
スーパー耐久シリーズ2004 第5戦
「第11回 十勝24時間レース 」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■開催月日:2004年8月7-8日
■開催場所:十勝インターナショナルスピードウェイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ FUJITSUBO IMPREZA今季初優勝
hpi・racing IMPREZAも2位で1-2フィニッシュ!!
スーパー耐久シリーズ第5戦は、8月7~8日に北海道の十勝スピードウェイで24時間
レースとして開催され、クラス2に出場した吉田寿博/清水和夫/松田晃司/渋谷勉組
の#2FUJITSUBO IMPREZAが今季初優勝を挙げた。また小泉和寛/菊地靖/松本晴彦/
山野直也組の#86 hpi・racing IMPREZAはクラス2位でインプレッサは1-2フィニッ
シュとなった。
レースにはS耐35台とプロダクショングループ2台の計37台が参加した。インプレッ
サの区分されるクラス2(排気量2001~3500cc、4WD)
には2台のインプレッサと6台のランサー、計8台が参加。
決勝グリッドはクラス1、2、GN+、3、4の順で、またクラス内の順番は第4戦まで
のポイント順となり、#86インプレッサは総合7番グリッド#2インプレッサは総合8
番グリッドからのスタートとなった。
レースが始まると、#2インプレッサは#11ランサー、#20ランサーとトップ争いを繰
り広げファンを沸かせたが、やがて2位をキープ。
また#86インプレッサは、燃費を考えた走りで安定したラップタイムを刻みクラス5
位を走行した。
23時過ぎ、トップ走行中の#11ランサーが4速ギヤを失い、ミッション交換でタイム
ロス。これで#2インプレッサがトップに。さらに、#20ランサーもブレーキ交換と
リヤハブの交換作業をすることになり、この間に#86インプレッサが2位。これでイ
ンプレッサの1-2態勢ができあがった。しかし、深夜2時前に#2インプレッサがす
べてのハブを交換。
トップは守ったものの行程の半分も消化しないうちにハブ交換を強いられたために、
ここからはペースを若干落としながらの走行となった。
深夜から早朝にかけて深い霧がかかったが、2台のインプレッサはステディに走り
ポジションをキープ。16時間を経過した朝の7時には#2インプレッサが総合5位、#86
インプレッサが総合10位と2台のインプレッサが総合でトップ10入りした。
陽が昇ると晴天となり気温がぐんぐん上昇、ドライバーやクルマにも過酷な終盤に
突入した。それでも2台のインプレッサは確実に周回を重ねて走行。終盤#2インプ
レッサの清水が#33ポルシェと接触してスピン&コースアウト、冷やりとする場面
もあったが大事には至らず。
また、#86インプレッサの小泉は30℃を超える気温の中、熱中症にかかったが気力
でゴールを迎えようとしていた。
そして15時、2台のインプレッサがタンデム走行で歓喜のチェッカー。
ランサー勢の連勝を止めるとともに、今季初優勝を1-2フィニッシュで飾った。こ
れでシリーズポイントはトップの#11ランサーが72点、2位の#20ランサーが71点、3
位の#2インプレッサが63点、4位の#86インプレッサが58点と急接近。残り3戦から
目が離せなくなってきた。
■決勝最終結果:クラス2
Pos. No. Driver Car Name Laps Time/Diff
1 #2 吉田 寿博/清水 和夫/松田 晃司/渋谷 勉
FUJITSUBO IMPREZA 909 24:00'20.649
2 #86 小泉 和寛/菊地 靖/松本 晴彦/山野 直也
hpi・racing IMPREZA 886 23Laps
3 #20 小川 日出生/福山 英朗/砂子 塾長/脇田 一輝
RSオガワADVANランサー 880 29Laps
4 #30 関根 基司/竹島 徹/本田 和義/飯盛 健二
RSオガワADVANランサー 876 33Laps
5 #11 中谷 明彦/木下 隆之/桂 伸一/瀬在 仁志
アドバンテージFromA MR 823 86Laps
「SUBARU WRCエクスプレス」は、タイトルを 「SUBARU MOTORSPORT EXPRESS」に変更
いたしました。
◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]