全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第6戦 「MOTEGI GT CHAMPION RACE」 決勝 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2003年9月14日 ■開催場所:ツインリンクもてぎ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■#22「モチュールピットワークGT-R」、目前の表彰台を逃す。 #12カルソニックスカイラインが6位。 #23ザナヴィ ニスモGT-Rは最終周にストップ。 真夏のように強い日差しの下、9月14日午後2時にローリングラップがスタート。 45,000名の観衆が見守る中、63周の決勝レースの火蓋が切られた。 フロントローからスタートした#22「モチュールピットワークGT-R」は、影山正 美が前半を担当。#36スープラを追って好スタートを切った。 3周目から後続の#16NSXがオーバーテイクに挑んでプッシュしてきたが、これに 影山は激しく抵抗。スリリングな攻防戦を繰り広げた。10周目に一瞬の隙をつい た#16に先行を許したが、以後、影山は4位以下を寄せ付けず3位のポジション を確かなものにした。しかし、終盤の57周目に突然スローダウン。コースサイド にクルマを止めたライアンは、肩を落としてヘルメットを脱いだ。ライアンによる と、「交代してすぐに振動があって何だろうと思っていたが、突然どこにもシフト できなくなってストップしてしまった」とのこと。 チャンピオンシップをリードする#23「ザナヴィ ニスモGT-R」は、ミハエル・ク ルムがレースをスタートした。ハンディウェイトの影響か、序盤からペースが上が らない。7番グリッドからスタートしたものの27周目のピットインまでに14位 にポジションダウンしてしまう。交代した本山哲は、11位まで挽回。その後上位 車の脱落によって8位に浮上したが、なんと63周のファイナルラップにコースサ イドにストップしてしまった。 本山は何度か、再始動を試みたが叶わず。そのままレース終了となった。62周を 完了していたため、11位での完走扱いとなった。 ポイント争いでライバルの#1スープラの脇坂寿一/飯田章組が4位で完走したため、 ランキングは逆転。4ポイント差をつけられてしまったが残る2戦での逆転チャン ピオン獲得に望みをかける。 6位からレースをスタートした#12「カルソニックスカイライン」のブノワ・ト レルイエも、#23と同様に序盤からペースが上がらずポジションアップできずに 8位でピットイン。11位でトラックに戻ると徐々にペースアップし、終盤には6 位に浮上。そのままチェッカーフラッグを受けた。 ■柿元監督のコメント 「#22は駆動系、#23は燃料系のトラブルです。今年は開幕戦から順調に来まし たが、ここで悪い面が全部出たのでしょう。今回は私たちにとってキーとなるレー スだと思っていましたが、逆に試練となってしまいました。原因をきっちり解析 して残る2戦の戦い方に反映します。 チャンピオンシップについては、まだまだこれからです。引き続き応援をお願いし ます。」 RACE RESULTS Pos Car Name No. Driver Name Time 1 G'ZOX-NSX 16 伊藤大輔/T.コロネル 1:58'35.192 2 WOODONE トムススープラ 36 土屋武士/E.コマス -5.621 3 ADVAN スープラ 38 荒 聖治/J.デュフォア -36.188 4 エッソウルトラフロー スープラ 1 脇阪寿一/飯田 章 -36.583 5 RAYBRIG NSX 100 加藤寛規/光貞秀俊 -37.042 6 カルソニックスカイライン 12 B.トレルイエ/井出有治 -41.561 7 デンソーサードスープラGT 39 D・シュワガー/織戸 学 -1'02.188 8 ARTA NSX 8 土屋圭市/金石年弘 -1'18.464 9 auセルモスープラ 38 竹内浩典/立川祐路 -1'37.770 10 ZENT トムススープラ 37 黒澤琢弥/M.アピチェラ -1'42.099 11 ザナヴィ ニスモ GT-R 23 本山 哲/M.クルム -1Lap 26 モチュールピットワーク GT-R 22 影山正美/R・ライアン -7Laps ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。