Japanese F3

全日本F3第19戦もてぎ決勝 武藤会心のポール・トゥ・フィニッシュ

051022_10 全日本F3選手権第19戦の決勝がツインリンクもてぎで行われ、#10武藤英紀(M-TEC)がスタートから後続を突き放し、見事なポール・トゥ・フィニッシュを遂げた。

 午前中の公式予選の途中から降り始めた雨のため、急遽10分間の特別フリー走行が設けられ、第19戦の決勝は午後2時35分にフォーメーションラップを開始した。
 スタートを制したのは、ポールシッターの武藤。武藤は序盤からハイペースで飛ばし、3周目には早くも#37J.P.オリベイラ(トムス)との間に3秒もの差を築き上げた。オリベイラも4周目以降はペースをあげ、両者は互いにファステストラップを更新し合いながら周回を重ねていく。結局、武藤はオリベイラとの差を3秒前後に保ったまま14周を走りきり、今季3勝目を挙げることとなった。
 3位には#37中嶋一貴(トムス)。トップ2台には大きく引き離されたものの、#14パオロ・モンティンの激しい追い上げを抑え切って表彰台の一角を手中にし、今季のランキング2位を確定させた。

 注目のルーキー、#16塚越広大(M-TEC)はオープニングラップで8位に順位を上げ、更にジャンプアップを試みるも、逆に後ろから追い上げてきた#12横溝直輝(スリーボンド)と3-4コーナーで接触して最後尾まで後退してしまった。塚越は懸命に追い上げたが、12位に入るのが精一杯だった。この接触により、横溝にドライブスルーペナルティが課されることとなった。

(TEXT:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)



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