Formula Nippon

FN:第9戦鈴鹿 松田次生が逆転でドライバーズタイトルを獲得 (TOYOTA)

フォーミュラ・ニッポン最終戦 本山哲が今季3度目の勝利
松田次生が逆転でドライバーズタイトルを獲得
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2007年のシリーズチャンピオンを獲得した松田次生
(#2 mobilecast IMPUL)

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第9戦が11月17日(土)と18日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。全9戦で争われて来たシリーズも最終戦を迎え、注目のタイトル争いは、トップで最終戦に臨むB.トレルイエ(mobilecast IMPUL)と3位の松田次生(mobilecast IMPUL)を含む3人に絞られた。

 17日(土)好天に恵まれ、過ごしやすい気候の下で予選が行われ、午前11時15分に開始された予選1回目では、本山哲(Arabian Oasis IMPUL)がトップと僅か1000分の1秒差で2番手。B.トレルイエが3番手、A.ロッテラーが4番手で続いた。午後3時10分から行われた予選2回目では、本山哲がトヨタエンジン勢最上位の3番手、B.トレルイエが4番手で2列目に並び、A.ロッテラーが5番手グリッドを確保した。タイトル獲得の可能性を残す松田次生は11番手と苦しい予選結果となった。

 18日(日)午後2時10分に51周で争われる決勝のスタートが切られた。4番手グリッドのB.トレルイエが好スタートを切り、2位に浮上。しかし、2位のポジションを守り切りフィニッシュすれば2年連続のタイトル獲得が決まるB.トレルイエの後方からL.デュバル(PIAA NAKAJIMA:ホンダ)が激しく追い上げ、2台のバトルはピット作業を挟んで中盤まで続いた。そして、終盤戦を前にした33周目の高速コーナー、130Rで並びかけた2台が接触。揃ってクラッシュパッドに突っ込み、共に無念のリタイアとなってしまった。

 このアクシデントで、本山哲が2位に浮上。3位のA.ロッテラーが詰め寄ったが、逆転はならず、本山哲は逃げ切り、2位でチェッカーを受けた。一方、11番手スタートの松田次生は1周目の混乱に巻き込まれ14位まで後退。しかし、その後、果敢な追い上げを見せ、終盤戦は4位争いを繰り広げたが惜しくも及ばず、5位でチェッカーを受けた。  波乱の最終戦となったが、レース後の車検で、トップでチェッカーを受けた小暮卓史(PIAA NAKAJIMA:ホンダ)が失格の裁定を受け、2位以下は全て一つずつポジションが繰り上がることとなった。この結果、本山哲が今季3度目の優勝。松田次生は4位となり、逆転で松田次生が2007年のドライバーズチャンピオンを獲得した。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社



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