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FN_Rd4:鈴鹿決勝レポート

                                          フォーミュラ・ニッポンNEWS
                                                      1997年7月6日

                  '97フォーミュラ・ニッポン第4戦
                高木虎之介(PlAA  NAKAJIMA)
                  ポール・トゥ・ウィンで今季初優勝

7月6日(日)、鈴鹿サーキットにおいて、フォーミュラ・二ッボン第4戦の決
勝が行われ、15チーム計26台が出走、17台が完走した。

ボールスタートの高木は、スタートでやや出遅れたが1コーナーでアウト側から
先頭に立ち、2位スタートの影山正彦(IMPUL)との差を6周目には5秒近
くまで広げた。影山は12周目にその差を1秒9まで戻したが、中盤以降は4~
5秒差で周回が重ねられ、高木が2位に3秒7差で35周のレースを制した。高
木はポールトゥウィンで今季初優勝。ポイントランキングも3位に浮上した。フォ
ーミュラ・二ッポン3勝目で、F3000時代からのトップフォーミュラ通算は
6勝目。

10周目から3位に上がったP.デ・ラ・ロサ(SHl0N0Gl  N0VA)
が後ろに迫り、一時は0秒3まで迫い上げられながらも絡始2位を走行した影山
は、フォーミュラ・二ツポンでは自己最高の2位表彰台。25周目には、1分48
秒347のファステストラップを記録した。6位スタートのデ・ラ・ロサは確実
な走りで3位を獲得し、ポイント争いで一段抜け出した。

4位は光貞秀俊(CERUMO)。グリッド3番手をキープして3位走行中10
周目にへアピンでスピンし、順位を1つ落としたものの再スタートして今季3回
目の入賞。グリッド10位から1周目に6位まで順位を上げた影山正美(NAVl
C0NNECTlON)が、2周目の本山哲のスビンリタイアで5位に浮上し、
今季初入賞。6位にはグリッド8位からスタートのR.ファーマン(TMS)が
入り、今季2度目のポイントゲツトを果たした。

予選最後尾からの追い上げが期待された黒澤琢弥は、2周目に15位、14周目
には入賞圏内の6位にまで順位を上げたが、マシントラブルにより立体交差下で
マシンを止めた。


優勝記者会見コメント

高木虎之介「やっと勝てました。相変わらずスタートでちよっと出遅れてしまっ
たけれど、1コーナーでうまく前に出られたので、これは自分のぺ一スかな、と
思いました。前半の調子がいいので、うまく貯金をつくることができました。体
力的に結構きつかったので、F1はもっと長いレースなわけだし、もっと体づく
りのトレ一二ングをしないと、と実感しています。次のSUGOでも勝ちたいて
す。」

(2位影山正産代理)金子監督(IMPUL)
「高木君は強すぎますね。影山はF3000時代にも2位、3位と表彰台はあっ
たけれど、今日の内容は一番よかったと思う。今日みたいに後ろから詰めてこら
れるとズルズルと後退、ということが多かったけれど、それがなかった。実は脱
水状態で倒れちやったんですが、そこまで戦ったということで、これから期待が
できると恩います。」

P.デ・ラ・ロサ「暑さのせいもあって非常に大変なレースだった。影山に追い
つきかけたけれど、彼の方がヘアピンが速く、どうしても抜くところまでいけな
かった。6位スタートからの表彰合なので結果には満足しています。」

中嶋監督(PlAA  NAKAJlMA)
「チームにとってもl年ぷりの優勝なので、とてもうれしい。高木もポルシェカッ
プの出場とか、スケジュール的にも大変だと思うけれどよくがんばっていると思
う。」

(観客数:土/14,000人、日/40,000人)


  情報:日本レースプロモーション(JRP)

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