2000年 全日本フォーミュラ・ニッポン選手権 第10戦 鈴鹿サーキット 11月4日(土曜日) 公式予選 午前は快晴、汗ばむほどの気温が午後に入って日が翳り、気温は20℃前後に下 がった。 午後1時20分から開始された公式予選1回目、1分52秒台から走り始めたシゲカ ズは3周目で51秒台までタイムを上げるがまだ先は遠い。 現在13番手。トップ差3秒。リアの動きに不満が残るシゲカズはピットに入っ て細部を調整し残り20分で再度出走。セッティングをいろ色々試すものの良い 結果は得られず、そのまま1回目終了。このセッションは完全にはずしてしまっ た。 1回目と同じような空の下で始まった公式予選第2回目、立ち上がりで再度リア の不安定さを訴えるシゲカズは時間を掛けた調整に入った。空力関係を中心に セットアップを重ねるが結果が出ない。 12周目に入って48.6秒、15番手。残り10分で再度のセットアップに入り、 ニュータイヤを装着してコースイン。現在16位。この後シゲカズ最後のアタッ クを掛けチェッカーが降られた後の最終周、1分47秒824を記録してなんとか13 位につける事ができた。今日は今ひとつリズムが噛み合わなかったが、このア タックで良い流れを引き寄せることが出来た。明日のレースが楽しみだ。 由良監督: 前回からのインターバルが一ヶ月半ありその間に行なわれたタイヤテストに参 加できなかったため、走り出しでは感覚が戻らず行ったり来たり苦労しました。 鈴鹿に持ち込んだセッティングから色々な方向にセッティングを振ってみまし たが、なかなかベストセットを見出すことが出来ず、最後はリアダウンフフォ ースを増やすセッティングと、シゲカズ渾身のアタックでなんとか定位置に戻 すことが出来て良かったと思います。 明日は悪天候が予想されるので、開幕戦と同じように初心に返って落ち着いた レース運びで頑張りたいと思います。 シゲカズ選手: 走り出したらセッティングの方向性が掴めずにてこずった。現時点で考えても タイム差が大きくセッティングを煮詰める必要がある。予選2回目で方向性がわ かったので明日の朝決勝用のセッティングを詰めて良い結果につなげたいと思 います。 情報提供:Mooncraft *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***