Formula Nippon

FN第1戦富士フリー走行 トレルイエがトップタイム

2006年全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の決勝前フリー走行が4月2日、富士スピードウェイで行われ、#19ブノワ・トレルイエ(mobile cast TEAM IMPUL)がトップタイムを記録した。

午前8時55分より30分間でフォーミュラニッポンのフリー走行が開始された。
決勝日を迎えた富士スピードウェイは早朝から時折小雨が降り、最終コーナーから1コーナー方向へ強い風が吹いている。
コースは完全にウェット状態だ。

0402_trelyers 開始から9分が経過したところで、PIAA NAKAJIMAの1台がヘアピンでスピン。コースを塞ぐ格好でストップしたために赤旗中断。
止まったのは#31ロイック・デュバル。ユーロF3からステップアップしてきたドライバーだ。
この時点でのトップは#36アンドレ・ロッテラー。タイムは1分41秒353だ。
2番手には#37土屋武士が43秒126でつけ、13年ぶりに復帰したトムスが1-2状態となっている。
デュバルはすぐにピットに戻ってきたため、わずかな中断ですぐにコースオープンとなった。
各ドライバーともピット出口でスタート練習をしてコースに出て行く。
新エンジンの導入によりクラッチが小径化されたことに伴って導入された、スターターリミットの動作チェックを兼ねているのだろう。

コースに降り注ぐ雨は次第に強くなってきたが、その中でもトレルイエ、#8高木虎之介、#40ビヨン・ビルドハイムらが42秒台に入ってきた。
グランドエフェクトカー導入により、各車が跳ね上げる水煙は昨年以上に大きい印象を与えるが、その分安定した走行が可能になっているようだ。

残り時間5分を切ったところで#41平中克幸が1分41秒365を出して2番手に上がってきた。
その直後に1コーナーで#11立川祐路がスピン。ガードレールに右リヤホイールをヒットした。
当然、1コーナー区間では黄旗が振られているが、にもかかわらずトレルイエが1分40秒348のトップタイムを叩き出した。さらには#33ロニー・クインタレッリ、#1本山哲らもタイムアップしてきて2-3番手に上がってきた。そこに#37土屋武士が割って入り3番手に。
本山はベストタイムを出した直後に同じ1コーナーでコースアウト。再始動したもののピット入り口まで来たところで再びストップしてしまった。
ここでチェッカーが出され、フリー走行は終了した。

フォーミュラニッポン第1戦の決勝は午後2時35分より65周で戦われる。
強風と雨により、初戦から波乱のレースが展開されそうだ。

TEXT:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR



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