Formula Nippon

FN:第6戦もてぎ決勝第2レース記者会見

優勝 荒聖治(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r06_r2_pc_ara  「リバースグリッドだったので、ちょっと申し訳ない優勝だと思います。スタートもうまくいきましたし、最後まで集中して走ることができましたし、楽しかったです。金曜日からクルマの調子は良かったですが、予選をミスってタイムがでなくて、チームには申し訳ありませんでした。だから、第1レースでなんとか7位か8位に入りたいと思っていました。1日中忙しくてドライバーも大変なんですけど、リバースグリッドを生かして結果を残せたのは非常に嬉しいです。ありがとうございます。最後はギャップがあったので追いつかれないだろうと思っていましたが、オーバーステアがきつくてコントロールするのが難しかったですね」
決勝2位 松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)
fn_r06_r2_pc_matsuda  「前回の鈴鹿ではスタートが並だったんですけど、今回は1レース目も決められたし、2レース目でも自信がありました。スタートでは1台しかかわせなかったんですけど、混戦の中で5コーナーまでに何台も抜くことができました。去年終盤、クルマが決まらなくて予選11位から決勝5位とかの接戦をやっていたので、その経験が役にたったのかなと思います。でも、金石選手はなかなか抜けなかったです。ホンダエンジンはトヨタに比べて2速から4速のピックアップがいいので、追いつくことはできるんですが、スリップにつけなくて差し切れなかったです。そうしたら駆動系にトラブルが出てきたのが解ったんですが『どこを走るの?』というブロックをされたので、びっくりしました。こういう面白いレースをしているのでリバースグリッドも悪くはないと思います。ぼくがポールポジションを獲っても、優勝してもメディアの露出が少ない感じがします。昔、高木虎之介さんが勝ちまくってたときや連続ポールを取ってたときはすごく出てたのに、なんでぼくの場合出ないのかなと思って寂しいですね。これだけ勝ってもオートスポーツの表紙になったこともありませんし。こいうのはフォーミュラ・ニッポンに出ているみんなが思っていることなので、リバースグリッドという新しい試みを、もっとメディアの皆さんにアピールしていただけたらと思います」
決勝3位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)
fn_r06_r2_pc_oliveira  「2レース目もスタートが良くて、1コーナーに入るまでに6位から4位まで上がることができました。1コーナーではインサイドにいました。ここはアウトサイドにクルマがいると難しいんですが、松田選手がアウトサイドにいたので彼は幸運でしたね。5コーナー手前では前でやりあっているクルマがいて、それを見てたら本山選手がシンカンセンのようなスピードで追い抜いていってやっぱり止まりきれずに真っ直ぐ行ってしまったのもラッキーでした。その後は、前に付いていくように走っていたんですが、金石選手は抜けないと思ってたのにトラブルが出てくれて、前に出ることができました。第2レースも自分にとってはいいレースでしたね」
優勝チーム監督 舘信秀(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r06_r2_pc_tachi  「今回はロッテラーにとっては重要なレースだったので、荒には申し訳ないんだけど、彼の方に気持ち的には入れ込んでいました。ロッテラーは昨日のスピンからペースを失ってしまって、がっかりしてたところを2レース目を荒が勝ってくれたので、いい気分で帰ることができます。シーズン後半、荒は練習からトップ10に入るスピードは出しているんですが、イマイチ歯車がうまく組み合わなくて結果を残してないので、リバースグリッドの2レース目とはいえ、勝ちは勝ちでいい仕事をしたので褒めてあげたいと思います」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI



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