

光貞秀俊「後ろのペドロを押さえる自信はあったのて、3周に1回ぐらいベストラ
ップを狙ってアタックしていたんです。抜かれたのは完全に自分のミスなので、抜
けなかった前回(第6戦富士スビードウェイでのフォンタナとのバトルを指して)
の悔しさとは、また違った悔しさがあります」

(観客数:土/15,200人、日/41,000人)


  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

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