全日本GT選手権

JGTC第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 予選1回目


視界をさえぎる霧をものともしない快走だ(Photo:K.Takeshita)

全日本GT選手権第2戦SUGO GT CHAMPIONSHIPの予選一回目が5月22日午前11時より行われ、
GT500クラスは#6エッソウルトラフロースープラが1分19秒259で、GT300は#16M-TEC NSX
がコースレコードとなる1分24秒336を叩き出して暫定ポールを獲得した。

台風2号の影響からか、公式予選日のスポーツランド菅生は朝から時折霧雨が降り、
コース全体が霧に包まれていた。
特に霧による視界不良でスケジュールの遅滞が懸念されたが、GTの予選一回目は無事
定刻に開始された。
セッション開始前にウェット宣言が出されたもののコースはほぼドライといっていい
状態で、各車走り出しは慎重ながら次第にペースを上げていく。
GT500クラス専有時間の序盤は#32EPSON NSXと#3G'ZOX・SSR・ハセミ Zがトップタイム
を更新しあっていたが、開始10分を過ぎた辺りから徐々にスープラ勢が上位に上がっ
てきて、#37DYNACITY トムス スープラ、#38auセルモスープラ、#25ECLIPSE ADVAN
スープラらが次々にトップタイムを更新していくと、最後にそれまで後方に沈んで
いた#6エッソが一気にトップに躍り出た。
対するニッサン勢は#22モチュールピットワーク Zと#12カルソニック IMPUL Zが4、5位
を占めたが、前回優勝でウェイトハンデ60kgを背負う#1ザナヴィニスモ Zは10位に留まり、
#3ハセミZは結局11位。NSX勢はここでも苦戦が続き、最高位は#32EPSON NSXの9位が
精一杯だった。

GT300クラスではTIに引き続いて#16M-TEC NSXがここでも速く、GT500のフェラーリ550
をも上回る1分24秒336のコースレコードを樹立してトップに。以下、#19ウェッズスポ
ーツセリカ、#31A'PEX i-mobisess MR-S、#63LEYJUNダンロップ320Rらがあとに続く。
専有セッション終了間際にその#31号車がSPアウトでスピンアウト。ここで赤旗が提示
されてセッションは終了となり、約10分のインターバルの後に混走セッションから再開
することとなったが、ここでは目立ったタイムアップもなく、結局#6、#16の暫定ポール
が確定した。

予選第二回目は今日午後3時から行われる予定だ。
2004年5月22日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選1回目 天候:曇り/コース:セミウェット
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers-------------BestTime(WH)
 1   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田          1'19.259(30)
 2  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒            1'19.323(10)
 3  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー    1'19.446(+1)
 4  22 500 モチュールピットワーク Z         影山/クルム        1'19.598(20)
 5  12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出    1'19.618(10)
 6  39 500 デンソー サードスープラ GT       デュフォア/クート  1'19.892
 7  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ    1'19.906
 8  37 500 DYNACITY トムス スープラ         コートニー/片岡    1'19.936
 9  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー    1'19.967(+1)
10   1 500 ザナヴィニスモ Z                 本山/ライアン      1'20.289(60)
11   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス        1'20.306
12  35 500 イエローハットYMSスープラ        服部/脇阪          1'20.358(10)
13   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤          1'20.423(+1)
14  18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ    1'20.484(+1)
15 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤          1'20.835(+1)
16  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木          1'24.336(30)
17  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ         光貞/植松          1'24.763
18  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360      松田/菅            1'24.872
19  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口          1'25.081(15)
20  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田          1'25.121
21  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU/吉本         1'25.143(20)
22  43 300 ARTA Garaiya                     新田/高木          1'25.232(20)
23  10 300 JIM Gainer アドバンF360          田中/余郷          1'25.300(30)
24   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7          山路/井入          1'25.311
25  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤          1'25.373(+1)
26  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤        1'25.588(10)
27  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ    柳田/尾本          1'25.638(+1)
28  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ      木下/星野          1'25.899
29   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R   玉中/三船          1'26.297
30  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ   小林/谷川          1'26.321(+1)
31  17 300 エスペリア Kosei セリカ          長島/松永          1'26.469(+1)
32  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ        井上/宮川          1'26.641
33 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4        飯島/大井          1'27.021
34   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX  高橋/渡辺          1'27.170(+1)
35 * 9 300 ADVAN K-STADIUM MT               清水/細川          1'27.374
36  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内          1'27.507
37 112 300 ARKTECH ADVAN GT3                澤/堤              1'27.604
38  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R     井尻/山岸          1'27.663
39 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     高見沢/砂子        1'27.805
40  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井          1'27.855
41  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ    石橋/ヒロミ        1'29.433
    88 500 JLOC ムルシエRG-1                山西/WADA-Q        出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
参加台数:42台  出走台数:41台

*No.9のドライバー清水剛は、ダブルチェッカーにより罰金30,000円を課す。


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