Formula Nippon

FN:第6戦もてぎ公式予選 またしてもナカジマ1-2!! 小暮が今季2度目のポール

全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦の公式予選が8月8日、ツインリンクもてぎにおいてノックアウト方式で行われ、#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が第3戦以来、 今季2度目のポールポジションを同じもてぎで獲得、#31ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)の連続ポールを2でストップさせた。

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Q1は午後2時20分開始。
午前中のフリー走行で1-2とここでも好調はナカジマレーシング勢は最後にピットアウトし、最初のアタックで小暮1分34秒839、 デュバルは1分34秒982。
1周のクールダウンの後、小暮はセクター1、セクター2とベストタイムを更新するが、ラップタイムは1分34秒898に留まる。
一方のデュバルはここで1分34秒824を記録、トップに躍り出た。

なんとデュバルはここでQ1の走行を切り上げるという大胆な作戦に出た。
結果的にこれは吉とでて、誰一人デュバルのタイムを上回れず、2位に小暮、 3位には最後のアタックで#1松田次生を上回った#8石浦宏明が入った。
一方、ここで脱落したのは#41伊沢拓也、#40リチャード・ライアンのダンディライアン勢だった。

10分間のインターバルの後に開始されたQ2でもナカジマレーシングの速さは変わらない。
他のドライバーが1周流した後にピットインしていくのを尻目にデュバルはいち早くアタックに取り掛かり、 1分34秒388を叩き出して悠々とピットイン。そのまま走行を終えた。
しかしここでトップに立ったのはチームメイトの小暮のほうだった。
デュバルと入れ替わるようにアタックを開始した小暮のタイムは1分34秒295。
今回もポールポジション争いはこの二人の間で繰り広げられそうな展開だ。
3番手はここでも石浦がつけ、松田が4番手。Q2開始までのインターバルでリヤスプリング交換を行った#2ブノワ・ トレルイエが5位につけた。

一方、ナカジマ勢とともに開幕以来全てのレースでQ3進出を果たしていた#20平手晃平は、 チェッカー直後の最後のアタックでもタイムをあげることが出来ず、なんと11位で今季初のQ2落ちを喫することとなった。
このほか#48立川祐路、#7国本京佑がここで予選を終えた。

再び10分間のインターバルをおいてQ3開始。
ここでもトレルイエはスプリングを交換してきた。
石浦もエアロバランスを変更、コースオープンと同時にハイペースで走行して感触を確かめた。
また第3戦同様、先にフロントタイヤの皮むきを行うドライバーが居る一方で、Q1、 Q2とトップタイムのデュバルとトムスの2台はピットで待機。残り5分30秒というところで漸くコースに出て行った。
石浦もエアロバランスのチェックはユーズドタイヤで行っており、アタックに際しては一度に4本のニュータイヤを投入している。

こうした中、残り時間3分というところで最初にアタックを開始したのは石浦。 しかしヘアピンでウォームアップ中の松田に引っかかってしまい、アタックを断念、1周の仕切りなおしの後に再びアタックに取り掛かった。

反対に一番最後にアタックに出て行ったのは小暮。
小暮は残り3分50秒でピットアウトすると、2周のウォームアップの後にいきなり1分33秒979を叩き出し、一気にトップに躍り出た。

対するデュバルはこのセッション、2回のアタックを行ったものの1分34秒112に留まり、2番手。富士、 鈴鹿と続いてきた連続ポールは2でストップ。
逆に小暮は第3戦もてぎにつづく今季2度目のポール獲得となった。
ナカジマレーシングによるフロントロー独占はこれで4戦連続だ。

3番手には、チェッカー直前に1分34秒798を出した石浦が入り、 前回のもてぎで観客を多いに沸かせた#10塚越広大が4番手と今回も好位置につけてきた。

ランキング2位でデュバルを追うトレルイエは結局7位に留まり、ここでの逆転は難しくなりそうだ。

第6戦決勝は明日午後2時30分より、52周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA


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