Formula Nippon

FN:第4戦富士予選 デュバル嬉しい初ポール!

午後になって、富士スピードウェイはやや雲が多くなり風も出てきた。気温は高いものの過ごしやすい天候だ。
午後1時45分から始まったノックアウト方式の予選を勝ち上がり、見事ポールポジションを奪ったのは#31デュバル(ナカジマレーシング)。参戦4年目で嬉しい初ポールを決めた。

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[Q1]20分
ここで生き残るには、とりあえず1分27秒前半をマークしておきたいところ。
#7国本、#37大嶋、#41伊沢ら若手が真っ先にコースイン。積極的に周回を重ねるが、あまりタイムは伸びない。余裕を見せたのは#32小暮、#31デュバルのナカジマレーシングの2台。26秒前半をマークして早々にQ1通過を確定する。
残り5分から本格的なアタックが始まる。この時点で#7国本、#48立川がノックアウト候補。全車最後のアタックでタイムアップを果たすが、ベテラン#48立川は僅かしかタイムを削ることができず1'27.580で最下位。#41伊沢も#7国本に逆転され、2台はここで予選を終えた。

[Q2]10分
各チームけん制し合い、全車ピットに張り付いたまま時間が過ぎていく。
2分、3分、4分......いつコースインするのか、観客が見守るなか、残り5分となってようやく動き出す。
計測が始まったのは残り3分。各車1~2周のアタックに賭ける。Q3へ駒を進めるためには1分26秒台がほしいところだが、ここでも好調だったのは#32小暮、#31デュバルのナカジマレーシングコンビ。揃って26秒台前半をマークして安定した力を見せた。
ボーダーラインとなった1分27秒を切ることのできなかった#40ライアン、#7国本、そして意外にも#2トレルイエが27秒を切ることができず、3台がここで涙を呑んだ。

[Q3]10分
ここまで余裕の速さを見せているナカジマレーシングの2台に、#20平手、#8石浦がどこまで食い込めるのかが注目されたQ3。
Q2とは打って変わって各車は早々にコースイン。しかし、コースコンディションを確認したのみで、ピットに戻ってアタックに備える。
残り5分でナカジマレーシングの2台がゆっくりとコースイン。流すように周回を重ねる。これにつられるように残り4分で各車続々とコースに入る。#32小暮、#1松田はコース上で牽制しあいアタックのタイミングを計る。
結局勝負は、最後のワンチャンスとなったが、ポール候補筆頭だった#32小暮は最後のアタックで痛恨のスピン。チームメイト#31デュバルが1'25.626でポールポジションを獲得。予想どおり#8石浦、#20平手がこれに続いた。

Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum


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