ドライコンディションの中、午前9時25分から15分間で行われた第9戦の予選で は、#1ブノワ・トレルイエが5周目に出した1分49秒670で今回もポールポジション を獲得。路面温度は40度と気温もかなり高いコンディションだった。2番手には#0 パウロ・モンティン、3番手に#3ジェレミー・ドゥフォアと今回も外人勢3人が指定 席と言えるポジションを得て速さを見せつけた。 午後1時55分から第9戦のレースは14周でスタート。ポールから#1B.トレルイ エが好スタートをきめる。そのスタート直後の1コーナーで、#17P.サンドバーグ、 #12井出有治、#8田崎紀彦らがコースアウト。#8田崎はコースに復帰するものの、 #12、#17の2台はここでレースを終えてしまう。後方の混乱を後目に、#1トレルイ エと#0モンティンは快走。2周で#0P.モンティンに1.0秒の差をつける。だが、今 回はセッティングが完璧ではなかったという#1トレルイエは#0モンティンの追撃を ふりきることはできず、2台のマッチレースとなった。9周目にはその差は0.6秒、 終盤13周目には0.49秒差でファイナルラップを迎える。だが、パッシィングポイン トの少ないもてぎでは逆転はならず、今回もトップ4は予選グリッド通りという結 果となった。 ウイナー、#1トレルイエ選手のコメント 「難しいレースだった。セットの合っていないところがあって、トラクションのか からないコーナーもあった。パウロは速かったしプレッシャーになったよ。明日は セットをうまく合わせてもっと良いレースをしたいね。6勝目?たしかにシリーズ の可能性はパウロの2勝や、ジェレミーの1勝と比べて大きくなったし、見えてき た感じはする。あと3,4つ勝てば手に入ると思う。だけど、それは楽ではないし パウロも速くなって来ている。鈴鹿、SUGOと好きなサーキットだし、可能性は あると思う。それにはまず明日のレースだけ今は考えて居る」 Report:JCG00146竹下 恵一郎