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SGT:第8戦富士公式練習 スープラ勢が上位を独占!トップは#37KeePer

2020オートバックス スーパーGT第8戦「たかのこのホテル富士GT300kmレース」の公式練習が11月28日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#37平川亮/山下健太組(KeePer TOM'S GR Supra)がトップタイムを記録、上位5台をトヨタスープラが独占した。GT300クラスは#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)がトップだった。

公式練習は午前9時より混走85分間、専有走行各クラス10分間で行われた。この日の富士は快晴。走行開始時の気温は14℃、路面温度は16℃,湿度72%と今シーズンで最も低い気温、路面温度の中での走行となった。

ノーウェイトハンディキャップで行われる最終戦は、まさにガチンコ勝負。上位9チーム15名が9ポイント以内、という大混戦で最終戦を迎えたGT500クラスは、この最初の走行から熾烈なトップ争いが展開されることになった。

序盤トップに立ったのはポイントリーダーの#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)。走行6周目に1'27.572を記録して一旦ピットへ。

この間に#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)が走行7周目に1'27.521、8周目には1'27.503を立て続けに好タイムを記録して17号車を上回るが、#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)も走行開始15分で1'27.482を記録してトップに浮上した。

その後、走行開始25分で#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'27.342でトップに。さらに40分経過時点で#36サッシャ・フェネストラズ(au TOM'S GR Supra)が1'27.239を走行17周目に記録。結局このタイムが専有走行でのGT500クラスのトップタイムとなった。

フェネストラズはその直後に13コーナーでスピンを喫するが、自力でコースに復帰して19周目にピットイン、関口に交代した。混走後半を担当した関口はロングランを行い、1分29秒〜30秒台の安定したペースで周回を重ねた。

こうして混走は午前10時25分で終了。GT500クラスの専有走行は午前10時35分から行われた。

混走トップの#36関口はここでチームメイトの#37 KeePer TOM'S GR Supraのスリップをうまく使って1'27.046までタイムアップしたが、その直後に#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'27.036で上回った。

さらに#37山下健太(KeePer TOM'S GR Supra)が1'26.690を叩き出してトップに躍り出た。

中山はその後もペースを上げて走行を続けたが、タイムは1'26.792と一歩及ばず、#39ヘイッキ・コバライネン/中山雄一組(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)は2番手で走行を終了した。

#36関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM'S GR Supra)は3番手、4番手は#14大嶋和也/坪井翔組(WAKO'S 4CR GR Supra)、そして#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT GR Supra)が5番手と、終わってみればトヨタスープラ勢がトップ5を独占する結果となった。

ホンダNSX勢の最上位は#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)の6番手。ドライバーズランキングトップの#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)は7番手、前回優勝の#8野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT)は8番手で公式練習を終えている。

一方、ニッサンGT-R勢は#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)の10番手が最高と苦しい滑り出し。23号車は混走残り10分となったところで松田がコカコーラコーナーで縁石に乗り上げてスピン、コースアウトを喫してもいる。

GT300クラスは専有走行では大きな順位変動はなく、混走で1'35.417を記録した#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)がトップタイム。2番手には#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)がつけ、#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が3番手だった。

ドライバーズランキングトップの#56藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)は6番手で走行を終えている。



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