Formula Nippon

FN_Rd.2:MINE予選レポート

          Fニッポン第2戦予選、脇阪寿一(ARTA)が初のPP

  5月16日(土)セントラルパークMINEサーキットにおいて、'98フォーミュラ・
ニッポン第2戦の公式予選と予選上位6台によるスペシャルステージ(SS)が
行われ、参加した13チーム23台が全て予選通過基準タイムをクリアし、決勝
に進出した。

  午後1時25分からの公式予選は、雨の中で開始されたが、次第に小降りとなり、
終了間際にはすっかり上がった。終了9分前にはコース上にマシンがストップし
たため赤旗中断があり、再開後の最後の9分間に走行できたかどうかが明暗を分
けることになった。
  予選タイム1位でSSに進出したのは、第1戦に続きNo.56 脇阪寿一。予選2
位は、第1戦で 3位表彰台のNo.7 N.フォンタナ(LEMONed Le Mans)。前戦で2
位表彰台のNo.1 影山正美(SHIONOGI NOVA)が3位。4位でNo.8 本山哲(LEMONed
Le Mans)、5位で第1戦ポールポジションのNo.2 R.ファーマン(SHIONOGI NOVA)
がSSに進出。以上5人のドライバーは、いずれも2戦連続。6位に、参戦2戦
目のルーキーNo.14 道上龍(JACCS MOONCRAFT)がラストアタックで飛び込み、嬉
しい初のSS進出となった。
  トップ6をキープしていたNo.11 野田英樹(COSMO OIL CERUMO)は再開後のア
タックができず、逆転されて7位。ARTAのもう1台No.55 金石勝智は、最後まで
逆転を狙ったがタイムを更新できず8位。第1戦で初優勝を挙げたNo.20 影山正
彦(MAZIORA IMPUL)はセッション中盤でコースアウトしてしまい、11位からの決勝
スタートとなった。

  午後3時55分から行われたスペシャルステージでは、ますます路面が乾き、全
てのドライバーが予選タイムを大きく上回った。とくに、暫定1位で最後の走行
となった脇阪はアタック2周目で、予選タイムを7秒以上縮めるトップタイムを
出して初のポールポジションを獲得、第1戦ではやはり出走順が最後で雨のため
アタックをあきらめた無念を晴らした。2位のフォンタナに続き、予選4位の本
山哲が影山正美のタイムを上回りグリッド3位。
  決勝は、明日5月17日(日)14:00にスタートする。

◆トップ3  プラス1記者会見
  脇阪寿一
  「新しいモノコックに替えて、前のクルマのようなフィーリングが戻っていな
  くて、浅溝に変えてもあまりタイムが出なかったので、予選最後の赤旗はちょ
  っとあせりましたけれど、SSでは濡れていた路面がどんどん乾いてくれて助
  かりました。前のSS(鈴鹿では、暫定トップながら、どんどん雨足が強くな
  り、アタックを断念)条件がひどかったので今日ぐらいはいいでしょう。決勝
  ではエンストしないよう気をつけます。」

  N.フォンタナ
  「とてもハッピーです。ここのレースは先頭集団で走らないと勝つチャンスが
  ないので、いいスタートを切りたい。このサーキットはなかなか日本人が勝て
  ない、というけれどそんなことはないと思う。これまでたまたまドイツ人が勝
  ったり、スペイン人が勝ったり、ボクみたいに南米のドライバーが活躍したり、
  ということで、日本人にもいいドライバーがいるんだから勝つこともあるでし
  ょう。」

  本山  哲
  「朝の走行からクルマの感触がとてもよかった。明日はたぶん晴れるのでいい
  ところにいけるんじゃないでしょうか。勝つ、とは言い切れませんけど、いい
  感触なのでがんばります。」

  道上  龍(参戦2戦目で初のSS進出を果たした)
  「今回、第2戦目でこんなに早くSSに出られて嬉しいです。雨にも助けられまし
  た。由良監督には、良かったね、といわれました。」


  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

                              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***



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