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SGT:第3戦富士スーパーラップ TAKATA童夢NSXが2戦連続ポール獲得!

スーパーGT第3戦富士GT500kmレースのスーパーラップは、 #18TAKATA童夢NSXを駆る小暮卓史が最後の最後にコースレコードを更新する会心の走りを見せ、 道上龍がアタックを担当した前戦岡山に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。
GT300クラスも午前中暫定ポールだった#88アクティオムルシエRG-1を駆るマルコ・ アピチェラが1分42秒112を出して久々のポール獲得に歓喜の叫びを上げた。

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安定した気候が好条件をもたらしたのか、今回のスーパーラップでは自己ベストを大きく更新するドライバーが続出した。

今回Z勢で唯一スーパーラップ進出を果たした#12カルソニックインパルZを駆るブノワ・ トレルイエが最初のアタックながらいきなり33秒949と大幅なタイムアップを果たし、一気に5番手に食い込んで見せると、 続く#38ZENTセルモSCの立川祐路、6番手出走の#25エクリプスアドバンSCの土屋武士、 #17リアルNSXの金石年弘らも相次いで33秒台に入れてきた。

そして遂に、8番手出走の#1宝山トムスSCアンドレ・ロッテラーが1分33秒550と、 午前中に小暮の出した暫定ポールタイムを打ち破ってトップに躍り出る。

続く#8ARTA NSXの伊藤大輔は65kgのウェイトハンデが祟り、33秒858に留まったが、 最後に出走した小暮は全てのセクターでロッテラーを上回る圧倒的な速さを見せ付け、 2005年の第2戦で立川祐路の出した1分33秒070を僅かに上回る1分33秒066を叩き出してポールポジションをもぎ取った。

GT300クラスでは、2番手に出走した#7井入宏之がマシントラブルによりアタックを断念、 これにより10番手スタートが確定する波乱があったが、それ以外ではGT500同様、 午前中のベストタイムを大幅に更新するドライバーが続出することとなった。

その中でも目を見張る大躍進を遂げたのは3番目に出走した#62柴原眞介だ。
柴原は自身の自己ベストどころか、午前中のマルコ・アピチェラの暫定ポールタイムをも大きく上回る1分42秒185を叩き出し、 一気にトップに躍り出る。

続いて出走した#101大嶋和也、6番目に出走した#33木下みつひろの2台は1分42秒309の同タイム。
ここでは午前中のタイムに基づき#33号車が上位とされた。

続く#2加藤寛規、#26山路慎一、#43新田守男らも好タイムを記録したが、この3人のタイムを上回れずに順位を落とした。

この時点で62号車のフロントローが確定したが、最後に出走した#88マルコ・アピチェラはセクター1、 2では柴原に遅れをとったものの、セクター3で一気に挽回して1分42秒112を叩き出し、ポールの座を柴原から奪い返した。

第3戦決勝は明日午後2時スタート。
普段以上にチーム戦略がものをいう110周、500kmの長距離耐久戦だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA



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