Japanese F3

全日本F3第12戦オートポリス決勝 ロベルト・ストレイトが今季3勝目を飾る

 全日本F3選手権第12戦は6日、オートポリスで決勝を行い、予選2位からスタートしたロベルト・ストレイト(INGING)が20周を走って優勝した。2位には大嶋和也(TOM'S)、3位にはエイドリアン・スーティル(TOM'S)が入った。

 「ここはフロントローでないとチャンスがないからね」と語ったロベルト・ストレイト。スタートでポールポジションの大嶋和也の前に出ると、2位以下との差を徐々に広げレースを支配、最終的には2位以下を7秒近く離して余裕の勝利を飾った。

0806_streit.jpg

0806_ohshima.jpg

0806_sutil.jpg

 お昼を過ぎると雲も多くなり、サーキットに降り注ぐ強い日差しも雲に遮られる機会が多くなってきた。天気は下り坂という情報もあるがF3第12戦決勝はドライで行われることになりそうだ。

 午後12時50分、フォーメーションラップがスタートした。全13台がグリッドに整列し、レッドランプがブラックアウトして20周のレースが始まった。ポールポジションの大嶋和也(TOM'S)と3位の塚越広大(無限)が出遅れるなか、トップで1コーナーに進入したのは予選2位のロベルト・ストレイト(INGING)。2位は大嶋、3位には予選4位のエイドリアン・スーティル(TOM'S)が上がってきた。塚越は4位。5位に予選ポジションのままのジョニー・リード(INGING)。ファビオ・カルボーン(ThreeBond)が6位だがその後方の伊沢拓也(戸田)以下は大混戦だ。

 2周目、伊沢がカルボーンをパスして6位に上がる。その後、カルボーンはどこかで接触があったのか2周を終わってピットイン。フロントウイングを交換して、1周遅れてピットアウト。トップ、ストレイトと大嶋の間に割って入ったが、すぐに大嶋を前に出した。

 トップ、ストレイトは徐々に2位大嶋との間を離し始める。7周を終わってその差は2秒5余り。大嶋と3位スーティル、4位塚越との間はそれぞれ3秒前後。1~3位はほぼ等間隔となる。

 レースの丁度半分、10周を終わって、トップから4位までの差は約3秒半づつと広がる。その後方では5位のリードに、伊沢をパスした6位のマルコ・アスマー( ThreeBond)が迫ってきた。

 その後上位3台の間隔は広がるばかり、結局レースはこのままの順位で終わり、ストレイトが優勝した。2位にはファステストラップを獲ったもののトップを追いきれなかった大嶋、3位にスーティル、4位に塚越、5位がリード、6位がアスマーとなった。ストレイトは第5戦に続き今季3勝目を飾り、ポイントランキング2位に躍り出た。

Text: Yoshinori OHNISHI



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース