Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:特別戦富士スプリントカップ公式予選 第1レースは#7コッツォリーノ、第2レースは#36ロッテラーがポールを獲得!

JAFグランプリ富士スプリントカップ2010、フォーミュラニッポンの公式予選が11月12日、富士スピードウェイで行われ、第1レースは#7ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)、第2レースは#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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公式予選は午後1時に開始。
先週の鈴鹿での最終戦と同じく今回も2ヒート制のスプリントレースとなるわけだが、今回の予選方法は1台ずつがアタックを行うスーパーラップ方式。その上第1レースのグリッドを1コーナー手前で計測した最高速の順という変則的なルールが導入された。
このため、オーソドックスにラップタイム向上を狙うドライバーに加え、最高速を狙ってギリギリまでダウンフォースを削ってくるドライバーも何人か見受けられた。

出走は今年度のランキング順。最終戦で連続して8位に入賞し、合計1ポイントを獲得した#16井出有治からアタックを開始。井出は303km/h、1'26.668とまずまずのタイム。
#3松田次生はこれを上回れず、#29井口卓人は最高速306.470km/hを記録したが、惜しくもコカコーラコーナーでオーバーラン。このため今大会の特別規則(走行中のスピン、コースアウトにより一旦停止した車両はノータイムとなる)に従って最高速、ラップタイムとも無効とされた。同様の理由により#8石浦宏明と、なんと今年度のチャンピオン#19JPオリベイラが最高速とタイム無効の対象となり、予選不通過となってしまった。

一方、極限までダウンフォースを削り取ったクルマで最高速を出してきたのが#7コッツォリーノだ。フラップを減らし、ほぼ水平まで寝かせたリヤウィングで314.502km/hを捻り出し、見事ポールポジションを獲得した。2位ロッテラーの出した310.791km/hとは実に4キロもの差をつけて見せた。

反対にラップタイム重視で走ったドライバーは#2伊沢拓也が最高速298.198km/hながら1分25秒912と好タイムを記録、#10塚越広大は最高速309.633km/hで1分25秒545、#20平手晃平は最高速305.776km/hで1分25秒135で上位に名を連ねる。
しかし最高速でも2位につけたロッテラーが1分24秒776とただ一人24秒台に入れてきて、見事ポールポジションを獲得してみせた。
これでロッテラーは第1、第2レースいずれもフロントローからのスタートとなった。

フォーミュラニッポンの第1レースは明日午後0時45分より、第2レースは明後日の同じく0時45分より、それぞれ22周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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