Japanese F3

全日本F3第2戦決勝 武藤悲願の初優勝達成!!

050403_10 全日本F3選手権第2戦の決勝が4月3日ツインリンクもてぎで行われ、#2武藤英紀(M-TEC) が、前戦優勝の#36ジャオ・パオロ・デ・オリベイラ(トムス)の猛追を振り切って念願のF3初優勝を達成した。 追撃叶わなかった2位のオリベイラだが、昨日の優勝とあわせてポイントランキングトップは守りきった格好だ。 3位は#14パオロ・モンティン(スリーボンドレーシング)。昨日の2位に続いて2戦連続の表彰台となった。

スタートで勢い良く飛び出したのは、セカンドグリッドの#10武藤。
昨日はスタートミスから順位を落とした武藤だが、今回は見事なスタートでポールのオリベイラを退けて1コーナーに入っていく。昨日は武藤と接触してリタイヤすることになった#37中嶋一貴(トムス)は失速して後続と接触。7番手に後退することになった。その後方では、昨年のFT王者#3安岡秀徒(INGINGモータースポーツ)がダートにはみ出してスピンアウト。 レースは#10武藤、#36オリベイラ、#14モンティン、#12横溝直輝(スリーボンドレーシング)の順で1周目を終えた。

武藤は序盤からハイペースで飛ばしていくが、オリベイラも追撃の手を緩めない。 両者は交互にファステストラップを塗り替えながら、ぐんぐんと3位以下を置き去りにしていく。
レースは完全に一騎打ちの様相を呈してきた。

その後方では、#1ロベルト・ストレイト(INGINGモータースポーツ)と#37中嶋による6番手争いが熾烈だ。中嶋はストレイトとコンマ5秒前後の間隔を保ち、各コーナーで盛んに仕掛けていく。
8周目のヘアピンでストレイトが軽くホイールをロックさせると、すかさず中嶋が立ち上がりでスリップを使い、アウトから並びかけるが、ストレイトも必死で抵抗する。結局このドッグファイトは、13周目の90度コーナーで中嶋がリヤを暴れさせてスピンオフしてしまったことで決着した。
昨年は開幕2連勝を飾って観客の度肝を抜いた中嶋だったが、今年は開幕戦に続いての連続リタイヤを喫することになった。アグレッシブな姿勢が完全に空回りした格好だ。

ここまで常時1秒弱の間隔を保って推移していたトップ争いであったが、17周目から武藤がラストスパート。テールに食らいつくオリベイラを1.3秒後方に追いやり、スタートから一度もトップを明け渡さないままでチェッカーを受け、F3参戦2年目にして待望の初優勝を遂げた。

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