スーパーGTとFIA-F4選手権を運営するGTアソシエイション(GTA)は11月5日、シリーズ最終戦となるもてぎ大会において第2世代のFIA-F4車両の実車を公開した。
2024年から導入される新車両は既報の通り東レ・カーボンマジックがシャシーの製造と供給を行う。「MCS4-24」というモデル名が示すように、同社のグループ企業であるムーンクラフトが空力開発を担当している。FIAの求める最新の安全要件に準拠し、コクピット上にはHALOが取り付けられた。
エンジンはトムス、タイヤはダンロップが供給と、これは現在と同様だが、最高出力は現在の160馬力から180馬力へとアップした。
この日はピットウォークと並行してデモンストレーション走行が行われた。ドライブを担当したのはプロジェクトリーダーの服部尚貴だ。
第2世代のFIA-F4車両は来年1月より受注を開始し、10月より順次デリバリーされる予定だ。
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO