ロイック・デュバル(優勝)
グレートなレースでしたね。
緊張していたためにスタートがうまくいかず、レース序盤はクインタレッリにずっと抑えられていましたが、ピットストップの判断がよく、クルーもいい仕事をしてくれたので、いいポジションでコースに戻ることができました。
最後の20周は非常に難しいコンディションで、ボクも残り10周のところでスプーンでスピンしてしまいましたが、なんとかビルドハイムを再び抜き返してトップに立てました。
今までスーパーGTや富士のレースではいい結果が出ていなかったので、今回優勝できたことはボクだけでなくチームにとってもいいことだと思います。
ビヨン・ビルドハイム(2位)
僕のキャリアの中でも最高のレースになりました。
レース前半は、フルタンク時のパフォーマンスに問題がありましたが、周回を重ねるうちに良くなっていきました。ピットストップもうまくいきましたね。最後の20周は非常に難しいコンディションで、1コーナーで飛び出すんじゃないかと心配しながら走っていました。
予選結果がよくなかったことを考えれば、表彰台に上がれたことは本当に最高です。
チームにとってもハッピーな結果になりました。
ブノワ・トレルイエ(3位)
クルマは最高の状態でした。グリップも充分にありましたし。
スタートでは、赤ランプが点灯した瞬間に思わず動いてしまいました。自分でジャンプスタートだと判っていたので、ドライブスルーを命じられるまでは150%でプッシュしましたよ。
ペナルティを受けた後は、ロイックと同様、クインタレッリにずっと前を走られてしまい、なかなか抜けませんでした。
その後はピットストップでもフロントタイヤの交換がうまくいかなかったりで、レース終盤は自分が何位を走ってるのか全然把握できてませんでした。ファイナルラップになって無線で4位だと知らされたので、どうにかしてヤマモトを抜いてやろうと頑張ってシケインで抜きました。
順位を落としたり上がったりで、ファンも楽しめたんじゃないでしょうか。ボクもレースを楽しめましたからね。
でも、ここには優勝するつもりでやってきたので、正直3位に終わったことは残念に思います。
中嶋悟(優勝チーム監督)
まずはJRP会長として、今日のレースが無事に行われたこと、22台もの参加台数を集められたことに感謝します。
レースも白熱した展開になったことを喜ばしく思いますし、ましてやウチ(のチーム)が勝ったんですから尚更嬉しいですね。
こんな凄いレースをご覧にならなかったお客様は大変勿体無いことをしたと思いますよ。
TEXT : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI