Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿公式予選1回目 スリックに賭けたデュバルが暫定ポール!

全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦の公式予選1回目は、最後の最後にスリックタイヤに履き替えたロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)が2分02秒390で暫定ポールを獲得した。

公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から時折小雨の降るコンディション。路面は完全なウェットだ。
雨はFCJの予選中に一旦は止んだが、フォーミュラニッポンの予選走行開始間際には再び降り始めた。
このため、予選開始前にウェット宣言が出され、ほぼ全車がレインタイヤで予選1回目を走り出すこととなった。

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コースの各所では激しい水しぶきが上がっており、走り始めのタイムは2分7秒が精一杯の状況だったが、 セッションが進むにつれて雨は止み、コースは徐々に乾いていった。

5分経過時点でのトップタイムは金石年弘の2分07秒370。
10分経過時点では松田次生が2分05秒135までタイムを削ってきた。
さらにその1分後には本山哲が2分04秒741と、どんどんタイムが縮まっていく。

その後も20分経過時点で松田が2分04秒615、 30分経過時点では井出有治が2分04秒257と久々にリーダーボードの上位に名を連ねてきたが、 その2分後には本山が2分03秒605を叩き出して再びトップに立った。

しかし残り時間5分で松田が2分02秒753と、遂に2秒台に突入してトップに。
このあたりから各ドライバー最後のアタックに取り掛かっていく。
松田も区間ベストを塗り替えながらコースを攻めていくが、その直後を更に速いペースで駆け抜けるドライバーがいた。

最後の最後にスリックタイヤを投入したデュバルだ。
デュバルはチェッカー直後のラップで2分02秒390を叩き出し、一気にトップに躍り出た。
松田はセクター1、2で自己ベストを更新するも、西コースでタイムロスして03秒046に留まった。

公式予選2回目は今日午後2時40分より、45分間で行われる。
天気はこれから徐々に回復に向かうようだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum



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