全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は12日、ツインリンクもてぎでフリー走行を行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)が1分33秒422でトップタイムを記録した。
フォーミュラ・ニッポン第2戦がツインリンクもてぎで開幕。サーキット上空は朝から青空が広がり、気温17.8度、路面温度31.8度、湿度 41.8%という絶好のコンディションで9時より1時間のフリー走行が行われた。
フリー走行開始よりタイムを伸ばしてきたのはディフェンディングチャンピオンのアンドレ・ロッテラー(トムス)。まず、1分34秒699でトップに立つと、開始10分過ぎには早くも1分33秒875とコースレコードに1秒以内と迫るタイムを出してきた。
しかし、開始15分過ぎにはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が1分33秒525でトップに立つと、2位には1分33秒788でロイック・デュバル(キグナス)が上がってくる。
しかし、開始40分過ぎに再びロッテラー。1分33秒422ときん差でオリベイラを逆転し、再びトップに立った。
終了10分を切ったあたりから各ドライバー、予選シミュレーションを開始。しかし、路面温度も上がり、コースアウトするマシンも出るなど、どのドライバーもロッテラーのタイムを上回ることができず、ロッテラーのフリー走行トップタイムが確定した。
2位には最後のアタックで飛び出したオリベイラがつけ、3位にはロイック・デュバルと外国人ドライバーがトップ3を独占することとなった。
4位には最後のアタックをピットアウトしたばかりの遅いマシンに阻まれた中嶋一貴(トムス)が入り、5位には大島和也(ルマン)、6位には松田次生(インパル)と続いた。
この後、11時10分から20分間の公式予選1回目が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum