全日本GT選手権

JGTC 第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第2戦 
「SUGO GT CHAMPIONSHIP」  決勝
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■開催月日:2004年5月23日
■開催場所:スポーツランドSUGO(宮城県)
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■ニスモの2台はともにリタイヤ。#3 G’ZOX SSRハセミZが6位。
   #12「カルソニックIMPUL Z」は10位完走

JGTC第2戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」は、ニスモの2台にとっては厳しいものとなっ
た。

決勝レースのためのフォーメーションラップは予定通り14時20分にスタート。40台
のマシンが一斉に走り出した。
セットアップがなかなか決まらず、またタイムアップのタイミングを逃したために
予選10位だった#1ザナヴィ ニスモZはバックストレッチの下り坂を前車に続いてい
る際に突然減速。隊列を離れて、SPアウトコーナーでついにストップしてしまう。
ドライバーの本山は、無線で「突然駆動力がなくなった」と伝えた。開幕戦ウィナー
は、なんと第2戦をスタートする前にリタイヤを強いられることとなった。

予選4位で好位置を得た#22モチュールピットワークZは、影山正美がスターティン
グドライバーをつとめた。グリーンライトが点灯して各車が1コーナーにもつれ込
んだ際に#38スープラを抜いて3位のポジションをゲット。その後3位をキープしな
がら先行する2台を追った。トップ2台が激しいバトルを繰り広げている間に、最大
5秒開いていた2位との差を25周目までに約0.3秒にまで詰め、2位進出のチャンスを
狙った。
しかし、27周目の第3コーナーで後続のスープラ勢3台に取り囲まれて行き場を失い、
一挙に6位に後退してしまう。とはいえ、ラップタイムは安定しており無駄な消耗
を避ければ十分逆転できると考えられたが、29周目先行する#39スープラと#36スー
プラが絡んで目の前でスピン。
影山はこのアクシデントを避けきれず、#39のボディサイドにノーズをヒット。予
定より早くピットへ向かった。ノーズ先端を応急処置し、ミハエル・クルムがピッ
トアウトしていったが、翌周に再びピットイン。マシンは、ガレージに引き入れら
れ、そのままリタイヤとなった。ノーズヒットの衝撃でエンジンルーム先端にマウ
ントされているインタークーラーが破損し、修復不能と判断されたためであった。

ニスモの2台が去った後日産ファンの視線は#12カルソニックIMPUL Zと#3 G’ZOX
SSRハセミZの2台に集まった。しかし、#12が一時3位まで順位をあげるもののホワ
イトラインカットでドライブスルーペナルティを課せられて後退。その後降りだし
た雨に対応するためにタイヤ交換を行うタイミングが悪く、最終的には10位でゴー
ルを迎えた。#3も途中3位まで順位を上げたものの、タイヤ交換のタイミングでタ
イムロス。
6位でフィニッシュした。

■決勝結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 auセルモスープラ  #38  立川祐路/荒聖治  1:56'36"465
 2 ECLIPSE ADVAN スープラ  #25  織戸学/ドミニク・シュワガー   -35"738
 3 DYNACITY トムス スープラ  #37   ジェームス・コートニー/片岡龍也  -55"607
 4 EPSON NSX  #32  松田次生/アンドレ・ロッテラー  -1Lap
 5 イエローハット スープラ  #35  服部尚貴/脇阪薫一  -1Lap
 6 G’ZOX・SSR・ハセミZ  #3  金石年弘/エリック・コマス  -1Lap
 7 WOODONE トムス スープラ  #36  土屋武士/マルコ・アピチュラ   -1Lap
 8 RAYBRIG NSX  #100  中野信治/加藤寛規  -2Laps
 9 ARTA NSX  #8  金石勝智/伊藤大輔  -2Laps
10 カルソニック IMPUL Z  #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治 -3Laps
 R モチュールピットワークZ #22 影山正美/ミハエル・クルム -51Laps
 R ザナヴィニスモZ  #1  本山哲/リチャード・ライアン  -81Laps


◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。


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